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ニコン、パイオニア、三井金など

2017/2/14 16:54 FISCO
<5706> 三井金 371 +43急伸。17年3月期の第3四半期決算と通期予想の上方修正を発表。10-12月期の営業利益は前年同期比で約5倍の104億円、通期の営業利益見通しは230億円から320億円に引き上げた。金属価格の上昇や円安進行及び在庫要因の好転、機能材料や自動車部品セグメントの堅調推移が背景。コンセンサスは10-12月期で80億円程度、通期270億円程度と見られており、大幅な上振れが材料視されている。 <7731> ニコン 1608 -275急反落。17年3月期の営業利益見通しを490億円から440億円に引き下げた。映像事業のデジタルカメラ関連及びインストルメンツ事業の産業機器における市場減速が背景の1つ。また、同社が進めるグループの構造改革費用が480億円から530億円となる見通しで、最終損益も60億円の赤字から90億円の赤字に。コンセンサスでは17年3月期営業利益は500億円強とされており、下方修正がネガティブサプライズに。 <9418> UーNEXT 892 +150ストップ高。有線放送の大手USEN<4842>の買収発表が材料視されている。株式保有の関係などで、同社が特別目的会社(SPC)をつくり、USENにTOB(株式公開買い付け)する形をとる(買付期間は2月14日から3月28日)。市場では、統合によるスケールメリット期待が高まっているようだ。なお、USENはTOB価格にサヤ寄せする格好で急騰した。 <6773> パイオニア 241 -17大幅続落。17年3月期の第3四半期決算を発表。10-12月期の四半期純損益が39.94億円の赤字(前年同期は2.45億円の黒字)に転落したことを嫌気。コンセンサスでは6億円程度の黒字と見られていた。為替差損や事業構造改善費用、事業譲渡損失などが重しとなった。また、第3四半期までのカーOEMの受注状況等を勘案し、通期売上高の見通しを4000億円から3900億円に引き下げたこともネガティブに。 <6479> ミネベア 1414 +202急伸。16年10-12月期の営業利益は161.21億円で、バックライトの好調を背景にコンセンサス(145億円程度)を上回って着地した。また、1月27日付でミツミ電機と経営統合したことを主要因に、通期予想の上方修正も発表。営業利益を450億円から480億円に引き上げた他、1200万株(発行済株式総数に対する割合2.82%)、150億円を上限とする自社株買いの発表も支援材料に。 <6502> 東芝 229.8 -20後場一段安。本日ランチタイムに17年3月期第3四半期の決算を発表する予定だったが、「本日12時時点では開示できておりませんことを、お知らせします。」と自社ホームページで発表したことで、不透明感から売りが強まった。なお同社はその後、第3四半期報告書の提出期限延長に関する承認申請書を提出したと発表。承認された場合の提出期限は3月14日となっており、約1ヶ月の延長に。 <7717> Vテク 17330 -1340大幅反落。17年3月期の通期上方修正を発表している。営業利益見通しは40億円から50億円へ引き上げ、コンセンサス(46億円程度)を若干上振れ。上方修正の理由は、製造原価の見直し等による利益改善となっており、722.92億円となっている受注残に関しても、売上計上時に原価の改善効果が期待できると見られる。なお、株価は足元で決算期待を背景に上昇しており、短期的な出尽くし感が優勢に。 <2503> キリンHD 1819.5 -61反落。16年12月期決算を発表している。営業利益は前期比13.7%増の1419億円で着地し、会社計画を上振れて着地。しかし、同時に開示した17年12月期の見通しが嫌気された。通期営業利益は1430億円で、1520億円程度のコンセンサスを大幅に下回った。また、交渉していた米コカ・コーラとの資本提携についても、条件が合わず断念すると発表したことで、提携によるコスト削減期待なども後退する格好に。 《XH》
関連銘柄 9件
2503 東証プライム
2,089.5
11/29 15:30
-7(-0.33%)
時価総額 1,909,803百万円
国内ビール2強の一角であるキリンビール、キリンビバレッジ、メルシャンを傘下に収める持株会社。ビールは「一番搾りブランド」が主力。医薬事業、ヘルスサイエンス事業等も展開。ファンケルへのTOBは成立。 記:2024/10/05
4842 JQスタンダード
460
8/9 15:00
+1(0.22%)
時価総額 95,289百万円
店舗用有線放送でシェア最大級。個人・家庭用音楽配信やホテル・病院等の業務用システム、回線販売等のICT事業も。ホテル管理システムは需要増。U-NEXTとの経営統合により、17年8月10日付けで上場廃止。 記:2017/08/16
5706 東証プライム
4,675
11/29 15:30
-3(-0.06%)
時価総額 268,261百万円
1874年創業の非鉄金属大手。機能材料部門、金属部門が柱。亜鉛に強み。半導体パッケージ基板向け極薄銅箔、二輪用触媒などで世界トップシェア。機能材料部門では既存分野の深耕、環境貢献製品の創出等に取り組む。 記:2024/08/10
6479 東証プライム
2,449
11/29 15:30
-19(-0.77%)
時価総額 1,045,921百万円
ミネベア、ミツミ電機の経営統合で誕生した総合精密部品メーカー。ミニチュアボールベアリングなどで世界トップシェア。超精密機械加工技術が強み。配当性向は20%程度目処。高付加価値製品の拡販などに注力。 記:2024/08/06
6502 東証プライム
4,590
12/19 15:00
-5(-0.11%)
時価総額 1,988,103百万円
総合電機大手。持分法会社にキオクシアHD。不正会計や原発巨額損失で陥った経営危機から再建中。JIP連合がTOB発表。TOB価格は1株4620円。TOB成立ならば上場廃止に。24.3期1Qは営業黒字に復帰。 記:2023/09/15
6773 東証1部
65
3/26 15:00
±0(0%)
時価総額 125,017百万円
カーナビ等カーエレクトロニクス事業が主力。家電AV機器事業から撤退。車載関連ビジネスの成長等に注力。地図事業を強化。香港投資ファンドの完全子会社化により、同社株は上場廃止予定。19.3期2Qは業績苦戦。 記:2019/01/21
7717 東証プライム
2,205
11/29 15:30
-57(-2.52%)
時価総額 22,178百万円
光配向膜露光装置などのFPD装置事業、半導体・フォトマスク装置事業を手掛ける。シリコンウェーハ用検査装置で高シェア。トマトを軸とするアグリビジネスも。半導体・フォトマスク装置事業は受注残高が増加。 記:2024/06/17
7731 東証プライム
1,767.5
11/29 15:30
-21.5(-1.2%)
時価総額 621,236百万円
大手光学機器メーカー。カメラと半導体やFPDの露光装置で世界トップクラス。眼科領域の顕微鏡等も製造、販売する。業務用カメラの米レッド社買収。カメラや半導体露光装置が堅調。開発費などが重し。医療事業に注力。 記:2024/07/28
9418 東証プライム
1,664
11/29 15:30
+29(1.77%)
時価総額 100,048百万円
U-NEXT、USEN、U-POWER等を傘下に収める持株会社。店舗BGMで国内トップシェア。動画配信サービスは国内シェア2位。コンテンツ配信事業の課金ユーザーは444万人超。USENでんきは収益性向上。 記:2024/10/29