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クラレ、ふくおか、鹿島など

2017/2/8 16:25 FISCO
<6702> 富士通 651.5 -25.8続落。富士電機<6504>との株式持ち合いを縮小すると発表している。富士電機が11.1%保有している同社株の8.21%を売却する。売却額は1000億円規模になるもよう(7日終値ベース)。同社も富士電機株の一部を売却するようだが、株数や時期などは未定だ。株式売却による需給悪化や、協力関係が弱まることへの懸念が先行する格好に。なお、売却後の富士電機の出資比率は2.89%に低下する。 <5105> 洋ゴム 1297 -11続落。船舶向けの配管のバルブなどに使用されるゴム製品の性能に不正があったと発表。07年の学校断熱パネルの性能偽装を始めとして、4度目の不正発覚となる。納入先に提示している回数の検査を実施せず、検査成績表の項目欄には過去の合格データを転記していたもよう。度重なる不正が嫌気され朝方は売りが広がったが、業績自体への影響は軽微との見方から、大引けにかけては下げ幅を縮める展開に。 <7003> 三井造 168 -13急落。17年3月期の通期予想を下方修正。営業利益は150億円から120億円に引き下げた。連結子会社で建設中のプラント工事に関し、管理強化や納期遅延防止のために想定以上の現地作業員の増員が必要に。受注工事損失引当金繰入額(売上原価)として107億円の損失を追加計上したことが主要因。コンセンサス(150億円程度)を下回ったほか、期末配当の減額(5円から3円)が嫌気された。 <5201> 旭硝子 908 +76急反発。16年12月期営業利益は前期比35.3%増の962億円となった。上方修正していた会社計画をやや上回っての着地。自動車用ガラス及び化学品製品の出荷量増、建築用ガラスの売価上昇などが寄与した。17年12月期の通期業績は、営業利益で同9.0%増の1050億円を見込む。17年12月期の営業利益がコンセンサス(970億弱)を上回った他、同時に発表した自社株買いも支援材料に。 <3405> クラレ 1655 -126大幅続落。16年12月期の連結決算を発表している。営業利益は2.6%増の678.27億円となった。会社計画の営業利益700億円を下回る着地が嫌気されている。また、17年12月期の営業利益予想を通期で700億円としており、コンセンサス(750億円程度)を下回ったことも重なった。なお、期末配当については従来予想から1円増額の21円としているが、影響は限定的。 <8354> ふくおか 485 -16急落。17年3月期の第3四半期決算を発表。10-12月期の経常利益は70.13億円となった。与信費用の大幅増が、ネガティブサプライズ。SMBC日興証券では「大口を含む複数先のランクダウンによるもので、地元で福岡銀行がメインバンクとなっている先と推測される」としている。第3四半期決算を受け、通期計画は小幅未達の可能性もあり、減配懸念も意識された。なおUBS証券ではレーティングを「セル」に格下げ。 <1812> 鹿島 754 -24後場に急落。17年3月期第3四半期の決算を発表している。10-12月期の営業利益は276.21億円で着地、第3四半期時点で会社計画の営業利益予想1200億円に対して、進捗率は84.4%となった。建設事業の利益率向上が寄与したようだ。通期の営業利益コンセンサスは1320億円程度と見られており、決算発表にともない、通期計画の上方修正がなかったことで、失望売りが広がった。 <8031> 三井物産 1695 +41後場一段高。17年3月期の通期予想の上方修正を発表。当期純利益を2200億円から3000億円に引き上げた。17年3月期の最終損益は2800億円前後と、前期(834億円の赤字)から急回復するとの観測が出ており、上振れ期待はあったものの、同水準も上回る上方修正がポジティブに捉えられた。また、2800万株(発行済み株式総数(自己株式を除く)に対する割合は1.56%)を上限とする自社株買いも支援材料。 《XH》
関連銘柄 9件
1812 東証プライム
2,733
11/29 15:30
+20.5(0.76%)
時価総額 1,444,817百万円
1840年創業のゼネコン大手。国内初の超高層ビル「霞が関ビル」を手掛けるなど超高層ビルに強み。六本木ヒルズ森タワーなどで実績。スエズ運河橋など海外でも実績。不動産開発事業など成長領域の拡大に注力。 記:2024/10/10
3405 東証プライム
2,032.5
11/29 15:30
-4(-0.2%)
時価総額 721,261百万円
化学メーカー大手。1926年創業。ポバール樹脂などビニルアセテート部門が柱。光学用ポバールフィルム、ガスバリア材「エバール」などで世界トップシェア。米国における活性炭製造設備等の早期安定稼働を図る。 記:2024/07/29
5105 東証プライム
2,328
11/29 15:30
-25(-1.06%)
時価総額 358,770百万円
タイヤメーカー大手。乗用車用タイヤなど自動車タイヤの製造・販売を行う。兵庫県伊丹市に本社。筆頭株主に三菱商事。自動車用防振ゴム等も手掛ける。SUV向けタイヤではサイズラインアップの拡充等に取り組む。 記:2024/07/08
5201 東証プライム
4,690
11/29 15:30
+68(1.47%)
時価総額 1,019,770百万円
1907年創立の素材メーカー。建築ガラスや自動車用ガラス、塩化ビニル等の化学品、医薬品・農薬等を手掛ける。フロート板ガラス、自動車用ガラスなどで世界トップシェア。26.12期営業利益2300億円目標。 記:2024/10/07
6504 東証プライム
8,423
11/29 15:30
+52(0.62%)
時価総額 1,257,529百万円
大手総合電機。1923年創業。駆動制御機器や電源機器、計測機器、監視制御システム、半導体等を手掛ける。地熱発電設備、非鉄金属向け大容量変圧整流器等で世界トップシェア。新製品投入など成長戦略の推進図る。 記:2024/07/28
6702 東証プライム
2,866
11/29 15:30
+34.5(1.22%)
時価総額 5,935,796百万円
国内最大のITサービス企業。1935年設立。通信インフラやストレージ、サーバー、電子デバイスを展開。官公庁、金融向けに強み。成長領域のサービスソリューションに注力。欧州の構造改革は25年度に完了予定。 記:2024/10/20
7003 東証プライム
1,528
11/29 15:30
-65(-4.08%)
時価総額 157,535百万円
舶用エンジン、コンテナクレーン等を手掛ける総合重工メーカー。1917年に旧三井物産造船部として創業。舶用大型エンジン、港湾クレーンで国内トップシェア。舶用推進、港湾物流の中核事業中心に収益力強化進める。 記:2024/10/12
8031 東証プライム
3,136
11/29 15:30
-48(-1.51%)
時価総額 9,493,886百万円
大手総合商社。鉄鉱石や原油・LNGなど資源分野に強み。機械・インフラ、化学品、生活産業などの事業を多角的に展開。インドネシアのパイトン発電事業の持分売却は完了。中計では26.3期当期利益9200億円目標。 記:2024/06/04
4,145
11/29 15:30
+68(1.67%)
時価総額 792,267百万円
福岡銀行、熊本銀行、十八親和銀行、福岡中央銀行などを傘下に収める持株会社。国内最大規模の地域金融機関。総資産は32兆円超。スマホ専業のみんなの銀行などを育成。デジタルチャネルの拡充などに取り組む。 記:2024/08/01