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前場に注目すべき3つのポイント~ファーストリテや半導体株の動向に注目~

2023/10/13 8:35 FISCO
*08:35JST 前場に注目すべき3つのポイント~ファーストリテや半導体株の動向に注目~ 13日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ■ファーストリテや半導体株の動向に注目 ■ファーストリテ、23/8営業利益 28.2%増 3810億円、24/8予想 18.1%増 4500億円 ■前場の注目材料:三井E&S、ベトナムで港湾用クレーン受注、30基150億円 ■ファーストリテや半導体株の動向に注目 13日の日本株市場は、売り一巡後は底堅さが意識されやすい相場展開が見込まれる。12日の米国市場はNYダウが173ドル安、ナスダックは85ポイント安だった。9月の米消費者物価指数(CPI)が予想を上回る伸びとなったため、高インフレ長期化への懸念から売りが先行した。その後、30年債入札の低調な結果を受けて金利が急伸すると相場は大きく下落する場面も見られた。シカゴ日経225先物清算値(12月限)は、大阪比370円安の32270円。円相場は1ドル149円70銭台で推移している。 シカゴ先物にサヤ寄せする格好から、売り先行で始まることになりそうだ。ただし、日経平均は足元の強いリバランスの動きから心理的な抵抗線であった25日、75日線を捉えてきたこともあり、いったんは利食いが入りやすい水準だろう。また、米CPIに対する慎重姿勢も見られていたため、CPIの結果を受けた米株安に対する過度な失望はなさそうだ。 日経225先物はナイトセッションで32000円を割り込まなかったほか、終値では25日、75日線を上回っていることもあり、売り一巡後の底堅さが意識されそうだ。また、米国では半導体株の一角が買われていたほか、国内ではファーストリテ<9983>の予想を上回る今期計画が材料視されやすいため、指数インパクトの大きい値がさ株が日経平均をけん引する流れは続きそうである。 また、日経平均は昨日までの上昇で一目均衡表の雲上限を捉えてきた。いったんは雲に跳ね返される格好になりそうだが、雲の薄いところであり、来週には雲のねじれが起きるため、トレンドが出やすいタイミングとなる。そのため、週末要因もあって持ち高調整の動きが入りやすいだろうが、引き続きバリュー株からグロース株へのリバランスの流れは継続しそうである。 ■ファーストリテ、23/8営業利益 28.2%増 3810億円、24/8予想 18.1%増 4500億円 ファーストリテ<9983>が発表した2023年8月期業績は、売上収益が前期比20.2%増の2兆7665.57億円、営業利益は同28.2%増の3810.90億円だった。2024年8月期業績は、売上収益が前期比10.2%増の3兆500億円、営業利益は同18.1%増の4500億円を計画。海外ユニクロ事業での大幅な増収増益を見込む。 ■前場の注目材料 ・日経平均は上昇(32494.66、+558.15) ・1ドル=149.70-80円 ・SOX指数は上昇(3548.62、+10.80) ・活発な自社株買い ・米国景気は拡大 ・日銀は金融緩和を継続 ・三井E&S<7003>ベトナムで港湾用クレーン受注、30基150億円 ・出光興産<5019>トヨタと、EV用全固体電池の量産で協業、27年実用化 ・グンゼ<3002>エンプラ工場を増設、医療・半導体向け57億円投資 ・東洋紡<3101>岩国事業所の自家火力発電所を更新、90億円投資 ・シスメックス<6869>都内に研究開発拠点、外部交流を推進 ・AeroEdge<7409>航空機エンジンのチタンアルミ羽根補修、30年めど事業化 ・ホンダ<7267>三菱商事と、EVで電力需給調整、系統用蓄電池に活用 ・住友ゴム<5110>タイヤ内発電を安定化、デバイス2種接続 ・エンシュウ<6218>独社と提携協議、EV部品加工 ・新電元工業<6844>理想ダイオード小型化、車載ECU向け年内量産 ・パナソニックHD<6752>パナソニックインダストリー、電子材料の宇宙暴露実証 ・住友化学<4005>樹脂製蓄熱材を拡大、衣料・建材向け需要深耕 ・東京電力HD<9501>グループ会社のEP、AIエネ管理システム、設備機器のCO2減 ☆前場のイベントスケジュール <国内> ・08:50 9月マネーストックM3(8月:前年比+1.9%) <海外> ・10:30 中・9月消費者物価指数(前年比予想:+0.2%、8月:+0.1%) ・10:30 中・9月生産者物価指数(前年比予想:-2.4%、8月:-3.0%) ・時間未定 中・9月輸出(前年比予想:-8.0%、8月:-8.8%) ・時間未定 中・9月輸入(前年比予想:-6.3%、8月:-7.3%) 《ST》
関連銘柄 14件
3002 東証プライム
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時価総額 89,410百万円
1896年創業の繊維・化学メーカー。男性用下着で国内シェアトップクラス。シートベルト用ミシン糸などでも高シェア。縫合補強材などのメディカル事業も展開。機能ソリューション事業では海外拡販の強化等に取り組む。 記:2024/06/13
3101 東証プライム
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時価総額 82,459百万円
包装用フィルム等のフィルム部門、エンジニアリングプラスチック等の環境・機能材部門が柱。1882年創立。VOC処理装置、海水淡水化用逆浸透膜に強み。総還元性向30%目安。包装用フィルムは海外への拡販図る。 記:2024/09/03
4005 東証プライム
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時価総額 605,713百万円
大手総合化学メーカー。1913年創業。合成樹脂、アルミナ製品、光学製品、農薬、医療用医薬品等を製造・販売。液浸ArF等で世界シェアトップクラス。アグロ&ライフソリューションなどを成長ドライバーに位置付け。 記:2024/10/07
5019 東証プライム
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時価総額 1,394,035百万円
石油元売り大手。1911年に北九州・門司で創業。2019年に昭和シェル石油と経営統合。SS「apollostation」を展開。基礎化学品、高機能材等も。新規収益創出で事業ポートフォリオの転換図る。 記:2024/08/10
5110 東証プライム
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時価総額 443,885百万円
1909年創業の大手タイヤメーカー。兵庫県神戸市に本社。「DUNLOP」ブランドなどを展開。ゴルフクラブ等のスポーツ用品、制振ダンパー等の産業品も手掛ける。高機能商品の開発・増販等で競争力の強化を図る。 記:2024/10/14
6218 東証スタンダード
562
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時価総額 3,570百万円
1920年設立の工作機械メーカー。マシニングセンタ、システムライン、半導体レーザー加工機等を手掛ける。ヤマハ発動機などが主要取引先。工作機械事業の新市場への拡販、部品加工事業の拡大・強化などに注力。 記:2024/08/09
1,503.5
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時価総額 3,690,260百万円
電機大手のパナソニックを中核とする持株会社。1918年創業。家電や住宅設備、AV機器、デジカメ、電子部品、産業電池・車載用電池等を手掛ける。配当性向30%目安。車載電池、空質空調等を投資領域に位置付け。 記:2024/09/02
6844 東証プライム
2,393
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時価総額 24,741百万円
一般整流ダイオード、サイリスタ等のデバイス事業、二輪車向けレギュレータ・レクチファイア等の電装事業を展開。ブリッジダイオードで世界トップシェア。デバイス事業では重点市場のモビリティ分野の販売拡大図る。 記:2024/10/14
6869 東証プライム
3,171
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時価総額 1,995,742百万円
検体検査機器・試薬メーカー。血球計数検査や血液凝固検査、尿検査分野で世界首位。臨床検査機器も手掛ける。海外売上は8割超、世界中に展開。ヘマトロジー分野の機器、保守サービスの等が伸長。手術支援ロボット拡大。 記:2024/06/30
7003 東証プライム
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時価総額 164,237百万円
舶用エンジン、コンテナクレーン等を手掛ける総合重工メーカー。1917年に旧三井物産造船部として創業。舶用大型エンジン、港湾クレーンで国内トップシェア。舶用推進、港湾物流の中核事業中心に収益力強化進める。 記:2024/10/12
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時価総額 6,858,720百万円
自動車と二輪車の大手。二輪車は世界トップ。船外機や発電機、航空機などエンジン搭載の多商品を展開。四輪事業は伸長。主力の北米を中心に販売台数が増加。二輪はアジアが好調。中国の持ち分法適用会社が伸び悩み。 記:2024/07/03
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電力事業を行う東京電力グループの事業持株会社。福島第一原発の廃炉作業や賠償・除染事業に重点。電気代の値上げは寄与するが、原油高や節電進み環境厳しい。柏崎刈羽原子力発電所7号機は再稼働の時期を見通せず不透明。 記:2024/07/13
9983 東証プライム
51,100
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時価総額 16,261,093百万円
世界的なアパレル会社。「ユニクロ」を主力に、「ジーユー」、「セオリー」等のブランドを世界中で展開。海外ユニクロ事業が成長の柱。グローバル化の加速、ジーユー事業などグループブランドの拡大などに注力。 記:2024/10/25