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注目銘柄ダイジェスト(前場):トレードワークス、ZHD、四国電力など

2019/11/19 12:07 FISCO
*12:07JST 注目銘柄ダイジェスト(前場):トレードワークス、ZHD、四国電力など PD<4587>:4960円(+255円) 大幅続伸。いちよし証券ではフェアバリュー6000円継続ながら、レーティングは「B」から「A」に格上げしている。引き続き契約の増加や契約先の開発進展を見込み、中長期の利益成長期待が高いなかで株価が下落したことを格上げの背景としている。JCRファーマ<4552>との共同研究で創薬に成功した特殊環状ペプチド、米クリオ社と共同研究開発を行っているがん免疫治療薬、合弁のペプチスターなどに注目しているようだ。 トレードワークス<3997>:1419円(+166円) 大幅に続伸。法律相談AIチャットボットサービス「スマート法律相談」の提供を開始すると発表している。リーガルテックベンチャーのリーガル・テクノロジーズ(東京都千代田区)と法律相談・弁護士検索を自動化するAIチャットボットサービスに関する開発・実証実験を行っていた。トレードワークスは、複雑な話題であっても自然な会話を実現するための技術開発を行い、関連する特許の査定を受けている。 ZHD<4689>:388円(-34円) 大幅反落。前日にLINE<3938>との経営統合基本合意を正式発表、記者会見を開催している。統合シナジーへの期待は高いものの、統合後は年1000億円規模をAI関連の分野に投資して新規サービスの開発を急ぐともされており、当面の収益の重しになるとの見方もあるようだ。また、統合に際しての新株発行による株式価値の希薄化、複雑な統合スキーム、ガバナンスへの不安などを懸念視する声もあるようだ。 太陽誘電<6976>:2874円(-119円) 大幅反落。SMBC日興証券では投資判断を「1」から「2」に格下げ、目標株価は2800円を据え置きとしている。株価の上昇によって極端な割安感が解消されたことを格下げの背景としている。また、21年3月期以降は、需要増に備えた増産投資の継続で固定費負担が増すことから、1ドル=105円の環境下では営業減益になると試算され、競合比で増益率は見劣りするとも指摘している。 四国電力<9507>:1023円(-64円) 大幅続落。ゴールドマン・サックス証券では投資判断を「中立」から「売り」に格下げ、目標株価も1200円から1100円に引き下げている。販売競争における価格下落、伊方原発の利益貢献額の低めの見積もりなどから、21年3月期以降は2年連続の減益を予想としており、21年3月期、22年3月期の経常利益予想は市場コンセンサスを4割近く下回る水準としているもよう。また、配当予想もコンセンサスを下回っているようだ。 弁護士コム<6027>:5390円(+150円) 大幅に続伸。飲食店向け台帳サービスを手掛けるトレタ(東京都品川区)と業務提携を開始したと発表している。トレタが開発・販売する飲食店向け予約・顧客台帳サービスは業界トップのシェアを獲得しており、飲食業界へ弁護士ドットコムの「クラウドサインNOW」の普及を目指す。「クラウドサインNOW」は、これまで紙で締結していた申込書や契約書をタブレットに置き換えて契約締結を行うことができるサービス。 モルフォ<3653>:2775円(+2円) 3日続伸。AIコンサルティングサービスを手掛ける子会社を設立すると発表している。子会社の商号は「モルフォAIソリューションズ」で、モルフォが100%出資する。事業開始は12月の予定。画像に限らないデジタルデータの活用を可能にするコンサルティングサービス、システム構築等のトータルソリューションの提供を推進し、既存顧客との取引の拡大を図るとともに新規顧客開拓を加速させる。 田辺三菱<4508>:1638円( - ) ストップ高買い気配。56%強を出資する親会社の三菱ケミカルホールディングス<4188>が、TOBを実施して同社を完全子会社化すると発表している。TOB価格は2010円で、前日終値に対して約50%のプレミアムとなっている。買い付け期間は11月19日から20年1月7日まで。TOB価格への完全サヤ寄せを目指す動きになっている。なお、三菱ケミHDは売り先行で始まっている。 MDNT<2370>:64円(+1円) 大幅高。九州大学と慢性心不全治療に用いる再生医療等製品の実用化に向けた共同研究契約を締結したと発表している。国内の心不全の患者数は人口の高齢化や生活習慣病の増加、急性心筋梗塞に対する急性期治療の効果向上等により、将来的に心不全の患者数が増加すると見込まれているという。新薬開発への期待に加え、株価が一時的に200日移動平均線を上回ったことも買いにつながっているようだ。 《ST》
関連銘柄 12件
2370 東証グロース
40
11/27 15:30
-1(%)
時価総額 10,581百万円
体細胞や体性幹細胞など特定細胞加工物製造受託、免疫細胞治療用細胞加工受託、再生医療等製品・治験製品の製造受託等を手掛ける。再生医療等製品事業は開発加速で早期の収益化図る。特定細胞加工物の受託拡大に注力。 記:2024/08/02
3653 東証グロース
1,697
11/27 15:30
-13(%)
時価総額 9,188百万円
画像処理及びAI技術を用いたソフトウェア開発会社。スマートフォン、半導体、車載、産業IoT向けソフトウェア事業を手掛ける。デンソーなどが主要取引先。ソニーセミコンダクタソリューションズと資本業務提携。 記:2024/10/25
3938 東証1部
5,350
12/28 15:00
±0(%)
時価総額 1,304,330百万円
国内最大のメッセンジャーアプリ「LINE」を運営。広告収入に次ぐ収益の柱として金融サービスに力注ぐ。来年3月にヤフーとの統合を予定。20.12期3Q累計は子会社の売却と増資に伴う一時利益計上で営業黒字に。 記:2020/11/24
3997 東証スタンダード
1,217
11/27 15:30
+10(%)
時価総額 4,193百万円
独立系システム開発会社。証券会社、FX会社等が主要顧客。ネット証券取引システム「TradeAgent」、証券取引所売買端末「MarsWeb」等が主力製品。米国株ネット取引システム、積立NISAは受注順調。 記:2024/10/07
4188 東証プライム
793.6
11/27 15:30
-48.4(%)
時価総額 1,195,390百万円
総合化学国内最大手の三菱ケミカル、田辺三菱製薬、日本酸素ホールディングスを傘下に収める持株会社。MMAモノマーで世界トップシェア。25.3期はスペシャリティマテリアルズ、石化製品等の需要回復を見込む。 記:2024/06/24
4508 東証1部
2,006
2/26 15:00
-3(%)
時価総額 1,126,205百万円
三菱ケミカル系の製薬会社。主力は抗リウマチ薬「レミケード」。自己免疫疾患、糖尿病・腎疾患等が重点疾患領域。三菱ケミカルHDがTOB実施。成立なら上場廃止へ。医薬品事業は伸び悩む。20.3期2Qは業績低調。 記:2019/11/26
4552 東証プライム
737
11/27 15:30
-17(%)
時価総額 95,579百万円
遺伝子組換え天然型ヒト成長ホルモン製剤「グロウジェクト」が主力。ムコ多糖症II型治療薬「イズカーゴ」等も手掛ける。メディパルHDが筆頭株主。血液脳関門通過技術を適用した新薬の研究開発などに取り組む。 記:2024/08/01
4587 東証プライム
2,945.5
11/27 15:30
+107.5(%)
時価総額 382,944百万円
東京大学発の創薬ベンチャー。創薬開発事業、放射性医薬品の研究開発、製造・販売等を行う放射性医薬品事業を展開。ペプチド創薬開発プラットフォームなどが強み。Novartis社とペプチド創薬における提携を拡大。 記:2024/08/26
4689 東証プライム
411.1
11/27 15:30
-1.2(%)
時価総額 2,939,201百万円
ヤフー、LINEなどの再編で2023年に誕生。グループ会社にアスクル、出前館、PayPay、ZOZOなど。LYPプレミアムは有料会員の拡大図る。「LINE Pay」は25年4月末に国内サービスを終了予定。 記:2024/06/28
6027 東証グロース
2,728
11/27 15:30
+53(%)
時価総額 61,639百万円
法律相談ポータルサイト「弁護士ドットコム」、税務相談ポータルサイト「税理士ドットコム」を運営。クラウド型電子契約サービス「クラウドサイン」等も。クラウドサインでは大企業を中心に顧客獲得の強化を図る。 記:2024/08/05
6976 東証プライム
2,152.5
11/27 15:30
+3.5(%)
時価総額 280,294百万円
電子部品メーカー。積層セラミックコンデンサ等のコンデンサが主力。インダクタや通信用デバイス、アルミニウム電解コンデンサ等も。自動車、情報インフラ・産業機器が注力市場。インダクタや複合デバイスは売上順調。 記:2024/06/11
9507 東証プライム
1,212.5
11/27 15:30
-5(%)
時価総額 251,628百万円
四国地盤の電力会社。原子力発電、火力発電が軸。情報通信事業、建設・エンジニアリング事業、アグリ事業等も展開。香川県高松市に本社。26.3期経常利益400億円以上目標。電源の低炭素化・脱炭素化の推進図る。 記:2024/10/29