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富士通、NEC、オムロンなど

2019/10/30 16:06 FISCO
<6702> 富士通 9697 +697急伸で高値更新。前日に第2四半期決算を発表、7-9月期営業益は677億円で前年同期比4.3倍となり市場予想を400億円近く上回った。また通期予想も1300億円から1600億円に増額、減益予想から一転して22.9%の増益を見通す。PC買い替え特需などの影響もあり、システムプラットフォームやユビキタス事業などが想定を上回ったとみられる。第1四半期決算に続くポジティブなインパクトと捉えられる形に。 <6701> NEC 4360 -270大幅反落。前日に第2四半期決算を発表、7-9月期調整後営業益は478億円で前年同期比209億円の増加となった。会社計画を100億円程度上振れたようだ。パブリックやシステムプラットフォームなどが大幅な増益となっている。ただ、エンタープライズでの不採算案件発生、国内ITサービスの受注減少などのネガティブ要素も散見されており、ここ1年で大きく株価が上昇してきたなか、利食い売りの契機にもつながる形へ。 <9697> カプコン 2641 -241急反落。前日に上半期の決算を発表、営業利益は140億円で前年同期比33.2%増益となった。ただ、第1四半期の同50.8%増に対して7-9月期は同16.4%増と増益率は鈍化、市場予想も10億円近く下回っており、過度な期待感後退の展開になっているようだ。モバイルゲーム関連の一時費用約10億円発生のほか、『モンスターハンターワールド:アイスボーン』の出足が期待と比べてやや伸び悩みとみられている。 <6645> オムロン 6420 -350大幅反落。前日に第2四半期決算を発表、7-9月期営業利益は157億円で、市場予想を30億円程度上回る着地になった。一方、通期予想は575億円から450億円にまで下方修正している。業績予想は保守的との見方が強いほか、発行済み株式数の2.43%に当たる500万株を上限とする自社株買いの実施も発表しているが、足元での株価上昇ピッチが速かったこともあって、想定以上の減額修正をマイナス視する動きが優勢。 <5214> 日電硝 2427 -78大幅反落。前日に第3四半期の決算を発表している。7-9月期営業利益は33億円で前年同期比37.4%減益、市場予想は7億円程度下回り、今期に入って3期連続での3割減益となっている。液晶ガラスの出荷低迷継続が業績伸び悩みの主因。通期計画の180億円、前期比27.6%減益は据え置いているものの、液晶パネルの減産が続く中で達成へのハードルは高いといった見方に。 <7251> ケーヒン 2298 +400ストップ高。日立<6501>とホンダ<7267>が傘下の自動車部品メーカー4社を合併して新会社を設立すると一部で報じられた。同社のほか、合併対象となるショーワ<7274>や日信工業<7230>も急騰した。仮に合併が実現した場合、新会社の売上高は単純合算で約1.8兆円となり、国内3位の規模になる見通し。再編プレミアムへの期待に加え、スケールメリット効果への期待も高まった形だ。 <2002> 日清粉G 2238 +184急伸。前日に上半期の決算を発表、営業利益は141億円で前年同期比2.0%減益となったが、第1四半期の2ケタ減益から7-9月期は2ケタ増益に転換している。市場予想を10%程度上回る着地に。通期予想も300億円から295億円に下方修正しているが、コンセンサスは依然上回っている状況。北米製粉事業の落ち込みが想定より縮小との見方が多い。北米事業の減損計上によるあく抜け感なども優勢に。 <2229> カルビー 3605 +235急伸。前日に上半期決算を発表、営業利益は133億円で前年同期比12.9%増益、計画値を15億円上回ったほか、コンセンサスも上振れている。通期計画は据え置いているものの、上振れの可能性は高まったとの見方に。国内販売増や販売費用の抑制が寄与したほか、想定ほど原材料費上昇の影響も強まらなかったとみられる。また、値上げによる数量減の影響も限定的にとどまったもよう。 <9437> NTTドコモ 2919.5 +47.5続伸で高値更新。前日に第2四半期の決算を発表している。7-9月期営業利益は2615億円で前年同期比13.0%減益となった。新料金プランへの移行がやや遅延していること、契約数やスマホ利用数が計画を上回っていることなどが背景。また、経費の増額などで通期予想に変更はないが、ARPUの増加等により営業収益のみ上方修正している。モバイル通信サービス収入の増額などもポジティブ視されているようだ。 <8604> 野村 510.0 +11.1反発で高値更新。前日に第2四半期の決算を発表、7-9月期税引前利益は1285億円で前四半期比72%増益となっている。NRI<4307>の売却益や税金費用の減少などが大幅増益の背景、本業ベースではリテールの苦戦が続く形となっている。決算数値自体のサプライズは限定的であるものの、全体地合いが堅調持続のなかで、コスト削減策の順調な進展、ホールセール部門の底堅い推移などを評価する動きが先行。 《US》
関連銘柄 15件
2002 東証プライム
1,811
11/25 15:30
-17(%)
時価総額 551,192百万円
日清製粉、日清製粉ウェルナなどを傘下に持つ持株会社。1900年創業。国内小麦粉販売シェアトップ(重量ベース)。家庭用製品でも国内トップシェア商品多数。豪州製粉事業、インドイースト事業の業績回復施策を推進。 記:2024/07/29
2229 東証プライム
3,055
11/25 15:30
+5(%)
時価総額 409,156百万円
かっぱえびせん等スナック菓子大手。ポテトチップスは国内シェア高い。北米、アジアなど海外でも事業展開。25年度の海外売上高比率は30~35%目標。国内海外ともに堅調。値上げで原材料高こなす。工場効率化進める。 記:2024/10/08
4307 東証プライム
4,485
11/25 15:30
+85(%)
時価総額 2,606,870百万円
大手システムインテグレーター。金融ITソリューション、産業ITソリューションが柱。戦略コンサル、IT基盤サービスも。業界トップクラスの収益力が強み。26.3期営業利益1450億円目標。DX事業の推進図る。 記:2024/10/25
5214 東証プライム
3,432
11/25 15:30
-24(%)
時価総額 341,563百万円
薄型パネルディスプレイ用ガラスや電子デバイス用ガラス、ガラスファイバ等を手掛ける。FPD用ガラス、自動車部品用ガラス繊維で高シェア。28.12期売上高4000億円目標。高付加価値製品の開発、事業化推進。 記:2024/10/20
6501 東証プライム
3,814
11/25 15:30
-7(%)
時価総額 17,683,874百万円
総合電機大手。金融ソリューションや社会インフラITシステム、原子力関連ビジネス、鉄道システム、ビルシステム等を手掛ける。日立エナジーは受注残が増加。デジタルシステム&サービスはLumada事業が拡大。 記:2024/06/15
6645 東証プライム
4,914
11/25 15:30
-97(%)
時価総額 1,013,488百万円
制御機器大手。電子部品や車載機器、自動改札機、血圧計等の健康医療機器も手掛ける。家庭用血圧計で世界トップシェア。オランダの遠隔医療会社買収。ヘルスケアは堅調。人員を大幅削減、構造改革費用重し。 記:2024/06/15
6701 東証プライム
12,450
11/25 15:30
+185(%)
時価総額 3,396,983百万円
大手ITサービス会社。1899年設立。システム構築等のITサービス事業、ネットワークインフラ等の社会インフラ事業が柱。顔・虹彩などの生体認証に強み。クラウド、モダナイゼーション、生成AIなどの強化図る。 記:2024/08/10
6702 東証プライム
2,794
11/25 15:30
+37(%)
時価総額 5,786,676百万円
国内最大のITサービス企業。1935年設立。通信インフラやストレージ、サーバー、電子デバイスを展開。官公庁、金融向けに強み。成長領域のサービスソリューションに注力。欧州の構造改革は25年度に完了予定。 記:2024/10/20
7230 東証1部
2,243
11/10 15:00
±0(%)
時価総額 146,809百万円
ブレーキメーカー。二輪車や四輪車向けのブレーキシステムに加え、部品を製造、販売する。ホンダ系の3社と経営統合へ。20.3期は南米やインドは堅調も、中国での新型コロナウイルスによる減産等が影響した。 記:2020/07/23
7251 東証1部
2,597
11/10 15:00
+3(%)
時価総額 192,139百万円
自動車部品メーカー。四輪向け電動車用制御や空調システム、二輪車用キャブレター等を手掛ける。同社含むホンダ系3社等と経営統合へ。20.3期は二輪車向けが堅調も、四輪車製品は国内や北米向けが低調に推移した。 記:2020/07/23
7267 東証プライム
1,358.5
11/25 15:30
-4(%)
時価総額 7,172,880百万円
自動車と二輪車の大手。二輪車は世界トップ。船外機や発電機、航空機などエンジン搭載の多商品を展開。四輪事業は伸長。主力の北米を中心に販売台数が増加。二輪はアジアが好調。中国の持ち分法適用会社が伸び悩み。 記:2024/07/03
7274 東証1部
2,293
11/10 15:00
-1(%)
時価総額 174,314百万円
ホンダ系の自動車部品メーカー。ショックアブソーバやパワーステアリング、ガススプリング等を手掛ける。ホンダ向け売上比率が高い。21.3期1Qはコロナ禍で苦戦続く。二輪・汎用事業はじめ、アジア、北米で販売減。 記:2020/09/10
8604 東証プライム
933.7
11/25 15:30
+3.7(%)
時価総額 2,953,819百万円
国内最大級の総合証券「野村證券」を中核とする持株会社。野村アセットマネジメント、野村信託銀行等も傘下に持つ。預り資産は153兆円超で業界トップ。インベストメント・マネジメント部門は運用資産残高が過去最高。 記:2024/06/17
9437 東証1部
3,880
12/24 15:00
±0(%)
時価総額 12,527,081百万円
NTTグループの中核を担う国内最大の携帯キャリア。金融・決済など非通信領域の強化に力注ぐ。21.3期1Qはコロナ禍で国際ローミング急減。だが非通信領域の拡大などで補う。通期では利益反発・連続増配を見込む。 記:2020/09/03
9697 東証プライム
3,439
11/25 15:30
+32(%)
時価総額 1,833,025百万円
大手ゲームソフトメーカー。バイオハザード、モンスターハンターなど人気IPを多数保有。アミューズメント施設「プラサカプコン」の運営等も行う。デジタル販売施策推進。アミューズメント施設は新業態店舗の展開継続。 記:2024/10/06