マーケット
7/5 15:15
40,912.37
-1.28
39,375.87
+67.87
暗号資産
FISCO BTC Index
7/6 22:30:29
9,150,241
フィスコポイント
保有フィスコポイント数
  
今月フィスコポイント数
  

アイナボHD Research Memo(2):主力事業はタイルやサイディングの外壁工事と住設工事

2022/12/29 17:12 FISCO
*17:12JST アイナボHD Research Memo(2):主力事業はタイルやサイディングの外壁工事と住設工事 ■事業概要 1. 事業内容 2022年9月期末現在、純粋持株会社であるアイナボホールディングス<7539>の下に連結子会社6社、非連結子会社3社を擁してグループを形成している。事業セグメントは戸建住宅事業と大型物件事業で、受注先(受注金額)の大小によって分けられている。工事内容はほぼ同じである。前者は主に一般住宅用の工事であり、中小ゼネコンや一般工務店などからの受注であるのに対して、後者は主に大手ゼネコン等からの受注となっている。各セグメントの売上高(2022年9月期)は、戸建住宅事業67,734百万円(売上比率85.6%)、大型物件事業11,409百万円(同14.4%)、また営業利益は、戸建住宅事業2,843百万円、大型物件事業392百万円である。 戸建住宅事業はサブセグメントとして外壁工事、住設工事、建材販売、住設販売があり、大型物件事業はサブセグメントとしてタイル販売・工事、住設販売・工事に分けられている。それぞれのサブセグメントの総売上高に対する比率(2022年9月期)は、戸建住宅事業の外壁工事が19.9%、同住設工事が25.3%、同建材販売が18.4%、同住設販売が22.0%、大型物件事業のタイル販売・工事が4.2%、同住設販売・工事が10.2%となっている。 2. セグメント及びサブセグメントの概要 (1) 戸建住宅事業 主に地場の中小ゼネコンや工務店、ハウスメーカーやビルダーから受注する案件※を担っている。施主からの直接受注は少ない。 ※工事に伴うタイル資材や住設機器の販売高はそれぞれの工事部門に含まれている。 a) 外壁工事 一般住宅や小型マンション、店舗等の内外壁タイル、床タイル、エクステリア等の工事を行っている。タイルだけでなく、サイディング(外壁材)など様々な素材に対応している。 b) 住設工事 主にシステムキッチン、バス、トイレ等の水周りや各種リフォーム工事、太陽光発電システムの設置工事等を行っている。基本的には外壁工事とは別受注となるが案件によっては同時受注の場合もある。バスルームの工事件数は年間2万件近くに上り、業界では最大手クラスとなっている。 c) 建材販売 一般住宅、店舗、中小マンション向けの各種建材の卸売を行っている。タイル建材の販売が比較的多い。主な販売先は工務店や地場のハウスビルダーで、二次卸業者への販売は行っていない。 d) 住設販売 建材販売と同様に工務店や地場のハウスビルダーなどへ住設機器の販売を行っている。 (2) 大型物件事業 工事内容は戸建住宅事業とほぼ同じであるが、受注が大手ゼネコンによる大型物件(ビル、マンション等)をこのセグメントに入れている。大林組<1802>、(株)鴻池組、長谷工コーポレーション<1808>からの受注が比較的多い。 a) タイル販売・工事 内外装タイル、床タイル、石材の販売及び工事などを行っている。 b) 住設販売・工事 主にビル、マンションに向けて、システムキッチン等の住宅設備や空調設備などの販売及び工事を行っている。 3. 主な仕入先と販売先 同社の得意先は大手ゼネコンを筆頭に約7,000社に上る。これらの顧客が常に稼働しているわけではなく、また1件当たりの金額も数百万円から1億円以上と様々であるため、売掛金の回収が経営上の重要な要素となる。 一方で主な仕入先は、建材や住設機器ではLIXIL<5938>グループが最も多く、そのほかにTOTO<5332>、リンナイ<5947>、クリナップ<7955>、大建工業<7905>からの仕入れが多い。 また工事を行う下請け業者は大小合わせて2,000社近くになるが、このなかの半数近くは同社専業の下請け業者である。後述する保険制度などの効果もあって同社との信頼関係は厚く、長い付き合いが続いている。 (執筆:フィスコ客員アナリスト 寺島 昇) 《NS》
関連銘柄 8件
1802 東証プライム
1,955
7/5 15:00
-15.5(%)
時価総額 1,410,552百万円
大手ゼネコン。ビルやマンション、公共施設等の建築に加え、社会インフラの土木を行う。不動産開発等も展開する。今期3Q累計は国内外の大型建築工事の進捗等が寄与も、前期の大型不動産の売却の反動が影響した。 記:2024/03/07
1808 東証プライム
1,775.5
7/5 15:00
-19.5(%)
時価総額 534,060百万円
マンション建築トップのゼネコン。マンション管理やリフォーム、在宅介護サービスなども手掛ける。分譲マンション新築工事は52件受注。建設関連事業は堅調。完成工事高が増加。24.3期3Q累計は増収増益。 記:2024/03/30
5332 東証プライム
3,828
7/5 15:00
-3(%)
時価総額 677,483百万円
衛生陶器大手。国内首位のトイレに強み。バス・キッチンや洗面商品も。24.3期3Qは日本住設事業が堅調。パブリック用途は足踏みだが、住宅用途のリモデルが売上増。米州事業ではネオレスト、ウォシュレットが堅調。 記:2024/04/13
5938 東証プライム
1,737.5
7/5 15:00
+2.5(%)
時価総額 498,854百万円
住宅設備機器メーカー大手。トステム、INAX、新日軽等が統合して誕生。水廻り設備や金属製建材に強み。住宅窓サッシで国内トップシェア。リフォーム関連製品は売上順調。循環型素材「レビア」の拡販等に取り組む。 記:2024/06/11
5947 東証プライム
3,574
7/5 15:00
-29(%)
時価総額 536,325百万円
大手ガス機器メーカー。1920年創業。愛知県名古屋市に本社。給湯器や給湯暖房機などの給湯機器が主力。厨房機器やガスファンヒーター、衣類乾燥機等も。海外売上高比率は5割超。米国ではタンクレス給湯器を拡販。 記:2024/06/18
7539 東証スタンダード
1,437
7/5 15:00
-13(%)
時価総額 16,738百万円
住宅建材や住設機器の販売等を行う。タイルに強み。関連工事も。M&Aを積極化。大型物件事業は堅調。タイル及び石材工事、空調衛生設備工事の売上が増加。売上総利益率の改善等により、24.9期1Qは2桁増益。 記:2024/04/07
7905 東証プライム
2,994
12/20 15:00
±0(%)
時価総額 81,078百万円
大手建設資材メーカー。住宅や公共、商業施設向けの建材に加え、特殊合板や木質繊維板等の素材も提供する。オフィスや公共施設等の施工も行う。今上期は価格改定が寄与、内装工事が堅調も、PWT社の連結除外が響いた。 記:2023/11/10
7955 東証プライム
747
7/5 15:00
+8(%)
時価総額 27,969百万円
住宅設備機器メーカー。ステンレスキッチンに強み。富裕層向け高級キッチンや海外開拓を強化中。24.3期3Q累計はキッチンが堅調。だが浴槽・洗面が弱含み。原材料高や販管費増も利益の重石に。期末に記念配を予定。 記:2024/02/14