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前場に注目すべき3つのポイント~個人主体の資金は流動性のある中小型株にシフト~

2024/8/27 8:47 FISCO
*08:47JST 前場に注目すべき3つのポイント~個人主体の資金は流動性のある中小型株にシフト~ 27日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ■個人主体の資金は流動性のある中小型株にシフト ■メルコ、25/3下方修正 営業利益 52億円←58億円 ■前場の注目材料:住友ベーク、半導体後工程向け次世代顆粒封止材、亀裂・反り抑制 ■個人主体の資金は流動性のある中小型株にシフト 27日の日本株市場は、こう着感の強い相場展開になりそうだ。26日の米国市場は、NYダウが65ドル高、ナスダックは152ポイント安だった。9月の利下げ期待を受けた買いが優勢となった。耐久財受注やダラス連銀製造業活動指数が予想を上回ったため、ソフトランディング期待からNYダウは史上最高値を更新。一方で、決算を控えたエヌビディアなど半導体株の一角には持ち高調整の動きがみられた。シカゴ日経225先物清算値は大阪比5円安の38035円。円相場は1ドル144円30銭台で推移している。 シカゴ先物にサヤ寄せする形から、小動きで始まりそうだ。米半導体株が弱い動きだったこともあり、指数インパクトの大きい値がさハイテク株の重荷になりそうだ。昨日は一時1ドル=143円台に振れた円高の影響から先物主導で売られた面もあるため、引き続き為替にらみの相場展開になりやすいだろう。一方で中東の地政学リスクに加えて、リビアが石油の生産と輸出の停止を明らかにしたことから、原油先物相場が上昇しており、エネルギー株への物色が意識されることになりそうだ。 エヌビディアの決算については、慎重な見通しを予想する向きもあり、米半導体株には売り仕掛け的な動きもあったと考えられる。国内の半導体株については足もとで調整がみられているため、織り込みは進んでいるだろう。短期的な売り仕掛けの動きが入りやすいと考えられるものの、エヌビディアの決算前にはニュートラルに戻しておきたいところであり、アク抜けを想定した押し目狙いの動きも意識されよう。 また、東証プライムの売買高は連日で13億株台と薄商いが続いている。インデックスに絡んだ商いも限られているなか、日経平均株価は狭いレンジでの推移になるだろう。一方で、昨日のグロース250指数は5%近い上昇でリバウンド基調が強まっている。7月18日の高値が射程に入ってきていることもあり、個人主体の資金は流動性のある中小型株にシフトしやすいと考えられる。 ■メルコ、25/3下方修正 営業利益 52億円←58億円 メルコ<6676>は2025年3月期業績予想の修正を発表。売上高は1500億円から1330億円、営業利益を58億円から52億円に下方修正した。子会社であるシマダヤの上場が承認された。株式の現物配当(株式分配型スピンオフ)が実施される予定であることに伴い、2024年10月1日以降、シマダヤは連結子会社から除外される。 ■前場の注目材料 ・NYダウは上昇(41240.52、+65.44) ・1ドル=144.50-60円 ・米原油先物は上昇(77.42、+2.59) ・米国のインフレ沈静化期待 ・活発な自社株買い ・東証による企業価値向上の要請 ・住友ベーク<4203>半導体後工程向け次世代顆粒封止材、亀裂・反り抑制 ・東海理化<6995>半導体外販を拡大、0.35マイクロメートル対応の新設備導入 ・いすゞ自<7202>自動運転トラックで米新興と協業、一般道走行目指す ・渋谷工業<6340>新中計、27年6月期売上高1500億円、国内更新需要に期待 ・日立<6501>シングテルと提携、アジア向け次世代データセンター構築 ・川崎汽船<9107>ケイライン・ウインド・サービスと、英社と覚書、浮体式洋上風力で協力 ・ワコールHD<3591>国内生産再編、インナー長崎・福井に集約、収益力改善 ・伊藤忠<8001>ワンエネから太陽光リース取得、余剰電力売買とシナジー ・いすゞ自<7202>米でEVトラック増産、環境規制見据え ・JFEHD<5411>JFEエンジニアリング、JAPEXから系統用蓄電所のEPC業務を受注 ・三菱重<7011>入出庫と荷物積み降ろしの自動化を共同実証 ・富士通<6702>国際共同治験を誘致、「ドラッグ・ロス」対策 ・野村総研<4307>NRIセキュアテクノロジーズ、次世代ネット「Web3」総合支援 ・日本電気硝子<5214>全固体ナトリウムイオン電池、耐熱200℃に向上 ・八洲電機<3153>電源保守・冷熱で新事業、専任組織新設 ・ミネベアミツミ<6479>タイ工場に新ライン、回転角センサーの生産量3倍に ・カネカ<4118>北海道の新工場で開所式、血液浄化器を生産 ・三井住友建設<1821>インバート補強向け工法をトンネル工事に初適用、工期35%短縮 ・日本製鉄<5401>グループの日鉄鋼板、北海鋼機を吸収合併、半導体工場需要にらむ ・デンカ<4061>コンゴからエボラ速診器具の使用許可 ☆前場のイベントスケジュール <国内> ・特になし <海外> ・10:30 中・7月工業企業利益(6月:前年比+3.6%) 《ST》
関連銘柄 20件
1821 東証プライム
378
11/22 15:30
+3(%)
時価総額 61,490百万円
総合建設会社準大手。三井建設、住友建設が2003年に合併して誕生。超高耐久橋梁等に強み。HARUMI FLAG PARK VILLAGEなどで施工実績。総還元性向50%目安。施工・品質管理体制の強化図る。 記:2024/09/02
3153 東証プライム
1,617
11/22 15:30
+21(%)
時価総額 35,223百万円
電機制御システム等の設計、納入、設置工事、アフターサービスまで手掛けるエンジニアリング会社。空調関連機器等の販売も。国内最大の日立グループ特約店。新規事業の創出等に注力。27.3期売上高700億円目標。 記:2024/10/11
4,751
11/22 15:30
+101(%)
時価総額 263,681百万円
婦人用下着大手のワコールを中核とする持株会社。ピーチ・ジョン等も傘下に持つ。インナーウェアやスポーツウェアの製造、販売等を行う。国内は高価格帯ブランド「Yue」等が順調。26.3期営業利益130億円目標。 記:2024/06/15
4061 東証プライム
2,131
11/22 15:30
+13.5(%)
時価総額 188,713百万円
1915年設立の総合化学メーカー。クロロプレンゴム、球状シリカと世界トップシェア。電子回路基板や半導体工程用材料、ワクチン、肥料、ABS樹脂等も手掛ける。アセチレンブラックの生産・販売体制の強化に注力。 記:2024/10/08
4118 東証プライム
3,486
11/22 15:30
+58(%)
時価総額 230,076百万円
苛性ソーダ・塩ビから発砲樹脂、電子材料、医療機器、食品素材等を手掛ける。液状樹脂は建築用シーリング材として国内トップシェア。26.3期売上高9000億円目標。コエンザイムQ10の能力増強等に取り組む。 記:2024/06/11
4203 東証プライム
3,794
11/22 15:30
+14(%)
時価総額 355,718百万円
1932年設立のプラスチック製品メーカー。半導体関連材料、高機能プラスチックなどの製造・販売を行う。半導体封止材で世界トップシェア。半導体関連材料では封止材のグローバル供給体制の強化、拡販に取り組む。 記:2024/10/09
4307 東証プライム
4,400
11/22 15:30
-8(%)
時価総額 2,557,465百万円
大手システムインテグレーター。金融ITソリューション、産業ITソリューションが柱。戦略コンサル、IT基盤サービスも。業界トップクラスの収益力が強み。26.3期営業利益1450億円目標。DX事業の推進図る。 記:2024/10/25
5214 東証プライム
3,456
11/22 15:30
+30(%)
時価総額 343,951百万円
薄型パネルディスプレイ用ガラスや電子デバイス用ガラス、ガラスファイバ等を手掛ける。FPD用ガラス、自動車部品用ガラス繊維で高シェア。28.12期売上高4000億円目標。高付加価値製品の開発、事業化推進。 記:2024/10/20
5401 東証プライム
3,125
11/22 15:30
+12(%)
時価総額 2,969,753百万円
国内最大、世界有数の製鉄会社。自動車用鋼板、電磁鋼板、高級シームレス鋼管で実績。日鉄エンジニアリングなどを傘下に収める。米鉄鋼大手USスチール買収へ。中国減速で需要や市況は伸び悩み。原材料高も響く。 記:2024/06/24
5411 東証プライム
1,757
11/22 15:30
+7.5(%)
時価総額 1,123,493百万円
国内2位の鉄鋼メーカー。日本鋼管と川崎製鉄の経営統合により発足。鋼板を中心に多数の高付加価値製品を抱え、自動車用高級鋼板に強み。価格転嫁進める。高付加価値製品比率高まる。構造改革と海外拡大も進める。 記:2024/06/25
6340 東証プライム
3,925
11/22 15:30
-15(%)
時価総額 110,489百万円
ボトリングシステム、半導体製造システム等を手掛ける機械メーカー。1931年創業。石川県金沢市に本社。飲料用無菌充填システムで高シェア。新市場開拓による海外市場の拡大図る。27.6期売上高1500億円目標。 記:2024/10/10
6479 東証プライム
2,435.5
11/22 15:30
-44.5(%)
時価総額 1,040,156百万円
ミネベア、ミツミ電機の経営統合で誕生した総合精密部品メーカー。ミニチュアボールベアリングなどで世界トップシェア。超精密機械加工技術が強み。配当性向は20%程度目処。高付加価値製品の拡販などに注力。 記:2024/08/06
6501 東証プライム
3,821
11/22 15:30
+71(%)
時価総額 17,716,330百万円
総合電機大手。金融ソリューションや社会インフラITシステム、原子力関連ビジネス、鉄道システム、ビルシステム等を手掛ける。日立エナジーは受注残が増加。デジタルシステム&サービスはLumada事業が拡大。 記:2024/06/15
6676 東証スタンダード
2,183
11/22 15:30
+21(%)
時価総額 33,400百万円
パソコン周辺機器メーカーのバッファローを中核とする持株会社。メモリ製品やストレージ製品、ネットワーク製品等を手掛ける。ダイワボウ情報システムなどが主要取引先。PC周辺機器の値上げなどで収益改善を図る。 記:2024/08/10
6702 東証プライム
2,757
11/22 15:30
+16(%)
時価総額 5,710,045百万円
国内最大のITサービス企業。1935年設立。通信インフラやストレージ、サーバー、電子デバイスを展開。官公庁、金融向けに強み。成長領域のサービスソリューションに注力。欧州の構造改革は25年度に完了予定。 記:2024/10/20
6995 東証プライム
2,109
11/22 15:30
+5(%)
時価総額 198,740百万円
自動車部品メーカー。自動車向け各種スイッチやスマートキー、シフトレバー等の製造・販売を行う。レバーコンビネーションスイッチ等で世界シェアトップクラス。配当性向30%目安。シフトバイワイヤシフター等を拡販。 記:2024/06/17
7011 東証プライム
2,309
11/22 15:30
-1(%)
時価総額 7,789,753百万円
総合重機国内最大手。1884年創立。各種発電システムや航空機用エンジン、物流機器、製鉄機械、特殊車両等を手掛ける。ガスタービンで世界トップシェア。中期経営計画では27.3期売上高5.7兆円以上目標。 記:2024/09/03
7202 東証プライム
1,999
11/22 15:30
+17.5(%)
時価総額 1,500,995百万円
トラック・バスの製造・販売等を行う商用車メーカー。1916年創業。150以上の国・地域で販売。ディーゼルエンジンなどに強み。トヨタ自動車と資本提携。配当性向40%目安。商用車では新型車の拡販などに注力。 記:2024/08/20
8001 東証プライム
7,581
11/22 15:30
-4(%)
時価総額 12,015,051百万円
1858年創業の大手総合商社。繊維、金属、食料、機械、エネルギー・化学品、住生活分野などで事業展開。伊藤忠エネクス、伊藤忠食品などを傘下に持つ。総還元性向50%目途。川下ビジネスの開拓・進化等に取り組む。 記:2024/08/30
9107 東証プライム
2,155
11/22 15:30
-34(%)
時価総額 1,454,996百万円
海運国内3位。1919年設立。自動車船事業などの製品物流部門が主力。ドライバルク事業等も。持分法適用関連会社にコンテナ船事業を行うONE社。LNG船等は順調推移見込む。27.3期経常利益1600億円目標。 記:2024/06/17