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後場に注目すべき3つのポイント~金融政策を巡る不透明感払拭で買い優勢の地合いに

2024/3/18 12:23 FISCO
*12:23JST 後場に注目すべき3つのポイント~金融政策を巡る不透明感払拭で買い優勢の地合いに 18日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ・日経平均は大幅反発、金融政策を巡る不透明感払拭で買い優勢の地合いに ・ドル・円は反落、午前の上昇分を削る ・値上り寄与トップはファーストリテ<9983>、同2位は東京エレクトロン<8035> ■日経平均は大幅反発、金融政策を巡る不透明感払拭で買い優勢の地合いに 日経平均は大幅反発。前営業日比813.79円高(+2.10%)の39521.43円(出来高概算9億7000万株)で前場の取引を終えている。 15日の米国市場は続落。ダウ平均は190.89ドル安(-0.49%)の38714.77ドル、ナスダックは155.35ポイント安(-0.96%)の15973.18、S&P500は33.39ポイント安(-0.65%)の5117.09で取引を終了した。長期金利の上昇を嫌気し、寄り付き後、下落。昨日引け後に発表された決算を受けたソフトウエアメーカー、アドビの下落もハイテクセクターの重しとなった。最近の指標でインフレ改善の停滞が示されたため米連邦準備制度理事会(FRB)の利下げ先送り観測が強まる中、今週開催される米連邦公開市場委員会(FOMC)を控え警戒感に売りに拍車がかかったほか、先物や個別・指数オプションが同時に期限を迎えるトリプルウィッチングも影響し、テクニカルな売りも見られ終日軟調に推移した。 週末、18日から19日まで開催される日本銀行の金融政策決定会合において、「マイナス金利の解除」を実施する公算が大きいと報じられたことで、金融政策を巡る不透明感解消を材料に、東京市場は買い優勢で取引を開始した。幅広い銘柄が買われ、日経平均は39000円台を回復した後も上げ幅を拡大し、一時39612.94円まで上げ幅を拡大した。 日経平均採用銘柄では、楽天グループ<4755>、ニデック<6594>、レーザーテック<6920>、GSユアサ<6674>、日産自<7201>の上げが目立ったほか、ファーストリテ<9983>、住友不動産<8830>が上昇。日経平均採用以外の銘柄では、さくらインターネット<3778>がストップ高となったほか、決算を材料にエイチ・アイ・エス<9603>が買われた。 一方、柏崎刈羽原発の再稼働に進展見られたが、既に報じられていたことで材料出尽くし感が先行し東京電力HD<9501>が急落。このほか、中部電力<9502>、帝人<3401>、三菱倉庫<9301>、長谷工コーポレーション<1808>がさえない動きとなった。 セクターでは、証券・商品先物取引業、ゴム製品、その他金融業、不動産業、機械などが上昇した一方、電力・ガス業、鉱業、石油・石炭製品の3セクターが下落した。 為替は1ドル149円台と朝方比では目立った動きは観測されていない。明日15時30分から行われる植田和男日銀総裁の記者会見で、今後の金融政策をどのように説明するのかが注目されているため、週末の日銀会合報道に対する売買は前場で一巡したと考える。今年に入って、日銀関係者は「段階的な利上げは行わない」といったメッセージを発信していることから、今のところ「マイナス金利の解除」後の金融政策に対する安心感が先行しているが、「はしご外し」に警戒といった状況か。明日の植田日銀総裁の記者会見までは、株式市場、為替市場、債券市場ともに様子見ムードが強まると想定。後場の東京市場は積極的な売買が減少し、こう着感が強まると考える。 ■ドル・円は反落、午前の上昇分を削る 18日午前の東京市場でドル・円は反落。朝方に149円台に再浮上し、日経平均株価の上げ幅拡大に伴い一時149円33銭まで値を切り上げた。ただ、米10年債利回りの失速によるドル売りで安値を下抜け、再び148円台と午前の上昇分を削れう展開となった。 ここまでの取引レンジは、ドル・円は148円91銭から149円33銭、ユーロ・円は162円08銭から162円55銭、ユーロ・ドルは1.0880ドルから1.0891ドル。 ■後場のチェック銘柄 ・YTL<1773>、さくらインターネット<3778>など、9銘柄がストップ高 ※一時ストップ高(気配値)を含みます ・値上り寄与トップはファーストリテ<9983>、同2位は東京エレクトロン<8035> ■経済指標・要人発言 【経済指標】 ・日・1月機械受注(船舶・電力除く民需):前月比-1.7%(予想:-0.5%、12月:+2.7%) ・中・1-2月小売売上高:前年比+5.5%(予想:+5.0%) ・中・1-2月鉱工業生産:前年比+7.0%(予想:+5.0%) 【要人発言】 ・デコス・スペイン中銀総裁 「6月が利下げ開始の良いタイミングになるだろう」 <国内> ・特になし <海外> ・特になし 《CS》
関連銘柄 16件
86
10/7 14:39
±0(%)
時価総額 924百万円
マレーシア最大級の複合企業。発電、給水・排水設備等のインフラ開発が主力。不動産開発や建設、ホテル運営等も。日本では北海道のニセコでリゾート施設を運営。足元ではホテル運営やセメント・建材の売上が順調。 記:2024/06/03
1808 東証プライム
1,914.5
10/7 15:00
+7.5(%)
時価総額 575,870百万円
分譲マンションが主力の総合建設会社。マンション建設で国内トップ。収益不動産の開発・運営、分譲マンション管理、リフォーム、在宅介護サービス等も。総還元性向40%程度目安。建設事業の領域拡大などに注力。 記:2024/08/26
3401 東証プライム
1,471
10/7 15:00
+28.5(%)
時価総額 291,190百万円
大手総合化学メーカー。自動車向け成形材料やアラミド繊維、炭素繊維等の高機能繊維や材料、繊維や、医薬品等を手掛ける。今期3Q累計の売上高は前年並みも、医薬品導入一時金や後発品参入等が利益に影響した。 記:2024/04/10
3778 東証プライム
4,100
10/7 15:00
-40(%)
時価総額 154,246百万円
データーセンター運営会社。国内有数規模のデータセンターを自社所有。双日の持分法適用会社。クラウドインフラストラクチャーサービスは成長。24年1月から生成AI向けGPUクラウドサービスの提供を開始。 記:2024/06/07
4755 東証プライム
923.5
10/7 15:00
+10.5(%)
時価総額 1,903,343百万円
国内最大のネットショッピングモール「楽天市場」、旅行予約サービス「楽天トラベル」を運営。楽天モバイル、楽天カード、楽天銀行などを傘下に持つ。クレジットカード関連サービスなどフィンテック部門は順調。 記:2024/07/08
6594 東証プライム
3,098
10/7 15:00
+57(%)
時価総額 3,694,579百万円
世界最大の総合モーターメーカー。HDDや車載、家電・産業向けモーターに加え、機器装置や電子・光学部品を展開。精密小型モータは売価改善等で増益。24.3期3Qは2桁増益。水冷モジュールの生産能力を拡大。 記:2024/04/16
2,914.5
10/7 15:00
+25(%)
時価総額 279,264百万円
電池専業メーカー。日本電池、ユアサコーポレーションが経営統合して誕生。京都府京都市に本社。オートバイ用バッテリーで世界トップシェア。26.3期売上高6000億円以上目標。BEV用電池の開発などに注力。 記:2024/08/06
6920 東証プライム
24,150
10/7 15:00
+375(%)
時価総額 2,277,007百万円
半導体関連装置メーカー。シェア独占のEUVマスク欠陥検査装置に強み。FPD関連装置やレーザー顕微鏡なども手掛ける。High-NA向け含むACTISは引き合い旺盛。生成AI関連HBM向けは需要堅調。 記:2024/06/11
7201 東証プライム
420.9
10/7 15:00
+6.6(%)
時価総額 1,776,499百万円
自動車大手。仏ルノー、三菱自と3社連合を形成。EV展開で先行。24.3期3Q累計は中国の競争激化。だが半導体不足解消を受けて中国以外で販売を伸ばす。値上げ効果も出て増収増益に。ホンダとEV分野で提携検討。 記:2024/04/12
8035 東証プライム
25,650
10/7 15:00
+295(%)
時価総額 12,097,386百万円
世界的な半導体製造装置メーカー。TBSの出資で1963年に設立。塗布現像、ガスケミカルエッチング、拡散炉などで世界トップシェア。配当性向50%目処。研究開発投資を積極化。固定費の最適化などにも取り組む。 記:2024/07/07
8830 東証プライム
4,871
10/7 15:00
-53(%)
時価総額 2,319,015百万円
大手総合不動産会社。住友本社の不動産部門を継承する会社として1949年に設立。東京都心部を中心にオフィスビル230棟超を管理・運営。不動産販売やリフォーム等も。六本木五丁目、飯田橋など進行中の案件は豊富。 記:2024/07/07
9301 東証プライム
5,357
10/7 15:00
+36(%)
時価総額 439,065百万円
国内最大級の倉庫・港湾運送企業。1887年設立。倉庫、陸上運送、港湾運送のほか、不動産賃貸、マンション販売等も手掛ける。海運大手や製薬会社が主要顧客。須磨海浜水族園・海浜公園再整備事業の新規施設が稼働。 記:2024/06/04
685.4
10/7 15:00
-2.2(%)
時価総額 1,101,450百万円
電力事業を行う東京電力グループの事業持株会社。福島第一原発の廃炉作業や賠償・除染事業に重点。電気代の値上げは寄与するが、原油高や節電進み環境厳しい。柏崎刈羽原子力発電所7号機は再稼働の時期を見通せず不透明。 記:2024/07/13
9502 東証プライム
1,725
10/7 15:00
+0.5(%)
時価総額 1,307,550百万円
国内電力3位。中部電力パワーグリッド、中部電力ミライズ等を傘下に持つ。東京電力フュエル&パワーとの合弁で国内最大の発電会社のJERA。連結配当性向30%以上目指す。26.3期経常利益2000億円以上目標。 記:2024/06/09
9603 東証プライム
1,722
10/7 15:00
-24(%)
時価総額 137,521百万円
旅行会社大手。海外旅行に強み。「変なホテル」等の運営を行うホテル事業も。九州産業交通HDなどを傘下に収める。ハウステンボスは22年に譲渡。26.10期売上4300億円目標。グローバルマーケットの強化図る。 記:2024/06/09
9983 東証プライム
50,450
10/7 15:00
+1,240(%)
時価総額 16,054,249百万円
世界的なアパレル会社。「ユニクロ」を主力に、「ジーユー」、「セオリー」等のブランドを世界中で展開。海外ユニクロ事業を成長の柱として位置付け。LifeWearの浸透や出店加速で北米、欧州は顧客層が拡大。 記:2024/05/10