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前場に注目すべき3つのポイント~押し目待ち狙いの買い意欲は高まりやすく、下値の堅さは意識される~

2022/11/25 8:37 FISCO
*08:37JST 前場に注目すべき3つのポイント~押し目待ち狙いの買い意欲は高まりやすく、下値の堅さは意識される~ 25日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ■株式見通し:押し目待ち狙いの買い意欲は高まりやすく、下値の堅さは意識される ■SGHD、23/3上方修正 純利益 1300億円←1080億円 ■前場の注目材料:オリックス、計測器レンタル拡大、レックスを買収 ■押し目待ち狙いの買い意欲は高まりやすく、下値の堅さは意識される 25日の日本株市場は、前日の上昇に対する利益確定の動きは入りやすいものの、底堅さが意識される相場展開になりそうだ。24日の米国市場は感謝祭の祝日で休場。シカゴ日経225先物清算値は大阪比10円高の28380円と薄商いのなかで小動き。円相場は1ドル138円60銭台で推移している。米国市場が休場のため海外勢のフローは限られることから、大きなトレンドは出にくいことから、短期的な先物市場の動向に振らされやすい面はありそうだ。また、ハンセン指数などアジア株の動向を手掛かりとした仕掛け的な動きも入りやすいだろう。 ただし、基本的には短期中心の商いとみられるため、売り買いともに大きく振らされる局面においては、その後のカバーを狙った動きになりそうだ。感謝祭明け後に本格化するクリスマス商戦への期待感はそれほど高まっていないと考えられ、期待感からの買いは積み上がっていないだろう。一方で、米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨で、大半の当局者が利上げペースを緩める必要があるとの認識を示していたことが明らかになったことが引き続き材料視されやすく、リバランスに伴うショートカバーの動きは継続しやすい。 また、欧州中央銀行(ECB)の10月の政策決定会合議事要旨において、12月会合で0.75%の利上げ支持が大半だが、少数ではあるものの0.50%利上げの主張があったようだ。ECBにおいても利上げペースの減速への思惑が高まる可能性があることから、押し目待ち狙いの買い意欲は高まりやすく、下値の堅さは意識されそうだ。 昨日の日経平均は取引開始直後に28500円を回復した後は、こう着感が強まったものの、ボリンジャーバンドの+2σを上回ってきたことから、短期的には過熱感が警戒されやすい水準だった。本日は海外勢のフローが限られるほか、週末要因もあって利益を確定させる動きが優勢になりそうだが、リバウンド基調が継続するなかでは過熱を冷ます調整との見方に向かわせそうだ。物色の流れとしてはこう着の中で個人主体の資金が中心になりやすく、中小型株のほか材料性のある銘柄での短期的な値幅取り狙いの動きに向わせよう。 ■SGHD、23/3上方修正 純利益 1300億円←1080億円 SGHD<9143>は2023年3月期業績予想の修正を発表。純利益を1080億円から1300億円に上方修正した。HTSK社による日立物流の普通株式に対する公開買付けが成立し、保有する日立物流の普通株式全てを売却した場合、投資有価証券売却益316億円を特別利益として計上する見込みとなった。 ■前場の注目材料 ・日経平均は上昇(28383.09、+267.35) ・大阪夜間取引の日経先物は上昇(28380、+10) ・欧州は株価上昇、長期金利低下 ・米国景気は拡大 ・日銀は金融緩和を継続 ・コロナ後の人流再開 ・オリックス<8591>計測器レンタル拡大、レックスを買収 ・キヤノン<7751>米に新会社設立、販売力強化でメディカル事業シェア2倍へ ・三菱ケミG<4188>英でMMA生産撤退へ、労使協議開始 ・日立建機<6305>遠隔監視で差別化、米州事業戦略説明会 ・三菱商事<8058>三菱商事など、米国で合成メタン製造、30年から年13万トン輸入 ・塩野義<4507>新型コロナワクチン承認申請、昆虫細胞など活用 ・ホンダ<7267>国内4輪車生産、12月上旬に生産調整、埼玉・寄居で3割減 ・豊田通商<8015>米バシゴーに出資、ケニアで電動バス参入 ・エイチワン<5989>エイチワンなど4社、小規模配送に超小型EV、25年めど量産 ・山洋電<6516>フィリピンに新棟、冷却ファン・モーターの生産能力増強 ・積水化<4204>米国に新工場、ポリオレフィンフォーム2割増強 ☆前場のイベントスケジュール <国内> ・08:30 11月東京都区部消費者物価指数(生鮮食品除く)(前年比予想:+3.5%) <海外> ・特になし 《ST》
関連銘柄 12件
4188 東証プライム
830.8
11/22 15:30
+0.5(%)
時価総額 1,251,424百万円
総合化学国内最大手の三菱ケミカル、田辺三菱製薬、日本酸素ホールディングスを傘下に収める持株会社。MMAモノマーで世界トップシェア。25.3期はスペシャリティマテリアルズ、石化製品等の需要回復を見込む。 記:2024/06/24
4204 東証プライム
2,323
11/22 15:30
+2.5(%)
時価総額 1,032,590百万円
新築住宅事業やリフォーム事業等の住宅部門、液晶用微粒子や半導体材料等の高機能プラスチックス部門が柱。塩化ビニル管、メディカル事業等も。リフォーム事業は断熱リフォームなど改装の拡販、営業人員の拡充図る。 記:2024/08/02
4507 東証プライム
2,094.5
11/22 15:30
+35.5(%)
時価総額 1,863,334百万円
製薬会社大手。1878年創業。抗HIV薬、抗インフル薬など感染症分野に強み。自社創薬比率が高い。HIVフランチャイズなどロイヤリティー収入が収益源。国内における急性呼吸器感染症薬の販売拡大などを図る。 記:2024/08/06
5989 東証プライム
982
11/22 15:30
-27(%)
時価総額 27,882百万円
ホンダ系の自動車部品メーカー。ヒラタ、本郷の合併で2006年に誕生。フロントバルクヘッドやリアフレームなどの自動車フレーム部品が主力。グローバルに販路拡大推進。生産能力の最適化、事業領域の拡大図る。 記:2024/07/02
6305 東証プライム
3,377
11/22 15:30
+30(%)
時価総額 726,443百万円
総合建設機械メーカー。ミニショベルや油圧ショベル等のほか、リジッドダンプトラックなど鉱山現場向け製品も。製品力、グローバルネットワークなどが強み。米州事業は拡大続く。海外レンタル事業の拡大等に注力。 記:2024/10/20
6516 東証プライム
8,270
11/22 15:30
+10(%)
時価総額 107,278百万円
冷却ファン、無停電電源装置、サーボモータの生産・販売等を行う。1927年創業。電気機器販売事業、電気工事事業等も手掛ける。日本、フィリピンなどに生産拠点。高性能、高信頼製品の製造・販売などに注力。 記:2024/09/02
7267 東証プライム
1,362.5
11/22 15:30
+17(%)
時価総額 7,194,000百万円
自動車と二輪車の大手。二輪車は世界トップ。船外機や発電機、航空機などエンジン搭載の多商品を展開。四輪事業は伸長。主力の北米を中心に販売台数が増加。二輪はアジアが好調。中国の持ち分法適用会社が伸び悩み。 記:2024/07/03
7751 東証プライム
5,054
11/22 15:30
+61(%)
時価総額 6,740,838百万円
精密機器大手。1937年設立。オフィス複合機やレンズ交換式カメラ、FPD露光装置などで世界トップシェア。バランスの取れた事業構造が強み。海外売上比率は7割超。商業印刷、産業印刷分野はラインアップ強化図る。 記:2024/10/21
8015 東証プライム
2,654
11/22 15:30
-20(%)
時価総額 2,818,999百万円
トヨタグループの総合商社。2006年にトーメンと合併。自動車関連、アフリカビジネスに強み。ラオス首都空港国際線ターミナルの運営等にも携わる。モビリティ部門は順調。27.3期ROE13%以上維持が目標。 記:2024/06/13
8058 東証プライム
2,646.5
11/22 15:30
+0.5(%)
時価総額 11,059,771百万円
大手総合商社。原料炭や銅、液化天然ガスなど資源分野で世界有数の優良権益を有す。非資源分野は食品卸売に強み。自動車・モビリティ、複合都市開発等も。総還元性向40%程度目処。LNG事業の拡張などを図る。 記:2024/07/07
8591 東証プライム
3,303
11/22 15:30
-11(%)
時価総額 4,013,016百万円
大手金融サービス。自動車やICT関連機器等のリース・レンタル、不動産開発・賃貸管理、企業投資、環境エネルギー、生命保険、銀行など多角的に事業展開。輸送機器、不動産運営、コンセッションは回復傾向続く。 記:2024/07/07
9143 東証プライム
1,446.5
11/22 15:30
-8(%)
時価総額 926,330百万円
宅配便大手の佐川急便を中核とする持株会社。飛脚宅配便のデリバリー事業、倉庫や通関等のロジスティクス事業、不動産事業などを手掛ける。成長領域への進出、新規事業の拡大、省人化・自動化投資などに取り組む。 記:2024/06/03