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前場に注目すべき3つのポイント~ギャップスタート後は次第にこう着感が強まるものの、押し目狙いのスタンスで対応~

2022/10/31 8:35 FISCO
*08:35JST 前場に注目すべき3つのポイント~ギャップスタート後は次第にこう着感が強まるものの、押し目狙いのスタンスで対応~ 31日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ■株式見通し:ギャップスタート後は次第にこう着感が強まるものの、押し目狙いのスタンスで対応 ■NEC、2Q営業利益 40.2%減 138億円 ■前場の注目材料:信越化、第18回企業力ランキング、信越化学が首位、化学で初 ■ギャップスタート後は次第にこう着感が強まるものの、押し目狙いのスタンスで対応 31日の日本株市場は、ギャップスタートで始まった後は、次第にこう着感が強まりそうだ。28日の米国市場ではNYダウが828ドル高だった。米連邦準備制度理事会(FRB)の金利がピークに接近したとの見方から買い優勢の展開。アップルは第3四半期決算で、予想を上回る増収増益を発表したことが材料視され大きく買われるなか、センチメントを強気に傾けた。また、インテルの決算も予想を上回るなか、他の半導体株に買いが波及した。シカゴ日経225先物清算値は大阪比495円高の27505円。円相場は1ドル147円60銭台で推移している。 シカゴ先物にサヤ寄せする格好から買い先行で始まることになり、指数インパクトの大きい値がさ株がけん引する格好になろう。日経平均は75日線が27550円辺りに位置しているため、同線接近では強弱感が対立しやすいだろう。これまでのリバウンド局面では75日線に上値を抑えられてきたこともあり、買い一巡後は同線突破を見極めたいとする模様眺めムードが強まりやすい。 また、決算発表が本格化するなかでは積極的な売買は手控えられやすく、米連邦公開市場委員会(FOMC)を控えていることから、短期筋の仕掛け的な商いも限られそうである。また、ロシアは黒海艦隊への大規模な攻撃を理由に、黒海に面した港からウクライナ産の穀物を輸出する国際合意への参加を停止すると発表。地政学的リスクも高まるなか、商いは膨らみづらいところであろう。 もっとも、FOMCを前にリバランスの動きは入りやすい。日経平均は昨年2月高値をピークに調整基調が継続しており、長期的なポジションの修正の動きは意識されてくるなか、これまでショート優勢で調整してきたセクターや銘柄へはリバランスに伴う修正リバウンドの動きは意識されよう。FOMCを前に警戒感から低迷する局面においては、押し目狙いのスタンスで対応したい。 そのほかは、決算を手掛かりとした個別物色に向かいやすく、28日の取引終了後に決算を発表したところでは、ストライク<6196>、アルプスアル<6770>、エンプラス<6961>、田中化研<4080>、タカトリ<6338>、スターティアH<3393>、エレマテック<2715>、ソネック<1768>、多木化学<4025>、ジーダット<3841>、ジェイテクト<6473>、M&A総合研究所<9552>などが注目されよう。 ■NEC、2Q営業利益 40.2%減 138億円 NEC<6701>が発表した2023年3月第2四半期業績は、売上収益が前年同期比5.2%増の1兆4553.74億円、営業利益は同40.2%減の138.67億円だった。コンセンサス(200億円)を下回る。ただし、通期業績については営業利益1850億円を据え置いており、コンセンサス(1530億円)を上回る。ITサービスの受注は好調であり、23年1-3月期に向けて積み上げる計画。 ■前場の注目材料 ・NYダウは上昇(32861.80、+828.52) ・ナスダック総合指数は上昇(11102.45、+309.78) ・シカゴ日経先物は上昇(27505、大阪比+495) ・1ドル=147.40-50円 ・SOX指数は上昇(2433.66、+93.06) ・VIX指数は低下(25.75、-1.64) ・米国景気は拡大 ・日銀は金融緩和を継続 ・コロナ後の人流再開 ・信越化<4063>第18回企業力ランキング、信越化学が首位、化学で初 ・三菱UFJ<8306>三菱UFJ銀、スマホで将来資産予測、富裕層向けサービス開始 ・日本特殊陶業<5334>IMCと資本業務提携、機械工具事業を拡大 ・SUMCO<3436>三菱マテから半導体用多結晶シリコン事業取得 ・エア・ウォーター<4088>中国電とバイオマス2社の合弁解消、完全子会社で運営へ ・JDI<6740>中国生産子会社を売却、現地企業に205億円 ・航空電子<6807>量子コンピューター向け非磁性同軸コネクター開発、40%小型化 ・三菱ガス<4182>豪州でメタノール製造検討、CO2とグリーン水素活用 ☆前場のイベントスケジュール <国内> ・08:50 9月鉱工業生産速報値(前月比予想:-0.8%、8月:+3.4%) <海外> ・09:30 豪・9月小売売上高(前月比予想:+0.5%、8月:+0.6%) ・10:30 中・10月製造業PMI(予想:49.9、9月:50.1) ・10:30 中・10月非製造業PMI(予想:50.1、9月:50.6) 《ST》
関連銘柄 21件
1768 東証スタンダード
845
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時価総額 6,338百万円
1944年創業の中堅ゼネコン。兵庫県高砂市に本社。無借金経営。建築事業、土木事業、リニューアル事業等を手掛ける。高砂市新庁舎などで施工実績。ケミカル運輸を傘下に持つ。建設事業における受注獲得に注力。 記:2024/08/26
2715 東証プライム
2,396
11/27 15:30
-1(%)
時価総額 101,363百万円
豊田通商傘下のエレクトロニクス商社。基板やシリコン等の電子材料、コネクタやセンサ等の電子部品、機構部品などを取り扱う。得意先は約6000社。自動車領域に注力。高付加価値型ビジネスの強化等に取り組む。 記:2024/09/02
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時価総額 22,559百万円
法人向けトータルサポートサービス「ビジ助」などのITインフラ関連事業が主力。デジタルマーケティングSaaS「Cloud CIRCUS」の提供等も。ITインフラ関連事業のストック商材取引社数は2.4万社超。 記:2024/08/30
3436 東証プライム
1,210
11/27 15:30
-22.5(%)
時価総額 423,712百万円
半導体用シリコンウェーハの製造・販売を行う。TSMCなど半導体メーカーが主要取引先。日本、米国、台湾などに製造拠点。海外売上高比率が高い。AI活用による生産性改善などコスト競争力の強化に取り組む。 記:2024/08/30
3841 東証スタンダード
1,362
11/27 15:30
+8(%)
時価総額 5,325百万円
半導体や液晶パネル等の微細加工部品を設計するための電子系CADソフトを開発。パワー半導体向け製品の開発力強化を図る。半導体顧客向けソフト販売が堅調。大口案件や海外も伸びる。TSMCと協業し設計効率化図る。 記:2024/10/26
4025 東証プライム
3,455
11/27 15:30
-70(%)
時価総額 32,681百万円
肥料の製造・販売等を行うアグリ事業、水処理薬剤や機能性材料等の製造・販売を行う化学品事業が柱。1885年創業。兵庫県加古川市に本社。建材事業、石油事業等も。成長事業への積極投資、既存事業の深化図る。 記:2024/10/08
4063 東証プライム
5,548
11/27 15:30
-112(%)
時価総額 11,105,387百万円
時価総額世界上位の化学メーカー。1926年設立。塩化ビニル樹脂、シリコンウエハー、合成石英などで世界トップシェア。海外売上比率が高い。先端露光材料の新拠点建設推進。機能材料事業は高機能性製品の販売に注力。 記:2024/10/28
4080 東証スタンダード
577
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-38(%)
時価総額 18,772百万円
住友化学傘下の電池用材料メーカー。リチウムイオン電池用正極材の前駆体、ニッケル水素電池用正極材の製造・販売等を手掛ける。福井県福井市に本社。生産能力は年間約5万トン。既存顧客への拡販などに取り組む。 記:2024/10/21
4088 東証プライム
1,828.5
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時価総額 420,107百万円
大手産業ガスメーカー。産業ガスや機能材料の提供等を行うデジタル&インダストリー部門が柱。医療機器や消火設備の提供、冷凍食品や飲料の製造・販売等も。特殊ケミカル供給などエレクトロニクス関連事業の拡大に注力。 記:2024/08/29
4182 東証プライム
2,838
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時価総額 630,714百万円
メタノール、芳香族化学品等のグリーン・エネルギー&ケミカル事業、無機化学品等の機能化学品事業が柱。BT積層板、脱酸素剤等で世界トップシェア。不採算事業の見直し・再構築図る。27.3期売上8500億円目標。 記:2024/10/09
5334 東証プライム
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時価総額 922,717百万円
自動車関連事業が主力。スパークプラグ、排気ガス浄化システム用酸素センサで世界トップシェア。半導体製造装置部品、酸素濃縮装置等も。自動車関連分野は高付加価値製品の拡販図る。30.3期売上7500億円目標。 記:2024/06/03
6196 東証プライム
3,825
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時価総額 74,029百万円
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6338 東証スタンダード
1,878
11/27 15:30
+29(%)
時価総額 10,312百万円
産業機械メーカー。パワー半導体材料(SiC)向け加工機で世界トップシェア。液晶パネル研磨洗浄工程装置、繊維加工機器、医療機器等も。海外売上高比率が高い。半導体製造機器ではパワー半導体向け装置が販売順調。 記:2024/07/26
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時価総額 353,241百万円
トヨタグループのベアリング大手。産機・軸受事業が柱。自動車部品や工作機械、FAシステム等も。パワーステアリング、円筒研削盤で世界トップシェア。工作機械・システム事業では円筒研削盤のラインアップ拡充図る。 記:2024/07/02
6701 東証プライム
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時価総額 3,392,890百万円
大手ITサービス会社。1899年設立。システム構築等のITサービス事業、ネットワークインフラ等の社会インフラ事業が柱。顔・虹彩などの生体認証に強み。クラウド、モダナイゼーション、生成AIなどの強化図る。 記:2024/08/10
6740 東証プライム
19
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±0(%)
時価総額 73,727百万円
ディスプレイデバイスメーカー。自動車用ディスプレイの車載向けが主力。スマートウォッチやVR機器等の民生機器用ディスプレイ、医療用モニター等も。eLEAP、HMO、メタバースなどを成長ドライバーに位置付け。 記:2024/10/20
6770 東証プライム
1,525
11/27 15:30
-27(%)
時価総額 334,404百万円
電子部品のアルプス電気、カーナビのアルパインが経営統合。スイッチや可変抵抗器などコンポーネント事業が主力。タクトスイッチは業界トップクラスのシェア。海外売上高比率が高い。車載用電子部品の拡大等に注力。 記:2024/06/15
6807 東証プライム
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時価総額 182,225百万円
NEC系のコネクタメーカー。携帯機器、自動車向け売上比率が高い。ユーザー・インターフェース・ソリューション、加速度計、ジャイロ等も手掛ける。26.3期売上2600億円目標。コネクタは新市場・顧客開拓図る。 記:2024/08/27
6961 東証プライム
5,340
11/27 15:30
+20(%)
時価総額 51,974百万円
各種ICテスト用ソケット、高精度ギヤの自動車用部品、光通信デバイス、遺伝子検査用製品等の製造・販売を行う。精密樹脂加工技術に強み。事業ポートフォリオの転換進める。テスト用ソケットの技術開発などに積極投資。 記:2024/09/02
1,768
11/27 15:30
-26.5(%)
時価総額 23,482,567百万円
三菱UFJ銀行、三菱UFJ信託銀行、三菱UFJモルガン・スタンレー証券、三菱UFJニコスなどを傘下に収める総合金融グループ。世界最大の金融機関の一つ。アジアプラットフォームの強靭化などに取り組む。 記:2024/07/29
9552 東証プライム
2,082
11/27 15:30
-1(%)
時価総額 123,490百万円
独立系M&A仲介企業。完全成功報酬制の料金体系などで優位性。譲渡企業の業種は製造業、建設業、情報通信業が多い。年間問い合わせ件数は5000件超。M&Aアドバイザーの採用は順調。成約件数は順調に増加。 記:2024/06/17