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前場に注目すべき3つのポイント~利食いを意識しつつも、底堅い相場展開が見込まれる~

2021/9/9 8:50 FISCO
*08:50JST 前場に注目すべき3つのポイント~利食いを意識しつつも、底堅い相場展開が見込まれる~ 9日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ■株式見通し:利食いを意識しつつも、底堅い相場展開が見込まれる ■ミライアル、2Q営業利益 60.7%増 6.99億円 ■前場の注目材料:日本電産、工作機械事業2.6倍に、800億円投資、海外に新工場1 ■利食いを意識しつつも、底堅い相場展開が見込まれる 9日の日本株市場は、直近の上昇に対する利食いを意識しつつも、底堅い相場展開が見込まれる。8日の米国市場ではNYダウが68ドル安だった。景気回復ペースの減速懸念に利食い優勢の展開となった。ただし、地区連銀経済報告(ベージュブック)の中で、経済活動ぺースが若干下方に傾斜したことが明らかになると、連邦準備制度理事会(FRB)による大規模緩和が当分必要になるとの思惑に下げ幅を縮小する場面も見られた。シカゴ日経225先物清算値は大阪比170円安の29960円。円相場は1ドル110円20銭台で推移している。 シカゴ先物にサヤ寄せする格好から、利食い先行で始まることになりそうだ。ただし、急ピッチの上昇で日経平均は3万円を回復するなか、目先的な達成感も意識されやすいことから、利食いの動きは想定内であろう。一方で、政策期待が高まるなかでは売りを仕掛けてくる動きは限られると見られ、反対に押し目買い意欲は強いと考えられるため、底堅さは意識されやすい。足元の急伸により海外勢の日本株への比率を引き上げる動きも思惑的な売買に繋がろう。 先物市場では9月限の最終売買日となることもあり、メジャーSQを控えて大きく仕掛けてくる動きは考えづらく、個別株主導の展開が見込まれる。引き続き政策期待が高まりやすいなかでは、総裁選出馬を決めている候補者に関したテーマ株などに短期筋の値幅取り狙いの資金が向かいやすい。また、海外勢による日本株比率の引き上げに伴うバスケット買いの動きも意識されるため、前日に高値引けとなった東エレク<8035>、アドバンテスト<6857>などの底堅さを見極めたいところである。米国株安の流れから利食い先行で始まったとしても、底堅さが意識されるようだと、断続的なインデックス買いへの思惑にも繋がろう。 また、マザーズ指数は直近の上昇で上値抵抗線として機能していた75日線を突破してきている。また、低迷していたメルカリ<4385>や弁護士コム<6027>などもリバウンドの動きを見せてきており、足元で売られていた銘柄に対する出遅れ修正を狙った動きにも注目しておきたいところであろう。 ■ミライアル、2Q営業利益 60.7%増 6.99億円 ミライアル<4238>は第2四半期決算を発表。売上高は前年同期比11.6%増の52.76億円、営業利益は同60.7%増の6.99億円だった。プラスチック成形事業においては、売上高は48、42億円(前年同期比15.3%増)、営業利益は9.18億円(同46.2%増)となった。成形機事業においては、売上高は5.39億円(同1.0%増)、営業利益は0.47億円(同45.7%増)だった。 ■前場の注目材料 ・日経平均は上昇(30181.21、+265.07) ・VIX指数は低下(17.96、-0.18) ・米原油先物は上昇(69.30、+0.95) ・米長期金利は低下 ・次期首相による大型経済対策への期待 ・海外コロナワクチン接種の進展 ・日銀は金融緩和を長期化 ・株価急落時の日銀ETF買い ・日本電産<6594>工作機械事業2.6倍に、800億円投資、海外に新工場1 ・三菱商事<8058>三菱商事・シェル、カナダでアンモニア製造、水素転換 ・ホンダ<7267>GMと自動運転実証、20年代半ばに移動サービス事業化 ・トヨタ紡織<3116>トヨタ紡織など、車内装材のケナフで家具開発 ・凸版印<7911>複数サービスロボを一元制御、来年サービス開始 ・アステラス薬<4503>遺伝子薬の治験で投薬一時停止 ・テルモ<4543>協和キリンと「ジーラスタ」製造販売承認を申請 ・第一三共<4568>日本イーライリリーと片頭痛薬で販売提携 ・旭化成<3407>食塩電解装置、スマート化、新サービス、稼働データ活用 ・住友化学<4005>再生プラで新ブランド、製品普及目指す ・三菱ケミHD<4188>停止中のエポキシ樹脂固体製造設備、来年1月生産再開 ☆前場のイベントスケジュール <国内> ・08:50 8月マネーストックM3(前年比予想:+4.1%、7月:+4.6%) <海外> ・10:30 中・8月消費者物価指数(前年比予想:+1.0%、7月:+1.0%) ・10:30 中・8月生産者物価指数(前年比予想:+9.0%、7月:+9.0%) 《ST》
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時価総額 371,110百万円
トヨタ系の自動車部品メーカー。1918年創業。自動車用シートやドアトリム、フロアカーペット、エンジン周辺樹脂製品等を手掛ける。航空機シート等も。変動費の改善、固定費の効率化などで価格競争力の強化を図る。 記:2024/10/03
3407 東証プライム
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時価総額 1,438,538百万円
総合化学大手。1922年創業。アクリロニトリルや人工皮革、感光性ドライフィルム等を手掛ける。住宅事業や建材事業、医薬事業等も展開。自動車内装材事業では価格転嫁が進捗。建築請負部門では平均単価が上昇。 記:2024/11/27
4005 東証プライム
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時価総額 545,888百万円
大手総合化学メーカー。1913年創業。合成樹脂、アルミナ製品、光学製品、農薬、医療用医薬品等を製造・販売。液浸ArF等で世界シェアトップクラス。アグロ&ライフソリューションなどを成長ドライバーに位置付け。 記:2024/10/07
4188 東証プライム
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時価総額 1,159,541百万円
総合化学国内最大手の三菱ケミカル、田辺三菱製薬、日本酸素ホールディングスを傘下に収める持株会社。MMAモノマーで世界トップシェア。スペシャリティマテリアルズ、石化製品等の需要回復。事業再編費用等こなす。 記:2024/11/14
4238 東証スタンダード
1,258
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時価総額 12,731百万円
プラスチック成形事業が主力。シリコンウェハ搬送容器で世界トップシェア。竪型射出成形機、金型などの成形機事業も展開。中期経営計画では29.1期売上高239億円目標。生産能力増強、中国市場開拓などに取り組む。 記:2024/10/24
4385 東証プライム
1,675.5
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時価総額 274,831百万円
国内最大のフリマアプリ「メルカリ」を運営。スマホ決済「メルペイ」、スキマバイトサービス「メルカリ ハロ」なども手掛ける。「メルカリ ハロ」の登録ユーザ数は800万人超。越境取引、BtoCは順調に拡大。 記:2024/11/10
4503 東証プライム
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時価総額 2,703,637百万円
国内大手製薬会社。前立腺がん治療剤「XTANDI」や急性骨髄性白血病治療剤「XOSPATA」などが主要製品。海外売上高比率が高い。尿路上皮がん治療剤「PADCEV」等が伸長。米国で加齢黄斑変性薬が拡大。 記:2024/11/14
4543 東証プライム
2,915.5
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時価総額 4,346,127百万円
医療機器メーカー。北里柴三郎などが発起人となり1921年に設立。血管内治療関連デバイスなどの心臓血管部門が主力。電子体温計、血糖自己測定器等も手掛ける。コスト削減のほか、設備投資で生産能力の拡大図る。 記:2024/08/26
4568 東証プライム
4,081
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時価総額 7,945,846百万円
大手製薬会社。抗悪性腫瘍剤「エンハーツ」、抗凝固剤「リクシアナ」などが主力品。かぜ薬「ルル」、解熱鎮痛薬「ロキソニンS」などで知名度高い。米メルクと戦略的提携。がん事業への集中的な資源投入を図る。 記:2024/08/26
6027 東証グロース
2,257
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時価総額 50,997百万円
法律相談ポータルサイト「弁護士ドットコム」、税務相談ポータルサイト「税理士ドットコム」を運営。クラウド型電子契約サービス「クラウドサイン」等も。クラウドサインでは大企業を中心に顧客獲得の強化を図る。 記:2024/08/05
6594 東証プライム
2,799.5
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時価総額 3,338,597百万円
総合モーターメーカー最大手。旧社名は日本電産。京都府京都市に本社。精密小型モーター、車載・産業用モーター、商業・産業用ロボットなどを手掛ける。電動パワステ用モーターなどに強み。車載向けは収益性最優先。 記:2024/10/14
6857 東証プライム
9,158
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時価総額 7,016,319百万円
SoC半導体用試験装置など半導体・部品テストシステム事業が主力。半導体検査装置で世界トップシェア。メカトロニクス関連製品の製造・販売等も。海外売上高比率は9割超。グローバル及びサポート力の増強図る。 記:2024/10/12
7267 東証プライム
1,460
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+4(%)
時価総額 7,708,800百万円
二輪・四輪車メーカー大手。1948年設立。二輪車は世界シェアトップ。除雪機や耕うん機、発電機などのパワープロダクツも手掛ける。エンジンなどに強み。EVラインナップ及び充電サービスの拡大などに取り組む。 記:2024/12/14
7911 東証プライム
4,363
1/17 15:30
+95(%)
時価総額 1,390,514百万円
国内印刷大手のTOPPANを中核とする持株会社。デジタルビジネス、BPO、セキュアメディア関連等の情報コミュニケーション事業が主力。マーケティングDXは順調。建装材関連では家具向け化粧シートの拡販図る。 記:2024/12/22
8035 東証プライム
26,655
1/17 15:30
+5(%)
時価総額 12,571,378百万円
世界的な半導体製造装置メーカー。TBSの出資で1963年に設立。塗布現像、ガスケミカルエッチング、拡散炉などで世界トップシェア。配当性向は50%目処。海外売上高比率が高い。積極的な設備投資を継続。 記:2024/12/20
8058 東証プライム
2,454.5
1/17 15:30
-34.5(%)
時価総額 10,257,400百万円
大手総合商社。原料炭や銅、液化天然ガスなど資源分野で世界有数の優良権益を有す。非資源分野は食品卸売に強み。自動車・モビリティ、複合都市開発等も。地球環境エネルギーは収益順調。原料炭事業の操業安定化図る。 記:2024/12/20