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前場に注目すべき3つのポイント~利食い優勢も政策期待が高まりやすいなかで押し目買い意欲は強い~

2021/9/1 8:41 FISCO
*08:41JST 前場に注目すべき3つのポイント~利食い優勢も政策期待が高まりやすいなかで押し目買い意欲は強い~ 9月1日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ■株式見通し:利食い優勢も政策期待が高まりやすいなかで押し目買い意欲は強い ■菱洋エレク、2Q営業利益28.2%増 9.49億円、 ■前場の注目材料:アマダ、材料供給装置一体のプレス自動化システム、簡易操作 ■利食い優勢も政策期待が高まりやすいなかで押し目買い意欲は強い 1日の日本株市場は、利食い優勢の動きながらも底堅さが意識されやすい相場展開が見込まれる。8月31日の米国市場ではNYダウが39ドル安だった。予想を下回った8月シカゴ購買部協会景気指数や消費者信頼感指数が嫌気された。また、月末だったこともあり、利益確定売りも目立ち、終日軟調に推移した。シカゴ日経225先物清算値は大阪比110円安の28070円。円相場は1ドル109円90銭台で推移している。 シカゴ先物にサヤ寄せする格好から、売り優勢から始まることになりそうだ。ただし、昨日の大幅な上昇で節目の28000円を回復したこともあり、反動安は意識されやすいところである。月末安のアノマリーは11カ月連続でストップし、予想外の大幅上昇によって需給状況は改善された可能性もありそうだ。昨日の上昇は先物主導によるインデックス売買が中心であり、買い戻しに裁定買いの動きが強まった影響が大きかった。 上昇のきっかけとしては、衆院選を巡り内閣改造を検討しているほか、追加経済対策への思惑などによる政策期待の高まりとみられている。政策期待が一段と強まりやすくなるなか、ショート筋にとってはいったんカバーを進めておきたいところであろう。昨日はショートカバーが入ったものの、注目されていたクレディスイスはカバーの動きを見せておらず、依然としてショートに傾いていると見られる。日経平均の28000円固めから、抵抗線として意識されている75日線水準を捉えてくるようだと、ショートカバーの動きが強まる可能性も期待されやすいだろう。 なお、反動安が意識されやすいなか、物色の流れとしては政策期待が高まりやすいなかでテーマ性のある銘柄に個人主体の資金が向かいやすいだろう。コロナ対策のほか、脱炭素、選挙関連などへの値幅取り狙いの物色が強まりそうである。また、マザーズ指数は75日線、13週線を捉えてきており、調整トレンドが転換してくる可能性もあり、中小型株への物色も活発になりそうだ。 ■菱洋エレク、2Q営業利益28.2%増 9.49億円、 菱洋エレク<8068>は第2四半期決算を発表。売上高は前年同期比14.5%増の522.64億円、営業利益は同28.2%増の9.49億円だった。パソコン向け半導体が増加したほか、半導体/デバイスについても、デジタル家電向け半導体が増加した。 ■前場の注目材料 ・日経平均は上昇(28089.54、+300.25) ・1ドル109円90-00銭 ・海外コロナワクチン接種の進展 ・日銀は金融緩和を長期化 ・株価急落時の日銀ETF買い ・アマダ<6113>材料供給装置一体のプレス自動化システム、簡易操作 ・H2Oリテイル<8242>関西スーパーを子会社化、1年半めどに運営統合 ・ルネサス<6723>アナログ半導体大手の英社買収完了、6240億円 ・明電舎<6508>EVモーターなど中国で生産、年産能力10万台 ・豊田合成<7282>廃ゴムのリサイクル加速、専用施設で脱硫10分 ・日本精工<6471>EV対応加速、イーアクスル製品続々 ・サイバーダイン<7779>米で医療機器登録 ・住友化学<4005>韓でフォトレジスト、需要増・BCP対応 ・三菱マテリアル<5711>耐熱・柔軟な「金属ゴム」、航空宇宙など向け ☆前場のイベントスケジュール <国内> ・08:50 4-6月期法人企業統計調査・全産業設備投資(前年比予想:+3.5%、1-3月期:-7.8%) ・10:30 若田部日銀副総裁あいさつ <海外> ・10:30 豪・4-6月期GDP(前年比予想:+9.1%、1-3月期:+1.1%) ・10:45 中・8月財新製造業PMI(予想:50.1、7月:50.3) 《ST》
関連銘柄 10件
4005 東証プライム
342.5
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時価総額 567,597百万円
大手総合化学メーカー。1913年創業。合成樹脂、アルミナ製品、光学製品、農薬、医療用医薬品等を製造・販売。液浸ArF等で世界シェアトップクラス。アグロ&ライフソリューションなどを成長ドライバーに位置付け。 記:2024/10/07
5711 東証プライム
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時価総額 300,652百万円
非鉄大手。銅精錬から銅加工品、電材、超硬工具まで幅広い。リサイクル技術による廃棄物の再資源化も。半導体関連製品などが販売回復。精錬所の生産トラブルも解消。資源循環事業の強化に向け、欧州統括会社設立へ。 記:2024/07/23
6113 東証プライム
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-1(%)
時価総額 503,827百万円
金属加工機械メーカー。板金加工機械で国内トップシェア。溶接機や研削盤、プレスマシン等も手掛ける。海外売上高比率は6割超。配当性向50%目安。受注残高は高水準。中計では26.3期売上高4000億円目標。 記:2024/06/13
6471 東証プライム
665
12/20 15:30
+6.7(%)
時価総額 332,500百万円
独立系ベアリングメーカー。1916年設立。ベアリングで国内トップシェア、世界シェアは3位。産業機械事業、自動車事業が柱。配当性向は30~50%目標。25.3期は産業機械事業における拡販などを見込む。 記:2024/07/26
6508 東証プライム
4,345
12/20 15:30
+5(%)
時価総額 197,819百万円
中堅重電メーカー。1897年創業。変電・配電システムや発電システム、電鉄用システム、上下水道プラント用設備、半導体製造分野向け機器を手掛ける。電力インフラ事業は順調。変電事業はシンガポール市場で需要旺盛。 記:2024/11/26
2,029.5
12/20 15:30
+24(%)
時価総額 3,796,413百万円
大手半導体メーカー。車載用マイコンで世界首位級。海外での大型買収により、電圧制御用や通信用の半導体を拡大。自動車向け事業は堅調。円安や自動運転支援、EV向け製品の売上が増加。米GaNパワー半導体会社買収へ。 記:2024/06/15
7282 東証プライム
2,736
12/20 15:30
+8.5(%)
時価総額 349,152百万円
トヨタ系自動車部品メーカー。エアバッグ等のセーフティシステム製品、ラジエータグリル等の内外装部品が主力。樹脂ターボダクト等も。トヨタグループ向け売上比率は6割超。米国で自動車用内外装部品の生産能力を増強。 記:2024/09/03
7779 東証グロース
158
12/20 15:30
-1(%)
時価総額 33,993百万円
世界初の装着型サイボーグ「HAL」が主力製品。筑波大学発のベンチャーとして2004年に設立。茨城県つくば市に本社。清掃ロボット、搬送ロボット等も。HAL腰タイプ介護・自立支援用は990台超が稼働中。 記:2024/09/02
8068 東証プライム
3,965
3/27 15:00
-20(%)
時価総額 106,262百万円
三菱電機系列の半導体商社。米インテル製半導体なども扱う。リョーサンと経営統合に伴い3月28日付で当社株は上場廃止に。代わって4月1日付で持株会社のリョーサン菱洋HDが上場へ。24.3期は14カ月変則決算。 記:2024/03/10
2,197.5
12/20 15:30
+8.5(%)
時価総額 275,129百万円
阪急阪神百貨店、イズミヤ・阪急オアシス、関西スーパーマーケットなどを傘下に収める持株会社。阪急阪神東宝グループ。百貨店事業では海外顧客ビジネスを強化。中期経営計画では27.3期営業利益320億円目指す。 記:2024/11/09