マーケット
11/28 15:15
38,349.06
+214.09
44,722.06
-138.25
暗号資産
FISCO BTC Index
11/29 14:42:14
14,530,705
フィスコポイント
保有フィスコポイント数
  
今月フィスコポイント数
  

前場に注目すべき3つのポイント~バリュー株への見直しの流れが波及する可能性

2020/7/16 8:52 FISCO
*08:52JST 前場に注目すべき3つのポイント~バリュー株への見直しの流れが波及する可能性 16日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ■株式見通し:バリュー株への見直しの流れが波及する可能性 ■東製鉄、1Q上方修正 営業利益32.0億円←25.0億円 ■前場の注目材料:パソナグループ、自社の“武器・弱点”可視化、企業・部門・個人から分析 ■バリュー株への見直しの流れが波及する可能性 16日の日本株市場は、利食い優勢ながらも底堅さが意識される相場展開になりそうだ。15日の米国市場ではNYダウが227ドル高と続伸。ウイルスワクチン開発が異例の速さで進んでおり年末までの実用化期待が広がったほか、投資銀行ゴールドマンサックスの好決算や、予想を上回った米国経済指標が材料視された。シカゴ日経225先物清算値は大阪比60円安の22890円。円相場は1ドル106円90銭台とやや円高に振れて推移している。 シカゴ先物にサヤ寄せする格好から、やや利益確定の流れが先行して始まろう。モデルナは、開発中の新型コロナウイルスワクチンの初期の治験で、参加者全員に抗体の生成が確認できたと発表し実用化期待から急伸したが、これについては昨日の段階で織り込まれていた。グローベックスのNYダウ先物が強い動きをみせていたこともあり、米国市場の上昇は想定線である。日経225先物はナイトセッションで一時23000円を回復しており、いったんは利食いも意識されるところだろう。 とはいえ、ワクチン開発への期待感から売り込みづらい需給状況である。英大学が開発中の新型コロナウイルスワクチンの臨床試験で、前向きな暫定結果が近く報告されるもようとの報道も伝わっており、押し目買い意欲は強そうである。また、米国では航空会社やクルーズ船会社が買われるなど、ワクチン開発への期待からコロナの影響を大きく受けていたセクターへの見直しが強まってきている。一方でアマゾン・ドット・コムやKLAなどテック株への利食いがみられており、物色対象に変化がみられている。 国内でも直近ではバリュー株への物色がみられてきており、グロース株の利益確定に対して、バリュー株への見直しの流れが波及する可能性がありそうだ。日経平均は昨日の上昇で足元のもち合いレンジの上限を突破しており、今後は節目の23000円とレンジ上限だった22700円辺りでのレンジに移行している。下値の堅さが意識される局面においては、23000円突破からの一段の上昇によって6月高値が視野に入っている。強い上昇が続いていたグロース株を利食いつつ、出遅れ感のあるバリュー株への見直しによって一段の上昇が意識されてくるかが注目されよう。 ■東製鉄、1Q上方修正 営業利益32.0億円←25.0億円 東製鉄<5423>は第1四半期予想の修正を発表。売上高は従来の320億円から363.78億円、営業利益を25億円から32億円に上方修正した。製品輸出が増えたことに加えて、国内の建設工事の中断が想定ほど長引かなかったことなどにより製品出荷数量が想定を上回った。2021年3月期は売上高は26%減の1340億円、営業利益は64%減の62億円となる見通し。 ■前場の注目材料 ・日経平均は上昇(22945.50、+358.49) ・NYダウは上昇(26870.10、+227.51) ・ナスダック総合指数は上昇(10550.49、+61.91) ・VIX指数は低下(27.76、-1.76) ・米原油先物は上昇(41.20、+0.91) ・日銀のETF購入 ・米財政刺激策への期待 ・コロナ収束後の業績回復期待 ・パソナグループ<2168>自社の“武器・弱点”可視化、企業・部門・個人から分析 ・JR東海<9022>社長、リニア27年開業「難しい」早期化に全力 ・デサント<8114>中国事業拡大、合弁への出資40%に引き上げ ・ミツバ<7280>国内2工場閉鎖、500人規模の希望退職募集 ・テルモ<4543>蘭医療系VB買収、一時金で2000万ドル ・三菱商事<8058>健康アプリ導入拡大、海外駐在員も対象 ・日産自<7201>SUV型EV「アリア」、先進技術搭載、再建の試金石に ・トヨタ<7203>外部給電の普及積極化、プリウスに標準装備 ・デンソー<6902>羽田にR&D拠点、自動運転のテスト路整備 ・IHI<7013>空気清浄機を増産、病院・介護施設向け ☆前場のイベントスケジュール <国内> ・特になし <海外> ・07:45 NZ・4-6月期消費者物価指数(前年比予想:+1.3%、1-3月期:+2.5%) ・10:30 豪・6月失業率(予想:7.3%、5月:7.1%) ・10:30 豪・6月雇用者数増減(予想:+10.00万人、5月:-22.77万人) ・11:00 中・4-6月期GDP(前年比予想:+2.4%、1-3月期:-6.8%) ・11:00 中・6月鉱工業生産(前年比予想:+4.8%、5月:+4.4%) ・11:00 中・6月小売売上高(前年比予想:+0.5%、5月:-2.8%) 《ST》
関連銘柄 11件
2168 東証プライム
1,957
11/28 15:30
+12(%)
時価総額 81,587百万円
人材派遣、委託・請負などを行うHRソリューションが主力。海外人材サービス、子育て支援事業、介護事業、地方創生事業等も手掛ける。ベネフィット・ワンは全株売却。BPO専門領域の事業拡大などに取り組む。 記:2024/10/25
4543 東証プライム
3,080
11/28 15:30
-6(%)
時価総額 4,591,347百万円
医療機器メーカー。北里柴三郎などが発起人となり1921年に設立。血管内治療関連デバイスなどの心臓血管部門が主力。電子体温計、血糖自己測定器等も手掛ける。コスト削減のほか、設備投資で生産能力の拡大図る。 記:2024/08/26
5423 東証プライム
1,489
11/28 15:30
+11(%)
時価総額 163,885百万円
国内最大手の電炉メーカー。1934年設立。主力製品のH形鋼は国内生産量トップ。電炉でコイル・厚板を生産できるのは同社のみ。無借金経営。引き続きコスト低減に取り組む。グリーン鋼材「ほぼゼロ」は好評。 記:2024/08/05
6902 東証プライム
2,166.5
11/28 15:30
+8.5(%)
時価総額 6,828,331百万円
トヨタ系自動車部品メーカー。1949年にトヨタから分離独立。サーマルシステム、パワトレインシステム等を手掛ける。インバータで世界トップシェア。FA関連等の非車載事業も。電動化製品、安心・安全製品を拡販。 記:2024/10/07
7013 東証プライム
7,772
11/28 15:30
+23(%)
時価総額 1,202,173百万円
総合重工メーカー大手。1853年に石川島造船所として創業。産業システム・汎用機械、資源・エネルギー・環境、航空・宇宙・防衛等の分野で事業展開。航空エンジン・ロケット分野、クリーンエネルギー分野に注力。 記:2024/09/02
7201 東証プライム
373.9
11/28 15:30
+0.4(%)
時価総額 1,578,125百万円
大手自動車メーカー。1933年設立。仏ルノー、三菱自動車とアライアンス形成。プロパイロットなど自動運転化技術等に強み。日本は電動車のモデルミックス向上、中国では日産ブランド車のラインナップ刷新図る。 記:2024/10/07
7203 東証プライム
2,607
11/28 15:30
+36(%)
時価総額 41,177,531百万円
自動車メーカー最大手。カローラ、クラウン、プリウスなど人気車種多数。ダイハツ工業、日野自動車等を傘下に持つ。海外販売台数比率は7割超。グローバル生産累計3億台超。ソフトウェア、AIなどへの投資を加速。 記:2024/08/01
7280 東証プライム
846
11/28 15:30
±0(%)
時価総額 38,562百万円
独立系自動車部品メーカー。群馬県桐生市に本社。ルーフモーター、二輪スターターモーターなどで世界トップシェア。学校向けICT機器販売なども。海外売上高比率は7割超。電動化対応の新製品の創出等に取り組む。 記:2024/08/20
8058 東証プライム
2,548
11/28 15:30
+19(%)
時価総額 10,648,138百万円
大手総合商社。原料炭や銅、液化天然ガスなど資源分野で世界有数の優良権益を有す。非資源分野は食品卸売に強み。自動車・モビリティ、複合都市開発等も。総還元性向40%程度目処。LNG事業の拡張などを図る。 記:2024/07/07
8114 東証プライム
4,330
11/28 15:30
±0(%)
時価総額 333,081百万円
総合スポーツ用品メーカー。デサントやルコックスポルティフ、アリーナ、アンブロ等のブランドを展開。アスレチックウェア、ゴルフウェアが柱。日本市場では正価販売による量的拡大、大型商材の開発等に取り組む。 記:2024/07/29
9022 東証プライム
3,110
11/28 15:30
+19(%)
時価総額 3,203,300百万円
国鉄民営化で誕生した東海地盤の鉄道会社。東海道新幹線が収益の柱。ジェイアール名古屋タカシマヤ等の流通業、不動産業、ホテル業等も。東海道新幹線は個室を導入予定。台湾高鐵から技術コンサルティングを受託。 記:2024/06/04