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後場に注目すべき3つのポイント~買い一巡後は上値重い、決算前の先回り物色を注視

2019/7/25 12:42 FISCO
*12:42JST 後場に注目すべき3つのポイント~買い一巡後は上値重い、決算前の先回り物色を注視 25日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ・日経平均は続伸、買い一巡後は上値重い、決算前の先回り物色を注視 ・ドル・円はもみ合い、ECB理事会控え様子見 ・値上がり寄与トップは、アドバンテスト<6857>、同2位はソフトバンクグループ<9984> ■日経平均は続伸、買い一巡後は上値重い、決算前の先回り物色を注視 日経平均は続伸。72.28円高の21781.85円(出来高概算4億7127万株)で前場の取引を終えた。前日の米国株式市場では、朝方は複数の主要企業決算が嫌気されたが、翌日の欧州中央銀行(ECB)理事会や来週の連邦公開市場委員会(FOMC)での金融緩和への期待感から、S&P500及びナスダック総合指数は上昇に転じ、過去最高値を更新。シカゴ日経225先物清算値は大阪比75円高の21745円となり、その水準にサヤ寄せする格好から日経平均には朝方から買いが先行した。物色としては、前日の決算を受けた半導体関連銘柄を中心に大きく買われる銘柄が目立った。しかしその後は、前日からやや円安方向に傾いていたドル円に次第にこう着感がみられるなか、前場中ごろから開始された中国・上海総合指数をはじめとしたアジア株式市場が総じてさえないスタートとなったことから、前引けにかけての日経平均は上値が重くなった。 セクターでは、金属製品が1%高になったほか、化学、その他製品、建設業、ゴム製品が上昇した一方で、鉱業や石油石炭製品などは軟調。指数インパクトの大きいところでは、前日の決算にて営業利益実績やSoCテスタ受注が想定を大幅に上振れたアドバンテスト<6857>や米司法省による傘下のスプリントとTモバイルUSの合併を承認する見通しと伝えられているソフトバンクG<9984>が日経平均を2銘柄で80円分押し上げた。売買代金上位銘柄では、前日大引け後に発表された決算が好感された信越化<4063>が6%高になり、日本電産<6594>やサイバーエージェント<4751>、LINE<3938>の上げも目立った。そのほか、東京エレクトロン<8035>、任天堂<7974>、ソフトバンク<9434>、SUMCO<3436>も堅調。一方で、太陽誘電<6976>、村田製作所<6981>、ファーストリテ<9983>、ソニー<6758>はさえない。 東京市場では本日、昨日決算を発表した信越化やアドバンテストによりアク抜け感が強まる展開となったが、朝方の買い一巡後は次第に上値の重い展開となっている。日経平均は足元の3営業日で5-200日移動平均線が集中するレンジを一気に上抜けたものの、5月7日から8日にかけて開けたマド(21639-21875円)埋めを前に上ヒゲをつける形になった(前引け時点)。先物手口においても、クレディ・スイス証券が23日に約2700枚、24日に約1400枚も差し引きで買い越し、連日で225先物の買い方筆頭となっている一方で、東証1部の売買代金は引き続き2兆円割れが継続中だ。これを踏まえると、やはり海外短期筋によるショートカバーの動きが現状の日経平均を押し戻しているといった構図である点は否めないだろう。 また、週後半から来週にかけては、26日に米4-6月期国内総生産(GDP)など米国の経済指標の発表が複数あるほか、翌週の日銀金融政策決定会合(29−30日)や米連邦公開市場委員会(30−31日)などが控える。市場の視線はこれらイベントへと注がれており、決算反応が一巡した現状は東京市場にも買い見送りムードが台頭しているようだ。全体として上昇圧力の強さに欠ける展開のなか、後場にかけての個別物色としては、決算を控えた銘柄に対する先回り物色が主体となろう。 ■ドル・円はもみ合い、ECB理事会控え様子見 25日午前の東京市場でドル・円はもみ合い。今晩の欧州中銀(ECB)理事会での政策決定が注目されるなか、様子見ムードが広がった。 ドル・円は108円前半の極めて狭いレンジで方向感の乏しい値動き。ECB理事会で今後の利下げへの道筋に思惑が広がりやすく、ややユーロ売り・ドル買いにふれやすい。ただ、積極的な売り買いは手控えられたようだ。 ランチタイムの日経平均先物は堅調地合いを維持し、目先の日本株高継続への期待感から円売りに方向に。また、来週開催予定の閣僚級の米中貿易交渉への進展期待から上海総合指数はプラス圏で推移し、円売りを支援しているもよう。 ここまでの取引レンジは、ドル・円は108円13銭から108円24銭、ユーロ・円は120円42銭から120円57銭、ユーロ・ドルは1.1134ドルから1.1144ドルで推移した。 ■後場のチェック銘柄 ・児玉化学工業<4222>やタツミ<7268>など、3銘柄がストップ高 ※一時ストップ高・安(気配値)を含みます ・値上がり寄与トップは、アドバンテスト<6857>、同2位はソフトバンクグループ<9984> ■経済指標・要人発言 【要人発言】 ・ムニューシン米財務長官 「ドルは準備通貨だと考える」 「安定した通貨が国益にかなう」 「短期的に弱いドルを推奨していない」 「長期にわたり強いドルは強い経済をあらわす」 ・ジョンソン新英首相 「10月31日に英国は欧州連合(EU)から離脱する」 【経済指標】 米・6月新築住宅販売件数:64.6万戸 (予想:65.8万戸、5月:60.4万戸←62.6万戸) 米・7月製造業PMI速報値:50.0 (予想:51.0、6月:50.6) 米・7月サービス業PMI速報値:52.2 (予想:51.8、6月:51.5) 米・7月総合PMI速報値:51.6 (6月:51.5) <国内> ・特になし <海外> ・12:05 ロウ豪準備銀行総裁講演(インフレターゲットと経済的厚生) 《HH》
関連銘柄 16件
3436 東証プライム
2,411
7/3 10:04
+65(%)
時価総額 844,272百万円
半導体用シリコンウエハで世界2位。最先端ロジック半導体向けに強み。23.12期は顧客の在庫調整が痛手に。24.12期はAI需要を追い風に半導体需要が上向く見通し。だがウエハの需要回復は年後半になる見込み。 記:2024/04/04
3938 東証1部
5,350
12/28 15:00
±0(%)
時価総額 1,304,330百万円
国内最大のメッセンジャーアプリ「LINE」を運営。広告収入に次ぐ収益の柱として金融サービスに力注ぐ。来年3月にヤフーとの統合を予定。20.12期3Q累計は子会社の売却と増資に伴う一時利益計上で営業黒字に。 記:2020/11/24
4063 東証プライム
6,438
7/3 10:04
+138(%)
時価総額 13,031,304百万円
時価総額世界上位の化学メーカー。塩化ビニル樹脂、シリコンウエハー、合成石英等で世界トップシェア。海外売上高比率が高い。希土類磁石は車載市場などへの拡販に取り組む。配当性向は中長期的に40%目指す。 記:2024/05/16
4222 東証スタンダード
325
7/3 10:04
-1(%)
時価総額 2,554百万円
自動車向け樹脂成形部品のモビリティ事業が主力。洗面化粧台等のリビングスペース事業、各種メディアソフトパッケージ等も手掛ける。25年度売上高225億円目標。モビリティ事業では商圏エリアの拡張などを図る。 記:2024/05/02
4751 東証プライム
979.6
7/3 10:04
-0.3(%)
時価総額 495,603百万円
インターネット広告最大手。「アメブロ」などメディア事業やスマホ向けゲームで成長。インターネットTV「ABEMA」に注力。ゲームは継続的に新規タイトルをリリース予定。主力事業好調で、1Qは営業黒字転換。 記:2024/03/29
6594 東証プライム
7,020
7/3 10:04
-56(%)
時価総額 4,185,914百万円
世界最大の総合モーターメーカー。HDDや車載、家電・産業向けモーターに加え、機器装置や電子・光学部品を展開。精密小型モータは売価改善等で増益。24.3期3Qは2桁増益。水冷モジュールの生産能力を拡大。 記:2024/04/16
6758 東証プライム
13,830
7/3 10:04
-130(%)
時価総額 17,440,764百万円
世界的AV機器メーカー。ゲーム機や半導体画像センサに強み。モバイル機器向けイメージセンサーは販売数量が伸びる。映画分野は劇場興行収入などが増加。金融ビジネス収入は大幅増。24.3期3Q累計は2桁増収。 記:2024/02/22
6857 東証プライム
6,561
7/3 10:04
+81(%)
時価総額 5,026,835百万円
半導体検査装置大手。メモリ用に強い。非メモリ用も強化中。電子ビーム露光装置も。24.3期3Q累計はメモリ向けが1Qを底に上向く。だが非メモリ向けの回復に遅れ。償却費増も利益の重石。総還元性向5割以上目安。 記:2024/04/15
6976 東証プライム
4,436
7/3 10:04
+331(%)
時価総額 577,647百万円
電子部品メーカー。積層セラミックコンデンサ等のコンデンサが主力。インダクタや通信用デバイス、アルミニウム電解コンデンサ等も。自動車、情報インフラ・産業機器が注力市場。インダクタや複合デバイスは売上順調。 記:2024/06/11
6981 東証プライム
3,557
7/3 10:04
+193(%)
時価総額 7,211,615百万円
大手電子部品メーカー。コンデンサやインダクタ、EMI除去フィルタ等を手掛ける。チップ積層セラミックコンデンサ等で世界トップシェア。海外売上高比率が高い。コンデンサはモビリティ向けなどで販売増を見込む。 記:2024/06/04
7268 東証スタンダード
301
7/3 9:50
+3(%)
時価総額 1,806百万円
自動車部品メーカー。自動車の電装品やブレーキ部品、トランスミッション部品等を手掛ける。冷間圧造と機械加工に強み。日本、米州は売上堅調。自動車生産台数の回復などにより、24.3期3Q累計は黒字転換。 記:2024/02/24
7974 東証プライム
8,846
7/3 10:04
-29(%)
時価総額 11,488,212百万円
世界的ゲームメーカー。コンソールゲーム機を展開するグローバル3強の一角。資産の多くをドル建てで保有。当期ミリオンセラータイトル数は自社17、他社7の計24本。新作タイトル好調や円安で3Q累計は増収増益。 記:2024/02/27
8035 東証プライム
35,770
7/3 10:04
+720(%)
時価総額 16,870,312百万円
世界的半導体製造装置メーカー。半導体の成膜や洗浄の前工程からテストまでの製造装置を展開。リソグラフィーでトップシェア。24.3期3Q累計はウェーハボンディング/デボンディング装置の量産受注が拡大。 記:2024/02/24
9434 東証プライム
2,000
7/3 10:04
-5(%)
時価総額 9,574,290百万円
大手キャリア。個人向けのモバイル通信やブロードバンド、法人向け通信ソリューション、プロダクト等の販売、ファイナンスを行う。今期3Q累計は増収も、ペイペイの子会社化に伴う差益の剥落等が利益に影響した。 記:2024/03/04
9983 東証プライム
41,760
7/3 10:04
+380(%)
時価総額 13,288,909百万円
世界的なアパレル会社。「ユニクロ」を主力に、「ジーユー」、「セオリー」等のブランドを世界中で展開。海外ユニクロ事業を成長の柱として位置付け。LifeWearの浸透や出店加速で北米、欧州は顧客層が拡大。 記:2024/05/10
9984 東証プライム
10,515
7/3 10:04
-35(%)
時価総額 18,116,861百万円
携帯キャリアのソフトバンク、LINEヤフー、ビジョン・ファンド、半導体設計の英ARMなどを傘下に収める持株会社。ソフトバンク事業はメディア・EC事業などが順調。中計では26.3期純利益5350億円目指す。 記:2024/06/17