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日経平均は小幅反落、クリスマス前に売買低調、材料に個別対応

2019/12/24 12:17 FISCO
*12:17JST 日経平均は小幅反落、クリスマス前に売買低調、材料に個別対応  日経平均は小幅反落。12.56円安の23808.55円(出来高概算4億2000万株)で前場の取引を終えている。  23日の米株式市場でNYダウは96ドル高と3日続伸し、3日連続で過去最高値を更新した。中国が輸入関税の引き下げを発表し、米中協議進展への期待が高まった。また、最高経営責任者(CEO)の交代を発表した航空機のボーイングが買われ、NYダウを押し上げた。本日の日経平均も米株高の流れを引き継いで18円高からスタートしたが、海外投資家を中心に取引参加者が減り、上値追いの動きは限定的。前日終値を挟んだ小動きが続き、ここまでの高値は23853.56円(32.45円高)、安値は23796.35円(24.76円安)、上下の値幅は57円ほどとなった。東証1部の値下がり銘柄は全体の5割弱、対して値上がり銘柄は4割強となっている。  個別では、ソフトバンクG<9984>、東エレク<8035>、ソフトバンク<9434>などがさえない。ソフトバンクGは出資するカナダのリチウム鉱山会社が破綻したと伝わっている。前日大きく買われたタカラトミー<7867>は急反落。共同開発したゲームの売上ランキングを睨み、荒い値動きとなっているようだ。12月既存店売上がふるわなかったしまむら<8227>も下げが目立つ。また、業績上方修正を発表したシグマクシス<6088>は材料出尽くし感から売りがかさみ、東証1部下落率トップとなっている。一方、任天堂<7974>、ZHD<4689>、SUMCO<3436>は小幅に上昇。LINE<3938>はZHDと経営統合で最終合意し、株式公開買付け(TOB)の価格5380円にさや寄せする展開となっている。中小型株ではレーザーテック<6920>が堅調で、社長交代を発表したプレサンス<3254>は6%超の上昇。また、MSOL<7033>が東証1部上昇率トップ、ボルテージ<3639>がストップ高水準で前場を折り返した。セクターでは、保険業、その他金融業、海運業などが下落率上位。半面、水産・農林業、ガラス・土石製品、機械などが上昇率上位だった。  米市場はクリスマスのため、24日が短縮取引、25日が休場となる。海外投資家を中心に休暇に入った市場参加者が多いとみられており、本日ここまでの東証1部売買代金は6000億円あまりと低調。前日は1日を通じて1兆4998億円とおよそ3カ月半ぶりの低水準だったが、本日はこれをさらに下回る可能性もありそうだ。積極的な買いが入らない一方で、休暇入りに伴う手仕舞い売りが散発的に出ているとみられ、日経平均は上値が重い。ただ、下値を叩くような売りも出ず、24000円手前でこう着感を強めている。先週来当欄で指摘しているとおり、年末を前に追加材料待ちのもち合いといったところだろう。状況に大きな変化は見受けられない。  今週はイベントもさほど多くなく、本日の日中韓首脳会談、26日の年内受渡し最終取引日、黒田日銀総裁講演など。また、24日にしまむら、26日にJフロント<3086>、高島屋<8233>、スギHD<7649>、27日にニトリHD<9843>など、小売企業を中心に決算発表が予定されており、材料に個別対応していく格好となりそうだ。小売企業では消費増税の影響を注視したい。なお、先週賑わったIPO(新規株式公開)では、25日に2社、26日に1社の新規上場が予定されている。これらのIPO銘柄にも引き続き積極的な買いが向かうだろうが、先週の上場銘柄に初値高騰の反動が見られるうえ、11月上場銘柄で業績下方修正が相次いだため、やや慎重ムードが広がる可能性もある。(小林大純) 《NH》
関連銘柄 18件
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時価総額 473,626百万円
大丸と松坂屋HDが経営統合して誕生した持株会社。パルコ等も傘下に収める。百貨店事業が主力。SC事業、デベロッパー事業、決済・金融事業も。27.2期ROE8%以上目標。心斎橋店などはインバウンド売上が好調。 記:2024/10/24
3254 東証スタンダード
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11/27 15:30
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時価総額 126,576百万円
ワンルームマンションやファミリーマンションの開発、販売等を行う。近畿圏、東海・中京圏等が主要販売エリア。オープンハウスグループ傘下。メルディアDCを連結子会社化。地方中核都市での分譲マンション供給に注力。 記:2024/10/27
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-22.5(%)
時価総額 423,712百万円
半導体用シリコンウェーハの製造・販売を行う。TSMCなど半導体メーカーが主要取引先。日本、米国、台湾などに製造拠点。海外売上高比率が高い。AI活用による生産性改善などコスト競争力の強化に取り組む。 記:2024/08/30
3639 東証スタンダード
226
11/27 15:30
-2(%)
時価総額 1,472百万円
女性向け恋愛ドラマアプリが主力。「100シーンの恋+」などを展開。男性向けアプリ、電子コミック販売ストア、電子コミックレーベルの運営等も。「ボル恋comic」は売上順調。販路拡大や原作力の強化等を図る。 記:2024/07/05
3938 東証1部
5,350
12/28 15:00
±0(%)
時価総額 1,304,330百万円
国内最大のメッセンジャーアプリ「LINE」を運営。広告収入に次ぐ収益の柱として金融サービスに力注ぐ。来年3月にヤフーとの統合を予定。20.12期3Q累計は子会社の売却と増資に伴う一時利益計上で営業黒字に。 記:2020/11/24
4689 東証プライム
411.1
11/27 15:30
-1.2(%)
時価総額 2,939,201百万円
ヤフー、LINEなどの再編で2023年に誕生。グループ会社にアスクル、出前館、PayPay、ZOZOなど。LYPプレミアムは有料会員の拡大図る。「LINE Pay」は25年4月末に国内サービスを終了予定。 記:2024/06/28
1,793
11/27 15:30
-11(%)
時価総額 79,789百万円
DX支援等のコンサルティングサービスの提供を行うシグマクシスが中核の持株会社。投資事業を手掛けるシグマクシス・インベストメントも傘下に持つ。コンサルタント数は600名超。SaaS化支援などは順調。 記:2024/08/27
6920 東証プライム
16,925
11/27 15:30
+220(%)
時価総額 1,595,791百万円
半導体関連装置メーカー。シェア独占のEUVマスク欠陥検査装置に強み。FPD関連装置やレーザー顕微鏡なども手掛ける。High-NA向け含むACTISは引き合い旺盛。生成AI関連HBM向けは需要堅調。 記:2024/06/11
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-25(%)
時価総額 29,974百万円
プロジェクト・マネジメント・オフィス(PMO)サービスが主力のマネジメント専門企業。マネジメントコンサル、プロジェクトマネジメント実行支援等を行う。人材の積極採用などにより、事業領域の拡大を図る。 記:2024/10/25
7649 東証プライム
2,493.5
11/27 15:30
-28.5(%)
時価総額 473,748百万円
ドラックストア大手の「スギ薬局」を中核とする持株会社。東海エリアが地盤。核店舗を中心としたドミナント出店が特徴。店舗数は1700店舗超。インバウンド追い風。調剤併設で伸長。27.2期売上高1兆円目標。 記:2024/10/22
7867 東証プライム
4,108
11/27 15:30
+165(%)
時価総額 384,579百万円
大手玩具メーカー。1924年創業。トミカ、プラレール、リカちゃんなど人気商品多数。アジア、米国など海外でも事業展開。持分法適用関連会社にタツノコプロ。ヒット商品の創出力が強み。年齢軸の拡大等に取り組む。 記:2024/10/08
7974 東証プライム
8,527
11/27 15:30
+218(%)
時価総額 11,073,930百万円
世界的ゲームメーカー。コンソールゲーム機を展開するグローバル3強の一角。資産の多くをドル建てで保有。海外売上高比率は7割超。新規タイトル、追加コンテンツの継続投入でプラットフォームの活性化を図る。 記:2024/07/28
8035 東証プライム
22,240
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時価総額 10,489,118百万円
世界的な半導体製造装置メーカー。TBSの出資で1963年に設立。塗布現像、ガスケミカルエッチング、拡散炉などで世界トップシェア。配当性向50%目処。研究開発投資を積極化。固定費の最適化などにも取り組む。 記:2024/07/07
8227 東証プライム
8,240
11/27 15:30
-68(%)
時価総額 608,334百万円
総合衣料品店「ファッションセンターしまむら」を運営。低価格の衣料に強み。若者向け業態「アベイル」、ベビー業態「バースデイ」等も展開。アベイルはアウター衣料の品揃えを拡充。27.2期営業利益660億円目標。 記:2024/10/24
8233 東証プライム
1,182
11/27 15:30
-23.5(%)
時価総額 387,288百万円
大手百貨店。日本橋、新宿、大阪、京都などに大型店を有す。海外はシンガポール、ベトナム、タイなどで店舗展開。商業開発業や建装業、金融業等も。27.2期営業利益600億円目標。事業ポートフォリオの最適化図る。 記:2024/10/24
9434 東証プライム
190.9
11/27 15:30
-0.5(%)
時価総額 9,101,992百万円
通信キャリア大手。個人向けモバイルサービス、ブロードバンドサービスの提供等を行うコンシューマ事業が主力。メディア・EC事業等も手掛ける。コンシューマ事業では付加価値サービスの拡充等で収益拡大を図る。 記:2024/08/05
9843 東証プライム
19,110
11/27 15:30
+560(%)
時価総額 2,187,006百万円
家具・インテリア国内最大手。企画、原材料調達、製造、物流、販売の一貫体制を構築。アイテム数は約1万点。8割超が自社開発商品。島忠を傘下に収める。Nポルダなどは売上順調。26.3期買上客数2億人以上目標。 記:2024/06/13
9984 東証プライム
8,981
11/27 15:30
+137(%)
時価総額 13,202,025百万円
携帯キャリアのソフトバンク、LINEヤフー、ビジョン・ファンド、半導体設計の英ARMなどを傘下に収める持株会社。ソフトバンク事業はメディア・EC事業などが順調。中計では26.3期純利益5350億円目指す。 記:2024/06/17