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前場に注目すべき3つのポイント~方向感に欠けるなかでこう着感の強い相場展開に~

2021/5/18 8:48 FISCO
*08:48JST 前場に注目すべき3つのポイント~方向感に欠けるなかでこう着感の強い相場展開に~ 18日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ■株式見通し:方向感に欠けるなかでこう着感の強い相場展開に ■ブリヂストン、1Q営業利益107.0%増 809億円、コンセンサス上回る ■前場の注目材料:東芝、“車谷人事”清算急ぐ、元幹部を相次ぎ呼び戻し ■方向感に欠けるなかでこう着感の強い相場展開に 18日の日本株市場は、こう着感の強い相場展開が見込まれる。17日の米国市場ではNYダウが54ドル安だった。インフレ高進への警戒感が根強く、長期金利の上昇で終日軟調に推移。その後、連邦準備理事会(FRB)のクラリダ副議長が緩和縮小協議は時期尚早であるとの考えを再表明すると、引けにかけて下げ幅を縮小した。シカゴ日経225先物清算値は大阪比15円高の27785円。円相場は1ドル109円10銭台で推移している。 シカゴ先物にサヤ寄せする形から小動きで始まった後は、方向感に欠けるなかでこう着感の強い相場展開となりそうである。ただし、昨日の段階で買い一巡後は戻り売りに押されていたほか、引き続き市場参加者は限られていることもあり、米株安に対する市場反応も限られるため、下値の堅さが意識されるようであれば押し目拾いの動きも見られてくるだろう。 また、昨日は指数インパクトの大きい値がさ株の下落影響が目立っていたが、一方で決算を手掛かりとした物色は見られており、指数の下落ほど地合いの悪さは感じられていないだろう。米国のインフレ警戒のほか、新型コロナウイルスの感染拡大への不透明感から積極的な売買は手控えられるものの、業績などを手掛りとした個別対応での物色は意識されやすいと考えられる。 そのほか、NT倍率は低下傾向を見せてきており、グロースからバリューへのシフトが意識されている。ワクチン接種の遅れが市場心理の足かせとなり、商いが膨らみづらい状況となっているものの、多くの自治体で高齢者への接種が始まり、ワクチン接種は今後数週間で大きく加速すると見られている。そのため、バリューへのシフトは緩やかに進むと考えられることから、バリュー株の押し目拾いを意識しておきたい。テクニカル面では日経平均は26週線を割り込んでいるため、まずは28000円辺りを固めておきたいところであり、その後26週線が位置する28500円近辺を意識。一方でTOPIXは26週線近辺での推移であるため、底堅さを見極めつつリバウンドのタイミングを狙うスタンスとなろう。 ■ブリヂストン、1Q営業利益107.0%増 809億円、コンセンサス上回る ブリヂストン<5108>は2021年12月期第1四半期決算を発表。営業利益は前年同期比107.0%増の809.10億円だった。コンセンサス(540億円程度)を上回る。トラックやバス向けを中心に販売が回復。高採算の高インチタイヤの販売も伸びた。 ■前場の注目材料 ・シカゴ日経225先物は上昇(27785、大阪比+15) ・米原油先物は上昇(66.27、+0.90) ・海外コロナワクチン接種の進展 ・世界的金融緩和の長期化 ・株価急落時の日銀ETF買い ・東芝<6502>“車谷人事”清算急ぐ、元幹部を相次ぎ呼び戻し ・東エレデバ<2760>米社のクラウド型基盤販売、代理店契約 ・7&IーHD<3382>中計再延期、米社買収でFTCが異議声明 ・豊田合成<7282>メキシコの新工場稼働、エアバッグ部品、年800万個 ・ファインシン<5994>中長期戦略に新事業盛る、介護用品開発など視野 ・横浜ゴム<5101>油圧用高圧ホースの中国生産を増強、建機需要が急回復 ・日本トムソン<6480>3カ年中計、営業益45億円以上 ・大同工業<6373>オリエンタルチエンと提携、産機用チェーン補完 ・トプコン<7732>測量機活用し建機ICT化、戦略商品に育成 ・エンシュウ<6218>5カ年中計、売上高500億円、25年度に2倍目指す ・浜松ホトニクス<6965>静岡・豊岡製作所に新棟、93億円投資、電子管製品を増産 ・富士通ゼネラル<6755>“身に付けるエアコン”レンタル、企業向け月1万円 ・ホシデン<6804>次世代太陽電池に参入、年内にサンプル出荷 ・タカラバイオ<4974>インド株など「L452R変異」検出、試薬、31日出荷開始 ・三菱製紙<3864>不妊治療分野を本格開拓、閉鎖型軸に拡販 ・三井化学<4183>丹青社と鮮やかに見えるフィルム開発 ・東海カーボン<5301>新中計、23年度売上高3200億円、M&A効果高める ・東ソー<4042>産総研と尿素誘導体を高効率合成、火力排ガス有効利用 ・東和薬品<4553>新中計、後発薬開発に350億円投資 ☆前場のイベントスケジュール <国内> ・08:50 1-3月期GDP速報値(前期比年率予想:-4.5%、10-12月期:+11.7%) <海外> ・10:30 豪準備銀行5月理事会議事要旨 《ST》
関連銘柄 20件
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時価総額 96,048百万円
半導体、IT機器の専門商社。半導体ソリューション、ITソリューションを手掛ける。自社ブランド「inrevium」の開発・設計などメーカー機能も持つ。顧客商権の拡大などで車載向け半導体製品は販売順調。 記:2024/09/01
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国内流通グループ最大手。セブン-イレブン・ジャパンやイトーヨーカ堂、セブン銀行等を傘下に収める持株会社。海外コンビニ事業の売上構成比率が高い。海外コンビニ事業は店舗網の拡大、オリジナル商品の強化等に注力。 記:2024/10/24
3864 東証プライム
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時価総額 22,057百万円
1898年創業の製紙メーカー。印刷用紙や包装紙等の紙素材事業、水処理膜基材や蓄電デバイス用セパレータ等の機能商品事業を展開。王子HDの持分法適用会社。クラフト紙、バリア紙などの環境配慮型製品を拡販。 記:2024/08/23
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時価総額 686,409百万円
総合化学大手。1935年創業。苛性ソーダ、高速液体クロマトグラフィー用カラムで国内トップシェア。臭素は国内生産量トップ。ハイシリカゼオライトは自動車用途中心に出荷順調。分離精製剤の生産能力増強図る。 記:2024/06/24
4183 東証プライム
3,582
11/22 15:30
+175(%)
時価総額 719,423百万円
総合化学大手。エラストマー、エチレン、ビジョンケア材料、半導体・電子部品工程部材等を製造・販売。メガネレンズ材料、燃料タンク材料で世界トップシェア。事業ポートフォリ変革推進。総還元性向30%以上目指す。 記:2024/10/09
4553 東証プライム
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時価総額 145,275百万円
後発薬メーカー大手。開業医向けに強い。直販を主体に卸売経由も。20年に欧州社を買収し、欧米開拓に本腰。国内部門は好調。競合の品質問題による回収受け、後発薬の代替需要増。薬価引き下げや研究開発費が重し。 記:2024/06/10
4974 東証プライム
1,086
11/22 15:30
+33(%)
時価総額 130,772百万円
研究用試薬などの試薬事業が主力。宝HD傘下。滋賀県草津市に本社。再生医療等製品関連受託などのCDMO事業、遺伝子医療事業も手掛ける。25.3期は大幅増益計画。再生医療等製品関連受託の増収などを見込む。 記:2024/07/05
5101 東証プライム
3,088
11/22 15:30
+44(%)
時価総額 523,567百万円
国内大手のタイヤメーカー。1917年創業。産業車両用などスペシャリティータイヤで高シェア。ゴルフ関連商品、航空機向け製品等も。鉱山用車両・建設用車両タイヤを強化。26.12期事業利益1500億円目標。 記:2024/10/25
5108 東証プライム
5,395
11/22 15:30
-1(%)
時価総額 3,850,401百万円
世界的なタイヤメーカー。1931年創業。生産拠点数は国内外で100超。化工品事業、スポーツ・サイクル事業等も手掛ける。海外売上比率は7割超。乗用車用プレミアムタイヤの拡販などで販売ミックスの改善図る。 記:2024/08/10
5301 東証プライム
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時価総額 210,074百万円
炭素・黒鉛製品メーカー。黒鉛電極、カーボンブラックで国内トップシェア。ファインカーボン事業、アルミ電解用のカソード等も手掛ける。ファインカーボン及び工業炉に積極投資。26.12期売上高4580億円目標。 記:2024/10/20
5994 東証スタンダード
858
11/22 15:30
-11(%)
時価総額 3,792百万円
トヨタ自動車系の粉末冶金メーカー。自動車用部品や鉄道車両部品、産業機械用部品等を手掛ける。ショックアブソーバ用部品で世界シェアトップクラス。新型ハイブリッド車用インバーター部品など電動関連製品の拡大図る。 記:2024/06/28
6218 東証スタンダード
590
11/22 15:30
+3(%)
時価総額 3,748百万円
1920年設立の工作機械メーカー。マシニングセンタ、システムライン、半導体レーザー加工機等を手掛ける。ヤマハ発動機などが主要取引先。工作機械事業の新市場への拡販、部品加工事業の拡大・強化などに注力。 記:2024/08/09
6373 東証スタンダード
753
11/22 15:30
-14(%)
時価総額 8,226百万円
二輪・四輪自動車関連製品、産業機械関連製品等を手掛ける。石川県加賀市に本社。バイク用チェーンで世界トップシェア。「D.I.D」ブランドを展開。階段昇降機の設置実績で国内トップ。自動車向けなどで拡販進める。 記:2024/07/26
6480 東証プライム
476
11/22 15:30
-6(%)
時価総額 34,986百万円
直動案内機器やニードルベアリング、精密位置決めテーブル等の製造・販売を行う。「IKOブランド」で展開。製品群は2万種超。海外売上比率は5割超。豊富な実績が強み。グローバル体制の再構築などに取り組む。 記:2024/10/21
6502 東証プライム
4,590
12/19 15:00
-5(%)
時価総額 1,988,103百万円
総合電機大手。持分法会社にキオクシアHD。不正会計や原発巨額損失で陥った経営危機から再建中。JIP連合がTOB発表。TOB価格は1株4620円。TOB成立ならば上場廃止に。24.3期1Qは営業黒字に復帰。 記:2023/09/15
6755 東証プライム
2,083
11/22 15:30
+35(%)
時価総額 227,755百万円
ルームエアコン等の空調事業が主力の電機メーカー。100カ国以上に空調機を提供。消防無線システム、電子デバイス等も手掛ける。海外売上高比率が高い。空調機は国内堅調、アジア向けの販売が拡大。経営効率化進める。 記:2024/10/17
6804 東証プライム
2,219
11/22 15:30
-19(%)
時価総額 136,269百万円
総合電子部品メーカー。コネクタやスイッチ、ジャックなどの機構部品が主力。音響部品や表示部品等も。大阪府八尾市に本社。任天堂等が主要取引先。新工場建設でアミューズメント向け製品等の生産能力増強を図る。 記:2024/08/10
6965 東証プライム
1,816
11/22 15:30
+10.5(%)
時価総額 599,585百万円
光電子増倍管などの電子管事業、光半導体素子などの光半導体事業が柱。光電子増倍管は世界トップシェア。小惑星探査機「はやぶさ」などで納入実績。海外売上高比率は70%超。学術向け光電子増倍管は売上順調。 記:2024/07/07
7282 東証プライム
2,549.5
11/22 15:30
-3.5(%)
時価総額 325,352百万円
トヨタ系自動車部品メーカー。エアバッグ等のセーフティシステム製品、ラジエータグリル等の内外装部品が主力。樹脂ターボダクト等も。トヨタグループ向け売上比率は6割超。米国で自動車用内外装部品の生産能力を増強。 記:2024/09/03
7732 東証プライム
1,567.5
11/22 15:30
+15.5(%)
時価総額 169,890百万円
総合精密光学機器メーカー。服部時計店精工舎の測量機部門を母体として1932年に設立。測量機器、ICT自動化施工システム、眼科用医療機器等を手掛ける。アイケア事業の収益力強化、低採算事業の整理等に取り組む。 記:2024/10/08