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後場に注目すべき3つのポイント~半導体株がけん引し40000円台回復

2025/1/7 12:34 FISCO
*12:34JST 後場に注目すべき3つのポイント~半導体株がけん引し40000円台回復 7日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ・日経平均は3日ぶりに反発、半導体株がけん引し40000円台回復 ・ドル・円はしっかり、158円台に浮上 ・値上がり寄与トップは東京エレクトロン<8035>、同2位はアドバンテスト<6857> ■日経平均は3日ぶりに反発、半導体株がけん引し40000円台回復 日経平均は3日ぶりに反発。前日比957.45円高(+2.44%)の40264.50円(出来高概算9億9000万株)で前場の取引を終えている。 6日の米国株式市場はまちまち。ダウ平均は25.57ドル安の42706.56ドル、ナスダックは243.30ポイント高の19864.98で取引を終了した。トランプ次期政権の一律関税を巡り範囲限定案が浮上したとの報道を受け、安心感から買われ、寄り付き後は大幅高。半導体セクターも買われ、相場を一段と押し上げた。ただ、その後、トランプ氏が関税の限定案報道を否定したため、警戒感が再燃し、上げ幅を縮小。ダウは下落に転じた。ナスダックはハイテクが引き続きけん引しプラス圏を維持し、まちまちで終了。 米ハイテク株の上昇を材料に、東京市場は買い優勢で取引を開始。値がさ半導体株の上げが目立ったことから日経平均はじりじりと上げ幅を拡大し、40000円台を回復した。大納会と大発会の下落分をほぼ埋める大幅高となったが、プライム市場の4割ほどが下落するなど全面高の展開とはならなかったことから、TOPIXの上値が重くなった。 日経平均採用銘柄では、米ハイテク株高を受けて、東京エレクトロン<8035>、ディスコ<6146>、ルネサスエレクトロニクス<6723>、レーザーテック<6920>、アドバンテスト<6857>、ソシオネクスト<6526>など半導体株が総じて上昇したほか、三菱UFJ<8306>、三井住友<8316>などメガバンクも買われた。このほか、京セラ<6971>、リクルートHD<6098>、荏原製作所<6361>、ソフトバンクグループ<9984>などが上昇。 一方、前日買われた川崎汽船<9107>、日本郵船<9101>、商船三井<9104>など海運株が弱かったほか、INPEX<1605>、出光興産<5019>、ENEOSホールディング<5020>など資源関連株も下落。このほか、花王<4452>、日本製鉄<5401>、大林組<1802>、豊田通商<8015>などがさえない。 業種別では、サービス、電気機器、銀行、証券・商品先物、精密機器などが上昇した一方、海運、鉱業、鉄鋼、電気・ガス、石油・石炭などが下落した。 先物市場で買戻しが入っているとの声も聞かれ、日経平均は40000円台を回復したが、全業種が上昇するような強い地合いではない。昨年12月戻り高値40398.23円を上回ると後場一段高の可能性はあるが、半導体株頼みの地合いのため勢いは弱いか。後場の日経平均は、40000円台で大引けを迎えられるかに注目したい。 ■ドル・円はしっかり、158円台に浮上 7日午前の東京市場でドル・円はしっかりの値動きとなり、157円57銭から158円41銭まで上値を伸ばした。昨年7月以来の高値圏に浮上。それを受けた加藤財務相の円安牽制発言でドル買い・円売りは一服したが、日本株の大幅高で円売りがドルを支える。 ここまでの取引レンジは、ドル・円は157円57銭から158円41銭、ユーロ・円は163円75銭から164円39銭、ユーロ・ドルは1.0376ドルから1.0390ドル。 ■後場のチェック銘柄 ・第一屋製パン<2215>、Sapeet<269A>など、9銘柄がストップ高 ※一時ストップ高(気配値)を含みます ・値上がり寄与トップは東京エレクトロン<8035>、同2位はアドバンテスト<6857> ■経済指標・要人発言 【経済指標】 ・米・12月サービス業PMI改定値:56.8(予想:58.5、速報値:58.5) ・米・11月製造業受注:前月比-0.4%(予想: ―0.3%、10月:+0.5%←+0.2%) ・米・11月耐久財受注改定値:前月比-1.2%(予想:-0.5%、速報値:-1.1%) ・米・11月耐久財受注(輸送用機器除く)改定値:前月比-0.2%(予想:+0.2%、速報値:-0.1%) ・米・11月製造業出荷・資本財(航空機を除く非国防)改定値:前月比+0.3%(予想:+0.3%、速報値:+0.5%) 【要人発言】 ・加藤財務相 「足元では一方的、急激な動きがみられると認識」 「為替はファンダメンタルズを反映して安定定期に推移することが重要」 「投機的な動向を含め、為替市場の動向を憂慮」 「行き過ぎた動きに対しては適切に対応」 <国内> ・10年国債入札 <海外> ・特になし 《CS》
関連銘柄 24件
1605 東証プライム
1,958
1/9 15:30
-35.5(%)
時価総額 2,465,388百万円
国内最大の石油・天然ガス開発会社。旧社名は国際石油開発帝石。石油元売り大手などが主要取引先。イクシスLNGプロジェクトなど世界約20カ国でプロジェクト展開。再生可能エネルギーの安定収益化なども推進。 記:2024/12/04
1802 東証プライム
2,041.5
1/9 15:30
-23(%)
時価総額 1,472,963百万円
1892年創業の大手ゼネコン。国内建設事業を中心に、海外建設事業、エンジニアリング事業等を展開。東京スカイツリーなどで施工実績。グループ社数は140社超。建設バリューチェーンの強化などに取り組む。 記:2024/08/09
2215 東証スタンダード
640
1/9 15:30
-17(%)
時価総額 4,435百万円
1947年創業の製パン会社。豊田通商と資本業務提携。アップルリングなどがロングセラー商品。ポケモンパンなど子供向け商品が強み。不動産事業も展開。自社ブランド商品では主力商品のリニューアルを継続実施。 記:2024/08/13
269A 東証グロース
3,160
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-700(%)
時価総額 4,389百万円
AI及び3Dに関する技術に強みをもつPKSHA Technology<3993>子会社。AIで各領域の専門家ナレッジを再現・サポートし、コア業務の価値をさらに増幅・拡張する「Expert AI」事業を展開。 記:2024/09/24
4452 東証プライム
6,060
1/9 15:30
-51(%)
時価総額 2,823,354百万円
トイレタリー国内最大手。衣料用洗剤や食器用洗剤、サニタリー製品、スキンケア製品、化粧品のほか、油脂製品等のケミカル事業も手掛ける。中国化粧品の流通在庫適正化図る。27.12期海外売上8000億円以上目標。 記:2024/11/11
5019 東証プライム
1,021.5
1/9 15:30
-29.5(%)
時価総額 1,422,584百万円
石油元売り大手。1911年に北九州・門司で創業。2019年に昭和シェル石油と経営統合。SS「apollostation」を展開。基礎化学品、高機能材等も。新規収益創出で事業ポートフォリオの転換図る。 記:2024/08/10
5020 東証プライム
807.8
1/9 15:30
-17(%)
時価総額 2,449,937百万円
ENEOS、JX石油開発、JX金属などを傘下に収める持株会社。石油元売り国内トップ。機能材事業、電気事業、再生可能エネルギー事業等も手掛ける。機能材事業の収益改善図る。JX金属が東証に新規上場申請。 記:2024/10/14
5401 東証プライム
3,083
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-51(%)
時価総額 2,929,840百万円
国内最大、世界有数の製鉄会社。自動車用鋼板、電磁鋼板、高級シームレス鋼管で実績。日鉄エンジニアリングなどを傘下に収める。中国減速で需要や市況は伸び悩み。原材料高も響く。米鉄鋼大手USスチール買収は不透明。 記:2024/11/15
11,165
1/9 15:30
-220(%)
時価総額 18,420,486百万円
求人情報サイト「Indeed」等のHRテクノロジー事業、リクナビNEXTやSUUMO等のマッチング&ソリューション事業、人材派遣事業を展開。マッチング&ソリューション事業はSaaSアカウント数の拡大図る。 記:2024/12/08
6146 東証プライム
48,680
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+80(%)
時価総額 5,272,872百万円
半導体の精密加工装置、精密加工ツールの製造・販売を行う。1937年に広島県呉市で創業。ダイシングソーなどで世界トップシェア。精密加工装置は高付加価値製品中心に出荷順調。精密加工ツールは高水準の需要続く。 記:2024/12/08
6361 東証プライム
2,689
1/9 15:30
+46.5(%)
時価総額 1,242,458百万円
1912年創業のポンプメーカー。標準ポンプや冷却塔、排水機場用ポンプで国内トップシェア。精密・電子、建築・産業、エネルギー分野の売上比率が高い。配当性向35%以上目標。成長分野中心に積極的な投資を行う。 記:2024/08/27
6526 東証プライム
2,766
1/9 15:30
-30.5(%)
時価総額 496,218百万円
ファブレス半導体ベンダー。富士通、パナソニックのSoC事業の統合により誕生。カスタムSoCの開発・提供等を行う。オートモーティブ、スマートデバイス等が注力分野。グローバルな設計・開発力の強化を図る。 記:2024/12/22
2,056
1/9 15:30
-55(%)
時価総額 3,845,984百万円
大手半導体メーカー。車載用マイコンで世界首位級。海外での大型買収により、電圧制御用や通信用の半導体を拡大。自動車向け事業は堅調。円安や自動運転支援、EV向け製品の売上が増加。米GaNパワー半導体会社買収へ。 記:2024/06/15
6857 東証プライム
9,874
1/9 15:30
-201(%)
時価総額 7,564,876百万円
SoC半導体用試験装置など半導体・部品テストシステム事業が主力。半導体検査装置で世界トップシェア。メカトロニクス関連製品の製造・販売等も。海外売上高比率は9割超。グローバル及びサポート力の増強図る。 記:2024/10/12
6920 東証プライム
15,505
1/9 15:30
-855(%)
時価総額 1,461,904百万円
半導体関連装置メーカー。シェア独占のEUVマスク欠陥検査装置に強み。FPD関連装置、レーザー顕微鏡なども。1960年創業。24年9月に新製品「SiCウェハ欠陥検査/レビュー装置SICA108」を発表。 記:2024/11/11
6971 東証プライム
1,599
1/9 15:30
-41(%)
時価総額 2,415,248百万円
大手電子部品メーカー。セラミック技術に強み。セラミックパッケージや半導体製造装置向けセラミック部品等で高シェア商品多数。京都府京都市に本社。事業の選択と集中を推進。中計では26.3期売上高2.5兆円目標。 記:2024/10/20
8015 東証プライム
2,684
1/9 15:30
-46(%)
時価総額 2,850,864百万円
トヨタグループの総合商社。2006年にトーメンと合併。自動車関連、アフリカビジネスに強み。ラオス首都空港国際線ターミナルの運営等にも携わる。自動車鋼板事業の競争力強化、サイバーセキュリティ事業の拡大図る。 記:2024/11/12
8035 東証プライム
27,035
1/9 15:30
-505(%)
時価総額 12,750,598百万円
世界的な半導体製造装置メーカー。TBSの出資で1963年に設立。塗布現像、ガスケミカルエッチング、拡散炉などで世界トップシェア。配当性向は50%目処。海外売上高比率が高い。積極的な設備投資を継続。 記:2024/12/20
1,917.5
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-1.5(%)
時価総額 25,468,225百万円
三菱UFJ銀行、三菱UFJ信託銀行、三菱UFJモルガン・スタンレー証券、三菱UFJニコスなどを傘下に収める総合金融グループ。世界最大の金融機関の一つ。金利上昇で利ザヤ拡大。ウェルスナビを完全子会社化へ。 記:2024/12/20
3,840
1/9 15:30
-47(%)
時価総額 15,070,203百万円
三井住友銀行、SMBC信託銀行、三井住友ファイナンス&リース、SMBC日興証券、三井住友カードなどを傘下に収める持株会社。総資産は300兆円超。決済ビジネスを強化。政策保有株式の削減交渉は進捗順調。 記:2024/08/22
9101 東証プライム
5,062
1/9 15:30
-275(%)
時価総額 2,333,582百万円
海運の国内最大手。1885年創業。三菱グループ。不定期専用船事業、物流事業が柱。定期船事業、航空運送事業等も展開。世界最大規模の自動車専用船を保有。航空運送事業は貨物取扱量が増加、運賃単価は高水準。 記:2024/12/15
9104 東証プライム
5,421
1/9 15:30
-255(%)
時価総額 1,965,405百万円
海運国内2位。1884年創業。三井グループ。ドライバルク事業、エネルギー事業、製品輸送事業が柱。LNG船の所有・管理・運航で世界シェアトップクラス。配当性向30%目安。自動車船などは好調。運行費用増が重し。 記:2024/12/23
9107 東証プライム
2,121
1/9 15:30
-130.5(%)
時価総額 1,432,040百万円
海運国内3位。1919年設立。自動車船事業などの製品物流部門が主力。ドライバルク事業等も。持分法適用関連会社にコンテナ船事業を行うONE社。ドライバルクセグメントでは運航コスト削減、配船効率の向上図る。 記:2024/11/27
9984 東証プライム
9,329
1/9 15:30
-42(%)
時価総額 13,713,583百万円
携帯キャリアのソフトバンク、LINEヤフー、ビジョン・ファンド、半導体設計の英ARMなどを傘下に収める持株会社。スマホ契約数は増加。コンシューマ事業はモバイルサービス、ブロードバンドサービス売上等が順調。 記:2024/11/27