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前場に注目すべき3つのポイント~買い一巡後はこう着も押し目待ち狙いの買い意欲は強い~

2024/12/4 8:54 FISCO
*08:54JST 前場に注目すべき3つのポイント~買い一巡後はこう着も押し目待ち狙いの買い意欲は強い~ 4日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ■買い一巡後はこう着も押し目待ち狙いの買い意欲は強い ■内田洋行、1Q営業利益 48.6%減 15.37億円 ■前場の注目材料:ハッチ・ワーク、月極め駐車場を短期シェア、空き区画有効活用 ■買い一巡後はこう着も押し目待ち狙いの買い意欲は強い 4日の日本株市場は、買い一巡後はこう着感の強い相場展開になりそうだが、下値の堅さは意識されそうだ。3日の米国市場はNYダウが76ドル安、ナスダックは76ポイント高だった。週末に米雇用統計の発表を控えるなか、利益確定の売りが優勢となった。ただし、JOLTS求人件数が労働市場の底堅さを示す内容だったことで、景気に楽観的な見方が強まり、終盤にかけて下げ幅を縮小した。そのなかでハイテク株の一角が買われており、ナスダック指数は最高値を更新。シカゴ日経225先物清算値は大阪比90円高の39240円。円相場は1ドル149円60銭台で推移している。 日経平均株価はシカゴ先物にサヤ寄せする形から、やや買い先行で始まりそうだ。米国市場では重要な経済指標の発表を控えて積極的な売買は手控えられたが、アマゾンやアップル、エヌビディアなどが買われており、前日のようなインパクトは限られるものの、指数寄与度の大きい値がさハイテク株の下支えになりそうだ。 日経225先物はナイトセッションで一時38860円まで売られる場面もみられたが、韓国のユン・ソンニョル大統領が非常戒厳を宣布すると発表したことが影響したとみられる。その後、非常戒厳を解除する方針を示しているため、落ち着きを取り戻そう。終盤にかけての切り返しによってボリンジャーバンドの+1σ水準を回復してきており、同水準を明確に上放れてくるようだと、売り方の買い戻しの動きが強まる可能性はありそうだ。 昨日の日経平均株価はマドを空けての上昇から、上値抵抗線として意識されていた25日、200日線を上回っての推移となった。節目の39500円に接近する局面では戻り待ちの売りが入りやすい状況だったと考えられるが、押し目待ち狙いの買い意欲は強そうだ。39000円から39500円辺りでのレンジを意識しつつ、39500円を捉えてくるようだと、11月7日の戻り高値39884円が射程に入ってくるだろう。 物色としてはハイテク株の押し目狙いのほか、AI関連などテーマ性のある中小型株に個人主体の資金が向かいやすいだろう。また、対中関係が緊迫化するなか、リスク回避的に内需系への物色も意識されそうである。 ■内田洋行、1Q営業利益 48.6%減 15.37億円 内田洋行<8057>が発表した2025年7月期第1四半期業績は、売上高が前年同期比1.2%減の525億6300万円、営業利益は同48.6%減の15億3700万円だった。インボイス制度に対応するためのシステム改修案件の集中、ならびに教育ICTでの大型案件の反動が大きく、売上高および売上総利益は減少した。グループ共通販売管理システム投資やベースアップなどの従業員の処遇改善等を進めていることから、販管費は増加しており、減益となった。 ■前場の注目材料 ・日経平均は上昇(39248.86、+735.84) ・ナスダック総合指数は上昇(19480.91、+76.96) ・シカゴ日経先物は上昇(39240、+90) ・VIX指数は低下(13.30、-0.04) ・米原油先物は上昇(69.94、+1.84) ・活発な自社株買い ・東証による企業価値向上の要請 ・I-PEX<6640>クリーンルーム整備、MEMS受託製造を増強 ・JDI<6740>台湾社と次世代有機ELで提携、車載ディスプレー拡販 ・日本製鉄<5401>買収「阻止」明言、トランプ氏、USスチールを保護 ・ハッチ・ワーク<148A>月極め駐車場を短期シェア、空き区画有効活用 ・中央発條<5992>インドで来年合弁設立へ、ケーブルを強化 ・安川電機<6506>米ロボ工場を新中計の柱に、事業強化300億円投資 ・日立建機<6305>インド新会社、グループ全体で開発力強化 ・ユアサ商事<8074>アルファTKGと、AI協働ロボで溶接時短、ツガワ工場で実演 ・コマツ<6301>建機部品のネット販売拡大、商品情報充実 ・石油資源開発<1662>日揮グローバルと、CO2輸送プロ前進 ・富士通<6702>出向起業スタートアップが誕生、独立、初事例 ・パナHD<6752>英で再生エネ100%、電子レンジ工場で実証、太陽光・水素など連携 ・マクセル<6810>産業機器バックアップ用モジュール、全固体電池を複数搭載 ・アルバック<6728>半導体分野にシフト、拡張性高い成膜装置披露 ・SCSK<9719>NTTデータGと、スリーシェイクに出資、クラウド拡充・人材育成 ・TKP<3479>東京・汐留に多目的施設開設、レンタルオフィス拡大へ ・旭化成<3407>超小型ホールセンサーを量産出荷、高精度に位置検出 ・日本ヒューム<5262>大林組と、プレキャスト部材を3D造形、擁壁工程を30%短縮 ・INPEX<1605>マレーシアで探鉱作業推進、権益42%取得 ☆前場のイベントスケジュール <国内> ・特になし <海外> ・09:30 豪・7-9月期GDP(前年比予想:+1.1%、4-6月期:+1.0%) ・10:45 中・11月財新サービス業PMI(予想:52.4、10月:52.0) 《ST》
関連銘柄 20件
148A 東証グロース
1,983
12/20 15:30
-36(%)
時価総額 3,663百万円
月極駐車場オンライン管理システム「アットパーキングクラウド」等の月極イノベーション事業、貸会議室等の提供を行うビルディングイノベーション事業を展開。APクラウドサービスは順調。カーシェア拠点開発を積極支援。 記:2024/11/20
1605 東証プライム
1,941.5
12/20 15:30
+8(%)
時価総額 2,444,613百万円
国内最大の石油・天然ガス開発会社。旧社名は国際石油開発帝石。石油元売り大手などが主要取引先。イクシスLNGプロジェクトなど世界約20カ国でプロジェクト展開。再生可能エネルギーの安定収益化などに取り組む。 記:2024/07/29
1662 東証プライム
1,082
12/20 15:30
-2(%)
時価総額 278,074百万円
石油開発最大手。日本政府が筆頭株主。北海道、秋田県、山形県、新潟県に油ガス田を保有。海外はイラク・ガラフ油田など。E&P事業は売上伸長。北米、中東における原油販売量の増加が寄与。人件費増が重し。 記:2024/09/04
3407 東証プライム
1,058.5
12/20 15:30
-8.5(%)
時価総額 1,475,477百万円
総合化学大手。1922年創業。アクリロニトリルや人工皮革、感光性ドライフィルム等を手掛ける。住宅事業や建材事業、医薬事業等も展開。自動車内装材事業では価格転嫁が進捗。建築請負部門では平均単価が上昇。 記:2024/11/27
3479 東証グロース
1,200
12/20 15:30
-2(%)
時価総額 50,851百万円
貸会議室事業が主力。リゾートホテルやビジネスホテル等のホテル・宿泊研修事業等も手掛ける。運営する貸会議室は230施設超。顧客基盤は3万社超。高いリピート率が強み。貸会議室事業では引き続き新規出店等を推進。 記:2024/06/03
5262 東証プライム
1,327
12/20 15:30
-18(%)
時価総額 38,945百万円
コンクリート二次製品の総合メーカー。1925年設立。コンクリートパイル、ヒューム管が主力製品。ヒューム管は国内シェアトップクラス。下水道事業では耐震化事業、メンテナンス事業の領域拡大などに取り組む。 記:2024/08/19
5401 東証プライム
2,982
12/20 15:30
+2(%)
時価総額 2,833,857百万円
国内最大、世界有数の製鉄会社。自動車用鋼板、電磁鋼板、高級シームレス鋼管で実績。日鉄エンジニアリングなどを傘下に収める。中国減速で需要や市況は伸び悩み。原材料高も響く。米鉄鋼大手USスチール買収は不透明。 記:2024/11/15
5992 東証スタンダード
1,282
12/20 15:30
-10(%)
時価総額 32,745百万円
トヨタ系列の自動車ばねメーカー。1925年創業。シャシばね、精密ばね、コントロールケーブル等の製造・販売を行う。新型ランドクルーザー250シリーズが同社製品採用。28.3期売上高1000億円以上目標。 記:2024/06/15
6301 東証プライム
4,162
12/20 15:30
+48(%)
時価総額 4,053,001百万円
世界2位の総合建設機械メーカー。1921年設立。自動車産業向け大型プレスなど産業機械も。エンジンなどは国内で自社開発。海外売上比率は8割超。配当性向40%以上目安。坑内掘りハードロック事業の拡大図る。 記:2024/10/07
6305 東証プライム
3,395
12/20 15:30
-8(%)
時価総額 730,315百万円
総合建設機械メーカー。ミニショベルや油圧ショベル等のほか、リジッドダンプトラックなど鉱山現場向け製品も。製品力、グローバルネットワークなどが強み。米州事業は拡大続く。海外レンタル事業の拡大等に注力。 記:2024/10/20
6506 東証プライム
3,886
12/20 15:30
-26(%)
時価総額 1,036,357百万円
ACサーボモータ等のモーションコントロール、産業用ロボットが柱。1915年創業。鉄鋼用大型プラント設備、環境・エネルギー機器なども手掛ける。欧州地域のロボット生産体制を強化。販売力の強化にも取り組む。 記:2024/10/25
6640 東証プライム
2,962
12/20 15:30
+23(%)
時価総額 55,458百万円
精密部品メーカー。コネクタ、HDD関連部品等を手掛ける電気・電子部品事業が主力。安全走行系のセンサなどの自動車部品事業等も。コネクタ、HDD関連部品は好調維持。MBO実施、成立なら同社株は上場廃止へ。 記:2024/11/27
6702 東証プライム
2,809.5
12/20 15:30
+29.5(%)
時価総額 5,818,778百万円
国内最大のITサービス企業。1935年設立。通信インフラやストレージ、サーバー、電子デバイスを展開。官公庁、金融向けに強み。成長領域のサービスソリューションに注力。欧州の構造改革は25年度に完了予定。 記:2024/10/20
6728 東証プライム
6,053
12/20 15:30
-46(%)
時価総額 298,752百万円
真空機器メーカー。スパッタリング装置、CVD装置、エッチング装置等が主要製品。FPD用スパッタリング製造装置で世界トップシェア。表面分析装置等も。配当性向35%以上目途。26.6期売上高3000億円目標。 記:2024/10/10
6740 東証プライム
19
12/20 15:30
-1(%)
時価総額 73,727百万円
ディスプレイデバイスメーカー。自動車用ディスプレイの車載向けが主力。スマートウォッチやVR機器等の民生機器用ディスプレイ、医療用モニター等も。eLEAP、HMO、メタバースなどを成長ドライバーに位置付け。 記:2024/10/20
1,588
12/20 15:30
+20.5(%)
時価総額 3,897,660百万円
電機大手のパナソニックを中核とする持株会社。1918年創業。家電や住宅設備、AV機器、デジカメ、電子部品、産業電池・車載用電池等を手掛ける。配当性向30%目安。車載電池、空質空調等を投資領域に位置付け。 記:2024/09/02
6810 東証プライム
1,741
12/20 15:30
+8(%)
時価総額 86,521百万円
各種リチウム電池やIoT電源システム、産業用テープ等の機能性部材料、車載用光学部品、理美容機器等を手掛ける。LEDヘッドランプレンズで世界トップシェア。小野事業所に新ライン構築で一次電池の生産能力増強へ。 記:2024/10/20
8057 東証プライム
6,580
12/20 15:30
+40(%)
時価総額 68,557百万円
法人向けERP・業務システム等を手掛ける情報関連事業が柱。1910年創業。教育ICT環境構築等の公共関連事業、オフィス家具等のオフィス関連事業も。クラウド型会議室運用支援サービス等のICTサービスは順調。 記:2024/08/12
8074 東証プライム
4,255
12/20 15:30
-30(%)
時価総額 94,036百万円
住設・管材・空調部門が主力の商社。工業機械、産業機器、建築・エクステリア、建設機械なども扱う。1666年創業。主要販売先は約2万社、主要仕入先は6000社。ロボット、自動化設備の拡販など成長戦略を推進。 記:2024/10/08
9719 東証プライム
3,266
12/20 15:30
-38(%)
時価総額 1,021,850百万円
住友商事グループのITサービス大手。システム開発やITインフラ構築、コンサル、BPO、検証サービス等を手掛ける。第一生命などが主要取引先。ベリサーブ等を傘下に持つ。26.3期営業利益率12.5%以上目標。 記:2024/11/28