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後場に注目すべき3つのポイント~8カ月ぶりの円高水準が嫌気される展開に

2024/9/11 12:23 FISCO
*12:23JST 後場に注目すべき3つのポイント~8カ月ぶりの円高水準が嫌気される展開に 11日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ・日経平均は7日続落、8カ月ぶりの円高水準が嫌気される展開に ・ドル・円は軟調、141円台で推移 ・値下り寄与トップはファーストリテ<9983>、同2位はKDDI<9433> ■日経平均は7日続落、8カ月ぶりの円高水準が嫌気される展開に 日経平均は7日続落。前日比291.83円安(-0.81%)の35867.33円(出来高概算8億4000万株)で前場の取引を終えている。 10日の米国市場はまちまち。ダウ平均は92.63ドル安(-0.23%)の40736.96ドル、ナスダックは141.28ポイント高(+0.84%)の17025.88、S&P500は24.47ポイント高(+0.45%)の5495.52で取引を終了した。ソフトランディング期待を受けた買いが続き、寄り付き後、上昇。しかし、金融セクターの下落や原油価格の下落でエネルギーセクターが弱く、ダウは下落に転じ終日売られた。長期金利低下でハイテクは終日堅調に推移しまちまちで終了。 米国株が高安まちまちも、為替の円高推移が嫌気されて、東京市場は売り優勢で取引を開始した。日経平均は36000円台を割り込んだ後は、35800円水準で下げ渋ったが、中川順子日銀審議委員が今後の利上げ実施を示唆したことで、為替は一時1ドル141円49銭と約8カ月ぶりの円高水準まで上昇。自動車株など輸出関連銘柄が弱い動きを見せた。 日経平均採用銘柄では、原油価格の下落を受けて、INPEX<1605>、出光興産<5019>、ENEOSホールディングス<5020>と資源関連の一角が売られたほか、為替の円高進行が嫌気されて、三菱自<7211>、SUBARU<7270>、日産自<7201>、いすゞ自<7202>、日野自<7205>など自動車株がさえない。このほか、東急不動産HD<3289>、サッポロHD<2501>、アマダ<6113>、イオン<8267>などが売られた。 一方、国内証券会社が目標株価を引き上げたことから富士通<6702>が上昇し年初来高値を更新したほか、ナスダック上昇を受けて、ソシオネクスト<6526>、東京エレクトロン<8035>など半導体株の一角が上昇。このほか、ヤマトHD<9064>、フジクラ<5803>、信越化<4063>、ニトリHD<9843>、ソフトバンクグループ<9984>、キーエンス<6861>などが買われた。 全業種が下落するなか、鉱業、電気・ガス業、石油・石炭製品、鉄鋼、輸送用機器の下げが目立った。 中川審議委員は、午前中に秋田市で開催された金融経済懇談会で、経済・物価が見通しに沿って推移すれば「金融緩和の度合いを調整していくことになる」などと話した。9月上旬、高田創審議委員が金沢市での金融経済懇談会で講演し「経済・物価の見通しがある程度実現していけば、それに応じて(金融緩和の度合いを)段階的に調整していく」との基本姿勢を強調していたことから、ほぼその流れを踏襲した内容だが、市場は「利上げに前向き」と捉えたもよう。後場の日経平均は、為替を睨んでの展開となるが、同時に行われていた米大統領選挙のテレビ討論会の内容なども見極める必要もあろう。後場の株式市場、為替市場、金利市場は荒い値動きを見せる可能性も。 ■ドル・円は軟調、141円台で推移 11日午前の東京市場でドル・円は軟調地合いとなり、142円47銭から141円50銭まで値を下げた。日経平均株価の弱含みで日本株安を嫌気した円買いが強まり、主要通貨を下押し。また、米10年債利回りの低下でドル売りに振れ、141円台で推移した。 ここまでの取引レンジは、ドル・円は141円50銭から142円47銭、ユーロ・円は156円21銭から157円01銭、ユーロ・ドルは1.1016ドルから1.1044ドル。 ■後場のチェック銘柄 ・プロディライト<5580>の、1銘柄がストップ高 ※一時ストップ高(気配値)を含みます ・値下り寄与トップはファーストリテ<9983>、同2位はKDDI<9433> ■経済指標・要人発言 【経済指標】 ・特になし 【要人発言】 ・中川日銀審議委員 「現在の実質金利は極めて低い水準にある」 「先行き日銀の見通しが実現していくとすれば、緩和度合いの調整」 「緩和度合いの調整には、市場の変化の影響を丁寧に評価・判断」 「国債購入の減額計画は中間評価で必要なら修正ありうる」 ・ハンター豪準備銀行総裁補 「見通しの不確実性はさらに高まっている」 「我々の予測は何らかの点で間違っている可能性もある」 <国内> ・特になし <海外> ・15:00 英・7月鉱工業生産(前月比予想:+0.3%、6月:+0.8%) ・15:00 英・7月貿易収支(予想:-180億ポンド、6月:-188.94億ポンド) 《CS》
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1605 東証プライム
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時価総額 2,563,947百万円
国内最大の石油・天然ガス開発会社。旧社名は国際石油開発帝石。石油元売り大手などが主要取引先。イクシスLNGプロジェクトなど世界約20カ国でプロジェクト展開。再生可能エネルギーの安定収益化などに取り組む。 記:2024/07/29
7,655
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+235(%)
時価総額 603,168百万円
ビールで国内4位の酒類メーカー。傘下に飲料・食品のポッカ。保有地活用の不動産ビジネスでも収益を稼ぐ。24.12期は「黒ラベル」を牽引役にビールの伸長を想定。不動産も安定推移の見込み。増収増益・増配を計画。 記:2024/04/10
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時価総額 687,583百万円
東急不動産、東急コミュニティー、東急リバブルなどを傘下に収める持株会社。渋谷エリアの商業施設、オフィスビルの開発・運営に強み。配当性向30%以上目安。25.3期は売上、各利益ともに過去最高更新を見込む。 記:2024/07/05
4063 東証プライム
5,638
9/17 15:00
-68(%)
時価総額 11,412,005百万円
時価総額世界上位の化学メーカー。塩化ビニル樹脂、シリコンウエハー、合成石英等で世界トップシェア。海外売上高比率が高い。希土類磁石は車載市場などへの拡販に取り組む。配当性向は中長期的に40%目指す。 記:2024/05/16
5019 東証プライム
987.8
9/17 15:00
+0.7(%)
時価総額 1,471,154百万円
石油元売り大手。1911年に北九州・門司で創業。2019年に昭和シェル石油と経営統合。SS「apollostation」を展開。基礎化学品、高機能材等も。新規収益創出で事業ポートフォリオの転換図る。 記:2024/08/10
5020 東証プライム
738
9/17 15:00
+2.8(%)
時価総額 2,383,949百万円
大手エネルギーグループ会社。石油元売りトップ。サービスステーションの運営や石油・ガス開発、金属資源開発、製錬を行う。今期3Q累計は原油価格や金属価格の下落が影響も、在庫影響を除き営業増益となった。 記:2024/04/16
5580 東証グロース
1,199
9/17 15:00
-290(%)
時価総額 1,873百万円
クラウド電話システム「INNOVERA」やクラウド直収型電話回線「IP-Line」、Yealink社製端末の販売等を行う。INNOVERAのアカウント数は3.8万超。エンタープライズ向け提案を加速。 記:2024/08/20
5803 東証プライム
4,136
9/17 15:00
+6(%)
時価総額 1,223,689百万円
独立系電線メーカー大手。1885年創業。光ファイバケーブルや通信ケーブル、圧力センサ、プリント回路、自動車電装品等を手掛ける。光ファイバ融着接続機に強み。自動車事業部門は収益性改善に引き続き取り組む。 記:2024/08/05
6113 東証プライム
1,428
9/17 15:00
-0.5(%)
時価総額 512,816百万円
金属加工機械メーカー。板金加工機械で国内トップシェア。溶接機や研削盤、プレスマシン等も手掛ける。海外売上高比率は6割超。配当性向50%目安。受注残高は高水準。中計では26.3期売上高4000億円目標。 記:2024/06/13
6526 東証プライム
2,781
9/17 15:00
-102.5(%)
時価総額 495,246百万円
半導体ファブレスメーカー。富士通、パナソニックのシステムLSI事業の統合により誕生。SoCの設計・開発、販売を行う。オートモーティブ、データセンターなどが注力分野。注力分野中心に多くの大型商談を獲得。 記:2024/07/28
6702 東証プライム
2,931.5
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時価総額 6,071,453百万円
国内最大のITサービス企業。通信インフラやストレージ、サーバー、電子デバイスを展開。官公庁、金融向けに強み。事業ポートフォリオの変革は順調。サービスソリューションが成長領域。26.3期売上4.2兆円目標。 記:2024/04/30
6861 東証プライム
65,430
9/17 15:00
-620(%)
時価総額 15,913,099百万円
業用計測制御機器大手。FA用センサで高シェア。開発・販売に専念し、生産は外部に委託。直販体制に強み。24.3期3Q累計は欧米堅調。円安や部材調達改善で粗利率も改善。だが日本や中国が足踏み。人件費増も重石。 記:2024/04/15
7201 東証プライム
382.7
9/17 15:00
-8.1(%)
時価総額 1,615,268百万円
自動車大手。仏ルノー、三菱自と3社連合を形成。EV展開で先行。24.3期3Q累計は中国の競争激化。だが半導体不足解消を受けて中国以外で販売を伸ばす。値上げ効果も出て増収増益に。ホンダとEV分野で提携検討。 記:2024/04/12
7202 東証プライム
1,988.5
9/17 15:00
±0(%)
時価総額 1,545,943百万円
トラック・バスの製造・販売等を行う商用車メーカー。1916年創業。150以上の国・地域で販売。ディーゼルエンジンなどに強み。トヨタ自動車と資本提携。配当性向40%目安。商用車では新型車の拡販などに注力。 記:2024/08/20
7205 東証プライム
408.9
9/17 15:00
+1.5(%)
時価総額 234,946百万円
トラック・バスメーカー。大型や中型、小型のトラック、観光バスや路面バスを製造、販売する。ディーゼルエンジンや自動車部品も提供する。トヨタの連結子会社。国内販売台数が増加。海外低調も価格改定進める。 記:2024/07/25
7211 東証プライム
372.3
9/17 15:00
-11.5(%)
時価総額 554,832百万円
SUV・4WD技術に強みを持つ自動車メーカー。仏ルノー及び日産自動車と提携。海外売上高比率は7割超。アセアンの販売台数比率が高い。26.3期営業利益2200億円目標。アセアンで新商品の連続投入計画。 記:2024/06/17
7270 東証プライム
2,340
9/17 15:00
-60.5(%)
時価総額 1,799,872百万円
自動車中堅。販売台数の7割超が北米向け。トヨタと資本業務提携。運転支援システム「アイサイト」等が特徴。自動車事業部門は好調。売上台数は2桁増。国内は足踏みだが、海外が伸びる。24.3期3Qは大幅増益。 記:2024/04/14
8035 東証プライム
22,440
9/17 15:00
-1,240(%)
時価総額 10,583,445百万円
世界的な半導体製造装置メーカー。TBSの出資で1963年に設立。塗布現像、ガスケミカルエッチング、拡散炉などで世界トップシェア。配当性向50%目処。研究開発投資を積極化。固定費の最適化などにも取り組む。 記:2024/07/07
8267 東証プライム
4,019
9/17 15:00
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時価総額 3,504,267百万円
流通大手。総合スーパーを軸に食品スーパーやドラッグストア、金融、不動産などを展開。アセアンなどアジアでも事業展開。連結配当性向は30%目標。ヘルス&ウエルネスの進化、アジアシフトの加速等に取り組む。 記:2024/05/06
9064 東証プライム
1,641.5
9/17 15:00
+21.5(%)
時価総額 623,483百万円
宅配便国内最大手。クロネコヤマトの宅急便のヤマト運輸を中核とする持株会社。クロネコメンバーズの登録者数は5000万人超。宅急便ネットワークの強靭化図る。27.3期営業利益1200〜1600億円目標。 記:2024/06/07
9433 東証プライム
4,737
9/17 15:00
-26(%)
時価総額 10,914,901百万円
国内シェア2位の大手通信キャリア。auブランドの携帯電話が主力。沖縄セルラー電話、JCOMなどを傘下に持つ。ローソンへのTOBは成立。au PAYカードの会員数が944万人を突破するなど金融事業は順調。 記:2024/06/04
9843 東証プライム
22,735
9/17 15:00
+125(%)
時価総額 2,601,862百万円
家具・インテリア国内最大手。企画、原材料調達、製造、物流、販売の一貫体制を構築。アイテム数は約1万点。8割超が自社開発商品。島忠を傘下に収める。Nポルダなどは売上順調。26.3期買上客数2億人以上目標。 記:2024/06/13
9983 東証プライム
44,070
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+170(%)
時価総額 14,023,999百万円
世界的なアパレル会社。「ユニクロ」を主力に、「ジーユー」、「セオリー」等のブランドを世界中で展開。海外ユニクロ事業を成長の柱として位置付け。LifeWearの浸透や出店加速で北米、欧州は顧客層が拡大。 記:2024/05/10
9984 東証プライム
8,168
9/17 15:00
-261(%)
時価総額 14,073,088百万円
携帯キャリアのソフトバンク、LINEヤフー、ビジョン・ファンド、半導体設計の英ARMなどを傘下に収める持株会社。ソフトバンク事業はメディア・EC事業などが順調。中計では26.3期純利益5350億円目指す。 記:2024/06/17