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後場に注目すべき3つのポイント~売り一巡後は高田日銀審議委員の発言で一時切り返す場面も

2024/9/5 12:24 FISCO
*12:24JST 後場に注目すべき3つのポイント~売り一巡後は高田日銀審議委員の発言で一時切り返す場面も 5日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ・日経平均は3日続落、売り一巡後は高田日銀審議委員の発言で一時切り返す場面も ・ドル・円は下げ渋り、値ごろ感から買戻し ・値下り寄与トップはファーストリテ<9983>、同2位は東京エレクトロン<8035> ■日経平均は3日続落、売り一巡後は高田日銀審議委員の発言で一時切り返す場面も 日経平均は3日続落。前日比130.17円安(-0.35%)の36917.44円(出来高概算7億7000万株)で前場の取引を終えている。 4日の米国株式市場はまちまち。ダウ平均は38.04ドル高(+0.09%)の40974.97ドル、ナスダックは52.00ポイント安(-0.30%)の17084.30、S&P500は8.86ポイント安(-0.16%)の5520.07で取引を終了した。半導体セクターの下落を警戒し、寄り付き後、下落。7月JOLT求人件数が予想以上に減少し大幅利下げの思惑が強まると、一時買戻しが強まり上昇に転じた。しかし、ボスティック・アトランタ連銀総裁がエッセイの中で、労働市場の混乱リスクに言及し早期の利下げを促したほか、連邦準備制度理事会(FRB)が公表した地区連銀経済報告(ベージュブック)で景気の緩やかな減速が示され、雇用統計の発表を控えた警戒感に上値も限定的となり、まちまちで終了。 米国株は高安まちまちも、為替が1ドル143円台と円高ドル安が強まったことから、東京市場は主力株中心に売り優勢で取引を開始した。日経平均は36359.23円と8月14日以来の水準まで下げ幅を拡大したが、売り一巡後、年金と思われる買いが主力株に入ったことから下げ幅を縮小。日経平均は一時切り返し37000円台を回復する場面も見られた。 日経平均採用銘柄では、日経平均構成ウェイトの調整が入ることが意識されてファーストリテ<9983>が売られたほか、ルネサスエレクトロニクス<6723>、レーザーテック<6920>、東京エレクトロン<8035>、アドバンテスト<6857>など半導体株の一角が下落した。このほか、中外製薬<4519>、シャープ<6753>、横河電機<6841>、ファナック<6954>などが売られた。 一方、証券会社のポジティブなレポートを材料にアサヒグループHD<2502>が買われたほか、三菱倉庫<9301>、GSユアサ<6674>、日立造船<7004>が寄付きから上げ幅を拡大。このほか、花王<4452>、大成建設<1801>、東レ<3402>、三菱ケミG<4188>などが切り返す展開となった。 業種別では、保険業、医薬品、小売業、精密機器、電気機器などが下落した一方、倉庫・運輸関連業、ゴム製品、証券・商品先物取引業、陸運業、繊維製品などが上昇。 午前中、石川県で開催された金融経済懇談会にて、高田創日本銀行審議委員は、日銀が国債買い入れの減額計画を決めたことに関連し、「日銀のバランスシート規模は大きく、今後もかなりの期間にわたってバランスシートの縮小を続けることが予測される」「現時点で、最終的な国債保有残高やバランスシートをどこまで縮小するのかが望ましいかを議論するのは難しい」と指摘。そして、「株式、為替の変動を当面は動向を注視する」と市場に一定の配慮を行ったことで、株式市場、為替市場は過度な悲観論が後退した。今晩も米雇用関連の経済指標が発表されることで、為替の円高が進む可能性はあるが、年金筋の買い観測も聞かれることから、後場の日経平均は37000円水準でのもみ合いを想定する。 ■ドル・円は下げ渋り、値ごろ感から買戻し 5日午前の東京市場でドル・円は下げ渋り。前日海外市場でのドル売りが続き、143円90銭から143円19銭まで値を下げた。ただ、ドルは値ごろ感により買戻しが入りやすい。また、日経平均株価は下げ幅を縮小しており、リスク回避の円買いを弱めた。 ここまでの取引レンジは、ドル・円は143円19銭から143円90銭、ユーロ・円は158円70銭から159円45銭、ユーロ・ドルは1.1076ドルから1.1086ドル。 ■後場のチェック銘柄 ・イシン<143A>、ANAP<3189>など、6銘柄がストップ高 ※一時ストップ高(気配値)を含みます ・値下り寄与トップはファーストリテ<9983>、同2位は東京エレクトロン<8035> ■経済指標・要人発言 【経済指標】 ・日・7月毎月勤労統計・現金給与総額:前年比+3.6%(予想:+2.9%、6月:+4.5%) ・豪・7月貿易収支:+60.09億豪ドル(予想:+50.00億豪ドル、6月:+54.25億豪ドル←+55.89億豪ドル) 【要人発言】 ・デイリー米SF連銀総裁 「インフレは低下、景気は減速し、金利を引き下げるべき」 「9月利下げはわからない。雇用統計などさらなるデータが必要」 ・高田日銀審議委員 「利上げ後も緩和的な金融環境はなお継続」 「当面は株式・為替の動向を注視し影響を見極める必要」 「前向きな企業行動が続けば、緩和度合いのさらなる調整が必要」 <国内> ・特になし <海外> ・14:45 スイス・8月失業率(予想:2.4%、7月:2.3%) ・15:00 独・7月製造業受注(前月比予想:-1.7%、6月:+3.9%) 《CS》
関連銘柄 19件
143A 東証グロース
1,125
9/19 15:00
+32(%)
時価総額 2,070百万円
自治体通信等の公民共創事業、法人向け情報ポータルサービス「BLITZ Portal」等のグローバルイノベーション事業、ベンチャー通信等のメディアPR事業を展開。公民共創事業では自治体通信の新規獲得が順調。 記:2024/06/25
1801 東証プライム
6,277
9/19 15:00
-9(%)
時価総額 1,260,440百万円
1873年創業の大手ゼネコン。建築事業の売上比率が高い。新国立競技場などで施工実績。クアラルンプール国際空港など海外でも実績多数。リニューアル、エンジニアリング事業関連プロジェクトなどに経営資源を配分。 記:2024/08/09
5,532
9/19 15:00
+10(%)
時価総額 2,804,741百万円
国内ビール大手のアサヒビール、アサヒ飲料、アサヒグループ食品などを傘下に収める持株会社。欧州、オセアニア、東南アジアでも事業展開。日本は主力ブランドに経営資源投下。オセアニアは商品ポートフォリオを強化。 記:2024/09/01
3189 東証スタンダード
256
9/19 15:00
+4(%)
時価総額 1,274百万円
若年女性向けファッションブランド。ANAPやCHILLE、LATINAなどのブランドを展開。卸売り、ライセンス販売等を積極化。不採算店舗の閉店等でコスト削減を図る。事業再生ADR手続の成立を目指す。 記:2024/05/10
3402 東証プライム
768.5
9/19 15:00
+23.5(%)
時価総額 1,253,793百万円
総合素材メーカー。1926年創業。繊維事業や機能化成品事業、炭素繊維複合材料事業、水処理事業、医薬事業等を展開。炭素繊維で世界トップシェア。繊維は産業用途が回復傾向。26.3期売上高2兆8000億円目標。 記:2024/06/18
4188 東証プライム
915.8
9/19 15:00
+13.1(%)
時価総額 1,379,459百万円
総合化学国内最大手の三菱ケミカル、田辺三菱製薬、日本酸素ホールディングスを傘下に収める持株会社。MMAモノマーで世界トップシェア。25.3期はスペシャリティマテリアルズ、石化製品等の需要回復を見込む。 記:2024/06/24
4452 東証プライム
6,910
9/19 15:00
+40(%)
時価総額 3,282,250百万円
トイレタリー国内最大手。衣料用洗剤や食器用洗剤、サニタリー製品、スキンケア製品、化粧品のほか、油脂製品等のケミカル事業も手掛ける。バスクリーナーは高付加価値製品が好調。ヘアケア製品などは売上が順調。 記:2024/06/11
4519 東証プライム
6,808
9/19 15:00
+54(%)
時価総額 11,431,027百万円
大手製薬企業。1925年創業。スイス製薬大手のロシュ傘下。がん領域医薬品、抗体医薬品で国内トップシェア。独自の抗体エンジニアリング技術などが強み。成長領域や新規領域へ集中したリソース投入などを行う。 記:2024/08/01
2,977.5
9/19 15:00
+47.5(%)
時価総額 285,301百万円
電池専業メーカー。日本電池、ユアサコーポレーションが経営統合して誕生。京都府京都市に本社。オートバイ用バッテリーで世界トップシェア。26.3期売上高6000億円以上目標。BEV用電池の開発などに注力。 記:2024/08/06
2,046
9/19 15:00
+51(%)
時価総額 4,002,852百万円
大手半導体メーカー。車載用マイコンで世界首位級。海外での大型買収により、電圧制御用や通信用の半導体を拡大。自動車向け事業は堅調。円安や自動運転支援、EV向け製品の売上が増加。米GaNパワー半導体会社買収へ。 記:2024/06/15
6753 東証プライム
922.9
9/19 15:00
+4.6(%)
時価総額 600,261百万円
大手電気機器メーカー。1912年創業。台湾の鴻海精密工業傘下。液晶テレビや白物家電、スマートフォン、各種情報機器などの製造・販売を行う。ブランド事業では特長商品、新規カテゴリー商材の創出などを図る。 記:2024/08/01
6841 東証プライム
3,672
9/19 15:00
+88(%)
時価総額 986,391百万円
大手制御機器・計測器メーカー。プラント生産設備の制御・運転監視を行う分散型制御システム等の提供が主力。制御事業は値上げ効果や大型案件の寄与などで好調。特別利益を計上。24.3期3Q累計は収益伸長。 記:2024/04/14
6857 東証プライム
6,216
9/19 15:00
+91(%)
時価総額 4,762,507百万円
半導体検査装置大手。メモリ用に強い。非メモリ用も強化中。電子ビーム露光装置も。24.3期3Q累計はメモリ向けが1Qを底に上向く。だが非メモリ向けの回復に遅れ。償却費増も利益の重石。総還元性向5割以上目安。 記:2024/04/15
6920 東証プライム
23,440
9/19 15:00
+1,330(%)
時価総額 2,210,064百万円
半導体関連装置メーカー。シェア独占のEUVマスク欠陥検査装置に強み。FPD関連装置やレーザー顕微鏡なども手掛ける。High-NA向け含むACTISは引き合い旺盛。生成AI関連HBM向けは需要堅調。 記:2024/06/11
6954 東証プライム
3,825
9/19 15:00
+63(%)
時価総額 3,861,517百万円
CNCシステムなどのFA事業、ロボット事業、ロボマシン事業を展開。富士通のNC部門が分離・独立して1972年に誕生。CNCで世界シェアトップクラス。海外売上高比率は8割超。配当性向は60%が基本方針。 記:2024/09/02
7004 東証プライム
959
9/19 15:00
+3(%)
時価総額 163,236百万円
ごみ焼却発電施設、海水淡水化プラント等の建設を行う環境部門が主力。1881年創業。ごみ焼却発電施設で世界シェアトップクラス。精密機械、風力発電等も。25.3期は営業増益計画。環境事業の収益改善等を見込む。 記:2024/07/04
8035 東証プライム
23,020
9/19 15:00
+555(%)
時価総額 10,856,992百万円
世界的な半導体製造装置メーカー。TBSの出資で1963年に設立。塗布現像、ガスケミカルエッチング、拡散炉などで世界トップシェア。配当性向50%目処。研究開発投資を積極化。固定費の最適化などにも取り組む。 記:2024/07/07
9301 東証プライム
5,337
9/19 15:00
+104(%)
時価総額 437,426百万円
国内最大級の倉庫・港湾運送企業。1887年設立。倉庫、陸上運送、港湾運送のほか、不動産賃貸、マンション販売等も手掛ける。海運大手や製薬会社が主要顧客。須磨海浜水族園・海浜公園再整備事業の新規施設が稼働。 記:2024/06/04
9983 東証プライム
45,900
9/19 15:00
+1,080(%)
時価総額 14,606,344百万円
世界的なアパレル会社。「ユニクロ」を主力に、「ジーユー」、「セオリー」等のブランドを世界中で展開。海外ユニクロ事業を成長の柱として位置付け。LifeWearの浸透や出店加速で北米、欧州は顧客層が拡大。 記:2024/05/10