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前場に注目すべき3つのポイント~ローテーション一服でハイテク株の押し目狙い~

2024/7/19 8:34 FISCO
*08:34JST 前場に注目すべき3つのポイント~ローテーション一服でハイテク株の押し目狙い~ 19日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ■ローテーション一服でハイテク株の押し目狙い ■ディスコ、1Q営業利益 96.7%増 333億円 ■前場の注目材料:日本製紙、食品包装向け耐油紙参入、PFAS不使用で安全配慮 ■ローテーション一服でハイテク株の押し目狙い 19日の日本株市場は、不安定な相場展開のなか、押し目を探る動きになりそうだ。18日の米国市場は、NYダウが533ドル安、ナスダックは125ポイント安だった。雇用や製造業関連指標が予想を上回り、米連邦準備理事会(FRB)による早期利下げ期待が後退した。連日で強い上昇が続いていた景気敏感株などには利益を確定させる動きが優勢となった。シカゴ日経225先物清算値は大阪比185円安の40055円。円相場は1ドル157円20銭台で推移している。 シカゴ先物にサヤ寄せする形から、売り先行で始まることになりそうだ。日経225先物はナイトセッションで一時39870円まで売られ、節目の4万円を割り込んでいる。支持線として意識される25日線水準まで下げてきたことから、調整一巡感が意識されてくるかを見極めたいところであろう。米国では足もとで上昇が続いていた景気敏感株などに利食いの動きがみられており、ローテーションの動きが一服している。大幅な調整が続いていたハイテク株の押し目狙いの動きが入るようだと、日経平均株価の底堅さにつながる可能性はありそうだ。 日経平均株価の25日線は39950円辺りに位置しており、まずは同線が支持線として機能するかを見極めたいところである。短期的には25日線割れを狙った売り仕掛け的な動きも入りやすいと考えられるが、押し目狙いのスタンスに向かわせよう。ただし、本日は昼頃にトランプ前大統領による指名受諾演説が行われる。暗殺未遂事件以降、トランプ氏の勢いが強まる一方で、バイデン大統領については撤退要請の動きをみせている。トランプ氏の発言が相場を大きく左右させてくることが見込まれるなか、慎重姿勢が高まりやすいところでもある。 そのため、指名受諾演説の内容を見極めたいところであり、後場は値動きの荒い展開になりそうである。物色としては積極的な上値追いはないものの、ローテーションの動きが一服してきたことから、足もとで大きく下落しているハイテク株への短期的なリバウンド狙いの動きが期待される。また、インデックスに絡んだ売買の影響を避ける流れから、中小型での短期的な値幅取り狙いの動きに向かわせよう。 ■ディスコ、1Q営業利益 96.7%増 333億円 ディスコ<6146>が発表した2025年3月期第1四半期業績は、売上高が前年同期比53.4%増の827.99億円、営業利益は同96.7%増の333.76億円だった。スマートフォンやPC向け半導体の設備投資が低調な一方で、生成AI関連の需要拡大など特定の用途において積極的な設備投資の動きが見られた。精密加工装置の出荷は付加価値の高い製品を中心に堅調に推移し、消耗品である精密加工ツールの出荷も顧客の設備稼働率等に連動して高水準の需要が継続した。 ■前場の注目材料 ・1ドル=157.20-30円 ・SOX指数は上昇(5436.42、+27.71) ・米国のインフレ沈静化期待 ・東証による企業価値向上の要請 ・日本製紙<3863>食品包装向け耐油紙参入、PFAS不使用で安全配慮 ・パナソニックHD<6752>冷凍・冷蔵ケース性能検証、群馬拠点の実験室刷新 ・ANAHD<9202>ソフトバンクなどと業界特化型の接客AI開発、人手不足解決へ ・井関農機<6310>ヤンマーと国内向け小型農機で協業拡大 ・豊田通商<8015>独産業ガス大手と欧にグリーン水素新会社 ・日産自<7201>逆転敗訴、租税回避地めぐり50億円追徴課税 ・ユニバンス<7254>塗装前工程を脱炭素化、プラズマ脱脂工法採用 ・ホンダ<7267>新型FCVきょう発売、プラグイン装備 ・博報堂DYHD<2433>三菱自動車と共同出資会社、新アウトドア体験提供 ・タクマ<6013>愛知・知多にゴミ焼却センター、遠隔システム導入 ・太陽誘電<6976>小型インダクター量産、ウエアラブル端末向け ・三井不動産<8801>住民の健康、経済価値に、九大などと熊本・菊陽町、スポーツ効果検証 ・住友化学<4005>天然素材売買の売買をつなぐ専用サイト開設 ・北陸電力<9505>出力制御解消へ、昼間の電力需要を創出 ・東急不動産HD<3289>商業エリア公開、渋谷の複合施設、情報発信・交流機会を促進 ・ソラコム<147A>大成建設とウェブカメラで施工管理、建設現場の効率化推進 ☆前場のイベントスケジュール <国内> ・08:30 6月全国消費者物価コア指数(前年比予想:+2.7%、5月:+2.5%) <海外> ・特になし 《ST》
関連銘柄 17件
147A 東証グロース
1,180
9/2 15:00
-15(%)
時価総額 51,001百万円
IoT向けデータ通信を軸とするIoTプラットフォーム事業を展開。活用事例に電気・ガスの遠隔検針、工場の遠隔監視など。契約回線数は600万回線。主要顧客の年間解約率は0.3%。課金アカウント数は順調増。 記:2024/06/25
1,230.5
9/2 15:00
-0.5(%)
時価総額 479,352百万円
国内2位の広告代理店。ネット広告に強み。海外展開を推進中。マーケティング/プロモーションは大型案件の反動減が響く。24.3期3Qはインターネットメディアの売上が増加。得意先別では流通・小売業等が堅調。 記:2024/03/30
1,048.5
9/2 15:00
+4.5(%)
時価総額 754,743百万円
東急不動産、東急コミュニティー、東急リバブルなどを傘下に収める持株会社。渋谷エリアの商業施設、オフィスビルの開発・運営に強み。配当性向30%以上目安。25.3期は売上、各利益ともに過去最高更新を見込む。 記:2024/07/05
3863 東証プライム
922
9/2 15:00
-3(%)
時価総額 107,187百万円
大手製紙メーカー。新聞用紙や印刷・情報用紙、家庭紙等を手掛ける。「クリネックス」、「スコッティ」ブランド等を展開。エネルギー事業等も。生活関連事業の収益力強化、グラフィック用紙事業の競争力強化等に注力。 記:2024/06/15
4005 東証プライム
408.7
9/2 15:00
-9.2(%)
時価総額 676,750百万円
大手総合化学会社。エッセンシャルケミカルズやエネルギー、機能材料、情報電子化学、健康、農業、医薬品の分野で事業展開する。今期3Q累計はエッセンシャルケミカルズや機能材料、情報電子化学等が伸び悩んだ。 記:2024/04/12
6013 東証プライム
1,612
9/2 15:00
-12(%)
時価総額 133,796百万円
ごみ処理プラントやバイオマス発電プラント、下水汚泥焼却発電プラント等の設計・施工、メンテナンス等を行う。汎用ボイラの製造・販売等も。中計では27.3期経常利益140億円目標。EPC事業の拡大等に取り組む。 記:2024/06/24
6146 東証プライム
41,350
9/2 15:00
-1,310(%)
時価総額 4,478,908百万円
半導体の精密加工装置、精密加工ツールの製造・販売を行う。1937年に広島県呉市で創業。ダイシングソーなどで世界トップシェア。パワー半導体向け中心に精密加工装置は出荷順調。生産能力の強化、効率化推進。 記:2024/06/28
6310 東証プライム
975
9/2 15:00
-12(%)
時価総額 22,410百万円
老舗農業機械メーカー。1926年に愛媛県松山市で創業。トラクタ、耕うん機等の整地用機械が主力。田植機、コンバイン、芝刈機などの製造・販売も。国内では畑作市場などへ経営資源集中。海外は事業拡大の加速図る。 記:2024/08/09
1,241.5
9/2 15:00
+29(%)
時価総額 3,046,712百万円
総合家電大手。家電、住設設備、FA機器、電池も。くらし事業では北米コールドチェーン、国内電材が増収。北米車載電池の増販、米国IRA補助金の計上等でエナジー部門は収益伸長。24.3期3Qは大幅増益。 記:2024/04/07
6976 東証プライム
3,610
9/2 15:00
+14(%)
時価総額 470,087百万円
電子部品メーカー。積層セラミックコンデンサ等のコンデンサが主力。インダクタや通信用デバイス、アルミニウム電解コンデンサ等も。自動車、情報インフラ・産業機器が注力市場。インダクタや複合デバイスは売上順調。 記:2024/06/11
7201 東証プライム
427.8
9/2 15:00
+2.3(%)
時価総額 1,805,622百万円
自動車大手。仏ルノー、三菱自と3社連合を形成。EV展開で先行。24.3期3Q累計は中国の競争激化。だが半導体不足解消を受けて中国以外で販売を伸ばす。値上げ効果も出て増収増益に。ホンダとEV分野で提携検討。 記:2024/04/12
7254 東証スタンダード
539
9/2 15:00
±0(%)
時価総額 12,611百万円
自動車部品メーカー。駆動系伝達機械や変・減速機ユニット、ギヤ、シャフトを製造、販売。米フォードやホンダ等が主要取引先。ユニット事業は堅調。日本拠点は顧客の生産調整解消で販売堅調。24.3期3Qは大幅増益。 記:2024/04/14
7267 東証プライム
1,610
9/2 15:00
+22(%)
時価総額 8,749,199百万円
自動車と二輪車の大手。二輪車は世界トップ。船外機や発電機、航空機などエンジン搭載の多商品を展開。四輪事業は伸長。主力の北米を中心に販売台数が増加。二輪はアジアが好調。中国の持ち分法適用会社が伸び悩み。 記:2024/07/03
8015 東証プライム
2,818.5
9/2 15:00
+26(%)
時価総額 2,993,726百万円
トヨタグループの総合商社。2006年にトーメンと合併。自動車関連、アフリカビジネスに強み。ラオス首都空港国際線ターミナルの運営等にも携わる。モビリティ部門は順調。27.3期ROE13%以上維持が目標。 記:2024/06/13
8801 東証プライム
1,549.5
9/2 15:00
-18.5(%)
時価総額 4,355,077百万円
大手不動産会社。オフィスビルや商業施設の賃貸を主力に、マンションや住宅の分譲、不動産仲介、管理、ホテルやリゾート施設の運営も行う。今期3Q累計は売上高、利益ともに過去最高を更新した。賃貸と施設営業が増加。 記:2024/04/01
9202 東証プライム
2,945
9/2 15:00
-0.5(%)
時価総額 1,426,246百万円
国内最大手の航空会社。全日本空輸(ANA)が中核。ピーチ、エアージャパンなども傘下に持つ。航空事業のほか、旅行事業、商社事業等も手掛ける。国際線、国内線ともに旅客需要増。貨物事業の拡大等に取り組む。 記:2024/08/02
9505 東証プライム
1,008.5
9/2 15:00
+29(%)
時価総額 212,122百万円
北陸地盤の電力会社。富山県、石川県、福井県の北陸3県、岐阜県の一部に電力を供給。富山県富山市に本社。水力発電比率は国内トップ。バイオマス混焼比率の拡大など火力電源の脱炭素化図る。新事業領域の開拓に注力。 記:2024/08/06