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後場に注目すべき3つのポイント~エヌビディア決算を好感した買いが先行

2024/5/23 12:30 FISCO
*12:30JST 後場に注目すべき3つのポイント~エヌビディア決算を好感した買いが先行 23日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ・日経平均は3日ぶりに反発、エヌビディア決算を好感した買いが先行 ・ドル・円は底堅い、日銀オペ据え置きを材料視 ・値上り寄与トップはソフトバンクG<9984>、同2位はアドバンテスト<6857> ■日経平均は3日ぶりに反発、エヌビディア決算を好感した買いが先行 日経平均は3日ぶりに反発。前日比296.38円高(+0.77%)の38913.48円(出来高概算8億株)で前場の取引を終えている。 22日の米国株式市場は反落。ダウ平均は201.95ドル安(-0.51%)の39671.04ドル、ナスダックは31.09ポイント安(-0.18%)の16801.54、S&P500は14.40ポイント安(-0.27%)の5307.01で取引を終了した。米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨や半導体エヌビディアの決算発表を控え、様子見気配が強まり、小動きで寄り付いた。米連邦準備制度理事会(FRB)が公表した前回開催分のFOMC議事要旨では、政策金利を一段と長期にわたり高水準で維持する姿勢が再表明されたほか、必要であれば追加引き締めを支持する参加者もいたことが明らかになり、利下げ期待の後退で売りに拍車がかかった。ナスダックは過去最高値付近からの利益確定売りに押されたが、エヌビディア決算への期待が根強く、終盤にかけて下げ幅を縮小し終了。 注目されたエヌビディアの決算内容が市場予想を上回り、同銘柄が時間外取引で一時1000ドル台まで買われたことから、東京市場は買い優勢で取引を開始した。値がさ半導体株が上昇したため、日経平均は38938.67円まで上げ幅を拡大したが、プライム市場の値上がり、値下がり銘柄数はトントンに留まるなど市場全体に買いは続かず。売買代金は2.2兆円台に留まるなど、半導体株以外は盛り上がりに欠ける展開となった。 日経平均採用銘柄では、大株主にオアシスジャパンが名を連ねたことが判明したことで帝人<3401>が急騰したほか、エヌビディア決算を受けて、ディスコ<6146>、ルネサスエレクトロニクス<6723>、レーザーテック<6920>、アドバンテスト<6857>など半導体株が買われたが、東京エレクトロン<8035>、スクリーンHD<7735> SUMCO<3436>は買い一巡後は上値が重くなった。 一方、足元上昇していた住友鉱<5713>、DOWAホールディングス<5714>、三菱マテリアル<5711>、三井金<5706>など非鉄関連銘柄の一角が下落。また、しずおかフィナンシャルグループ<5831>、ふくおかフィナンシャルグループ<8354>もさえないほか、三菱地所<8802>、住友不動産<8830>、東急不HD<3289>など不動産株が売られた。 業種別では、繊維製品、精密機器、電気機器、機械、金属製品などが上昇した一方、石油・石炭製品、非鉄金属、鉱業、不動産業、卸売業などが下落した。 午前の債券市場では、長期金利の指標である新発10年物国債利回りは前日比0.005%下落の0.995%で推移した。前日の反動に伴う債券の買戻しとの見方だが、1.000%を付ける場面も見られるなど引き続き、日銀による国債買入減額への思惑が強まっている。株式市場では、不動産株が総じて弱い一方、銀行株ははっきりしない動きと物色の方向感には乏しい。金利上昇に伴うデメリットの反応のみ強まっている状況で、投資家のモメンタムはさほど強くないと見る。前場はエヌビディア決算に対する半導体株の上昇が日経平均を押し上げたが、東京エレクトロンの上値の重さを見る限り、後場の日経平均はじりじりと上げ幅を縮小する可能性もあろう。 ■ドル・円は底堅い、日銀オペ据え置きを材料視 23日午前の東京市場でドル・円は底堅く推移し、156円64銭から156円89銭まで小幅に値を上げた。157円が視野に入り、為替介入を警戒したドル売り・円買いに振れる場面もあった。ただ、日銀の国債買入れオペ据え置きを受け、円売りがドルを支えた。 ここまでの取引レンジは、ドル・円は156円64銭から156円89銭、ユーロ・円は169円58銭から169円88銭、ユーロ・ドルは1.0822ドルから1.0830ドル。 ■後場のチェック銘柄 ・メタプラネットL<3350>、アイズ<5242>など、3銘柄がストップ高 ※一時ストップ高(気配値)を含みます ・値上り寄与トップはソフトバンクG<9984>、同2位はアドバンテスト<6857> ■経済指標・要人発言 【経済指標】 ・米・4月中古住宅販売件数:414万戸(予想:423戸、3月:422万戸←419万戸) 【要人発言】 ・オアNZ準備銀行総裁 「インフレ率が2%に達する前に緩和を始めることは可能」 「政策判断は特定のデータに依存しない」 <国内> ・特になし <海外> ・16:30 独・5月製造業PMI速報値(予想:43.5、4月:42.5) ・16:30 独・5月サービス業PMI速報値(予想:53.5、4月:53.2) ・G7財務相・中銀総裁会議(イタリア、25日まで) 《CS》
関連銘柄 20件
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時価総額 751,504百万円
総合不動産大手。渋谷エリアでの商業、オフィスに強み。傘下にホテルや東急リバブルなど。オフィスビル・商業施設の空室率は低水準維持。アセット売却の増加等で都市開発事業は堅調。24.3期3Q累計は2桁増収増益。 記:2024/02/24
3350 東証スタンダード
87
6/21 15:00
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時価総額 13,834百万円
メタバースとホテル運営が柱。ホテル運営、Web3やブロックチェーン等の技術を活用したビジネス、投資等を行う。国内外のホテル運営の縮小でコスト削減を図る。販管費は減少。23.12期通期は営業損益改善。 記:2024/02/26
3401 東証プライム
1,364
6/21 15:00
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時価総額 270,009百万円
大手総合化学メーカー。自動車向け成形材料やアラミド繊維、炭素繊維等の高機能繊維や材料、繊維や、医薬品等を手掛ける。今期3Q累計の売上高は前年並みも、医薬品導入一時金や後発品参入等が利益に影響した。 記:2024/04/10
3436 東証プライム
2,368
6/21 15:00
-35.5(%)
時価総額 829,214百万円
半導体用シリコンウエハで世界2位。最先端ロジック半導体向けに強み。23.12期は顧客の在庫調整が痛手に。24.12期はAI需要を追い風に半導体需要が上向く見通し。だがウエハの需要回復は年後半になる見込み。 記:2024/04/04
5242 東証グロース
1,525
6/21 15:00
-23(%)
時価総額 1,449百万円
広告資料掲載サイト「メディアレーダー」とクチコミ情報サイト「トラミ―」が柱。独自機能の開発を強化。24.12期はメディアレーダーを牽引役に増収を計画。だが将来を睨んだ人材・広告投資が利益を圧迫する見込み。 記:2024/03/13
5706 東証プライム
4,974
6/21 15:00
-30(%)
時価総額 285,154百万円
亜鉛に強い非鉄大手。機能材料の極薄銅箔で世界首位。自動車ドア周り製品でもシェア高い。24.3期3Q累計は自動車関連が好調も金属の在庫評価影響で営業益足踏み。営業外の受取配当金拡大。通期では増収増益を計画。 記:2024/03/09
5711 東証プライム
2,937
6/21 15:00
+19(%)
時価総額 386,186百万円
非鉄大手。銅精錬から銅加工品、電材、超硬工具まで幅広い。24.3期3Q累計は半導体関連製品が販売減。精錬所の生産トラブルも痛手に。営業外の銅山配当増。セメントの持分益も改善。通期大幅最終増益・増配を計画。 記:2024/03/11
5713 東証プライム
5,046
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+189(%)
時価総額 1,467,447百万円
大手非鉄。銅、ニッケル、金を手掛け、事業連携による材料調達や製品開発に特徴。大電流・大面積仕様にも応用可能なプリンテッドエレクトロニクス用の厚膜導電性インクを開発。車載用電池材料の増販で、3Q累計は増収。 記:2024/02/23
5,803
6/21 15:00
+53(%)
時価総額 359,722百万円
非鉄大手。非鉄精錬、金属加工、環境リサイクル、電子材料、熱処理が柱。金属の分別・回収技術に強み。世界トップクラスの高出力を有する近赤外LEDチップを開発。販売費や一般管理費の増加で、3Q累計は利益足踏み。 記:2024/02/23
1,443
6/21 15:00
+16(%)
時価総額 858,771百万円
静岡銀行を中核とする金融持株会社。持分法適用関連会社にマネックスグループ。静岡県内で強固な地盤を持つほか、隣接する神奈川県でも営業基盤を構築。資金運用収益や株式売却益の増加で、3Q累計は増収・経常増益。 記:2024/03/29
6146 東証プライム
63,560
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+1,450(%)
時価総額 6,884,629百万円
国内最大の半導体用組立装置メーカー。半導体をウェーハから切断するダイサやウェーハを薄く研削するグラインダを手掛け、ダイサーは世界シェア8割。純水リサイクル装置も展開。研究開発費増加し、3Q累計は一服。 記:2024/02/22
3,079
6/21 15:00
-49(%)
時価総額 6,023,842百万円
大手半導体メーカー。車載用マイコンで世界首位級。海外での大型買収により、電圧制御用や通信用の半導体を拡大。自動車向け事業は堅調。円安や自動運転支援、EV向け製品の売上が増加。米GaNパワー半導体会社買収へ。 記:2024/06/15
6857 東証プライム
5,785
6/21 15:00
-51(%)
時価総額 4,432,288百万円
半導体検査装置大手。メモリ用に強い。非メモリ用も強化中。電子ビーム露光装置も。24.3期3Q累計はメモリ向けが1Qを底に上向く。だが非メモリ向けの回復に遅れ。償却費増も利益の重石。総還元性向5割以上目安。 記:2024/04/15
6920 東証プライム
35,590
6/21 15:00
-380(%)
時価総額 3,355,639百万円
半導体関連装置メーカー。シェア独占のEUVマスク欠陥検査装置に強み。FPD関連装置やレーザー顕微鏡なども手掛ける。High-NA向け含むACTISは引き合い旺盛。生成AI関連HBM向けは需要堅調。 記:2024/06/11
14,645
6/21 15:00
-135(%)
時価総額 1,487,786百万円
大手半導体製造装置メーカー。ウェーハ洗浄装置やコータ・デベロッパ、熱処理装置などを手掛け、洗浄装置で世界トップシェア。枚葉式洗浄装置「SU-3400」が日経産業新聞賞を受賞。業容好調で3Q累計は増収増益。 記:2024/03/24
8035 東証プライム
34,920
6/21 15:00
+30(%)
時価総額 16,469,424百万円
世界的半導体製造装置メーカー。半導体の成膜や洗浄の前工程からテストまでの製造装置を展開。リソグラフィーでトップシェア。24.3期3Q累計はウェーハボンディング/デボンディング装置の量産受注が拡大。 記:2024/02/24
4,113
6/21 15:00
+71(%)
時価総額 786,151百万円
金融グループ会社。傘下に福岡銀行、熊本銀行、十八親和銀行、福岡中央銀行を持つ。銀行業務を中心に、証券や保証、リース等の金融サービスを提供する。ネット銀行も展開。今期3Q累計は資金運用収益が増加した。 記:2024/03/01
8802 東証プライム
2,429.5
6/21 15:00
-1(%)
時価総額 3,380,598百万円
総合不動産大手。東京・丸の内のビル賃貸を中核に商業施設運営やマンション開発等を行う。丸の内の再開発に重点。コマーシャル不動産事業は堅調。既存のオフィスビルの空室率は改善。24.3期3Q累計は増収。 記:2024/02/24
8830 東証プライム
4,607
6/21 15:00
-54(%)
時価総額 2,193,328百万円
総合不動産大手。首都圏のビル賃貸が収益柱で、東京都心を中心に競争力のあるオフィスビルを多数保有。既存ビルは空室率改善。不動産販売事業は堅調。計上戸数の増加や利益率の改善等が寄与。24.3期3Qは増収増益。 記:2024/02/24
9984 東証プライム
9,889
6/21 15:00
-321(%)
時価総額 17,038,292百万円
携帯キャリアのソフトバンク、LINEヤフー、ビジョン・ファンド、半導体設計の英ARMなどを傘下に収める持株会社。ソフトバンク事業はメディア・EC事業などが順調。中計では26.3期純利益5350億円目指す。 記:2024/06/17