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前場に注目すべき3つのポイント~配当落ち分を吸収する動きをみせてくるかが注目される~

2024/3/28 8:37 FISCO
*08:37JST 前場に注目すべき3つのポイント~配当落ち分を吸収する動きをみせてくるかが注目される~ 28日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ■配当落ち分を吸収する動きをみせてくるかが注目される ■INPEX、23/12営業利益 25.9%減 1兆1141億円、24/12予想 9.4%減 1兆100億円 ■前場の注目材料:日立造船、「アンモニア対応舶用エンジン」28年受注目指す、熊本に試験設備 ■配当落ち分を吸収する動きをみせてくるかが注目される 28日の日本株市場は、配当落ち分を即日吸収する動きに向かうかが注目されそうだ。27日の米国市場は、NYダウが477ドル高、ナスダックは83ポイント高だった。月末・四半期末を控えた持ち高調整の売りが一巡したとみられるなか、買い戻しの動きが強まった。足もとで軟調だったアップルやテスラが買われたことが安心感につながったほか、利下げ期待やソフトランディング期待を受けた買いが強まった。シカゴ日経225先物(6月限)清算値は大阪比35円高の40465円、円相場は1ドル151円40銭台で推移している。 日経平均株価はシカゴ先物にサヤ寄せする格好から、やや買い先行で始まりそうだ。日経225先物はナイトセッションで40290円から40450円辺りでの保ち合いが続くなか、終盤にかけて一時40510円まで買われる場面も見られた。本日は3月決算期末の権利落ちとなるが、配当落ち分は日経平均株価で約260円ほどとみられている。そのため、これを考慮すると40500円が基準になるため、日経225先物のナイトセッションでの終値水準である。 実質新年度相場入りとなることから、新NISAの影響や新規資金の流入が期待されるなか、配当落ち分を吸収する動きをみせてくるかが注目される。米国ではエヌビディアが軟調だったこともあり、東エレク<8035>やアドバンテスト<6857>など指数インパクトの大きい値がさハイテク株の一角は手掛けづらくなりそうだが、新規資金の流入が期待されるなか、下値の堅さは意識されそうだ。 また、配当再投資に対する需給要因も下支えにつながることが見込まれ、押し目待ち狙いの買い意欲の強さが確認されそうだ。昨日の日経平均はボリンジャーバンドの+1σ(40316円)を支持線に、一時+2σ(41077円)を意識したトレンドとなった。配当落ちを考慮しても+1σと+2σとのレンジ推移は継続すると考えられ、+1σに接近する局面においては、押し目買いのスタンスに向かわせそうだ。 一方で、配当落ち分を埋めてくる動きとなれば、新年度入り後の先高期待が一段と強まる可能性があり、先物主導での上値追いの動きに向かわせる展開もあるだろう。物色の流れとしては、配当再投資を想定したバリュー株に向かいやすいほか、ハイテク株の押し目も狙いたいところであろう。 ■INPEX、23/12営業利益 25.9%減 1兆1141億円、24/12予想 9.4%減 1兆100億円 INPEX<1605>が発表した2023年12月期業績は、売上収益が前期比6.5%減の2兆1645.16億円、営業利益は同25.9%減の1兆1141.89億円だった。2024年12月期業績は、売上収益が前期比10.8%減の1兆9310億円、営業利益は同9.4%減の1兆100億円を計画。営業利益はコンセンサス(1兆1510億円程度)を下回る。 ■前場の注目材料 ・日経平均は上昇(40762.73、+364.70) ・NYダウは上昇(39760.08、+477.75) ・ナスダック総合指数は上昇(16399.52、+83.82) ・シカゴ日経先物は上昇(40465、大阪比+35) ・SOX指数は上昇(4899.95、+48.07) ・VIX指数は低下(12.78、-0.46) ・米長期金利は低下 ・米国のインフレ沈静化観測 ・日立造船<7004>「アンモニア対応舶用エンジン」28年受注目指す、熊本に試験設備 ・三井住友FG<8316>グループのSMFLと住商、太陽光パネル再資源化に参入 ・湖池屋<2226>来年8月に「中部工場」新設、見学施設も併設 ・大日本印刷<7912>2ナノメートル世代のフォトマスク製造プロセス開発、27年度にも量産化 ・三井物産<8031>印ブロイラー生産に300億円超出資、たんぱく質需要に照準 ・クラレ<3405>東南ア初のEVOH樹脂プラント新設、619億円投資 ・アイサンテクノ<4667>ヤマハ発と、低速モビリティーの販売店契約、交通課題など解決 ・キッツ<6498>PFAバルブ増産、台湾子会社に設備導入 ・日立建機<6305>部品再生事業加速、遠隔管理で交換・修理助言 ・ホシデン<6804>カメラユニット向け車載コネクター開発 ・古河電工<5801>ラマン増幅器用励起光源の高性能化に成功 ・NEC<6701>陸自競技会支援、サイバー防護能力強化に16カ国参加 ・サカタインクス<4633>米州のインク生産増強、工場新設 ・三井化学<4183>出光と、エチレン設備統合、京葉で27年度 ・関西電力<9503>家庭用エネ管理実証、市場価格情報と連携 ・TOPPANHD<7911>インドでバリアーフィルム生産、乾燥物の包装向け ・戸田工業<4100>鳥取大とナトリウム電池開発、負極と正極に初適用 ・西部ガスHD<9536>北九州でLNGタンク増設検討 ・白銅<7637>3Dプリンター造形品が月面探査機に採用 ・デンカ<4061>ポリスチレン再生、千葉工場にプラント建設 ・Jパワー<9513>エネ14社で、浮体式洋上風力で技術組合設立 ・三菱ケミカルG<4188>成長をけん引する高機能材料、乳化剤 ・三井不動産<8801>神奈川・海老名に物流施設、太陽光の売電計画 ・物語コーポレーション<3097>ENEOSと廃食油でSAF製造 ☆前場のイベントスケジュール <国内> ・08:50 日銀金融政策決定会合における主な意見(3月18・19日) <海外> ・09:30 豪・2月小売売上高(前月比予想:+0.4%、1月:+1.1%) 《ST》
関連銘柄 27件
1605 東証プライム
2,368
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+34.5(%)
時価総額 3,283,627百万円
原油・ガス開発生産で国内最大手。世界20カ国以上で約70の石油・天然ガスプロジェクトを展開。水素・アンモニアなどネットゼロ分野を育成。アブダビでe-メタン製造事業の共同調査に参画。23.12期は足踏み。 記:2024/02/29
2226 東証スタンダード
4,620
5/9 15:00
-80(%)
時価総額 49,295百万円
スナック菓子メーカー。ポテトやコーンを原料としたスナック菓子やタブレット菓子を製造、販売。大株主は日清食品HD。コイケヤポテトチップスは販売堅調。24.3期2Q累計は大幅増益。通期業績予想を上方修正。 記:2024/01/16
3097 東証プライム
4,050
5/9 15:00
-50(%)
時価総額 147,238百万円
愛知県を地盤に焼肉やラーメン、お好み焼き、寿司・しゃぶしゃぶ等の業態を展開。配当性向20%以上目安。グループ店舗数は691店舗。直営店23店を新規出店。外食需要の回復等で、24.6期2Qは2桁増収増益。 記:2024/04/15
3405 東証プライム
1,725
5/9 15:00
+18(%)
時価総額 612,140百万円
機能性化学品メーカー。ポバール樹脂とエバール樹脂、それを加工して作るフィルム製品に強み。サステナブルな高機能素材をアパレル・スポーツ用品向け拡販。ビニルアセテートの好調もあり、23.12期実績は増収確保。 記:2024/02/29
4061 東証プライム
2,317.5
5/9 15:00
+13.5(%)
時価総額 205,229百万円
化学メーカー。リチウムイオンバッテリーや5G関連の最先端素材、ワクチンや検査試薬、特殊混和剤、肥料、機能性樹脂、食品用包装シート等を提供する。今期3Q累計は民生機器や高圧ケーブル向けが足踏みとなった。 記:2024/04/13
4100 東証スタンダード
2,087
5/9 15:00
-5(%)
時価総額 12,729百万円
金属化合物素材メーカー。磁性粉末材料や顔料、環境材料の機能性顔料と、磁石材料や誘電体材料等の電子素材を提供する。二次電池正極材も手がける。今期3Q累計は機能性顔料の需要回復が遅れた。電子素材も足踏み。 記:2024/04/14
4183 東証プライム
4,508
5/9 15:00
+87(%)
時価総額 923,076百万円
大手総合化学メーカー。ライフ&ヘルスケア、モビリティ、ICTなど4事業を展開する。ケメガネレンズ材料やフォトマスク防塵カバーで世界シェアトップ。今期3Q累計は需要低迷が販売に影響した。子会社も売却した。 記:2024/04/14
4188 東証プライム
905.1
5/9 15:00
+8.2(%)
時価総額 1,363,341百万円
国内最大の総合化学メーカー。アクリル樹脂原料や炭素繊維、光学用フィルムに強み。24.3期3Q累計は石化製品の需要が振るわず。だが産業ガスや医薬品が好調。減損損失減少も利益に効く。通期最終増益・増配を計画。 記:2024/02/14
4633 東証プライム
1,595
5/9 15:00
+28(%)
時価総額 86,404百万円
大手インキメーカー。新聞やパッケージ印刷に強みを持つ。アジアや北米でも事業を展開する。エレクトロニクスや環境などの非インキ分野にも注力する。23年12月期はインキや機能性材料等が増加した。為替も寄与した。 記:2024/02/23
4667 東証スタンダード
1,627
5/9 15:00
-2(%)
時価総額 9,028百万円
土木測量用ソフト、測量計測機器が主力のソフトウエア開発会社。自動運転向け測量や地図データベースで成長。公共部門は堅調。自社ソフトウェア等の販売が伸びる。モビリティ部門は売上好調。24.3期3Qは増収増益。 記:2024/04/16
5801 東証プライム
3,503
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-22(%)
時価総額 247,547百万円
国内電線大手。光ファイバ・ケーブルで世界トップ。リチウムイオン電池材料やHDD用アルミ基板でも世界首位級。地中埋設管「エフレックス」を100%再生材化。情報通信ソリューションが伸び悩み、3Q累計は足踏み。 記:2024/03/29
6305 東証プライム
4,484
5/9 15:00
+56(%)
時価総額 964,576百万円
総合建設機械メーカー。油圧ショベルなどの建設機械で国内2位。世界でも上位。鉱山機械も。米州事業の拡大等に取り組む。中国は販売伸び悩むが、米州やアジア・大洋州等は販売堅調。24.3期2Qは2桁増収増益。 記:2024/01/16
6498 東証プライム
1,307
5/9 15:00
+4(%)
時価総額 118,149百万円
世界的なバルブメーカー。「KITZ」ブランドで青銅や鉄鋼製のバルブ、継手、浄水器、工業用フィルターを製造、販売する。伸銅品にも強みを持つ。23年12月期の売上高は過去最高となった。バルブ事業等が増加した。 記:2024/03/08
6701 東証プライム
10,805
5/9 15:00
-70(%)
時価総額 2,948,144百万円
大手ITサービス会社。システム構築やコンサル、サポート等のITサービスと、テレコムサービスや航空宇宙防衛の社会インフラが柱。通信インフラで国内トップ。今期3Q累計はITサービスと航空宇宙防衛が堅調に推移。 記:2024/03/09
6804 東証プライム
1,993
5/9 15:00
+48(%)
時価総額 128,967百万円
電子部品メーカー。コネクタやスイッチ等の機構部品に加え、マイクロホン等の音響部品、タッチパネル、無線機器を製造、販売する。情報通信部品に強みを持つ。今期3Q累計はアミューズメント向けが足踏みとなった。 記:2024/03/10
6857 東証プライム
5,106
5/9 15:00
-44(%)
時価総額 3,912,059百万円
半導体検査装置大手。メモリ用に強い。非メモリ用も強化中。電子ビーム露光装置も。24.3期3Q累計はメモリ向けが1Qを底に上向く。だが非メモリ向けの回復に遅れ。償却費増も利益の重石。総還元性向5割以上目安。 記:2024/04/15
7004 東証プライム
1,222
5/9 15:00
±0(%)
時価総額 208,003百万円
ゴミ焼却施設などを手掛ける総合重機メーカー。ごみ焼却施設で国内トップ級。リサイクル施設、水・汚泥処理施設、バイオマス利用システム、海水淡水化なども事業領域。環境部門の収益改善もあり、3Q累計は利益急伸。 記:2024/02/23
7637 東証プライム
2,690
5/9 15:00
-10(%)
時価総額 30,513百万円
非鉄金属、鋼、プラスチック材料の専門商社。アルミニウムや伸銅の加工・販売を手掛け、金属製品造形受託製造も展開。航空・宇宙や自動車業界中心に新規顧客開拓を推進。運賃や人件費増の影響で、3Q累計は利益足踏み。 記:2024/03/24
7911 東証プライム
3,747
5/9 15:00
+9(%)
時価総額 1,310,348百万円
大手印刷会社。印刷で2強。マーケティングやコンテンツ等の情報関連、包装資材や建装材、ディスプレイ、半導体関連も手掛ける。今期3Q累計はDXや半導体関連が堅調も、海外のパッケージや建装材が足踏みとなった。 記:2024/03/11
7912 東証プライム
4,605
5/9 15:00
+32(%)
時価総額 1,460,890百万円
大手印刷会社。印刷や加工技術を基に、出版やイメージング、マーケティング、セキュリティ、パッケージ、高機能材などを展開。UBEと合弁会社設立し、材料分析分野での協業を推進。注力事業好調で3Q累計は増収増益。 記:2024/02/10
8031 東証プライム
7,781
5/9 15:00
+141(%)
時価総額 12,390,986百万円
大手総合商社。鉄鉱石や原油・LNGなど資源分野に強み。ペルーの鉱山機械販売・サービス会社コマツ・マイニング・コープ・ペルーの株式を取得。エネルギーと金属資源セグメントが伸び悩み、3Q累計は利益足踏み。 記:2024/02/04
8035 東証プライム
35,210
5/9 15:00
-1,070(%)
時価総額 16,606,198百万円
世界的半導体製造装置メーカー。半導体の成膜や洗浄の前工程からテストまでの製造装置を展開。リソグラフィーでトップシェア。24.3期3Q累計はウェーハボンディング/デボンディング装置の量産受注が拡大。 記:2024/02/24
8,913
5/9 15:00
+112(%)
時価総額 12,252,621百万円
総合金融グループ大手。傘下に三井住友銀行、SMBC日興証券、三井住友カードなど。ノンバンク子会社多数。燃費効率の高い次世代型航空機に特化した投資・ファイナンスを実施。全事業部門好調で、3Q累計は増収増益。 記:2024/03/25
8801 東証プライム
1,547.5
5/9 15:00
-27.5(%)
時価総額 4,349,456百万円
大手不動産会社。オフィスビルや商業施設の賃貸を主力に、マンションや住宅の分譲、不動産仲介、管理、ホテルやリゾート施設の運営も行う。今期3Q累計は売上高、利益ともに過去最高を更新した。賃貸と施設営業が増加。 記:2024/04/01
9503 東証プライム
2,419
5/9 15:00
-65.5(%)
時価総額 2,270,795百万円
関西2府5県を管轄する電力会社。発電量に占める原発依存度が高い。情報通信や不動産なども。小売販売電力量、他社販売電力量ともに増加。原子力利用率は上昇。燃料価格の低下等もあり、24.3期3Qは黒字転換。 記:2024/02/10
9513 東証プライム
2,671.5
5/9 15:00
+6.5(%)
時価総額 489,021百万円
電力会社への電力供給を展開。大規模石炭火力発電所や大規模水力発電所を手掛け、風力発電所の建設で国内トップレベルの実績。送変電や広域送電線の運営・開発も事業領域。販売電力量の減少もあり、3Q累計は足踏み。 記:2024/02/04
1,961
5/9 15:00
+7(%)
時価総額 72,926百万円
福岡県、熊本県、長崎県の都市部に都市ガスを供給。LPガス販売や電力小売、不動産も。24.3期3Q累計は家庭用ガス販売量の減少を業務用の拡大で補う。不動産も堅調で営業増益に。ハウステンボス株売却特益は解消。 記:2024/02/07