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前場に注目すべき3つのポイント~利食いが入りやすいなか、押し目狙いのスタンス~

2023/11/28 8:45 FISCO
*08:45JST 前場に注目すべき3つのポイント~利食いが入りやすいなか、押し目狙いのスタンス~ 28日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ■利食いが入りやすいなか、押し目狙いのスタンス ■DyDo、24/1上方修正 営業利益 25億円←21億円 ■前場の注目材料:三菱電機、国内初の曲線型リニア搬送システムを来年投入 ■利食いが入りやすいなか、押し目狙いのスタンス 28日の日本株市場は、引き続きこう着の強い相場展開が見込まれるものの、全体として底堅さが意識されそうだ。27日の米国市場はNYダウが56ドル安、ナスダックは9ポイント安だった。サイバーマンデーで強いオンライン売り上げを期待した買いが先行した。しかし、10月の新築住宅販売件数や11月のダラス連銀製造業活動指数が予想を下回ったことが重荷となった。米連邦準備制度理事会(FRB)の利上げ終了との見方から米長期金利が再び低下したため、ハイテク株は一時買われたものの、利益確定の売りも入りやすい状況だった。シカゴ日経225先物清算値(12月限)は、大阪比85円高の33525円。円相場は1ドル148円60銭台で推移している。 シカゴ先物にサヤ寄せする格好から、やや買い先行で始まることになりそうだ。米年末商戦の出足が好調と伝えられるなか、アマゾン・ドット・コムやウォルマートなどが買われており、センチメントは悪くないだろう。ただし、NYダウは年初来高値に接近してきたこともあり、いったん利益を確定しておきたい動きが入りやすい水準と考えられる。 そのため、東京市場においても年初来高値水準では利食いが入りやすいと考えられ、こう着感が強まりそうだ。もっとも、あくまで利益確定であり、上値の重さが意識される中での売り仕掛け的な動きは入りづらく、押し目狙いのスタンスに向かわせそうだ。また、足もとで調整が続いていたエヌビディアが反発を見せており、指数インパクトの大きい値がさハイテク株への下支えになりそうだ。 そのほか、グロース250指数は反落となったが、直近で突破した75日線が支持線として機能している。日経平均が年初来高値を更新するなか、グロース250指数の出遅れ感が目立っている状況であり、修正リバウンドを狙った個人主体の資金流入が意識されやすいだろう。また、レーザーテック<6920>が買い疲れ感から調整をみせる一方で、KOKUSAI<6525>が連日で最高値を更新している。値動きの強い半導体株などには値幅取り狙いの資金が集中しやすいと考えられる。そのほか、実質12月相場入りとなるなか、来年のテーマを意識した物色などもみられよう。 ■DyDo、24/1上方修正 営業利益 25億円←21億円 DyDo<2590>は2024年1月期業績予想の修正を発表。売上高は2100億円から2118億円、営業利益を21億円から25億円に上方修正した。海外飲料事業でトルコでの販売が好調に推移している。また、食品事業も猛暑の影響や営業・販売促進が奏功して収益が拡大している。 ■前場の注目材料 ・シカゴ日経先物は上昇(33525、大阪比+85) ・米長期金利は低下 ・活発な自社株買い ・米国景気は拡大 ・日銀は金融緩和を継続 ・三菱電機<6503>国内初の曲線型リニア搬送システムを来年投入 ・シャープ<6753>ファーウェイと特許契約、5G関連など相互利用 ・関西電力<9503>EV充電サービス、商業施設など対象、来年全国に ・NTT<9432>NTT社会情報研、秘密計算技術を開発、暗号下データ結合集計 ・長瀬産業<8012>半導体現像液を回収・再生、大阪に新工場 ・いすゞ自<7202>タイ工場、生産600万台達成、100カ国・地域に車両供給 ・ファナック<6954>中型ハンドリングロボに新機種、スマート工場化を後押し ・タカトリ<6338>半導体ウエハー加工装置開発、研削から研磨まで1台で ・三菱重<7011>豪化学大手とMOU締結、水素・アンモニア事業開発 ・マックス<6454>豪に駐在事務所、鉄筋結束機拡販 ・NTN<6472>部品供給を最適運転、通信機能付きコントローラー開発 ・日精樹脂工業<6293>中国製鋳物の調達拡大、8割に引き上げコスト低減 ・ミネベアミツミ<6479>ミツミ電機、ロードスイッチIC発売、電流逆流防止で安全動作 ・NTTデータG<9613>地図上で人流可視化、シミュレーションサービス提供 ・日立<6501>日立エナジー、水素発電で実証機、スウェーデン社協業 ・東レ<3402>バイオマス・再生原料の炭素繊維、仏で認証取得 ・野村不HD<3231>フィリピンで住宅販売開始 ・清水建設<1803>地震時の応力低減、超高層ビルコンクリ杭で新工法 ・大林組<1802>次世代モビリティー組織に建設会社で初の加盟 ☆前場のイベントスケジュール <国内> ・特になし <海外> ・09:30 豪・10月小売売上高(前月比予想:+0.1%、9月:+0.9%) 《ST》
関連銘柄 22件
1802 東証プライム
2,120
11/22 15:30
+86.5(%)
時価総額 1,529,601百万円
1892年創業の大手ゼネコン。国内建設事業を中心に、海外建設事業、エンジニアリング事業等を展開。東京スカイツリーなどで施工実績。グループ社数は140社超。建設バリューチェーンの強化などに取り組む。 記:2024/08/09
1803 東証プライム
1,166
11/22 15:30
+17.5(%)
時価総額 919,408百万円
1804年創業の大手ゼネコン。麻布台ヒルズ(土木)などで施工実績。チャンギ国際空港第3ターミナルなど海外でも実績多数。日本道路などを傘下に持つ。建設事業は生産体制の再構築などで収益力向上を目指す。 記:2024/10/10
2,941
11/22 15:30
-12(%)
時価総額 97,456百万円
ダイドードリンコを中核とする持株会社。自販機台数で国内3位。ダイドーブレンドの缶コーヒーに強み。海外飲料事業や医薬品関連事業、食品事業等も展開。好調な販売により、医薬品関連事業は工場稼働率が向上。 記:2024/06/09
3,702
11/22 15:30
-5(%)
時価総額 679,032百万円
総合デベロッパーの野村不動産を中核とする持株会社。野村HDの持分法適用関連会社。「プラウド」ブランドなどを展開。マンション・オフィスビルの運営・管理等も。住宅部門、都市開発部門のさらなる拡大を図る。 記:2024/08/02
3402 東証プライム
935
11/22 15:30
+13.1(%)
時価総額 1,525,435百万円
総合素材メーカー。1926年創業。繊維事業や機能化成品事業、炭素繊維複合材料事業、水処理事業、医薬事業等を展開。炭素繊維で世界トップシェア。繊維は産業用途が回復傾向。26.3期売上高2兆8000億円目標。 記:2024/06/18
6293 東証プライム
934
11/22 15:30
-9(%)
時価総額 20,802百万円
射出成形機メーカー。ハイブリッド式高性能射出成形機や電気式高性能射出成形機などの製造・販売を行う。成形支援システムや金型設計ソフト等も。グローバル生産体制の強化、グローバル市場への積極展開を図る。 記:2024/07/02
6338 東証スタンダード
1,890
11/22 15:30
-9(%)
時価総額 10,378百万円
産業機械メーカー。パワー半導体材料(SiC)向け加工機で世界トップシェア。液晶パネル研磨洗浄工程装置、繊維加工機器、医療機器等も。海外売上高比率が高い。半導体製造機器ではパワー半導体向け装置が販売順調。 記:2024/07/26
6454 東証プライム
3,360
11/22 15:30
+45(%)
時価総額 159,724百万円
文具・オフィス機器、釘打機等の建築・建設工具、住宅設備機器等を手掛ける。ホッチキス、電気式浴室暖房・換気・乾燥機で国内トップシェア。表示作成機「ビーポップ」は販売順調。27.3期売上高978億円目標。 記:2024/10/29
6472 東証プライム
246.8
11/22 15:30
+2.3(%)
時価総額 131,412百万円
大手ベアリングメーカー。1918年創業。ハブベアリング、ドライブシャフトで世界シェアトップクラス。ロボット用モジュール等も手掛ける。27.3期売上高8300億円目標。アフターマーケットビジネスの拡大図る。 記:2024/06/29
6479 東証プライム
2,435.5
11/22 15:30
-44.5(%)
時価総額 1,040,156百万円
ミネベア、ミツミ電機の経営統合で誕生した総合精密部品メーカー。ミニチュアボールベアリングなどで世界トップシェア。超精密機械加工技術が強み。配当性向は20%程度目処。高付加価値製品の拡販などに注力。 記:2024/08/06
6501 東証プライム
3,821
11/22 15:30
+71(%)
時価総額 17,716,330百万円
総合電機大手。金融ソリューションや社会インフラITシステム、原子力関連ビジネス、鉄道システム、ビルシステム等を手掛ける。日立エナジーは受注残が増加。デジタルシステム&サービスはLumada事業が拡大。 記:2024/06/15
6503 東証プライム
2,584
11/22 15:30
-16(%)
時価総額 5,460,514百万円
総合電機メーカー大手。FAシステムや自動車機器のインダストリー・モビリティ部門、ビルシステムや空調・家電のライフ部門が柱。重電システム、人工衛星等も。インフラ部門では防衛・宇宙事業等にリソース投入。 記:2024/10/07
2,210.5
11/22 15:30
+15.5(%)
時価総額 521,789百万円
半導体製造装置専業メーカー。日立国際電気から独立。成膜プロセス、膜質改善プロセスを軸に事業展開。バッチALD対応成膜装置に強み。海外売上比率は8割超。生産・開発、販売・サービス体制の拡充などに取り組む。 記:2024/10/05
6753 東証プライム
1,003
11/22 15:30
+5.8(%)
時価総額 652,358百万円
大手電気機器メーカー。1912年創業。台湾の鴻海精密工業傘下。液晶テレビや白物家電、スマートフォン、各種情報機器などの製造・販売を行う。ブランド事業では特長商品、新規カテゴリー商材の創出などを図る。 記:2024/08/01
6920 東証プライム
17,280
11/22 15:30
±0(%)
時価総額 1,629,262百万円
半導体関連装置メーカー。シェア独占のEUVマスク欠陥検査装置に強み。FPD関連装置やレーザー顕微鏡なども手掛ける。High-NA向け含むACTISは引き合い旺盛。生成AI関連HBM向けは需要堅調。 記:2024/06/11
6954 東証プライム
4,114
11/22 15:30
+13(%)
時価総額 4,095,154百万円
CNCシステムなどのFA事業、ロボット事業、ロボマシン事業を展開。富士通のNC部門が分離・独立して1972年に誕生。CNCで世界シェアトップクラス。海外売上高比率は8割超。配当性向は60%が基本方針。 記:2024/09/02
7011 東証プライム
2,309
11/22 15:30
-1(%)
時価総額 7,789,753百万円
総合重機国内最大手。1884年創立。各種発電システムや航空機用エンジン、物流機器、製鉄機械、特殊車両等を手掛ける。ガスタービンで世界トップシェア。中期経営計画では27.3期売上高5.7兆円以上目標。 記:2024/09/03
7202 東証プライム
1,999
11/22 15:30
+17.5(%)
時価総額 1,500,995百万円
トラック・バスの製造・販売等を行う商用車メーカー。1916年創業。150以上の国・地域で販売。ディーゼルエンジンなどに強み。トヨタ自動車と資本提携。配当性向40%目安。商用車では新型車の拡販などに注力。 記:2024/08/20
8012 東証プライム
3,187
11/22 15:30
+25(%)
時価総額 366,212百万円
老舗化学品専門商社。1832年創業。機能素材、加工材料、電子・エネルギー、モビリティ、生活関連分野で事業展開。メーカー機能も持つ。取引社数は約1.8万社。フード、半導体、ライフサイエンスが注力領域。 記:2024/08/30
9432 東証プライム
156
11/22 15:30
-0.9(%)
時価総額 14,125,849百万円
国内最大の通信会社。NTT東日本、NTT西日本、NTTドコモ、NTTデータグループなどを傘下に持つ。研究開発部門を有する点が特徴。データセンターを拡張。コンシューマ通信事業では顧客基盤の強化を推進。 記:2024/10/10
9503 東証プライム
1,850
11/22 15:30
±0(%)
時価総額 1,736,656百万円
関西地盤の電力会社。国内電力業界2位。発電量に占める原発依存度が高い。情報通信事業、総合不動産事業等も手掛ける。高浜原発3、4号機は運転期間延長認可。中計では26.3期経常利益3600億円以上目標。 記:2024/06/17
9613 東証プライム
2,884.5
11/22 15:30
+77(%)
時価総額 4,045,511百万円
国内最大の専業システムインテグレーター。NTT傘下。世界50カ国以上でITサービスを提供。金融分野、公共・社会基盤分野向けに強み。海外売上比率は6割超。製造業領域を強化。データセンター事業は積極投資継続。 記:2024/08/10