マーケット
7/4 15:15
40,913.65
+332.89
39,308.00
-23.85
暗号資産
FISCO BTC Index
7/4 19:21:20
9,284,784
フィスコポイント
保有フィスコポイント数
  
今月フィスコポイント数
  

後場に注目すべき3つのポイント~米株高受けて買い優勢の展開

2023/10/10 12:15 FISCO
*12:15JST 後場に注目すべき3つのポイント~米株高受けて買い優勢の展開 10日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ・日経平均は大幅反発、米株高受けて買い優勢の展開 ・ドル・円はもみ合い、反発後は伸び悩み ・値上がり寄与トップはファーストリテ<9983>、同2位は東エレク<8035> ■日経平均は大幅反発、米株高受けて買い優勢の展開 日経平均は大幅反発。772.08円高の31766.75円(出来高概算7億3083万株)で前場の取引を終えている。 国内連休中の米国株式市場のダウ平均は6日に288.01ドル高、9日に197.07ドル高と連日上昇。9月雇用統計では失業率が予想を上回ったほか賃金の伸びが鈍化したことを受けて金利の上昇が限定的となり、ソフトランディング期待を受けた買いも強まった。中東の地政学的リスク上昇を警戒する動きもあったが、連邦準備制度理事会(FRB)のジェファーソン副議長が政策を慎重に進める余地があると発言し、金利高懸念が後退して買戻しに拍車がかかった。ナスダック総合指数も上昇、堅調な値動きとなった米株市場を受けて、本日の日経平均は上昇スタートとなった。その後は上げ幅を広げてプラス圏での推移となっている。 個別では、レーザーテック<6920>やディスコ<6146>、東エレク<8035>などの半導体関連株、川崎汽船<9107>や商船三井<9104>などの海運株、三井住友<8316>や三菱UFJ<8306>、みずほ<8411>などの金融株が堅調に推移。また、三菱商事<8058>や三井物産<8031>などの商社株、ソニーG<6758>やメルカリ<4385>などのグロース株の一角も上昇して全面高となっている。キーエンス<6861>、ソフトバンクG<9984>、ファーストリテ<9983>、神戸製鋼所<5406>、NTT<9432>、日本製鉄<5401>なども上昇している。そのほか、業績・配当予想上方修正を引き続き材料視された三陽商会<8011>が上昇、石油資源開発<1662>、ワキタ<8125>などが値上がり率上位に顔を出した。 一方、日本航空<9201>やANAホールディングス<9202>などの空運株が下落した。そのほか、マルマエ<6264>やマツオカコーポレーション<3611>、サカタのタネ<1377>などが急落、コジマ<7513>、Ubicomホールディングス<3937>、ワタミ<7522>などが値下がり率上位に顔を出した。 セクターでは、鉱業、石油・石炭、海運業が上昇率上位となった一方で、空運業、水産・農林が下落率上位となった。東証プライムの値上がり銘柄は全体の87%、対して値下がり銘柄は11%となっている。 今日の東京株式市場は買いが先行した。東京市場が3連休中の先週末6日と昨日9日の2日間で、米株式市場でダウ平均が大幅高となった流れを引き継いだ。また、小売り・サービスを中心とする消費関連株の四半期決算発表が本格化しており、好業績銘柄に対する物色意欲が株価を支える要因となった。ただ、中東地域での戦闘激化を受けた原油価格の上昇が、物価上昇や企業業績圧迫の要因となるとの警戒感も広がっている。なお、取引開始前に発表された8月の国際収支状況(速報)によると、経常収支は2兆2797億円の黒字。前年同月に比べ1兆6050億円黒字幅が拡大した。 一方で、新興市場は上値の重い展開となっている。マザーズ指数やグロース市場の時価総額上位銘柄などで構成される東証グロース市場Core指数は上昇スタート後にプラス圏で推移しているが、日経平均株価と比較すると上げ幅は限定的となっている。米長期金利は4.6%台まで下落しており、前週大幅に下落した新興株を買い戻す動きが継続している。ただ、今週は、11日に9月の米卸売物価指数(PPI)、12日に9月の米消費者物価指数(CPI)の発表が控えており、これらを見極めたいとして積極的な買いを見送る向きもある。前引け時点での東証グロース市場Core指数は1.94%高、東証マザーズ指数は1.00%高となった。 さて、国内休日中の7日、パレスチナ自治区ガザを実効支配するイスラム組織ハマスがイスラエルを攻撃した。戦闘の詳細は報道を注視しておきたいが、中東情勢の緊迫化を受けて、金やドルなどの安全資産に注目が集まっている一方で、株式も底堅い動きとなっている。先週末発表された雇用統計の結果や米連邦準備制度当局者のハト派的発言が好感されているほか、地政学リスクの高まりが金利据え置きにつながるとみられている。CME FedWatch ツールでは、次回FOMCでの金利据え置きが86.4%まで上昇、利上げ確率は13.6%まで低下している。 一方で、原油相場が急伸したことでインフレ高止まりを巡る懸念も強まっている。今回の出来事がすぐに供給への脅威になるわけではないとみられているが、イラン関与の疑いが伝えられる中でイランに対する報復の可能性が高まれば、ホルムズ海峡を巡る懸念が強まる恐れがあるという。世界の石油供給量の3分の1近くを占める中東で先行き不透明が強まっており、今後の金融市場への影響は読みにくい。今週は重要インフレ指標の発表も控えており、楽観視して株式を買い進む動きは手控えた方がよさそうだ。 さて、10月5日に発表された最新週(9月25日~9月29日)の投資部門別売買動向によると、海外投資家は現物株を4週連続で売り越した。売り越し金額は776億円となるなか、個人投資家は2週連続で現物株を買い越している。引き続き、海外投資家の売り越しスタンスにブレーキが掛かるか注目される。後場の日経平均はプラス圏での堅調推移を継続できるか。本日は幅広いセクターが堅調に推移しており、プライム市場の主力株中心に物色が継続するか注目しておきたい。 ■ドル・円はもみ合い、反発後は伸び悩み 10日午前の東京市場でドル・円はもみ合い。売り先行で一時148円15銭まで下落も148円66銭に切り返したが、その後は失速。米10年債利回りの上昇に追随した値動きで、方向感は乏しい。一方、アジア株は高安まちまちで、円売りは抑制されている。 ここまでの取引レンジは、ドル・円は148円15銭から148円66銭、ユーロ・円は156円77銭から157円17銭、ユーロ・ドルは1.0565ドルから1.0583ドル。 ■後場のチェック銘柄 ・イー・ロジット<9327>の、1銘柄がストップ高 ※一時ストップ高(気配値)を含みます ・値上がり寄与トップはファーストリテ<9983>、同2位は東エレク<8035> ■経済指標・要人発言 【経済指標】 ・日・8月経常収支:+2兆2797億円(予想:+2兆9720億円、7月:+2兆7717億円) 【要人発言】 ・仏中銀(月例景況感調査) 「第3・四半期の成長率、前期比+0.1%の見通し <国内> ・14:00 9月景気ウォッチャー調査・現状判断(予想:53.2、8月:53.6) <海外> ・特になし 《CS》
関連銘柄 30件
1377 東証プライム
3,465
7/4 15:00
±0(%)
時価総額 164,279百万円
大手種苗会社。野菜種子や花種子、球根、農園芸資材等を種苗会社や農業生産者、園芸店等へ販売する。小売事業は足踏み。海外卸売事業は堅調。北中米ではブロッコリーやヒマワリなど主力品が好調。24.5期2Qは増収。 記:2024/02/26
1662 東証プライム
6,570
7/4 15:00
-10(%)
時価総額 375,508百万円
石油開発最大手。日本政府が筆頭株主。北海道、秋田県、山形県、新潟県に油ガス田を保有。E&P事業は売上伸長。北米、中東における原油販売量の増加が寄与。増収効果や販管費の減少により、24.3期3Qは営業増益。 記:2024/04/09
3611 東証スタンダード
1,772
7/4 15:00
+10(%)
時価総額 17,865百万円
大手アパレルOEMメーカー。年間6000万枚の衣料品を生産し、グローバルに供給。生産は中国からASEAN諸国等へのシフト推進。ベトナム等の新設工場中心に生産能力の拡大図る。24.3期3Qは営業黒字転換。 記:2024/04/16
3937 東証プライム
1,336
7/4 15:00
+8(%)
時価総額 15,840百万円
ソフトウェアの設計・開発を手掛けるITソリューション提供会社。開発拠点はフィリピン。医師の働き方改革2024対応や電子カルテシステムの付加価値向上など医療分野に注力。メディカル好調で3Q累計は営業増益。 記:2024/03/28
4385 東証プライム
2,307.5
7/4 15:00
+65.5(%)
時価総額 371,210百万円
国内で断トツのフリマアプリ「メルカリ」を運営。スマホ決済「メルペイ」や米国開拓に注力。連結子会社に鹿島アントラーズ。メルカードの発行枚数は300万枚を突破。定額払い、メルカードが成長。米国事業も赤字縮小へ。 記:2024/06/09
5401 東証プライム
3,511
7/4 15:00
+48(%)
時価総額 3,336,577百万円
国内最大、世界有数の製鉄会社。自動車用鋼板、電磁鋼板、高級シームレス鋼管で実績。日鉄エンジニアリングなどを傘下に収める。製鉄部門は増収。システムソリューション部門は堅調。24.3期3Qは2桁増収。 記:2024/02/25
5406 東証プライム
2,060
7/4 15:00
+32(%)
時価総額 816,473百万円
1905年創業の鉄鋼大手。鋳鍛鋼製品等の素形材、製鉄プラント等のエンジニアリング、油圧ショベル等の建設機械、電力事業等も手掛ける。等方圧加圧装置で世界トップシェア。鉄鋼部門では引き続き価格転嫁を推進。 記:2024/06/18
6146 東証プライム
64,580
7/4 15:00
+290(%)
時価総額 6,995,112百万円
国内最大の半導体用組立装置メーカー。半導体をウェーハから切断するダイサやウェーハを薄く研削するグラインダを手掛け、ダイサーは世界シェア8割。純水リサイクル装置も展開。研究開発費増加し、3Q累計は一服。 記:2024/02/22
6264 東証プライム
2,128
7/4 15:00
+54(%)
時価総額 27,777百万円
半導体・FPD製造装置の部品の開発・製造等を行う。真空チャンバー、排気板、静電チャック等が主要製品。鹿児島県出水市に本社。精密部品の少量多品種受託加工に定評。半導体分野で生産能力の再増強などを行う。 記:2024/05/17
6758 東証プライム
13,915
7/4 15:00
+5(%)
時価総額 17,547,956百万円
世界的AV機器メーカー。ゲーム機や半導体画像センサに強み。モバイル機器向けイメージセンサーは販売数量が伸びる。映画分野は劇場興行収入などが増加。金融ビジネス収入は大幅増。24.3期3Q累計は2桁増収。 記:2024/02/22
6861 東証プライム
73,180
7/4 15:00
+820(%)
時価総額 17,797,961百万円
業用計測制御機器大手。FA用センサで高シェア。開発・販売に専念し、生産は外部に委託。直販体制に強み。24.3期3Q累計は欧米堅調。円安や部材調達改善で粗利率も改善。だが日本や中国が足踏み。人件費増も重石。 記:2024/04/15
6920 東証プライム
34,440
7/4 15:00
-310(%)
時価総額 3,247,210百万円
半導体関連装置メーカー。シェア独占のEUVマスク欠陥検査装置に強み。FPD関連装置やレーザー顕微鏡なども手掛ける。High-NA向け含むACTISは引き合い旺盛。生成AI関連HBM向けは需要堅調。 記:2024/06/11
7513 東証プライム
938
7/4 15:00
-26(%)
時価総額 73,082百万円
ビックカメラグループの郊外型家電量販店。店舗数は140店舗超。季節家電等の家庭電化商品、携帯電話等の情報通信機器商品が柱。EC事業、住設事業も手掛ける。株主優待制度を拡充。電子棚札の導入店舗を拡大。 記:2024/05/12
7522 東証プライム
957
7/4 15:00
+11(%)
時価総額 40,850百万円
居酒屋「三代目鳥メロ」や「ミライザカ」、「焼肉の和民」等の外食事業を手掛ける。現在は国内売上トップの宅食事業が柱に。有機農産物の生産販売等も。宅食事業の営業拠点数は520ヶ所超。配当性向20%以上目安。 記:2024/06/18
8011 東証プライム
2,507
7/4 15:00
+19(%)
時価総額 31,646百万円
大手アパレルメーカー。「マッキントッシュロンドン」など28ブランドを展開。百貨店や直営店での販売に加え、ECサイトの構築・運営、コンサルティングも事業領域。百貨店など実店舗集客が回復し3Q累計は利益急伸。 記:2024/02/27
8031 東証プライム
3,851
7/4 15:00
+105(%)
時価総額 11,658,467百万円
大手総合商社。鉄鉱石や原油・LNGなど資源分野に強み。機械・インフラ、化学品、生活産業などの事業を多角的に展開。インドネシアのパイトン発電事業の持分売却は完了。中計では26.3期当期利益9200億円目標。 記:2024/06/04
8035 東証プライム
35,850
7/4 15:00
-110(%)
時価総額 16,908,043百万円
世界的半導体製造装置メーカー。半導体の成膜や洗浄の前工程からテストまでの製造装置を展開。リソグラフィーでトップシェア。24.3期3Q累計はウェーハボンディング/デボンディング装置の量産受注が拡大。 記:2024/02/24
8058 東証プライム
3,388
7/4 15:00
+48(%)
時価総額 14,610,689百万円
大手総合商社。原料炭や銅、液化天然ガスなど資源分野で世界有数の優良権益を有す。非資源分野は食品卸売に強み。24.3期3Q累計は天然ガス部門が増益。LNG販売事業が牽引。産業インフラ部門なども収益増。 記:2024/02/24
8125 東証プライム
1,730
7/4 15:00
-1(%)
時価総額 89,996百万円
建設機械、荷役運搬機械等の販売・レンタルを行う建機事業が主力。事業用カラオケ機器、介護機器等の販売を行う商事事業、不動産事業も。商業ビルやマンション等の稼働率は堅調。建設ICTの強化、介護事業の拡充図る。 記:2024/05/06
1,827.5
7/4 15:00
+26.5(%)
時価総額 24,272,846百万円
国内最大の金融グループ。傘下に三菱UFJ銀行、三菱UFJ信託銀行、三菱UFJニコス、三菱UFJモルガンスタンレー証券。アセットマネジメント事業を強化。金利上昇や国内外の預貸金収益増加で3Q累計は利益急伸。 記:2024/02/28
11,245
7/4 15:00
+235(%)
時価総額 15,458,400百万円
総合金融グループ大手。傘下に三井住友銀行、SMBC日興証券、三井住友カードなど。ノンバンク子会社多数。燃費効率の高い次世代型航空機に特化した投資・ファイナンスを実施。全事業部門好調で、3Q累計は増収増益。 記:2024/03/25
3,565
7/4 15:00
+119(%)
時価総額 9,052,426百万円
3メガ銀の一角。傘下に銀行、信託、証券など。連結総自己資本比率は15.97%。配当性向40%は目安。特定取引収益は伸び悩むが、貸出金利息は伸長。役務取引等収益なども増加。24.3期3Qは2桁増収増益。 記:2024/03/30
9104 東証プライム
5,300
7/4 15:00
+121(%)
時価総額 1,918,658百万円
海運国内2位。船隊数世界2位。コンテナ船・各種専用船・油送船・フェリー内航船を手掛け、タンカーやLNG船、自動車船、ドライバルク船に強み。コンテナ船の短期運賃・期間契約運賃下落で、3Q累計は利益足踏み。 記:2024/02/28
9107 東証プライム
2,770.5
7/4 15:00
+25.5(%)
時価総額 1,980,154百万円
海運国内3位。1919年設立。自動車船事業などの製品物流部門が主力。ドライバルク事業等も。持分法適用関連会社にコンテナ船事業を行うONE社。LNG船等は順調推移見込む。27.3期経常利益1600億円目標。 記:2024/06/17
9201 東証プライム
2,572
7/4 15:00
+14.5(%)
時価総額 1,124,334百万円
大手航空会社。国内線や国際線、LCC、貨物輸送の航空運送、旅客サービス、空港内地上サービス等を提供する。今期3Q累計は国際旅客収入が増加した。国内旅客収入は単価が上振れ。航空燃油費等の増加を吸収した。 記:2024/04/03
9202 東証プライム
3,033
7/4 15:00
+8(%)
時価総額 1,468,864百万円
大手航空会社。国内線と国際線トップの全日空が中核。国内線や国際線、貨物運送を展開する。傘下にLCCのピーチやエアージャパン。今期3Q累計は国際線、国内線が好調だった。営業益は過去最高を大幅に更新した。 記:2024/03/03
9327 東証スタンダード
442
7/4 14:59
+1(%)
時価総額 1,547百万円
通販物流アウトソーシングや物流コンサルティング、物流システム構築支援等を行うBPOサービス事業が柱。トランスコスモスと業務提携。人員拡充による体制強化、固定費の適正化やFC自動化の推進等で収益向上図る。 記:2024/06/03
9432 東証プライム
157.6
7/4 15:00
-0.9(%)
時価総額 14,270,730百万円
国内最大の通信会社。傘下にNTT東西、NTTドコモ、NTTデータなど。グローバル事業を強化。総合ICT事業は増収。通信端末機器販売収入、システムインテグレーションサービス収入が増加。24.3期3Qは増収。 記:2024/04/14
9983 東証プライム
41,830
7/4 15:00
-120(%)
時価総額 13,311,184百万円
世界的なアパレル会社。「ユニクロ」を主力に、「ジーユー」、「セオリー」等のブランドを世界中で展開。海外ユニクロ事業を成長の柱として位置付け。LifeWearの浸透や出店加速で北米、欧州は顧客層が拡大。 記:2024/05/10
9984 東証プライム
11,190
7/4 15:00
+485(%)
時価総額 19,279,855百万円
携帯キャリアのソフトバンク、LINEヤフー、ビジョン・ファンド、半導体設計の英ARMなどを傘下に収める持株会社。ソフトバンク事業はメディア・EC事業などが順調。中計では26.3期純利益5350億円目指す。 記:2024/06/17