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前場に注目すべき3つのポイント~こう着ながらも底堅い展開、ニデックなど決算を手掛かりとした個別対応に~

2023/4/25 8:28 FISCO
*08:28JST 前場に注目すべき3つのポイント~こう着ながらも底堅い展開、ニデックなど決算を手掛かりとした個別対応に~ 25日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ■株式見通し:こう着ながらも底堅い展開、ニデックなど決算を手掛かりとした個別対応に ■ニデック、23/3営業利益 41.3%減 1000億円、24/3予想 119.8%増 2200億円 ■前場の注目材料:三菱電機、車機器分社化、構造改革、不採算事業撤退も ■こう着ながらも底堅い展開、ニデックなど決算を手掛かりとした個別対応に 25日の日本株市場は、やや買い優勢ながらも、引き続きこう着感の強い相場展開になりそうだ。24日の米国市場はNYダウが66ドル高、ナスダックは35ポイント安とまちまちの展開。4月のダラス連銀製造業活動指数の予想外の悪化を受けて、根強い景気後退懸念から売り優勢の展開となった。しかし、今週控えている主要ハイテク決算待ちで動意は乏しく、小動きに終始。終盤にかけて、ダウはプラス圏を回復した。シカゴ日経225先物清算値は大阪比125円高の28715円。円相場は1ドル134円00銭台で推移している。 シカゴ先物にサヤ寄せする格好から、やや買い優勢の相場展開が見込まれる。日経225先物はナイトセッションは28600円で始まり、一時28740円まで買われる場面が見られた。狭いレンジでの推移ではあるものの、節目の28500円水準での底堅さが意識されるなか、ややレンジを切り上げてきている。米国では大型テック株の決算を控えていることから積極的な売買は手控えられるものの、売り方にとってはヘッジ対応の動きを見せてきそうだ。 また、昨夕決算を発表したニデック<6594>の2023年3月期業績は予想を下回ったが、2024年3月期はコンセンサスを上回る計画だった。株価は昨年1月以降、弱いトレンドを継続していたこともあり、アク抜け感が高まる可能性はあるだろう。日経平均の下支えとして機能する展開から、相場全体のセンチメント改善につながる展開が期待されそうだ。その他、昨夕決算を発表したところでは、大和ハウス<1925>、エルミック<4770>、コーエーテクモ<3635>、大瓦斯<9532>、ユニリタ<3800>、コスモスイニ<8844>、石塚硝<5204>、IPS<4335>、いい生活<3796>などが注目されそうだ。 日経平均は週足のボリンジャーバンドの+2σが上値抵抗として意識されているが、バンドは切り上がりを見せるなか、28755円辺りまで上昇してきた。昨日の東証プライムの売買高は8.2億株程度と薄商いの状況は続くだろうが、押し目待ち狙いの買い意欲は強そうである。なお、アースインフィニティ<7692>は連日のストップ安のなか、本日は制限値幅が359円~1109円に拡大する。投機的な資金が集中しやすいだろう。 ■ニデック、23/3営業利益 41.3%減 1000億円、24/3予想 119.8%増 2200億円 ニデック<6594>が発表した2023年3月期業績は、売上高が前期比16.9%増の2兆2428.24億円、営業利益は同41.3%減の1000.81億円だった。2024年3月期業績は、売上高が前期比1.9%減の2兆2000億円、営業利益は同119.8%増の2200億円を計画。コンセンサス(2070億円程度)を上回る。構造改革による固定費の大幅な低減でV字回復を図る。 ■前場の注目材料 ・日経平均は上昇(28593.52、+29.15) ・NYダウは上昇(33875.40、+66.44) ・シカゴ日経先物は上昇(28715、大阪比+125) ・米原油先物は上昇(78.76、+0.89) ・米長期金利は低下 ・米国景気は拡大 ・日銀は金融緩和を継続 ・コロナ後の人流再開 ・三菱電機<6503>車機器分社化、構造改革、不採算事業撤退も ・リンナイ<5947>岩谷と、水素100%燃焼給湯器を実証、集合住宅に設置 ・IIJ<3774>脱炭素支援で非化石証書の直接調達開始、白井DC利用者向け ・アンリツ<6754>工場向けDXサービス、ライン映像遠隔監視 ・ナブテスコ<6268>社内公募で新規事業創出、ビジコン形式で可否判断、別会社化も視野 ・メルカリ<4385>傘下の米メルカリ、AIで買い物支援、チャットGPT活用 ・東亜建設工業<1885>バングラデシュ経済特区の工場建設を受注 ・出光興産<5019>韓国電力公社とブルーアンモニア供給網構築で協業 ・旭化成<3407>食品偽装に対策、デジタル情報基盤を活用 ☆前場のイベントスケジュール <国内> ・4月政府月例経済報告 <海外> ・特になし 《ST》
関連銘柄 20件
1885 東証プライム
1,160
11/22 15:30
+23(%)
時価総額 104,376百万円
海洋土木に強みを持つ中堅ゼネコン。1908年創業。陸上土木や大型物流施設を得意とする建築等も。関西国際空港などで実績。シンガポールなど海外でも実績多数。25.3期は豊富な手持工事の順調な消化を見込む。 記:2024/06/13
1925 東証プライム
4,690
11/22 15:30
+36(%)
時価総額 3,092,957百万円
賃貸住宅事業、商業施設事業、事業施設事業が柱。戸建住宅事業やマンション事業、環境エネルギー事業等も手掛ける。商業施設事業では大型物件への取り組みを強化。中計では27.3期売上高5兆5000億円目指す。 記:2024/06/13
3407 東証プライム
1,091.5
11/22 15:30
+14.5(%)
時価総額 1,521,477百万円
総合化学大手。1922年創業。アクリロニトリルや人工皮革、感光性ドライフィルム等を手掛ける。住宅事業や建材事業、医薬事業等も。リチウムイオン二次電池用セパレータなどで世界トップシェア。建材事業などは順調。 記:2024/06/18
1,641
11/22 15:30
+0.5(%)
時価総額 551,535百万円
コーエー、テクモの経営統合によって誕生した持株会社。信長の野望シリーズ、無双シリーズなどゲーム・モバイルコンテンツの開発等を行う。IP事業は三国志・戦略版が収益貢献。アミューズメント施設は売上順調。 記:2024/10/28
2,926
11/22 15:30
-84(%)
時価総額 535,999百万円
1992年創業の総合IT企業。国内で初めてインターネット接続サービスを開始。格安SIM等のIIJmio、システム構築・運用保守等を展開。ネットワークサービスは売上順調。27.3期売上3800億円規模目標。 記:2024/06/15
3796 東証スタンダード
514
11/22 15:30
+8(%)
時価総額 3,742百万円
不動産賃貸仲介、売買業務に最適化された顧客管理SaaS、業者間物件情報流通プラットフォーム等を手掛ける。サブスク売上比率が高い。有料課金法人数は1500法人超。SaaS月額利用料の平均顧客単価は上昇。 記:2024/06/18
3800 東証スタンダード
1,988
11/22 15:07
+5(%)
時価総額 15,904百万円
独立系自社開発ソフトウェアメーカー。パッケージソフトウェア及びデータ活用ソリューションの開発・販売・サポート等を手掛ける。システム運用、データ活用に強み。クラウドサービスの事業領域拡大などに取り組む。 記:2024/10/11
4335 東証スタンダード
1,037
11/22 14:42
+10(%)
時価総額 2,557百万円
独SAP社製ERPソフトの導入支援・保守を行うITベンダー。自社テンプレート製品やスマート工場構想策定支援サービス等も。新規事業としてスマート工場化支援を進める。25年7月目途に持株会社体制に移行予定。 記:2024/10/20
4385 東証プライム
2,097.5
11/22 15:30
+29.5(%)
時価総額 344,051百万円
国内で断トツのフリマアプリ「メルカリ」を運営。スマホ決済「メルペイ」や米国開拓に注力。連結子会社に鹿島アントラーズ。メルカードの発行枚数は300万枚を突破。定額払い、メルカードが成長。米国事業も赤字縮小へ。 記:2024/06/09
4770 東証スタンダード
428
9/26 15:00
±0(%)
時価総額 2,690百万円
ストリーミング・ミドルウェア製品の開発・販売等を行う。エンジニアリングサービスの提供等も。生成AI活用に関する基礎研究等にも取り組む。開発サービスは順調。図研がTOB実施、成立なら同社株は上場廃止へ。 記:2024/06/18
5019 東証プライム
1,030.5
11/22 15:30
+20(%)
時価総額 1,435,118百万円
石油元売り大手。1911年に北九州・門司で創業。2019年に昭和シェル石油と経営統合。SS「apollostation」を展開。基礎化学品、高機能材等も。新規収益創出で事業ポートフォリオの転換図る。 記:2024/08/10
5204 東証スタンダード
2,447
11/22 15:30
-8(%)
時価総額 10,326百万円
ガラスびん関連事業、ガラス食器等のハウスウェア関連事業を展開。1819年創業。愛知県岩倉市に本社。紙容器やPETボトル用プリフォーム等も。ハウスウェア関連事業では生産効率向上、新製品開発に取り組む。 記:2024/10/20
5947 東証プライム
3,202
11/22 15:30
+25(%)
時価総額 469,660百万円
大手ガス機器メーカー。1920年創業。愛知県名古屋市に本社。給湯器や給湯暖房機などの給湯機器が主力。厨房機器やガスファンヒーター、衣類乾燥機等も。海外売上高比率は5割超。米国ではタンクレス給湯器を拡販。 記:2024/06/18
6268 東証プライム
2,348
11/22 15:30
-10.5(%)
時価総額 284,258百万円
制御装置大手。精密減速機、鉄道車両用機器、航空機器、自動ドア、商用車用機器、油圧機器、舶用機器、包装機などを展開。太陽追尾駆動装置向けにも注力。中国の景気低迷響き、設備投資需要等弱含み。原価低減を図る。 記:2024/06/14
6503 東証プライム
2,584
11/22 15:30
-16(%)
時価総額 5,460,514百万円
総合電機メーカー大手。FAシステムや自動車機器のインダストリー・モビリティ部門、ビルシステムや空調・家電のライフ部門が柱。重電システム、人工衛星等も。インフラ部門では防衛・宇宙事業等にリソース投入。 記:2024/10/07
6594 東証プライム
2,858
11/22 15:30
-50(%)
時価総額 3,408,362百万円
総合モーターメーカー最大手。旧社名は日本電産。京都府京都市に本社。精密小型モーター、車載・産業用モーター、商業・産業用ロボットなどを手掛ける。電動パワステ用モーターなどに強み。車載向けは収益性最優先。 記:2024/10/14
6754 東証プライム
1,181.5
11/22 15:30
+6(%)
時価総額 160,532百万円
通信用計測器、測定システムの製造・販売等を行う通信計測事業が主力。1895年創業。自動重量選別機、EV・電池向け試験装置等も。配当性向は50%以上目標。中計では27.3期営業利益200億円目指す。 記:2024/06/15
7692 東証スタンダード
91
11/22 15:30
+1(%)
時価総額 10,022百万円
新電力会社。中小企業や一般家庭向け中心に電力、ガスを提供。電子ブレーカーの販売・設置等を行う電子機器事業も。電気契約件数は5万件突破。25.7期は大幅増益を見込む。蓄電池及び太陽光パネル販売の拡大図る。 記:2024/10/21
8844 東証スタンダード
807
11/22 15:30
+7(%)
時価総額 27,366百万円
大和ハウスグループの不動産デベロッパー。新築マンションや新築一戸建等の販売、収益不動産の開発・販売・賃貸管理、宿泊事業等を手掛ける。25.3期は増収増益見通し。収益不動産等販売の収益性改善などを見込む。 記:2024/07/07
9532 東証プライム
3,183
11/22 15:30
+26(%)
時価総額 1,304,750百万円
関西地盤の大手都市ガス会社。ガスの生産・供給やガス供給線の建設・保全、ガス器具の販売を手掛ける。電力小売事業も。ガス販売量は家庭用減少も業務用増加で補う。電力販売量は小売が増加。脱炭素へ投資拡大。 記:2024/07/13