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前場に注目すべき3つのポイント~引き続きこう着感の強い相場展開に、支持線割れでは押し目狙いのスタンス~

2022/12/8 8:44 FISCO
*08:44JST 前場に注目すべき3つのポイント~引き続きこう着感の強い相場展開に、支持線割れでは押し目狙いのスタンス~ 8日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ■株式見通し:引き続きこう着感の強い相場展開に、支持線割れでは押し目狙いのスタンス ■楽天地、3Q営業利益 8.15億円 ■前場の注目材料:商船三井、風力推進装置を拡大、29年めど12基搭載、既存船も対象 ■引き続きこう着感の強い相場展開に、支持線割れでは押し目狙いのスタンス 8日の日本株市場は、引き続きこう着感の強い相場展開になりそうだ。7日の米国市場はNYダウが1ドル高だった。長期金利が低下するもののハイテク株への物色は限られるなど、景気後退懸念が高まるなかで積極的な売買は手控えられていた。需要鈍化懸念を背景としたアップルの下落が重荷となる一方で、ディフェンシブ株の一角が買われた。来週の米連邦公開市場委員会(FOMC)待ちのなかでポジション調整の動きにとどまっていたようだ。シカゴ日経225先物清算値は大阪比75円安の27585円。円相場は1ドル136円40銭台で推移している。 シカゴ先物にサヤ寄せする格好から、やや売り先行で始まることになりそうだ。ただし、日経225先物はナイトセッションで75日線を支持線としたこう着だったこともあり、売り一巡後の底堅さは意識されよう。明日に先物オプション特別清算指数算出(メジャーSQ)を控えていることから、先物市場では限月交代に伴うロールオーバーの商いが中心であり、短期的に仕掛けてくる動きについても、早い段階でカバーに向かわせよう。 そのため、日経平均についても75日線水準での攻防となり、同線を割り込んでくる局面においては、その後のリバウンドを狙った押し目買いは入りそうである。物色の流れとしては足元でTOPIX型の強さが目立つなど、リバランスの動きが見られていた。昨日のNT倍率は14.30倍辺りから一気に14.20倍水準まで低下したこともあり、TOPIX型のリバランスは、いったん一巡した可能性もあることから、メジャーSQを前にしたショートカバーの動きなども想定しつつ、ハイテク株などへのリバウンドを狙った動きも想定しておきたいところだろう。 また、中小型株については利益確定の動きが目立ってはいるものの、これまでの上昇に対する調整の範囲内である直近IPO銘柄などへのリバウンドを狙った動きが意識されそうだ。米国ではナスダックが続落で25日線を下回ってきたが、同線近辺での下げ渋りが見られており、ショートの動きを強めるよりは、押し目待ちのスタンスに向かわせよう。 ■楽天地、3Q営業利益 8.15億円 楽天地<8842>が発表した2023年1月期第3四半期業績は、売上高が67.07億円、営業利益は8.15億円(前年同期は2.96億円)だった。不動産賃貸関連事業においては、2021年6月から順次リニューアルオープンした東京楽天地浅草ビル1階から3階の賃貸収入が期首から売上高に寄与。映画興行事業では、「ONE PIECE FILM RED」が大ヒットを記録したほか、「トップガンマーヴェリック」「名探偵コナンハロウィンの花嫁」等の作品が好稼働したことから、臨時休業があった前年同期を大きく上回った。 ■前場の注目材料 ・NYダウは上昇(33597.92、+1.58) ・米長期金利は低下 ・米国景気は拡大 ・日銀は金融緩和を継続 ・コロナ後の人流再開 ・日本電産<6594>工作機械M&Aに1500億円、日米欧で販路拡大 ・商船三井<9104>風力推進装置を拡大、29年めど12基搭載、既存船も対象 ・デンヨー<6517>岡山に大型発電機のサービス拠点、東西で体制整備 ・東芝<6502>東芝など量子技術活用しゲノムデータ分散管理、システム構築・実証 ・三洋貿易<3176>EV構成部品の展示場刷新、2.8倍に増床、海外7車種3万点 ・富士通<6702>富士通など、5Gコアネットワークを国産・低コスト化 ・三菱ガス<4182>次期中計で売上高9000億円、積極投資を継続 ・三洋化成<4471>生分解性の肥料被覆材開発、非食用米由来で環境配慮 ・ロート製薬<4527>胃の消化能力を装置で定量化、胃腸薬開発に活用 ・関西ペイント<4613>情報化投資3年で100億円、国内外の経営管理統合 ☆前場のイベントスケジュール <国内> ・08:50 7-9月期GDP2次速報(前期比年率予想:-1.0%、1次速報:-1.2%) ・08:50 10月経常収支(予想:+6217億円、9月:+9093億円) <海外> ・09:30 豪・10月貿易収支(予想:+120.00億豪ドル、9月:+124.44億豪ドル) 《ST》
関連銘柄 11件
3176 東証プライム
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時価総額 43,976百万円
合成ゴムや化学品、自動車用内装部品等を扱う商社。旧三井物産神戸支店の有志によって1947年に設立。米国、中国、タイなどに海外拠点。28.9期営業利益90億円目標。新規事業への投資等で新規ビジネス開拓図る。 記:2024/10/03
4182 東証プライム
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時価総額 646,827百万円
メタノール、芳香族化学品等のグリーン・エネルギー&ケミカル事業、無機化学品等の機能化学品事業が柱。BT積層板、脱酸素剤等で世界トップシェア。不採算事業の見直し・再構築図る。27.3期売上8500億円目標。 記:2024/10/09
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時価総額 94,375百万円
機能化学品メーカー。高吸水性樹脂、界面活性剤等が主要製品。永久帯電防止剤、アルミ電解コンデンサ用電解液など高シェア製品多数。配当性向30%以上目処。中期経営計画では26.3期営業利益150億円目標。 記:2024/06/09
4527 東証プライム
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時価総額 663,306百万円
目薬や外皮薬などの一般用医薬品、「肌ラボ」などのスキンケア事業が柱。1899年創業。スキンケア関連の売上高比率が高い。目薬で国内トップシェア。ロングセラー商品多数。国内はインバウンド需要が追い風。 記:2024/08/26
4613 東証プライム
2,100.5
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-23(%)
時価総額 392,665百万円
1918年創業の総合塗料メーカー。自動車、自動車補修向けで国内トップシェア。建築用塗料、船舶用塗料、家庭用塗料等も手掛ける。グローバル供給力などが強み。日本は商品ミックスの改善、原価低減などに取り組む。 記:2024/10/11
6502 東証プライム
4,590
12/19 15:00
-5(%)
時価総額 1,988,103百万円
総合電機大手。持分法会社にキオクシアHD。不正会計や原発巨額損失で陥った経営危機から再建中。JIP連合がTOB発表。TOB価格は1株4620円。TOB成立ならば上場廃止に。24.3期1Qは営業黒字に復帰。 記:2023/09/15
6517 東証プライム
2,656
11/22 15:30
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時価総額 60,716百万円
発電機・溶接機メーカー。エンジン発電機、エンジン溶接機で国内トップシェア。エンジンコンプレッサの製造・販売、アフターサービス等も。販売国数は150超。新製品の開発・投入によるシェア向上などに取り組む。 記:2024/10/08
6594 東証プライム
2,858
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-50(%)
時価総額 3,408,362百万円
総合モーターメーカー最大手。旧社名は日本電産。京都府京都市に本社。精密小型モーター、車載・産業用モーター、商業・産業用ロボットなどを手掛ける。電動パワステ用モーターなどに強み。車載向けは収益性最優先。 記:2024/10/14
6702 東証プライム
2,757
11/22 15:30
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時価総額 5,710,045百万円
国内最大のITサービス企業。1935年設立。通信インフラやストレージ、サーバー、電子デバイスを展開。官公庁、金融向けに強み。成長領域のサービスソリューションに注力。欧州の構造改革は25年度に完了予定。 記:2024/10/20
8842 東証プライム
6,710
4/1 15:00
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時価総額 43,689百万円
阪急阪神東宝グループの不動産会社。錦糸町や浅草で映画館、温浴施設、フットサル施設、飲食店などを展開。娯楽サービス関連事業は収益伸長。24.1期3Qは2桁営業増益。東宝のTOBは成立、同社株は上場廃止予定。 記:2024/02/03
9104 東証プライム
5,430
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時価総額 1,968,668百万円
海運国内2位。1884年創業。三井グループ。ドライバルク事業、エネルギー事業、製品輸送事業が柱。LNG船の所有・管理・運航で世界シェアトップクラス。配当性向30%目安。非海運事業のアセット積み増し図る。 記:2024/07/29