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前場に注目すべき3つのポイント~売り一巡後の底堅さを見極め、物色は決算を手掛かりとした個別対応に~

2022/11/10 8:38 FISCO
*08:38JST 前場に注目すべき3つのポイント~売り一巡後の底堅さを見極め、物色は決算を手掛かりとした個別対応に~ 10日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ■株式見通し:売り一巡後の底堅さを見極め、物色は決算を手掛かりとした個別対応に ■日産自、23/3上方修正 営業利益3600億円←2500億円 ■前場の注目材料:日本製紙、印刷・情報系用紙生産拠点を集約、秋田工場撤退、30年度めど3カ所に ■売り一巡後の底堅さを見極め、物色は決算を手掛かりとした個別対応に 10日の日本株市場は、売り優勢の相場展開ながら、底堅さが見られそうだ。9日の米国市場ではNYダウが646ドル安だった。中間選挙で下院での共和党勝利の勢いが期待された程ではなく、想定されたほどねじれ議会にならないとの見方から、利益確定の動きが優勢となった。また、10日に発表予定の10月の米消費者物価指数(CPI)を控えていることもクローズの動きに向かわせたほか、暗号資産(仮想通貨)の下落による金融市場への影響なども警戒された。シカゴ日経225先物清算値は大阪比130円安の27520円。円相場は1ドル146円40銭台で推移している。 シカゴ先物にサヤ寄せする格好から、売り先行で始まることになろう。ただし、米CPIの発表を控えるなか、米中間選挙後のクローズの動きはある程度想定されていた動きであろう。昨日の東京市場においても日経平均は寄り付き直後の27926.52円を高値に軟調推移が続いていた。28000円を捉えることができなかったが、足元のリバウンドによって短期的には過熱感も警戒されてきたため、想定内の一服だった。本日は支持線として意識される5日、75日線での底堅さを見せられるかが注目されるが、同線を下回ったとしても心理的な支持線である27500円辺りでは押し目狙いの動きも入りそうだ。また、一目均衡表では雲上限が27420円辺りに位置しており、サポートとして意識されやすい。 朝方はショートを仕掛けてくる動きも入りやすいだろうが、売り一巡後の底堅さが見られる局面においては、短期的ながらもリバウンド狙いになろう。物色としては引き続き決算を手掛かりとした物色のほか、新型コロナウイルス感染症の第8波が警戒されてきており、感染予防やPCR検査に関連した銘柄への物色も意識されそうだ。なお、昨日引け後の決算では、LIFULL<2120>、サイバー・バズ<7069>、タナベコンサルティングG<9644>、共立メンテ<9616>、三井金<5706>、クレハ<4023>、日空ビル<9706>、鴻池運輸<9025>、リゾートトラ<4681>、サトーHD<6287>、フジクラ<5803>、ホシザキ<6465>辺りの動向が注目されそうだ。 ■日産自、23/3上方修正 営業利益3600億円←2500億円 日産自<7201>は2023年3月期業績予想の修正を発表。売上高は10兆円から10兆9000億円、営業利益を2500億円から3600億円に上方修正した。今期の想定為替レートは1ドル135円(従来予想は120円)と円安方向に見直した。一方、半導体不足などにより生産回復が想定より遅れているとして、今期の世界販売台数を従来予想の400万台から370万台に引き下げた。 ■前場の注目材料 ・1ドル=146.30-40円 ・米国景気は拡大 ・日銀は金融緩和を継続 ・コロナ後の人流再開 ・日本製紙<3863>印刷・情報系用紙生産拠点を集約、秋田工場撤退、30年度めど3カ所に ・扶桑化学<4368>ウエハー研磨用シリカを増産、200億円投資 ・7&iHD<3382>そごう・西武を米ファンドに売却、2000億円超 ・東芝<6502>スポンサー選び大詰め、非公開化、モノ言う株主と決別 ・大同メタル<7245>EV向けダイカスト拡充、充電器用部品など追加 ・グローセル<9995>協働ロボ向けトルクセンサーを来年度量産、衝突で停止、安全性向上 ・富士通<6702>DC点検を自動化、ローカル5G活用、来月実証 ・ライオン<4912>「お口の衰え、訓練で防ぐ」、シニア向けプログラムを年内提供 ・花王<4452>花王・キリンHD、内蔵脂肪と免疫の関連を共同研究 ・住友精化<4008>SAP増産、アジア地域に190億円投資 ・日東紡<3110>飲料子会社をライフドリンクに売却、経営資源最適化 ・ダイセル<4202>エッチング液から基板守る独自液剤、樹脂「ナノひっつき虫」で保護膜 ☆前場のイベントスケジュール <国内> ・08:50 10月マネーストックM3(前年比予想:+2.8%、9月:+2.9%) <海外> ・10:00 カシュカリ米ミネアポリス連銀総裁討論会参加 《ST》
関連銘柄 25件
2120 東証プライム
178
11/22 15:30
±0(%)
時価総額 23,895百万円
国内最大級の不動産・住宅情報サイト「LIFULL HOME'S」を運営。老人ホーム・介護施設の検索サイトの運営、海外事業等も手掛ける。HOME'S関連事業ではクライアントネットワークの拡大・強化を図る。 記:2024/08/02
3110 東証プライム
6,130
11/22 15:30
+530(%)
時価総額 231,242百万円
ガラス繊維メーカー大手。1923年創立。Tガラス、NEガラス等の電子材料事業が主力。体外診断用医薬品のメディカル事業、断熱材事業等も。電子材料事業では増産投資等でスペシャルガラス需要拡大への対応図る。 記:2024/10/03
2,556.5
11/22 15:30
+0.5(%)
時価総額 6,658,547百万円
国内流通グループ最大手。セブン-イレブン・ジャパンやイトーヨーカ堂、セブン銀行等を傘下に収める持株会社。海外コンビニ事業の売上構成比率が高い。海外コンビニ事業は店舗網の拡大、オリジナル商品の強化等に注力。 記:2024/10/24
3863 東証プライム
848
11/22 15:30
+2(%)
時価総額 98,584百万円
大手製紙メーカー。新聞用紙や印刷・情報用紙、家庭紙等を手掛ける。「クリネックス」、「スコッティ」ブランド等を展開。エネルギー事業等も。生活関連事業の収益力強化、グラフィック用紙事業の競争力強化等に注力。 記:2024/06/15
4008 東証プライム
4,820
11/22 15:30
+25(%)
時価総額 67,417百万円
吸水性樹脂を主力とする化学メーカー。水溶性ポリマーやエマルジョンなどの製造・販売を行う機能マテリアル、化学品の製造受託等も。海外売上比率は7割超。吸水性樹脂事業では新製品開発、製品の付加価値化に取り組む。 記:2024/10/07
4023 東証プライム
2,802
11/22 15:30
+34(%)
時価総額 164,130百万円
中堅化学メーカー。機能樹脂や炭素製品等の機能製品事業、クレラップや釣糸等の樹脂製品事業が柱。医薬品、農薬、工業薬品の化学製品事業等も。PGA樹脂加工品は拡販や収益力の改善、農薬は新剤の開発を進める。 記:2024/08/26
4202 東証プライム
1,376.5
11/22 15:30
+24.5(%)
時価総額 381,212百万円
1919年創業の化学メーカー。酢酸等のマテリアル事業が主力。自動車エアバッグ用インフレータ、化粧品原料、医薬品用添加剤、ディスプレイ材料等も手掛ける。総還元性向40%以上目標。酢酸は国内外で拡販図る。 記:2024/08/29
4368 東証プライム
3,455
11/22 15:30
-15(%)
時価総額 122,691百万円
国内唯一の果実酸メーカー。食品添加物製剤、電子材料も手掛ける。リンゴ酸、超高純度コロイダルシリカで世界トップクラスのシェア。大手食品メーカーなどが主要取引先。新規製造設備の立ち上げによる供給力の強化図る。 記:2024/06/03
4452 東証プライム
6,208
11/22 15:30
+10(%)
時価総額 2,892,307百万円
トイレタリー国内最大手。衣料用洗剤や食器用洗剤、サニタリー製品、スキンケア製品、化粧品のほか、油脂製品等のケミカル事業も手掛ける。バスクリーナーは高付加価値製品が好調。ヘアケア製品などは売上が順調。 記:2024/06/11
4681 東証プライム
2,977
11/22 15:30
+16(%)
時価総額 323,067百万円
ホテル会員権の販売等を行う会員権事業、ホテル及びレストランの運営等を行うホテルレストラン等事業、メディカル会員権の販売等を行うメディカル事業を展開。サンクチュアリコート琵琶湖などホテル会員権は販売順調。 記:2024/10/13
4912 東証プライム
1,784
11/22 15:30
-15(%)
時価総額 507,428百万円
日用品メーカー大手。1891年創業。オーラルケア分野、ファブリックケア分野が柱。解熱鎮痛剤「バファリン」、ペット用品等も。歯ブラシ、ハンドソープなどで国内トップシェア。海外事業では事業拡大施策を推進。 記:2024/10/13
5706 東証プライム
4,772
11/22 15:30
+57(%)
時価総額 273,827百万円
1874年創業の非鉄金属大手。機能材料部門、金属部門が柱。亜鉛に強み。半導体パッケージ基板向け極薄銅箔、二輪用触媒などで世界トップシェア。機能材料部門では既存分野の深耕、環境貢献製品の創出等に取り組む。 記:2024/08/10
5803 東証プライム
5,749
11/22 15:30
+162(%)
時価総額 1,700,916百万円
独立系電線メーカー大手。1885年創業。光ファイバケーブルや通信ケーブル、圧力センサ、プリント回路、自動車電装品等を手掛ける。光ファイバ融着接続機に強み。自動車事業部門は収益性改善に引き続き取り組む。 記:2024/08/05
6287 東証プライム
2,199
11/22 15:30
+48(%)
時価総額 73,966百万円
自動認識ソリューション商品の製造・販売等を行うサトーなどを傘下に収める持株会社。電子プリンタ、ラベリングロボット、電子プリンタ用ラベル・タグ等が主要製品。国内事業は商品ラインアップの最適化などを図る。 記:2024/10/04
6465 東証プライム
6,022
11/22 15:30
+56(%)
時価総額 872,528百万円
業務用厨房機器メーカー。1947年創業。愛知県豊明市に本社。冷蔵庫や製氷機、ディスペンサ、食器洗浄機等を手掛ける。製氷機で国内トップシェア。米国など海外でも事業展開。国内は飲食外市場の積極的な開拓進める。 記:2024/09/03
6502 東証プライム
4,590
12/19 15:00
-5(%)
時価総額 1,988,103百万円
総合電機大手。持分法会社にキオクシアHD。不正会計や原発巨額損失で陥った経営危機から再建中。JIP連合がTOB発表。TOB価格は1株4620円。TOB成立ならば上場廃止に。24.3期1Qは営業黒字に復帰。 記:2023/09/15
6702 東証プライム
2,757
11/22 15:30
+16(%)
時価総額 5,710,045百万円
国内最大のITサービス企業。1935年設立。通信インフラやストレージ、サーバー、電子デバイスを展開。官公庁、金融向けに強み。成長領域のサービスソリューションに注力。欧州の構造改革は25年度に完了予定。 記:2024/10/20
7069 東証グロース
738
11/22 15:30
-30(%)
時価総額 2,979百万円
インフルエンサーサービス、SNSアカウント運用、インターネット広告販売を行うSMM事業が主力。HR事業、ライブ配信プラットフォーム事業等も。スカウト代行サービスなどを行う「Buzz Job」の育成図る。 記:2024/08/12
7201 東証プライム
406.3
11/22 15:30
-5.7(%)
時価総額 1,714,877百万円
大手自動車メーカー。1933年設立。仏ルノー、三菱自動車とアライアンス形成。プロパイロットなど自動運転化技術等に強み。日本は電動車のモデルミックス向上、中国では日産ブランド車のラインナップ刷新図る。 記:2024/10/07
7245 東証プライム
483
11/22 15:30
+3(%)
時価総額 22,952百万円
すべり軸受メーカー。自動車用エンジン軸受で世界トップシェア。船舶など非自動車用軸受、アルミダイカスト製品、精密金属加工部品等も。自動車用エンジン軸受は順調。非自動車用軸受は大型船舶で中国向け新規開拓継続。 記:2024/06/25
9025 東証プライム
2,825
11/22 15:30
+47(%)
時価総額 160,889百万円
総合物流企業。1880年創業。食品、鉄鋼、化学など製造業向け請負、物流業務、流通加工業務、国際物流等を手掛ける。日本製鉄等が主要取引先。適正単価の収受、業務効率化進める。31.3期営業利益250億円目標。 記:2024/06/24
9616 東証プライム
2,687
11/22 15:30
+33.5(%)
時価総額 210,768百万円
学生寮や社員寮の運営等を行う寮事業、ビジネスホテル「ドーミーイン」の運営等を行うホテル事業が柱。総合ビルマネジメント事業、フーズ事業等も展開。寮事業では販売価格の適正化、徹底したコスト管理などを図る。 記:2024/08/10
1,223
11/22 15:30
+28(%)
時価総額 21,412百万円
経営コンサルティング大手。経営戦略の策定から経営機能の実装・実行支援に至るまで経営全般の支援を手掛ける。全ての経営コンサルティング領域で売上堅調。人件費増等を吸収。グローバル戦略コンサルティング機能を強化。 記:2024/07/14
9706 東証プライム
5,339
11/22 15:30
-101(%)
時価総額 497,301百万円
東京国際空港(羽田)旅客ターミナルビルの建設・管理運営等を行う施設管理運営業、国内線・国際線売店の運営等を行う物品販売業が柱。飲食業も展開。配当性向30%以上目途。空港インフラとしての機能強化推進。 記:2024/10/06
9995 東証プライム
749
5/29 15:00
±0(%)
時価総額 19,794百万円
半導体・電子部品の技術商社。ルネサスエレクトロニクス製品を中心に、海外製電子部品も取り扱う。半導体素子は自動車分野中心に堅調。24.3期3Qは増収。マクニカによるTOBは成立、同社株は上場廃止へ。 記:2024/03/30