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前場に注目すべき3つのポイント~27000円水準での底固めから、前日の高値水準を意識~

2022/10/25 8:39 FISCO
*08:39JST 前場に注目すべき3つのポイント~27000円水準での底固めから、前日の高値水準を意識~ 25日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ■株式見通し:27000円水準での底固めから、前日の高値水準を意識 ■日本電産、2Q営業利益 8.1%増 963億円、通期据え置き ■前場の注目材料:カーバイド、研究開発費1.3倍、半導体など4年120億円投資 ■27000円水準での底固めから、前日の高値水準を意識 25日の日本株市場は、買い先行後はこう着感が強まるものの、底堅い相場展開が見込まれる。24日の米国市場ではNYダウが417ドル高だった。連邦準備制度理事会(FRB)が今後、利上げペースを減速するとの思惑から、米経済が深刻な景気後退を回避できるとの期待感からの買いが優勢だった。長期金利が落ち着いた動きを見せたことから、アップルやマイクロソフトなど大型テック株のほか、エヌビディアなど半導体の一角なども買われた。シカゴ日経225先物清算値は大阪比185円高の27145円。円相場は1ドル148円80銭台で推移している。 シカゴ先物にサヤ寄せする格好から買い先行で始まろう。昨日は中国の習近平主席3期目の政権が発足し、権力集中への警戒感からハンセン指数は6%を超える下落となったことが重荷だったが、米国市場では嫌気される動きが限られたため、仕切り直しといったところだろう。昨日の日経平均は前場半ばに27300円を回復する場面も見られたが、ハンセン指数の下落が嫌気され結局は27000円を下回るなど上げ幅を縮めていた。25日線が支持線として意識されやすく、27000円水準での底固めから、前日の高値水準が意識されそうだ。 米国では大型テック株の決算を控えていることから、結果を見極めたいとする模様眺めムードは強まりやすい。ただし、「アップルミュージック」と「TV+」などの値上げを発表したアップルが買われるなど、決算通過後のアク抜け期待なども高まりやすいだろ。足元での米決算では予想ほど悪くないといった見方から買い直される動きが目立っていた。楽観視は禁物であろうが、11月の米連邦公開市場委員会(FOMC)で、次の12月FOMCで利上げ幅縮小を協議するといった見方により、修正リバウンドの動きを強めてくる可能性はありそうだ。 そのため、東京市場においても売り込まれていたハイテク株などへは買い戻しが入りやすい一方で、インバウンド関連など足元で強い値動きを継続していた銘柄へは利益確定の動きが入りやすく、リバランスの動きに向かわせる可能性はありそうだ。そのため、指数インパクトの大きい値がさハイテク株などが指数をけん引する格好から、やや強含みの相場展開に期待したいところだろう。個人主体の中小型株物色についても、主力大型株へのシフトが意識されてきそうだ。 ■日本電産、2Q営業利益 8.1%増 963億円、通期据え置き 日本電産<6594>が発表した第2四半期業績は、売上高が前年同期比24.2%増の1兆1307.67億円、営業利益を同8.1%増の963.68億円だった。コンセンサス(960億円程度)に沿った進捗だった。為替の円安寄与が原材料価格高騰の影響を吸収した。5G向け需要が好調な半導体検査装置が好調だったほか、社債事業は7-9月期に黒字に転換。 ■前場の注目材料 ・日経平均は上昇(26974.90、+84.32) ・NYダウは上昇(31499.62、+417.06) ・ナスダック総合指数は上昇(10952.61、+92.90) ・シカゴ日経先物は上昇(27145、大阪比+185) ・SOX指数は上昇(2351.55、+14.86) ・米国景気は拡大 ・日銀は金融緩和を継続 ・コロナ後の人流再開 ・カーバイド<4064>研究開発費1.3倍、半導体など4年120億円投資 ・パナHD<6752>EV充電器シェアサービスを来春開始、アプリで需給つなぐ ・日本電産<6594>EVモーター生産倍増、今年度55万台の見通し ・エア・ウォーター<4088>インドに液化ガス製造プラント新設、40億円投資 ・SUBARU<7270>EV事業仕切り直し、「ソルテラ」受注再開 ・スズキ<7269>バイオマス発電に出資、牛ふん有効活用の知見・ノウハウ獲得 ・大同特殊鋼<5471>ステンレス棒鋼価格改定、ニッケル系5%下げ・クロム系8%上げ ・三菱電機<6503>制御機器・パソコンなど10—20%値上げ、来年2月受注分から ・旭化成<3407>欧独自のデモカー作成、車載品販売倍増へ ・クラレ<3405>米子会社、ベルギーで設備増強、再生炭の需要拡大に対応 ☆前場のイベントスケジュール <国内> ・10月政府月例経済報告予定 <海外> ・特になし 《ST》
関連銘柄 10件
3405 東証プライム
1,933
5/20 15:00
+36(%)
時価総額 685,952百万円
機能性化学品メーカー。ポバール樹脂とエバール樹脂、それを加工して作るフィルム製品に強み。サステナブルな高機能素材をアパレル・スポーツ用品向け拡販。ビニルアセテートの好調もあり、23.12期実績は増収確保。 記:2024/02/29
3407 東証プライム
1,048
5/20 15:00
+10(%)
時価総額 1,460,841百万円
総合化学大手。マテリアル、住宅、ヘルスケアの領域で事業展開。住宅部門は堅調。建築請負部門は伸び悩むが、不動産部門等がカバー。クリティカルケア事業ではAEDの販売量が増加。24.3期3Q累計は増収。 記:2024/02/11
4064 東証プライム
1,840
5/20 15:00
+32(%)
時価総額 17,309百万円
機能化学品や機能樹脂、電子材料の電子・機能製品と、フィルムやステッカー、再帰反射シートのフィルム・シート製品が柱。建材や産業プラントも手がける。今期3Q累計は半導体や電子部品向け製品、建材関連が足踏み。 記:2024/04/13
4088 東証プライム
2,253
5/20 15:00
+11.5(%)
時価総額 517,638百万円
産業ガス大手。化学品、医療、LPガス、飲料、食品、物流などに多角化。高純度薬品や特殊ケミカル供給機器などは販売拡大。アグリ&フーズ部門は価格改定やM&A効果などで堅調。24.3期3Q累計は2桁増益。 記:2024/03/31
5471 東証プライム
1,611.5
5/20 15:00
+35(%)
時価総額 350,089百万円
世界首位級の特殊鋼専業メーカー。自動車業界が得意先。大株主に日本製鉄。磁石やステンレス、ターボ部品等も。特殊鋼鋼材は売上堅調。構造用鋼は自動車関連の受注増で販売数量が増加。24.3期3Qは小幅増収。 記:2024/02/10
6503 東証プライム
2,824.5
5/20 15:00
+5(%)
時価総額 6,064,772百万円
総合電機大手。FA機器や自動車機器、昇降機、パワー半導体に強み。鉄道車両機器なども。24.3期3Q累計はFA機器が低調。だが自動車機器やインフラ関連が好調で増収増益に。4Qにルネサス株売却特益を計上予定。 記:2024/04/12
6594 東証プライム
7,353
5/20 15:00
+26(%)
時価総額 4,384,476百万円
世界最大の総合モーターメーカー。HDDや車載、家電・産業向けモーターに加え、機器装置や電子・光学部品を展開。精密小型モータは売価改善等で増益。24.3期3Qは2桁増益。水冷モジュールの生産能力を拡大。 記:2024/04/16
1,346.5
5/20 15:00
+22(%)
時価総額 3,304,388百万円
総合家電大手。家電、住設設備、FA機器、電池も。くらし事業では北米コールドチェーン、国内電材が増収。北米車載電池の増販、米国IRA補助金の計上等でエナジー部門は収益伸長。24.3期3Qは大幅増益。 記:2024/04/07
7269 東証プライム
1,838.5
5/20 15:00
+52.5(%)
時価総額 3,611,891百万円
大手自動車メーカー。軽自動車で国内首位級、オートバイでも世界的。四輪車はインドでトップシェア。四輪事業は堅調。日本やインド、欧州で販売が増加。二輪事業はインドで販売増。24.3期3Q累計は増収増益。 記:2024/04/14
7270 東証プライム
3,316
5/20 15:00
+96(%)
時価総額 2,550,588百万円
自動車中堅。販売台数の7割超が北米向け。トヨタと資本業務提携。運転支援システム「アイサイト」等が特徴。自動車事業部門は好調。売上台数は2桁増。国内は足踏みだが、海外が伸びる。24.3期3Qは大幅増益。 記:2024/04/14