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前場に注目すべき3つのポイント~個人主体の資金は個別に材料のある銘柄のほか、テーマ性のある銘柄などに~

2022/9/1 8:32 FISCO
*08:32JST 前場に注目すべき3つのポイント~個人主体の資金は個別に材料のある銘柄のほか、テーマ性のある銘柄などに~ 9月1日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ■株式見通し:個人主体の資金は個別に材料のある銘柄のほか、テーマ性のある銘柄などに ■菱洋エレク、上方修正 営業利益 36億円←23億円 ■前場の注目材料:日立金属、磁性くさび開発、誘導モーター高効率化、高温化でも強度保つ ■個人主体の資金は個別に材料のある銘柄のほか、テーマ性のある銘柄などに 9月1日の日本株市場は、売り先行で始まった後はこう着感の強い相場展開になりそうだ。8月31日の米国市場はNYダウが280ドル安だった。8月ADP雇用統計が予想を下回る伸びにとどまったため大幅利上げ観測がいったん後退し、買われる場面も見られた。ただし、クリーブランド連銀のメスター総裁が2023年に政策金利を4%以上に引き上げ、その後も据え置くべきとタカ派姿勢を表明し、これを受けて長期金利が一段と上昇すると、金融引き締めを警戒した売りが強まった。シカゴ日経225先物清算値は大阪比265円安の27855円。円相場は1ドル139円00銭台で推移している。 シカゴ先物にサヤ寄せする格好から、売り先行で始まろう。日経平均は25日線に上値を抑えられているほか、5日、25日線とのデッドクロス示現などシグナルは悪化傾向にある。朝方はインデックスに絡んだ商いが集中することから、まずは直近安値27788円辺りをキープできるかが注目されよう。一目均衡表では雲を上回って推移しているものの、足元の調整で転換線、基準線を下回ってきたほか、遅行スパンの下方シグナル発生が警戒されてきている。積極的な売買は手控えられるなかでインデックスに絡んだ商いの影響を受けやすく、一段と押し目買い意欲を後退させそうだ。 また、米国ではFRB高官によるタカ派発言が連日のように聞かれ、米国市場ではリスクポジションを圧縮する動きが継続している。NYダウは75日線を下放れる形状となったほか、ナスダックも75日線を割り込むなか、東京市場においてもヘッジ対応の動きが強まりやすいところである。そのため、売り一巡後の底堅さが見られたとしても、積極的にリバウンドを狙いに行く動きは限られると考えられ、短期的な値幅取り狙いが中心になりそうだ。指数インパクトの大きい値がさ株への物色は避けられる一方で、個人主体の資金は個別に材料のある銘柄のほか、テーマ性のある銘柄などに向わせそうだ。 もっとも、VIX指数は25.00を上回ってはいるものの、小幅に低下した。積極的にショートを仕掛けてくる動きにも向かわせづらいほか、円安傾向が続くなか、日米金利差を狙った資金流入も意識されやすいと考えられる。そのため、仕掛け的な動きから下へのバイアスが強まる局面においては、短期的なリバウンド狙いの動きも入りそうだ。 ■菱洋エレク、上方修正 営業利益 36億円←23億円 菱洋エレク<8068>は2023年1月期業績予想の修正を発表。営業利益を23億円から36億円に上方修正した。大口ビジネスの動向や需給状況の改善による需要後退の見方に大きな変化はないものの、大幅に伸長した上期の着地や足元の事業動向、期初時点では織り込まれていなかった為替変動の影響等を踏まえ業績予想を修正した。 ■前場の注目材料 ・1ドル=138.90-00円 ・VIX指数は低下(25.87、-0.34) ・米国景気は拡大 ・日銀は金融緩和を継続 ・日立金属<5486>磁性くさび開発、誘導モーター高効率化、高温化でも強度保つ ・椿本チエイン<6371>中小製造業にDX指南、年10億円事業へ育成 ・トヨタ<7203>EV電池に7300億円投資、日米で生産能力増強 ・ルネサス<6723>インド新興を買収、車載・産業用レーダー事業参入 ・UACJ<5741>日軽金とアルミ箔子会社を経営統合、23年4月 ・東レ<3402>米UL認証、ABS樹脂10品種で追加取り消し ・岩谷産業<8088>大林組と、液化水素冷熱の建物適用を実証、空調の冷水など ・ブリヂストン<5108>長期戦略、高付加価値シフト鮮明、9年で2.8兆円投資 ・ジェイテクト<6473>eアクスル向けコンパクトデフ開発、トルク密度2倍 ・三菱重<7011>シンガポール初の水素発電所受注、現地社とEPC契約 ・昭電線HD<5805>26年度めどECサイト売上高3億円、商品・決済方法を拡充 ・昭和電工<4004>「異種材」数秒接着の接合フィルム、来年から量産検討 ・三井化学<4183>アペイロン・アグロに出資、バイオマス原料情報収集 ☆前場のイベントスケジュール <国内> ・08:50 4-6月期法人企業統計調査・全産業設備投資(前年比予想:+3.0%) <海外> ・10:45 中・8月財新製造業PMI(予想:50.0、7月:50.4) 《ST》
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3402 東証プライム
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総合素材メーカー。1926年創業。繊維事業や機能化成品事業、炭素繊維複合材料事業、水処理事業、医薬事業等を展開。炭素繊維で世界トップシェア。繊維は産業用途が回復傾向。26.3期売上高2兆8000億円目標。 記:2024/06/18
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昭和電工、旧日立化成が統合した機能性化学メーカー。半導体・電子材料、石油化学等のケミカルが柱。自動車部品、セラミックス等も。半導体後工程材料で世界トップシェア。事業ポートフォリオ改革等に取り組む。 記:2024/10/13
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世界的なタイヤメーカー。1931年創業。生産拠点数は国内外で100超。化工品事業、スポーツ・サイクル事業等も手掛ける。海外売上比率は7割超。乗用車用プレミアムタイヤの拡販などで販売ミックスの改善図る。 記:2024/08/10
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高機能材料メーカー。高級特殊鋼、希土類磁石、素形材製品が柱。23.3期1Qは需要回復。通期でも収益好転を見込む。米国ファンドが遅延していたTOBを開始。TOB価格は2181円。TOB成立ならば上場廃止に。 記:2022/10/15
5741 東証プライム
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古河スカイと住友軽金属工業の経営統合で2013年に誕生。アルミニウム圧延品で国内生産量トップ。東洋製罐等が主要取引先。25.3期は缶材、自動車材等の売上数量増を見込む。28.3期売上高1兆500億円目標。 記:2024/06/28
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時価総額 239,834百万円
電線準大手。電線ケーブルや送電システム用電力機器、免震装置等を手掛ける。旧社名は昭和電線ホールディングス。アルミ架空送電線事業からの撤退を決定。27.3期営業利益150億円目標。海外事業の新展開等に注力。 記:2024/06/04
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産業用チェーン、タイミングチェーンシステムで世界トップシェア。1917年創業。減速機、搬送・仕分け・保管システム等も。自動車メーカー等が主要取引先。価格競争力向上により、ニッチトップ商品の販売拡大図る。 記:2024/10/07
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時価総額 372,980百万円
トヨタグループのベアリング大手。産機・軸受事業が柱。自動車部品や工作機械、FAシステム等も。パワーステアリング、円筒研削盤で世界トップシェア。工作機械・システム事業では円筒研削盤のラインアップ拡充図る。 記:2024/07/02
2,012
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時価総額 3,763,677百万円
大手半導体メーカー。車載用マイコンで世界首位級。海外での大型買収により、電圧制御用や通信用の半導体を拡大。自動車向け事業は堅調。円安や自動運転支援、EV向け製品の売上が増加。米GaNパワー半導体会社買収へ。 記:2024/06/15
7011 東証プライム
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時価総額 7,789,753百万円
総合重機国内最大手。1884年創立。各種発電システムや航空機用エンジン、物流機器、製鉄機械、特殊車両等を手掛ける。ガスタービンで世界トップシェア。中期経営計画では27.3期売上高5.7兆円以上目標。 記:2024/09/03
7203 東証プライム
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時価総額 42,085,743百万円
自動車メーカー最大手。カローラ、クラウン、プリウスなど人気車種多数。ダイハツ工業、日野自動車等を傘下に持つ。海外販売台数比率は7割超。グローバル生産累計3億台超。ソフトウェア、AIなどへの投資を加速。 記:2024/08/01
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-20(%)
時価総額 106,262百万円
三菱電機系列の半導体商社。米インテル製半導体なども扱う。リョーサンと経営統合に伴い3月28日付で当社株は上場廃止に。代わって4月1日付で持株会社のリョーサン菱洋HDが上場へ。24.3期は14カ月変則決算。 記:2024/03/10
8088 東証プライム
1,876
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時価総額 439,447百万円
総合エネルギー事業を主力とする独立系専門商社。LPガス等の供給、水素ガスや産業用ロボット、次世代自動車向け二次電池材料等を手掛ける。コスモエネルギーHDと資本業務提携。カーボンオフセットガスの販売を強化。 記:2024/06/11