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後場に注目すべき3つのポイント~無風通過がコンセンサスも楽観視できない状況

2022/8/26 12:15 FISCO
*12:15JST 後場に注目すべき3つのポイント~無風通過がコンセンサスも楽観視できない状況 26日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ・日経平均は続伸、無風通過がコンセンサスも楽観視できない状況 ・ドル・円は小じっかり、日本株高で円売り先行 ・値上がり寄与トップは東エレク<8035>、同2位がファーストリテ<9983> ■日経平均は続伸、無風通過がコンセンサスも楽観視できない状況 日経平均は続伸。266.41円高の28745.42円(出来高概算4億5656万株)で前場の取引を終えている。 25日の米株式市場でダウ平均は322.55ドル高(+0.97%)と続伸。ジャクソンホール会議を控えた警戒感がくすぶる中ではあったが、週次の失業保険申請件数が予想外に減少し労働市場の強さが確認されたほか、4-6月期国内総生産(GDP)改定値も予想外に上方修正されたことで、景気後退懸念が緩和した。長期金利の低下でハイテク株も買われ、引けにかけて一段高に。ナスダック総合指数は+1.67%、フィラデルフィア半導体株指数(SOX)は+3.66%となった。米株高を引き継いで日経平均は160.46円高からスタート。順調に買い戻しが進み、午前中ごろには上げ幅は300円を超えた。その後は騰勢一服となったが、アジア市況の上昇を支援要因に堅調な値動きが続いた。 個別では、東エレク<8035>、アドバンテスト<6857>、SUMCO<3436>の半導体関連や、ソフトバンクG<9984>、ソニーG<6758>、ダイキン<6367>などの主力株が全般堅調。三井物産<8031>、丸紅<8002>の商社株が大幅に続伸し、日本製鉄<5401>、コマツ<6301>、住友鉱<5713>などの市況関連株も高い。ほか、京セラ<6971>、新光電工<6967>の上昇が目立つ。東レ<3402>はレーティング格上げが観測され、年初来高値を更新。大阪チタ<5726>、東邦チタニウム<5727>は連日の大幅上昇。中国会社の連結子会社化を発表したイワキポンプ<6237>、三井住友海上と包括連携協定を締結したシンクロフード<3963>などが東証プライム市場の上昇率上位に入っている。 一方、東証プライム市場の売買代金上位ではダブル・スコープ<6619>、リクルートHD<6098>、レノバ<9519>などが軟調。ベイカレント<6532>、マネーフォワード<3994>のグロース(成長)株の一角も下落。レーティング格下げが観測された中国電力<9504>は大幅安。上半期は一転して2ケタ営業減益となったタカショー<7590>は東証プライム市場の下落率トップとなっている。ほか、投資ファンドの保有比率低下が判明したジャフコG<8595>、子会社株式売却で最終益予想を下方修正した大崎電<6644>などが下落率上位に並んだ。 セクターでは繊維製品、機械、卸売が上昇率上位となった一方、石油・石炭、サービス、倉庫・運輸が下落率上位となった。東証プライム市場の値上がり銘柄は全体62%、対して値下がり銘柄は32%となっている。 日経平均は、前日の25日移動平均線をサポートとしたリバウンドから綺麗に続伸し、5日線も上回ってきている。今晩のジャクソンホール会議でのパウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長による講演の無風通過、その後のあく抜け相場を期待した動きが強まっているようだ。テクニカル面でも強気派を勢いづかせそうな形となっている。 前日の米株式市場では、ハイテク・グロース株を中心に大幅に上昇。8-10月見通しが市場予想を下回り、株価下落が懸念された半導体大手エヌビディアは+4%と想定に反して上昇し、フィラデルフィア半導体株指数(SOX)も+3.66%となった。エヌビディアは世界景気の減速でパソコンやゲーム向けの需要が低迷する見通しを示したが、モルガン・スタンレー証券では「ゲーム部門は8-10月が業績の底になる」と指摘しているという。こうした見方や、タカ派発言を警戒して上昇してきた米金利が、パウエル議長講演後には低下に転じるとの期待が、前日の株価上昇の背景にあるようだ。 しかし、半導体市場の先行きについては見方が分かれており、クレディ・スイス(CS)などはメモリから始まった在庫調整が今後、現在は好調なロジック分野にも秋口からは波及し始めるとし、最終需要の弱さを前提とした深刻な半導体在庫調整サイクルの見解を維持している。 金利も、ジャクソンホール会議後は再び低下することを見込む向きがいるようだが、果たしてどうだろうか。来週末には米8月雇用統計を控えており、前回7月が予想を大幅に上振れた経緯を踏まえれば、事前の警戒はそれなりに高いだろう。雇用統計前に金利が再びハイテク・グロース株の追い風になる程に大きく低下するとはやや想定しにくいのではないだろうか。 今晩のパウエル議長の講演は無風通過が予想されている。むしろ、当初はタカ派を警戒する声が多かっただけに、イベント通過後はあく抜けで短期的には上昇の可能性が高いとすら考えられている。連日で、複数の米連銀総裁からタカ派発言が相次いでいる中、株式市場はほとんど意に介さず、結局利下げに転じるのではないかという期待を持ったままでいるようだ。ブルームバーグが算出している米国での金融緩和の度合いを示す金融状況指数(US financial conditions)は、利上げが開始された今年の3月よりも緩和的な状況に転じていることが示されている。 こうした中、中央銀行としてのインフレ抑制の決意を示し、市場の楽観を修正するためにパウエル議長がよりタカ派な発言を行う可能性も捨てきれない。仮に無風通過となっても、今後控える米雇用統計をはじめとした経済指標を前に、あく抜け相場の持続性は短いものと想定される。今はまだ買いの攻勢に出る時でないと考える。 ■ドル・円は小じっかり、日本株高で円売り先行 26日午前の東京市場でドル・円は小じっかりとなり、136円半ばで小幅に値を上げた。米10年債利回りの下げ渋りでドル売りは後退し、主要通貨は対ドルで失速。一方、日経平均株価は前日比200円超の堅調地合いとなり、円売りが主要通貨を押し上げている。 ここまでの取引レンジは、ドル・円は136円42銭から136円79銭、ユーロ・円は136円09銭から136円26銭、ユーロ・ドルは0.9963ドルから0.9977ドル。 ■後場のチェック銘柄 ・ホーブ<1382>、アミタホールディングス<2195>など、7銘柄がストップ高 ※一時ストップ高(気配値)を含みます ・値上がり寄与トップは東エレク<8035>、同2位がファーストリテ<9983> ■経済指標・要人発言 【経済指標】 ・日・8月東京都区部消費者物価指数(生鮮品除く):前年比+2.6%(予想:+2.5%、7月:+2.3%) 【要人発言】 ・オアNZ準備銀行総裁 「少なくともあと2-3回の利上げがあると予想する」 「テクニカル・リセッションに陥るとは想定していない」 <国内> 特になし <海外> 特になし 《CS》
関連銘柄 30件
1382 東証スタンダード
2,245
5/17 15:00
-2(%)
時価総額 1,711百万円
洋菓子メーカーなどに国産イチゴを供給。夏秋期に収穫できる自社品種に強み。クリスマス需要のある2Qが商盛期。馬鈴薯の生産販売も。24.6期上期は残暑の影響で自社品種の出荷数量が足踏み。ただ販価上昇で増収に。 記:2024/02/07
2195 東証グロース
650
5/17 15:00
+11(%)
時価総額 11,402百万円
廃棄物リサイクルや環境コンサル、環境認証認定サービスなどを展開。マレーシア国内で発生する資源を日本に輸出する海外トレーディングも。シリコン再生の増設は24年夏頃に稼働予定。24.12期は増収増益を見込む。 記:2024/04/12
3402 東証プライム
787
5/17 15:00
+4.2(%)
時価総額 1,283,976百万円
合繊大手。世界トップの炭素繊維は航空機向けに強み。有機EL関連材料、水処理事業等も手掛ける。24.3期3Qは環境・エンジニアリング事業が堅調。水処理事業は米国、中国で出荷堅調。繊維事業はEV向けが拡大。 記:2024/02/11
3436 東証プライム
2,475
5/17 15:00
-36(%)
時価総額 866,683百万円
半導体用シリコンウエハで世界2位。最先端ロジック半導体向けに強み。23.12期は顧客の在庫調整が痛手に。24.12期はAI需要を追い風に半導体需要が上向く見通し。だがウエハの需要回復は年後半になる見込み。 記:2024/04/04
3963 東証プライム
527
5/17 15:00
-13(%)
時価総額 14,173百万円
飲食向け情報サイト運営会社。「転職店ドットコム」を運営し、出店や退店、運営、仕入等の情報を提供する。今期3Q累計は二桁の増収、増益と伸長した。求人広告サービスやデザイン会社向けサービス等が順調に推移した。 記:2024/02/14
3994 東証プライム
5,762
5/17 15:00
-262(%)
時価総額 309,892百万円
法人向け経理・人事労務クラウドが柱。個人向け資産管理アプリ、SaaSマーケティング支援等も。法人顧客獲得は順調。法人向けストック売上は好調。23.11期通期は2桁増収。24.11期も2桁増収見通し。 記:2024/02/02
5401 東証プライム
3,282
5/17 15:00
+39(%)
時価総額 3,118,954百万円
国内最大、世界有数の製鉄会社。自動車用鋼板、電磁鋼板、高級シームレス鋼管で実績。日鉄エンジニアリングなどを傘下に収める。製鉄部門は増収。システムソリューション部門は堅調。24.3期3Qは2桁増収。 記:2024/02/25
5713 東証プライム
5,095
5/17 15:00
-2(%)
時価総額 1,481,697百万円
大手非鉄。銅、ニッケル、金を手掛け、事業連携による材料調達や製品開発に特徴。大電流・大面積仕様にも応用可能なプリンテッドエレクトロニクス用の厚膜導電性インクを開発。車載用電池材料の増販で、3Q累計は増収。 記:2024/02/23
2,491
5/17 15:00
-105(%)
時価総額 91,669百万円
航空機用スポンジチタンで世界首位。高純度チタンも。日本製鉄、神戸鋼が大株主。高機能材料事業は苦戦だが、チタン事業は輸出スポンジチタン中心に大幅増収。24.3期3Qは大幅増収増益。通期業績予想を上方修正。 記:2024/04/07
5727 東証プライム
1,218
5/17 15:00
-16(%)
時価総額 86,808百万円
チタンメーカー。スポンジチタンやチタンインゴッド、高純度チタンの提供に加え、プラスチック等の製造用触媒等を手掛ける。金属チタンは航空機向け等の堅調な需要続く。24.3期3Q累計は金属チタン事業が増収。 記:2024/02/03
7,697
5/17 15:00
-13(%)
時価総額 13,053,804百万円
国内最大の人材関連サービス企業。米国発祥の求人情報検索サイト「Indeed」や不動産の「SUUMO」、求人・企業情報サイト「Glassdoor」を運営。マッチング&ソリューション好調で3Q累計は営業増益。 記:2024/02/22
6237 東証プライム
2,276
5/17 15:00
+58(%)
時価総額 51,190百万円
液体移送用ケミカルポンプが主力。流体制御技術と多品種少量生産に強み。24.3期上期は医療機器向けや水処理市場向けが好調。中国関係会社の連結化も貢献して計画上振れ。通期営業最高益を計画。配当性向3割超目安。 記:2024/01/18
6301 東証プライム
4,595
5/17 15:00
-28(%)
時価総額 4,471,606百万円
建設機械・鉱山機械で世界2位。工作機械なども。IT活用のアフターサービスに強み。24.3期3Q累計は中国の建機需要が冴えず。だが北米や中南米で鉱山機械が堅調。円安も効いて増収増益に。配当性向4割以上目安。 記:2024/04/12
6367 東証プライム
25,105
5/17 15:00
-115(%)
時価総額 7,358,627百万円
エアコン世界首位。世界で唯一、空調と冷媒の両方を手掛け、インバータ搭載機に定評。フッ素樹脂も展開。換気や除菌機能搭載商品、IoT活用サービスなどにも注力。業容好調で売上高、営業利益ともに過去最高を更新。 記:2024/02/06
3,415
5/17 15:00
+87(%)
時価総額 530,729百万円
大手経営コンサルティング会社。全体戦略や事業戦略の立案など経営課題を解決するサービスを提供。採用活動を積極化。稼働率は平均80%台後半。コンサルタントの増加等により、24.2期3Q累計は2桁増収増益。 記:2024/02/03
6619 東証プライム
480
5/17 15:00
-8(%)
時価総額 26,468百万円
リチウムイオン二次電池セパレータ事業が主力。イオン交換膜事業も手掛ける。取引先のハイエンド車種の堅調な需要により、車載向け売上高は伸長。24.1期3Q累計は2桁増収。収益面は売上原価の増加等が重し。 記:2024/02/26
6644 東証プライム
604
5/17 15:00
-3(%)
時価総額 29,757百万円
計測機器メーカー。スマートメーターや電力量計、変成器、配電盤、配線板等を製造、販売する。スマートメーターに強みを持つ。電力会社向けが主力。今期3Q累計は国内のスマートメーターや蓮伝番が堅調。海外も増加。 記:2024/02/07
6758 東証プライム
13,100
5/17 15:00
+85(%)
時価総額 16,520,174百万円
世界的AV機器メーカー。ゲーム機や半導体画像センサに強み。モバイル機器向けイメージセンサーは販売数量が伸びる。映画分野は劇場興行収入などが増加。金融ビジネス収入は大幅増。24.3期3Q累計は2桁増収。 記:2024/02/22
6857 東証プライム
5,540
5/17 15:00
+23(%)
時価総額 4,244,576百万円
半導体検査装置大手。メモリ用に強い。非メモリ用も強化中。電子ビーム露光装置も。24.3期3Q累計はメモリ向けが1Qを底に上向く。だが非メモリ向けの回復に遅れ。償却費増も利益の重石。総還元性向5割以上目安。 記:2024/04/15
6967 東証プライム
5,609
5/17 15:00
+48(%)
時価総額 758,180百万円
半導体パッケージの総合メーカー。静電チャック、ハイエンド半導体PKGなどが主力製品。国内生産比率の高さが特徴。24.3期3Qは業績足踏み。半導体製造装置向けセラミック静電チャックは市況悪化などが響く。 記:2024/04/07
6971 東証プライム
1,868
5/17 15:00
+14(%)
時価総額 2,821,565百万円
電子部品大手。セラミック技術に強み。セラミックパッケージや半導体製造装置向けセラミック部品等で高シェア商品多数。電子部品は情報通信市場向けコンデンサ、水晶部品等の需要が減少。24.3期2Qは業績伸び悩む。 記:2024/01/16
7590 東証スタンダード
515
5/17 15:00
-2(%)
時価総額 9,059百万円
庭園資材を製造・販売。プロ向けを軸に家庭向けも。ホームユース事業は来店客数の苦戦などが響く。24.1期通期はプロユース事業が増収確保。ブランド指定による受注増などが寄与。25.1期は営業黒字転換見通し。 記:2024/03/07
8002 東証プライム
2,992
5/17 15:00
-13(%)
時価総額 5,140,890百万円
大手総合商社。穀物と発電に強みを持つ。ライフスタイルや情報・物流、アグリに加え、化学品や金属、エナジー、資源開発、航空、船舶、金融等の事業を展開する。今期3Q累計はアグリや化学品、原料炭が足踏みとなった。 記:2024/03/31
8031 東証プライム
7,968
5/17 15:00
+93(%)
時価総額 12,688,777百万円
大手総合商社。鉄鉱石や原油・LNGなど資源分野に強み。ペルーの鉱山機械販売・サービス会社コマツ・マイニング・コープ・ペルーの株式を取得。エネルギーと金属資源セグメントが伸び悩み、3Q累計は利益足踏み。 記:2024/02/04
8035 東証プライム
36,090
5/17 15:00
-730(%)
時価総額 17,021,235百万円
世界的半導体製造装置メーカー。半導体の成膜や洗浄の前工程からテストまでの製造装置を展開。リソグラフィーでトップシェア。24.3期3Q累計はウェーハボンディング/デボンディング装置の量産受注が拡大。 記:2024/02/24
8595 東証プライム
1,830
5/17 15:00
+0.5(%)
時価総額 102,590百万円
専業ベンチャーキャピタル最大手。ITサービスや医療・バイオ、ソフトウェア、エレクトロニクス向け投資で実績。グループ投資先の新規IPOは5社。キャピタルゲインは増加。24.3期3Q累計は営業黒字転換。 記:2024/02/03
9504 東証プライム
1,015.5
5/17 15:00
+5.5(%)
時価総額 393,156百万円
中国5県地盤の電力会社。石炭火力比率が高い。24.3期3Q累計は燃料費調整の期ズレ差益が拡大。値上げ効果も出て利益急改善。通期利益計画を上方修正。復配予定。島根原発2号機は24年秋に営業運転開始の見通し。 記:2024/02/08
9519 東証プライム
1,060
5/17 15:00
-51(%)
時価総額 96,614百万円
再エネ発電所を開発・運営。太陽光を軸にバイオマスも。徳島津田バイオマス発電所などの商業運転を開始。再生可能エネルギー発電事業は売上堅調。バイオマス発電所の営業運転開始等で、24.3期3Qは2桁増収。 記:2024/04/08
9983 東証プライム
41,010
5/17 15:00
-370(%)
時価総額 13,050,243百万円
世界的なアパレル会社。「ユニクロ」を主力に、「ジーユー」、「セオリー」等のブランドを世界中で展開。24.8期1Qは2桁増収増益。海外ユニクロ事業は堅調。マーケティング強化等が奏功し、中国大陸は販売好調。 記:2024/01/27
9984 東証プライム
8,550
5/17 15:00
+11(%)
時価総額 14,731,257百万円
大手投資会社。傘下にビジョンファンドや通信会社、LINEヤフー等を持ち、AIやインターネット等の分野の企業に投資。今期3Q累計は増収、利益は改善傾向となった。デリバティブ関連や公開投資先の株価上昇が寄与。 記:2024/02/10