マーケット
4/30 12:33
38,362.15
+427.39
38,386.09
+146.43
暗号資産
FISCO BTC Index
4/30 12:53:57
10,000,692
フィスコポイント
保有フィスコポイント数
  
今月フィスコポイント数
  

前場に注目すべき3つのポイント~買い一巡後のこう着がコンセンサスに~

2022/7/7 8:40 FISCO
*08:40JST 前場に注目すべき3つのポイント~買い一巡後のこう着がコンセンサスに~ 7日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ■株式見通し:買い一巡後のこう着がコンセンサスに ■イオン、1Q営業利益 12.0%増 438億円、コンセンサス上回る ■前場の注目材料:清水建設、原発の構造設計効率化、BIM活用のシステム開発 ■買い一巡後のこう着がコンセンサスに 7日の日本株市場は、買い先行で始まった後は、次第にこう着感の強い相場展開になりそうだ。6日の米国市場はNYダウが69ドル高だった。ISM非製造業指数やJOLT求人件数が予想を上回ったため景気後退懸念が緩和し買い優勢の展開。米連邦準備理事会(FRB)による6月開催の米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨公表を控え一時下落に転じる場面も見られたが、その後公表されたFOMC議事要旨において、労働市場や消費に楽観的な見解を示し利上げを計画通り継続していく想定内の方針が示されたことで、引けにかけて上昇幅を広げた。シカゴ日経225先物清算値は大阪比265円高の26265円。円相場は1ドル135円90銭台で推移している。 シカゴ先物にサヤ寄せする格好から、買い先行で始まろう。ただし、昨日の日経平均はFOMC議事要旨への警戒から300円を超える下落だったこともあり、これを修正する動きが中心になりそうである。アク抜けを意識した買いの勢いが強まる展開は期待しづらいところであろう。また、ナスダックは続伸となり、上値抵抗線として意識される25日線を捉えてきた。同線を明確に上放れてくるかを見極めたいところであり、SOX指数の戻りの鈍さも気掛かりである。指数インパクトの大きい東エレク<8035>は依然として年初来安値での推移を継続するなか、短期的な値幅取り狙いの動きにとどまりそうである。 また、明日にはETFの分配金支払いのための売り需要が見込まれるため、警戒されている。先物市場では先回り的にショートを仕掛けていた可能性があるため、いったんニュートラルに戻す格好でのショートカバーを入れてくるだろう。ただし、買いの動きを強めてくる動きは限られると見られ、買い一巡後のこう着がコンセンサスになりそうだ。 また、米長期金利は上昇したものの、景気後退の予兆とみなされる「逆イールド」状態が続いたため、景気後退を織り込む動きは引き続き警戒されるところである。足元では長期金利の低下を手掛かりにグロース株への物色が見られていたが、本日はやや利食い優勢の動きが意識されよう。参院選を控えて政策に関連したテーマ性のある材料株などでの短期的な値幅取り狙いの動きが中心になりそうである。 ■イオン、1Q営業利益 12.0%増 438億円、コンセンサス上回る イオン<8267>が発表した第1四半期業績は、営業収益が前年同期比2.3%増の2兆2032.27億円、営業利益は同12%増の438.97億円だった。コンセンサス(420億円程度)を上回る進捗だった。総合金融事業は減益となったが、国内外でのカード取扱高の伸長や貸倒関連費用低減の取り組みなどにより想定を上回る着地。3月に発売したトップバリュプレミアム生ビールは、発売3カ月で販売本数が4百万本を突破した。 ■前場の注目材料 ・NYダウは上昇(31037.68、+69.86) ・ナスダック総合指数は上昇(11361.85、+39.61) ・シカゴ日経先物は上昇(26265、大阪比+265) ・1ドル=135.80-90円 ・SOX指数は上昇(2494.11、+16.47) ・VIX指数は低下(26.73、-0.81) ・米国景気は拡大 ・コロナ流行下の経済活動正常化 ・日銀は金融緩和を長期化 ・清水建設<1803>原発の構造設計効率化、BIM活用のシステム開発 ・ヒロセ電機<6806>韓国拠点拡充、48億円投じコネクター増産 ・富士通<6702>カメラ設置せず高精度見守り、ミリ波センサーで姿勢推定 ・ルネサス<6723>台風4号で熊本・川尻工場停止、11日めど全面復旧 ・愛知製鋼<5482>北米で鍛造部品新ライン、29億円投資、現地供給を安定化 ・豊田合成<7282>中国の内外装部品生産社に34%出資、ホンダ向け供給強化 ・大同特殊鋼<5471>東北大と共創研究所、CASE対応加速 ・JMC<5704>試作専門から量産品へ、鋳造部品を月産1万台、トヨタ方式で効率化 ・日本航空電子<6807>ドローン制御装置開発、車載コネクター採用 ・凸版印刷<7911>米にベンチャー投資管理社を設立 ・UBE<4208>米でリチウム電池用電解液原料生産、新工場の基本設計開始 ・レンゴー<3941>木材由来のセルロース微粒子増産、マイクロプラビーズ代替 ・エーザイ<4523>アルツハイマー治療薬、米FDA受理、生物製剤ライセンス申請 ・三井化学<4183>グローバル・ブレインとCVCファンド設立、ベンチャー投資加速 ☆前場のイベントスケジュール <国内> ・特になし <海外> ・10:30 豪・5月貿易収支(予想:+108.25億豪ドル、4月:+104.95億豪ドル) 《ST》
関連銘柄 16件
1803 東証プライム
976.7
4/30 11:30
+25.2(%)
時価総額 770,143百万円
ゼネコン大手。不動産開発やインフラ運営、再エネなどの非建設分野にも力注ぐ。24.3期3Q累計は複数の大型工事で損失が生じて利益水面下に。受注は堅調。昨年末単体受注残は22年末比9%増の2兆1699億円に。 記:2024/04/15
3941 東証プライム
1,182
4/30 11:30
+15(%)
時価総額 320,388百万円
段ボール製品国内首位、段ボール原紙で2位。紙器や軟包装、重包装用段ボールなど包装資材に強み。板紙・紙加工関連事業は収益伸長。販売量は減少だが、製品価格の改定などが寄与。24.3期3Q累計は大幅増益。 記:2024/02/25
4183 東証プライム
4,494
4/30 11:30
+111(%)
時価総額 920,209百万円
大手総合化学メーカー。ライフ&ヘルスケア、モビリティ、ICTなど4事業を展開する。ケメガネレンズ材料やフォトマスク防塵カバーで世界シェアトップ。今期3Q累計は需要低迷が販売に影響した。子会社も売却した。 記:2024/04/14
4208 東証プライム
2,888
4/30 11:30
+60(%)
時価総額 306,706百万円
化学製品と成形機械などを製造、販売する。ナイロンポリマーや工業薬品等の樹脂・化成品を主力に、ポリイミドや分離膜等の機能品、成形機械、産業機械等を提供する。今期3Q累計は樹脂・化成品や機能品、機械が足踏み。 記:2024/04/14
4523 東証プライム
6,466
4/30 11:30
+226(%)
時価総額 1,917,602百万円
国内製薬大手。神経領域、がん領域が重点領域。抗がん剤「レンビマ」が主力製品。一般用医薬品でチョコラBBなど。アメリカス医薬品事業は堅調。レンビマの売上が伸びる。販管費減。24.3期2Qは大幅営業増益。 記:2024/01/16
5471 東証プライム
1,749
4/30 11:30
+13(%)
時価総額 379,960百万円
世界首位級の特殊鋼専業メーカー。自動車業界が得意先。大株主に日本製鉄。磁石やステンレス、ターボ部品等も。特殊鋼鋼材は売上堅調。構造用鋼は自動車関連の受注増で販売数量が増加。24.3期3Qは小幅増収。 記:2024/02/10
5482 東証プライム
3,455
4/30 11:30
-120(%)
時価総額 68,710百万円
特殊鋼大手。特殊鋼条鋼やステンレス鋼、鍛造品を軸に、HV用放熱部品、ネオジウム系ボンド磁石、高感度磁気センサーなどを展開。環境配慮型電気炉鋼材に注力。特殊鋼の値上がりや鍛造品好調で、3Q累計は利益急伸。 記:2024/02/04
5704 東証グロース
767
4/30 11:28
+3(%)
時価総額 4,081百万円
精密砂型鋳造による試作・量産サービスや3Dプリンタ活用の樹脂製品量産サービスを展開。三次元測定サービスも。24.12期は前期に稼働した新鋳造棟の貢献を想定。樹脂製品の量産受注も進む見込み。最高業績を計画。 記:2024/04/11
6702 東証プライム
2,428
4/30 11:30
+2.5(%)
時価総額 5,028,650百万円
国内最大、世界有数のITサービス企業。通信インフラやストレージ、サーバー、電子デバイスを展開。官公庁、金融向けに強み。24.3期2Qは小幅増収。サービスソリューションが売上下支え。コンサル等の需要が拡大。 記:2024/01/16
2,660.5
4/30 11:30
+121(%)
時価総額 5,205,077百万円
車載用マイコンで世界首位級。海外での大型買収により、電圧制御用や通信用の半導体を拡大。自動車向け事業は堅調。円安や自動運転支援、xEV向け製品の売上が増加。金融費用減少。23.12期通期は2桁最終増益。 記:2024/02/13
6806 東証プライム
16,820
4/30 11:30
+120(%)
時価総額 626,158百万円
コネクタが主力の電子部品メーカー。高周波信号をつなぐマイクロコネクタに強み。車載領域に注力。高付加価値新製品の販売強化図る。多極コネクタは売上伸び悩む。24.3期3Q累計は同軸コネクタが営業増益。 記:2024/03/31
6807 東証プライム
2,545
4/30 11:30
+58(%)
時価総額 234,911百万円
大手コネクタメーカー。スマホや自動車向けコネクタに強み。車載用静電タッチパネル、航空機用ジャイロセンサ、油田掘削用センサも事業領域。内製能力の高さが強み。工場稼働低下の影響もあり、3Q累計は利益足踏み。 記:2024/03/30
7282 東証プライム
3,059
4/30 11:30
+43(%)
時価総額 397,887百万円
合成樹脂やゴム製品が主力のトヨタ系自動車部品メーカー。内外装部品やセーフティシステムなどを展開。顧客の生産台数増加などで日本は大幅増益。欧州・アフリカは増版効果などで黒字転換。24.3期3Qは収益伸長。 記:2024/04/08
7911 東証プライム
3,769
4/30 11:30
+132(%)
時価総額 1,318,042百万円
大手印刷会社。印刷で2強。マーケティングやコンテンツ等の情報関連、包装資材や建装材、ディスプレイ、半導体関連も手掛ける。今期3Q累計はDXや半導体関連が堅調も、海外のパッケージや建装材が足踏みとなった。 記:2024/03/11
8035 東証プライム
35,150
4/30 11:30
+920(%)
時価総額 16,577,900百万円
世界的半導体製造装置メーカー。半導体の成膜や洗浄の前工程からテストまでの製造装置を展開。リソグラフィーでトップシェア。24.3期3Q累計はウェーハボンディング/デボンディング装置の量産受注が拡大。 記:2024/02/24
8267 東証プライム
3,305
4/30 11:30
+17(%)
時価総額 2,881,712百万円
流通大手。総合スーパーを軸に食品スーパーやドラッグストア、金融、不動産などを展開。PB「トップバリュ」は値下げに重点。タカキューとは資本業務提携を解消。全セグメント好調で、3Q累計営業利益は過去最高更新。 記:2024/01/26