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前場に注目すべき3つのポイント~ネットフリックスは通過材料、27000円水準での押し目買い意欲は強い~

2022/4/21 8:41 FISCO
*08:41JST 前場に注目すべき3つのポイント~ネットフリックスは通過材料、27000円水準での押し目買い意欲は強い~ 21日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ■株式見通し:ネットフリックスは通過材料、27000円水準での押し目買い意欲は強い ■アコム、22/3下方修正 営業利益348億円←799億円 ■前場の注目材料:住友商事、ペルー鉱山縮小、金・銅、61億円で権益売却 ■ネットフリックスは通過材料、27000円水準での押し目買い意欲は強い 21日の日本株市場は、こう着ながらも底堅い値動きが見込まれよう。20日の米国市場はNYダウが249ドル高、ナスダックは166ポイント安とまちまちの展開。金利の上昇が一段落したほか、ITサービスのIBMや消費財メーカーのプロクター・アンド・ギャンブルの好決算を材料視した買いがNYダウを押し上げた。一方で、動画配信のネットフリックスが35%を超える急落となるなか、ハイテク株への重荷となったことでナスダックは下落。シカゴ日経225先物清算値は大阪比変わらずの27180円。円相場は1ドル128円10銭台で推移している。 シカゴ先物にサヤ寄せする格好から、小動きで始まることになろう。ネットフリックスの影響は昨日の時間外の急落によって織り込まれていると見られるほか、他のハイテク株への下落についても限定的だったとの見方に向わせそうだ。一方で、電気自動車メーカーのテスラは取引終了後に1−3月期決算を発表。1株あたり利益が予想を上回り、時間外取引で買われていることが材料視されやすい。 米国市場では連邦準備制度理事会(FRB)の急速な利上げを進めたとしても米景気の底堅さは保たれるとの見方に向ってきているほか、決算発表に注目が集まっている。予想を上回る決算銘柄に資金が向かう状況であり、金利状況に大きく振らされる地合いからは変化が見られている。当然、決算を受けた荒い値動きは想定しつつもセンチメントは改善傾向にあるようだ。 そのため、朝方こそハイテク株の弱い動きが日経平均の重荷となる可能性はあるものの、ショートを強めてくる動きは入りやすいだろう。 こういった状況のなか、日経平均についても25日、75日線辺りに上値を抑えられつつも、下値を切り上げてきており、27000円水準での押し目買い意欲は高まってきていると見られる。積極的な上値追いは慎重ながらも売り込まれていた銘柄などへは修正リバウンドを狙った動きも意識されてきそうだ。また、昨日はネットフリックスの急落の影響からハイテク株の一角は弱く、日経平均の重荷となっていたが、決算通過によるアク抜けの動きも期待したいところ。 なお、昨日のマザーズ指数は2%を超える下落により25日線水準から下放れてきた。メルカリ<4385>が9%を超える下落となったことが重荷だったが、20年3月安値に接近してきており、そろそろ底入れを意識した動きも見られそうだ。 ■アコム、22/3下方修正 営業利益348億円←799億円 アコム<8572>は2022年3月期業績予想の修正を発表。営業利益を799億円から348億円に下方修正した。包括信用購入あっせん収益が計画を上回ったが、利息返還請求については、請求件数が期初の予想を上回って推移。足もとの利息返還請求の動向などを勘案し将来の請求発生予想額を再算定した。 ■前場の注目材料 ・日経平均は上昇(27217.85、+232.76) ・NYダウは上昇(35160.79、+249.59) ・VIX指数は低下(20.32、-1.05) ・米原油先物は上昇(102.19、+0.14) ・米長期金利は低下 ・米国景気の拡大 ・コロナ流行下の経済活動正常化 ・日銀は金融緩和を長期化 ・株価急落時の日銀ETF買い ・住友商事<8053>ペルー鉱山縮小、金・銅、61億円で権益売却 ・航空電子<6807>50億円投資、山形に新棟、コネクター需要急増 ・ホンダ<7267>リカーリングで利益創出、30年に数千億円レベル ・トヨタ<7203>米4工場に490億円投資、HV向けなどエンジン増産 ・丸紅<8002>ノルウェー社とサーモン独占販売契約、静岡で陸上養殖 ・DMG森精機<6141>米新拠点、北東部で工作機械の販売強化 ・鈴茂器工<6405>シャリ玉握り・整列完全自動化、すしロボで攻勢 ・竹内製作所<6432>新中計、25年2月期に売上高2400億円 ・京セラ<6971>半導体パッケージ増産、625億円投じ鹿児島に新棟 ・パナソニック<6752>米に新興ファンド組成、AI分野など257億円投資 ・ホシデン<6804>京大発新興に出資、ペロブスカイト電池底上げ ・積水化<4204>合わせガラスに高機能中間膜、車向け開発加速 ・花王<4452>タオル繊維に「菌塊」発見、洗浄技術開発へ ☆前場のイベントスケジュール <国内> ・特になし <海外> ・07:45 NZ・1-3月期消費者物価指数(前年比予想:+7.1%、10-12月期:+5.9%) 《ST》
関連銘柄 15件
4204 東証プライム
2,323
11/22 15:30
+2.5(%)
時価総額 1,032,590百万円
新築住宅事業やリフォーム事業等の住宅部門、液晶用微粒子や半導体材料等の高機能プラスチックス部門が柱。塩化ビニル管、メディカル事業等も。リフォーム事業は断熱リフォームなど改装の拡販、営業人員の拡充図る。 記:2024/08/02
4385 東証プライム
2,097.5
11/22 15:30
+29.5(%)
時価総額 344,051百万円
国内で断トツのフリマアプリ「メルカリ」を運営。スマホ決済「メルペイ」や米国開拓に注力。連結子会社に鹿島アントラーズ。メルカードの発行枚数は300万枚を突破。定額払い、メルカードが成長。米国事業も赤字縮小へ。 記:2024/06/09
4452 東証プライム
6,208
11/22 15:30
+10(%)
時価総額 2,892,307百万円
トイレタリー国内最大手。衣料用洗剤や食器用洗剤、サニタリー製品、スキンケア製品、化粧品のほか、油脂製品等のケミカル事業も手掛ける。バスクリーナーは高付加価値製品が好調。ヘアケア製品などは売上が順調。 記:2024/06/11
6141 東証プライム
2,637.5
11/22 15:30
-2.5(%)
時価総額 374,409百万円
工作機械メーカー大手。5軸・複合加工機やターニングセンタ、マシニングセンタ、超音波加工機等を手掛ける。海外売上高比率が高い。機械1台当たりの受注単価は上昇。民間航空機や宇宙、メディカル向け等が需要好調。 記:2024/06/28
6405 東証スタンダード
1,694
11/22 15:30
+14(%)
時価総額 21,954百万円
寿司ロボット、盛付けロボット等の製造・販売を行う米飯加工機械メーカー。寿司ロボットで世界トップシェア。子会社で衛生資材の製造・販売等も手掛ける。盛付けロボットの市場拡大、新規事業の創出などに取り組む。 記:2024/10/10
6432 東証プライム
4,795
11/22 15:30
+25(%)
時価総額 234,950百万円
小型建設機械メーカー。世界で初めてミニショベル、クローラーローダーを開発。ミニショベルはEUでシェア2位。海外売上高比率が高い。長野県埴科郡に本社。欧米中心に販売網を拡充。アフターパーツの拡販図る。 記:2024/10/29
1,551
11/22 15:30
+31(%)
時価総額 3,806,846百万円
電機大手のパナソニックを中核とする持株会社。1918年創業。家電や住宅設備、AV機器、デジカメ、電子部品、産業電池・車載用電池等を手掛ける。配当性向30%目安。車載電池、空質空調等を投資領域に位置付け。 記:2024/09/02
6804 東証プライム
2,219
11/22 15:30
-19(%)
時価総額 136,269百万円
総合電子部品メーカー。コネクタやスイッチ、ジャックなどの機構部品が主力。音響部品や表示部品等も。大阪府八尾市に本社。任天堂等が主要取引先。新工場建設でアミューズメント向け製品等の生産能力増強を図る。 記:2024/08/10
6807 東証プライム
2,695
11/22 15:30
+12(%)
時価総額 189,467百万円
NEC系のコネクタメーカー。携帯機器、自動車向け売上比率が高い。ユーザー・インターフェース・ソリューション、加速度計、ジャイロ等も手掛ける。26.3期売上2600億円目標。コネクタは新市場・顧客開拓図る。 記:2024/08/27
6971 東証プライム
1,468
11/22 15:30
-1(%)
時価総額 2,217,376百万円
大手電子部品メーカー。セラミック技術に強み。セラミックパッケージや半導体製造装置向けセラミック部品等で高シェア商品多数。京都府京都市に本社。事業の選択と集中を推進。中計では26.3期売上高2.5兆円目標。 記:2024/10/20
7203 東証プライム
2,664.5
11/22 15:30
-10(%)
時価総額 42,085,743百万円
自動車メーカー最大手。カローラ、クラウン、プリウスなど人気車種多数。ダイハツ工業、日野自動車等を傘下に持つ。海外販売台数比率は7割超。グローバル生産累計3億台超。ソフトウェア、AIなどへの投資を加速。 記:2024/08/01
7267 東証プライム
1,362.5
11/22 15:30
+17(%)
時価総額 7,194,000百万円
自動車と二輪車の大手。二輪車は世界トップ。船外機や発電機、航空機などエンジン搭載の多商品を展開。四輪事業は伸長。主力の北米を中心に販売台数が増加。二輪はアジアが好調。中国の持ち分法適用会社が伸び悩み。 記:2024/07/03
8002 東証プライム
2,395.5
11/22 15:30
+6.5(%)
時価総額 4,015,766百万円
大手総合商社。芙蓉グループ。生活産業、食料・アグリ、素材産業、エナジー・インフラソリューション、社会産業・金融分野などで事業展開。みずほリースと資本業務提携。総還元性向は30%~35%程度が目安。 記:2024/08/30
8053 東証プライム
3,282
11/22 15:30
+45(%)
時価総額 3,974,827百万円
総合商社大手。1919年設立。メディアなどの非資源に強み。SCSK、食品スーパーのサミットなどを傘下に持つ。中計では27.3期純利益6500億円目標。鉄鋼事業では米国、鉄鋼GX等の新領域での事業拡大図る。 記:2024/06/09
8572 東証スタンダード
379.6
11/22 15:30
-2.9(%)
時価総額 594,687百万円
MUFGグループの大手ノンバンク。1936年創業。ローン・クレジットカード事業、信用保証事業、債権管理回収事業を手掛ける。タイなど海外でも事業展開。金融機関との保証提携拡大、新サービス創出などに取り組む。 記:2024/08/27