マーケット
6/26 15:15
39,667.07
+493.92
39,112.16
-299.05
暗号資産
FISCO BTC Index
6/26 20:18:06
9,863,032
フィスコポイント
保有フィスコポイント数
  
今月フィスコポイント数
  

前場に注目すべき3つのポイント~リスク回避で方向性が掴みづらいなか、材料株物色が中心に~

2022/3/2 8:38 FISCO
*08:38JST 前場に注目すべき3つのポイント~リスク回避で方向性が掴みづらいなか、材料株物色が中心に~ 2日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ■株式見通し:リスク回避で方向性が掴みづらいなか、材料株物色が中心に ■伊藤園、3Q営業利益 35.2%増 141億円、11-1月はコンセンサス上回る ■前場の注目材料:三菱電機、産業用パワー半導体を共通設計、開発効率化 ■リスク回避で方向性が掴みづらいなか、材料株物色が中心に 2日の日本株市場は、米株安の流れを受けてギャップスタートとなろう。1日の米国市場はNYダウが597ドル安だった。ロシア軍がウクライナの首都キエフ包囲狙う準備を進めているとの報道や対ロ制裁が一段と強化される可能性など、不確実性が一段と強まったため投資家心理が悪化し幅広い銘柄が売られた。また、原油価格が100ドル超え7年ぶり高値を更新するなど燃料価格の急激な上昇で世界経済の成長率の鈍化への懸念にも繋がった。シカゴ日経225先物清算値は大阪比455円安の26425円。円相場は1ドル114円80銭台で推移している。 シカゴ先物にサヤ寄せする格好からギャップスタートになろう。前日の上昇で節目の27000円を回復し、上値抵抗線として意識されている25日線を捉えたことから、いったんは反動安が想定されやすい水準ではある。ただし、ウクライナ情勢の悪化が背景にあることから、売り一巡後も押し目狙いの動きは限られそうである。また、対ロ制裁の強化によってロシアの信用不安も高まってきているため、リスク回避に向わせやすいだろう。 もっとも、ウクライナ情勢に振らされやすい需給状況のなか、積極的にポジションを傾けている動きは見られず、前日の東証1部の売買高は12億株台にとどまっていた。インデックスに絡んだ売り一巡後は次第に底堅さも意識されてくる可能性が期待されるところ。また、インデックスに振らされにくい銘柄への物色から、中小型株やテーマ性のある銘柄などには個人投資家主体の資金が向かいそうである。 前日に7%近く上昇したマザーズ指数はこれまで上値を抑えられていた25日線を突破してきた。3営業日続伸で反動も想定されるものの、25日線水準での底堅さが見られるようだと、リバウンドを狙った資金流入は強まりそうである。 そのほか、昨日はサイバーセキュリティ関連が軒並み上昇した。対ロ制裁の報復によるロシア側のサイバー攻撃が警戒視されていることもあり、短期資金が中心ながらも銘柄を絞り込みつつ、循環物色が意識される。また、原油先物相場の上昇が見られるなか、エネルギー関連への物色が想定される一方で、再生エネルギーなどへの対ロ関係悪化によって注目されてきている。方向性が掴みづらいなか、材料株物色が中心になろう。 ■伊藤園、3Q営業利益 35.2%増 141億円、11-1月はコンセンサス上回る 伊藤園<2593>が発表した3Q(5-1月)業績は、営業利益が前年同期比43.1%増の141.11億円だった。コンセンサス(155億円程度)は下回ったが、11−1月は32.55億円であり、コンセンサス(27億円程度)を上回った。コーヒーや飲料水、炭酸飲料などが売れた。「タリーズコーヒー」などの飲食関連事業の売り上げが伸びた。 ■前場の注目材料 ・日経平均は上昇(26844.72、+317.90) ・米原油先物は上昇(103.41、+7.69) ・米長期金利は低下 ・米国景気の拡大 ・海外のコロナ感染沈静化 ・日銀は金融緩和を長期化 ・株価急落時の日銀ETF買い ・三菱電機<6503>産業用パワー半導体を共通設計、開発効率化 ・三菱自<7211>ロシア製販の停止検討 ・丸紅<8002>丸紅と京セラ、無人レジ実証、後付けで低コスト導入 ・トヨタ紡織<3116>アイシンからシート骨格機構部品の商権取得 ・トヨタ<7203>いすゞ・日野自・トヨタ、商用車開発で連携、脱炭素加速 ・オートバックス<9832>設計企業を子会社化、量産工程で市販車カスタマイズ ・マツダ<7261>メキシコ工場操業を一時停止、月内に1日間 ・日立建機<6305>世界戦略始動、合弁解消、米州で自前路線 ・ヤマハ発<7272>ロボ開発の人員増強、搬送・省人・自動化対応、生産ラインも拡充 ・NEC<6701>富士通と5G基地局オープン化深耕、MWCでアピール ・三菱電機<6503>業務用プリンターから撤退、今月末で京都製作所の操業終了 ・島津製<7701>東ソーとバイオ医薬品市場で協業、製品開発と国内販売 ・東ソー<4042>比で電解設備能力を増強、来年11月商業運転 ☆前場のイベントスケジュール <国内> ・08:50 10-12月期法人企業統計調査・全産業設備投資(前年比予想:+2.9%、7-9月期:+1.2%) ・08:50 2月マネタリーベース(1月:前年比+8.4%) <海外> ・09:30 豪・10-12月期GDP(前年比予想:+3.5%、7-9月期:+3.9%) 《ST》
関連銘柄 13件
2593 東証プライム
3,545
6/26 15:00
-12(%)
時価総額 316,257百万円
清涼飲料メーカー。国内緑茶飲料市場でトップシェア。お~いお茶が主力。タリーズコーヒージャパンを傘下に収める。米国など海外展開も。中計では27.4期ROE10%以上目標。お~いお茶のグローバル化等に注力。 記:2024/06/04
3116 東証プライム
2,136.5
6/26 15:00
-17(%)
時価総額 400,948百万円
トヨタ系の自動車部品メーカー。シートやドアトリムなど世界有数の内装システムサプライヤー。航空機シートも。自動車生産台数の増加等で日本は黒字転換。車種構成の変化等で中国は堅調。24.3期3Qは収益伸長。 記:2024/04/09
4042 東証プライム
2,094
6/26 15:00
-5(%)
時価総額 680,720百万円
総合化学大手。塩ビやウレタン原料に強み。排ガス浄化触媒やジルコニアなどの高機能品を強化。24.3期3Q累計は石化や塩ビの需要が冴えず。ただ原材料安に伴う交易条件の改善で営業増益に。営業外の為替差益は縮小。 記:2024/02/14
6305 東証プライム
4,265
6/26 15:00
-5(%)
時価総額 917,465百万円
総合建設機械メーカー。ミニショベルや油圧ショベル等のほか、リジッドダンプトラックなど鉱山現場向け製品も。純国産技術による機械式ショベルを国内で初めて開発。超大型油圧ショベルの拡販など米州事業の拡大図る。 記:2024/04/30
6503 東証プライム
2,524.5
6/26 15:00
-14.5(%)
時価総額 5,420,611百万円
総合電機大手。FA機器や自動車機器、昇降機、パワー半導体に強み。鉄道車両機器なども。24.3期3Q累計はFA機器が低調。だが自動車機器やインフラ関連が好調で増収増益に。4Qにルネサス株売却特益を計上予定。 記:2024/04/12
6701 東証プライム
13,265
6/26 15:00
+260(%)
時価総額 3,619,355百万円
大手ITサービス会社。システム構築やコンサル、サポート等のITサービスと、テレコムサービスや航空宇宙防衛の社会インフラが柱。通信インフラで国内トップ。今期3Q累計はITサービスと航空宇宙防衛が堅調に推移。 記:2024/03/09
7203 東証プライム
3,276
6/26 15:00
-20(%)
時価総額 53,447,897百万円
自動車メーカー最大手。自動車生産台数で世界トップ。コンパクトカーやセダン、SUV、ワゴン、商用車、トラックを製造、販売する。ダイハツや日野を傘下に持つ。今期3Q累計はHEVを中心に販売台数が増加した。 記:2024/02/29
7211 東証プライム
450.7
6/26 15:00
-8.9(%)
時価総額 671,670百万円
SUV・4WD技術に強みを持つ自動車メーカー。仏ルノー及び日産自動車と提携。海外売上高比率は7割超。アセアンの販売台数比率が高い。26.3期営業利益2200億円目標。アセアンで新商品の連続投入計画。 記:2024/06/17
7261 東証プライム
1,553
6/26 15:00
-25.5(%)
時価総額 981,192百万円
自動車メーカー。世界初の圧縮着火ガソリンエンジン「スカイアクティブx」など独自技術を保有。デザイン力にも定評。車載用円筒形リチウムイオン電池の供給でパナソニックエナジーと連携強化。3Q累計は利益急伸。 記:2024/03/31
7272 東証プライム
1,507
6/26 15:00
-5.5(%)
時価総額 1,583,333百万円
輸送機器大手。二輪で世界2位、船外機やウォータービークルでは世界トップ級。産業用ロボット、ゴルフカー、発電機なども事業領域。水素エンジン搭載ゴルフカーを開発。出荷増で23.12期営業利益は過去最高益更新。 記:2024/02/23
7701 東証プライム
4,025
6/26 15:00
+5(%)
時価総額 1,191,682百万円
分析・計測機器大手。物質分離装置のクロマトグラフや分離物資成分の質量分析計で世界的。計測機器事業は堅調。ヘルスケア領域では液体クロマトグラフ、質量分析システムが販売増。24.3期3Q累計は増収増益。 記:2024/04/13
8002 東証プライム
2,965
6/26 15:00
±0(%)
時価総額 5,094,499百万円
大手総合商社。穀物と発電に強みを持つ。ライフスタイルや情報・物流、アグリに加え、化学品や金属、エナジー、資源開発、航空、船舶、金融等の事業を展開する。今期3Q累計はアグリや化学品、原料炭が足踏みとなった。 記:2024/03/31
9832 東証プライム
1,541.5
6/26 15:00
-13(%)
時価総額 126,480百万円
国内最大のカー用品店「オートバックス」をFC主体に全国展開。海外は東南アジアを中心に出店。ディーラー事業等も展開。国内店舗数は590店舗。27.3期売上高2800億円目標。卸売り販路の拡大等に取り組む。 記:2024/06/04