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前場に注目すべき3つのポイント~まずは27500円水準を超えられるかを見極めたい~

2022/2/16 8:44 FISCO
*08:44JST 前場に注目すべき3つのポイント~まずは27500円水準を超えられるかを見極めたい~ 16日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ■株式見通し:まずは27500円水準を超えられるかを見極めたい ■ブリヂストン、21/12営業利益503.0%増 3767.99億円 ■前場の注目材料:酒井重、人権対応で調達先選別、証明書提出求める ■まずは27500円水準を超えられるかを見極めたい 16日の日本株市場は、地政学リスクが和らいだことを受けて、買い優勢の相場展開になりそうだ。15日の米国市場ではNYダウが422ドル高だった。ロシアが軍の一部撤収開始を発表したため、ウクライナ侵攻懸念が和らいだ。プーチン大統領がドイツのショルツ首相と会談し引き続き外交的解決に前向きである姿勢を強調したことやブリンケン国務長官とラブロフ露外相の電話会談などもプラス材料となり、終日堅調に推移した。シカゴ日経225先物清算値は大阪比605円高の27445円。円相場は1ドル115円60銭台で推移している。 シカゴ先物にサヤ寄せする格好から、ギャップスタートとなろう。米国では幅広い銘柄に押し目買いが入っているほか、半導体株の強い動きも目立ったことから、昨日弱い動きが目立っていた指数インパクトの大きい値がさ株などは買い直され、指数をけん引する格好になりそうだ。日経225先物は2%を超える上昇で25日線水準まで上昇してきており、同線を上回り、27500円処を捉えてくるかが注目されそうだ。反対に買い一巡後の戻りの鈍さが意識されてしまうと、次第に戻り待ちの売り圧力が警戒されてくるだろう。日経平均の25日線は27500円水準に位置していることもあり、まずは同水準を超えられるかを見極める格好になりそうだ。 また、ウクライナ情勢の緊張が和らいだことから米国では買い戻しの動きとなったが、朝方に発表された1月の米卸売物価指数(PPI)は市場予想を上回っており、インフレ加速を受けて米長期金利は2.00%を超えてきている。米連邦準備理事会(FRB)による金融引き締め観測がくすぶるなか、買い一巡後の上値の重荷となる可能性はありそうだ。そのため、日中はグローベックスの米株先物の動向を睨みながらの相場展開になりやすく、米株先物が弱い動きを見せているようだと、先物主導による短期的なショートの動きが入りやすい点には注意しておきたいところだ。 また、本日は値がさ株が日経平均をけん引してくると見られるが、米長期金利を受けてグロース株物色を積極化させてくる動きも期待しづらいところ。直近のグロース株の弱い値動きからは買い戻しの動きが入りやすいものの、リバランス一巡後はバリューシフトも想定しておきたいところだ。また、BofAによる調査では、ファンドマネージャーはテクノロジー株の「アンダーウエート」を約16年で最も大きくしているようである。ハイテク株へは買い一巡後の利食いの動きが警戒されやすい面もありそうだ。そのため、マザーズ銘柄なども朝方は買い先行となるものの、戻りの鈍さが意識されてくるようだと、資金の逃げ足は早まることになろう。 ■ブリヂストン、21/12営業利益503.0%増 3767.99億円 ブリヂストン<5108>は2021年12月期決算を発表。営業利益は前期比503.0%増の3767.99億円だった。あわせて2500万株(発行済み株式数の3.5%)、1000億円を上限とする自社株買いを決議した。 ■前場の注目材料 ・NYダウは上昇(34988.84、+422.67) ・ナスダック総合指数は上昇(14139.76、+348.84) ・シカゴ日経先物は上昇(27445、大阪比+605) ・1ドル115.60-70円 ・SOX指数は上昇(3554.45、+184.25) ・VIX指数は低下(25.70、-2.63) ・米国景気の拡大 ・海外のコロナ感染沈静化 ・日銀は金融緩和を長期化 ・株価急落時の日銀ETF買い ・酒井重<6358>人権対応で調達先選別、証明書提出求める ・村田製作所<6981>米レゾナントを336億円で買収、高周波フィルター強化 ・アサヒ<2502>神奈川と四国の拠点閉鎖、来年1月末 ・SUBARU<7270>3工場停止、18・21日の2日間 ・ANA<9202>「空飛ぶクルマ」運航、米ジョビーと提携 ・三井物産<8031>脳計測VBに出資、認知機能維持・向上サービス ・丸紅<8002>使用済みEV電池、可動式保冷庫で再利用、サンデン・リテールと ・デンソー<6902>TSMCの熊本工場に追加投資 ・TSテック<7313>テトラ・アビエーションに出資、空飛ぶクルマ内装開発 ・日立建機<6305>環境対応研究を加速、電池で中国企業と連携視野 ・日東精工<5957>ケーエム精工を買収、ナット・ネジで相乗効果 ・スター精密<7718>中国・欧州にソリューションセンター設置 ・コマツ<6301>建機キャブ子会社を10月吸収合併、薄板部品を安定供給 ・KDDI<9433>携帯通信で複数ドローン運航、JALと遠隔管理で協業 ・シキノハイテック<6614>九州事業所拡張、開発・解析を充実 ・三井化学<4183>バイオマスフェノールをアジアで初出荷、独社中国拠点向け ・日本製鉄<5401>CO2回収貯留検証、大型洋上浮遊式で豪社と連携 ・中外製薬<4519>中国2子会社を統合、重複機能最適化で効率運営 ☆前場のイベントスケジュール <国内> ・特になし <海外> ・10:30 中・1月消費者物価指数(前年比予想:+1.0%、12月:+1.5%) ・10:30 中・1月生産者物価指数(前年比予想:+9.5%、12月:+10.3%) 《ST》
関連銘柄 19件
1,605
11/22 15:30
-6.5(%)
時価総額 2,441,221百万円
国内ビール大手のアサヒビール、アサヒ飲料、アサヒグループ食品などを傘下に収める持株会社。欧州、オセアニア、東南アジアでも事業展開。日本は主力ブランドに経営資源投下。オセアニアは商品ポートフォリオを強化。 記:2024/09/01
4183 東証プライム
3,582
11/22 15:30
+175(%)
時価総額 719,423百万円
総合化学大手。エラストマー、エチレン、ビジョンケア材料、半導体・電子部品工程部材等を製造・販売。メガネレンズ材料、燃料タンク材料で世界トップシェア。事業ポートフォリ変革推進。総還元性向30%以上目指す。 記:2024/10/09
4519 東証プライム
6,270
11/22 15:30
-113(%)
時価総額 10,527,694百万円
大手製薬企業。1925年創業。スイス製薬大手のロシュ傘下。がん領域医薬品、抗体医薬品で国内トップシェア。独自の抗体エンジニアリング技術などが強み。成長領域や新規領域へ集中したリソース投入などを行う。 記:2024/08/01
5108 東証プライム
5,395
11/22 15:30
-1(%)
時価総額 3,850,401百万円
世界的なタイヤメーカー。1931年創業。生産拠点数は国内外で100超。化工品事業、スポーツ・サイクル事業等も手掛ける。海外売上比率は7割超。乗用車用プレミアムタイヤの拡販などで販売ミックスの改善図る。 記:2024/08/10
5401 東証プライム
3,125
11/22 15:30
+12(%)
時価総額 2,969,753百万円
国内最大、世界有数の製鉄会社。自動車用鋼板、電磁鋼板、高級シームレス鋼管で実績。日鉄エンジニアリングなどを傘下に収める。米鉄鋼大手USスチール買収へ。中国減速で需要や市況は伸び悩み。原材料高も響く。 記:2024/06/24
5957 東証プライム
592
11/22 15:30
+3(%)
時価総額 23,671百万円
工業用ファスナー主力、精密ねじ部品やねじ締め機、計測・検査装置を製造・販売。自動車・カメラ・携帯電話・家電向け。高性能検査選別装置「ミストルAI」を市場投入。自動車向けは売上伸長。建築向け等も拡大。 記:2024/06/13
6301 東証プライム
4,116
11/22 15:30
+67(%)
時価総額 4,008,206百万円
世界2位の総合建設機械メーカー。1921年設立。自動車産業向け大型プレスなど産業機械も。エンジンなどは国内で自社開発。海外売上比率は8割超。配当性向40%以上目安。坑内掘りハードロック事業の拡大図る。 記:2024/10/07
6305 東証プライム
3,377
11/22 15:30
+30(%)
時価総額 726,443百万円
総合建設機械メーカー。ミニショベルや油圧ショベル等のほか、リジッドダンプトラックなど鉱山現場向け製品も。製品力、グローバルネットワークなどが強み。米州事業は拡大続く。海外レンタル事業の拡大等に注力。 記:2024/10/20
6358 東証プライム
2,389
11/22 15:30
-1(%)
時価総額 21,133百万円
1918年創業の道路建設機械メーカー。ロードローラで国内トップシェア。路面切削機、散水車等も手掛ける。締固め技術に強み。ユアサ商事などが主要取引先。高付加価値化等による収益構造改革、アジア市場の深耕図る。 記:2024/10/04
6614 東証スタンダード
1,328
11/22 15:24
+73(%)
時価総額 5,878百万円
バーンイン装置など半導体検査装置の開発・製造等を行う電子システム事業が柱。半導体のLSI設計、産業用組込カメラ等の開発・製造も。富山県魚津市に本社。デンソー等が主要顧客。生産効率化の推進に取り組む。 記:2024/10/14
6902 東証プライム
2,267.5
11/22 15:30
-19(%)
時価総額 7,146,661百万円
トヨタ系自動車部品メーカー。1949年にトヨタから分離独立。サーマルシステム、パワトレインシステム等を手掛ける。インバータで世界トップシェア。FA関連等の非車載事業も。電動化製品、安心・安全製品を拡販。 記:2024/10/07
6981 東証プライム
2,562
11/22 15:30
-8(%)
時価総額 5,099,951百万円
大手電子部品メーカー。コンデンサやインダクタ、EMI除去フィルタ等を手掛ける。チップ積層セラミックコンデンサ等で世界トップシェア。海外売上高比率が高い。コンデンサはモビリティ向けなどで販売増を見込む。 記:2024/06/04
7270 東証プライム
2,450.5
11/22 15:30
+8.5(%)
時価総額 1,847,437百万円
1917年創業の中堅自動車メーカー。北米の販売台数比率が高い。トヨタと資本業務提携。アイサイトなどに特徴。航空機の中央翼などの製造を行う航空宇宙事業も手掛ける。28年、米国でBEV販売40万台目標。 記:2024/10/10
7313 東証プライム
1,707.5
11/22 15:30
-11.5(%)
時価総額 232,220百万円
ホンダ系自動車部品メーカー。四輪車・二輪車用シートなどの自動車内装品が主力。二輪車用シートは国内トップシェア。水上バイク、医療用チェア等も手掛ける。新事業の拡大、主要客先シェアの向上などに取り組む。 記:2024/08/20
7718 東証プライム
1,856
11/22 15:30
-5(%)
時価総額 76,788百万円
CNC自動旋盤などの工作機械メーカー。小型プリンタや腕時計部品も。米国、欧州、アジア等グローバルに展開。欧米の需要は低調。中国は回復傾向。国内は自動車関連はじめ振るわず。総還元性向5割以上目安。 記:2024/07/27
8002 東証プライム
2,395.5
11/22 15:30
+6.5(%)
時価総額 4,015,766百万円
大手総合商社。芙蓉グループ。生活産業、食料・アグリ、素材産業、エナジー・インフラソリューション、社会産業・金融分野などで事業展開。みずほリースと資本業務提携。総還元性向は30%~35%程度が目安。 記:2024/08/30
8031 東証プライム
3,305
11/22 15:30
+35(%)
時価総額 10,005,514百万円
大手総合商社。鉄鉱石や原油・LNGなど資源分野に強み。機械・インフラ、化学品、生活産業などの事業を多角的に展開。インドネシアのパイトン発電事業の持分売却は完了。中計では26.3期当期利益9200億円目標。 記:2024/06/04
9202 東証プライム
2,838
11/22 15:30
+0.5(%)
時価総額 1,374,426百万円
国内最大手の航空会社。全日本空輸(ANA)が中核。ピーチ、エアージャパンなども傘下に持つ。航空事業のほか、旅行事業、商社事業等も手掛ける。国際線、国内線ともに旅客需要増。貨物事業の拡大等に取り組む。 記:2024/08/02
9433 東証プライム
5,030
11/22 15:30
+35(%)
時価総額 11,024,985百万円
国内シェア2位の大手通信キャリア。auブランドの携帯電話が主力。沖縄セルラー電話、JCOMなどを傘下に持つ。ローソンへのTOBは成立。au PAYカードの会員数が944万人を突破するなど金融事業は順調。 記:2024/06/04