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前場に注目すべき3つのポイント~好決算銘柄などへはよりリバウンド狙いの資金が集中する可能性~

2022/2/1 8:28 FISCO
*08:28JST 前場に注目すべき3つのポイント~好決算銘柄などへはよりリバウンド狙いの資金が集中する可能性~ 2月1日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ■株式見通し:好決算銘柄などへはよりリバウンド狙いの資金が集中する可能性 ■JR東日本、3Q営業損失 赤字縮小▲425億円、10−12月期は黒字に転換 ■前場の注目材料:大阪ガス、大ガス系KRI、アラミド樹脂の成形自在、溶解技術を開発 ■好決算銘柄などへはよりリバウンド狙いの資金が集中する可能性 1日の日本株市場は、買い一巡後はこう着感の強い相場展開が見込まれる。1月31日の米国市場はNYダウが406ドル高だった。引き続き連邦準備制度理事会(FRB)の大幅な利上げが警戒されるなか、売り先行で始まった。その後、1月シカゴ購買部協会景気指数が予想外に上昇したことが材料視され、間もなく上昇に転じた。ハイテクやエネルギー関連株の上昇がけん引したほか、ボーイングの上昇も手伝い、終日堅調に推移した。シカゴ日経225先物清算値は大阪比260円高の27310円。円相場は1ドル115円10銭台で推移している。 シカゴ先物にサヤ寄せする格好から、買い先行で始まることになりそうだ。米国では大型テック株やハイテク株が強い値動きを見せており、センチメント改善に繋がりそうだ。また、テスラが証券会社による格上げの動きから10%を超える上昇となったことも、材料視されよう。日経平均は前日の上昇で5日線を突破し、27000円を回復した。利食いも意識されるものの、27000円を固める動きに向わせ、5日線水準までの調整があれば、押し目狙いの動きも意識されそうだ。 一方で、米国の上昇については、月末要因が大きいと見られる。1月の下落相場によって年金のリバランスに伴う大幅な買い需要があったと考えられ、年金の買いによってヘッジファンドなどは買い戻しを迫られる格好だったと見られる。大きく売り込まれていたハイテク株が上昇をけん引していた点を見ても、リバランス要因であったであろう。そのため、ここからの一段の上昇に対しては見極めムードも高まりやすいところであり、先物主導によるインデックスに絡んだ商いに振らされやすい需給状況ではある。 また、昨日はマザーズ指数が3%を超える上昇となり、幅広い中小型株が買われていた。依然として調整トレンドは継続しているものの、物色が継続するようだと修正リバウンドへの見方が高まりやすく、リバウンド狙いの動きが活発化しそうだ。また、決算発表が本格化するなか、好決算銘柄などへはよりリバウンド狙いの資金が集中する可能性が高そうだ。 ■JR東日本、3Q営業損失 赤字縮小▲425億円、10−12月期は黒字に転換 JR東日本<9020>が発表した第3四半期決算は、営業損失は425.35億円だった。前年同期の3230.83億円の赤字から赤字幅は縮小。10−12月の営業損益は733億円の黒字となり、前年同期の277億円の赤字から転換した。緊急事態宣言の全面解除で鉄道利用が回復。 ■前場の注目材料 ・日経平均は上昇(27001.98、+284.64) ・NYダウは上昇(35131.86、+406.39) ・ナスダック総合指数は上昇(14239.88、+469.31) ・1ドル115.10-20円 ・シカゴ日経先物は上昇(27310、大阪比+260) ・SOX指数は上昇(3483.21、+179.81) ・VIX指数は低下(24.83、-2.83) ・米原油先物は上昇(88.15、+1.33) ・米国景気の拡大 ・海外のコロナ感染沈静化 ・日銀は金融緩和を長期化 ・株価急落時の日銀ETF買い ・大阪ガス<9532>大ガス系KRI、アラミド樹脂の成形自在、溶解技術を開発 ・タカラスタンダード<7981>ホーロー増強に200億円、福岡でキッチン・浴槽生産1.5倍 ・スズキ<7269>国内生産18%減、2月の4輪車計画7万台 ・日野自<7205>羽村工場の一部ライン停止 ・TOWA<6315>韓国社買収、半導体用ウエハー切断技術融合 ・豊田織<6201>ZOZOに高速仕分けシステム供給、国内第1号 ・横河電機<6841>25年めど国内外拠点スマート化、ロボ・AI導入 ・クボタ<6326>水環境の3子会社統合、運転・維持管理効率化 ・パナソニック<6752>空質空調1兆円、一体化システム拡販 ・NEC<6701>社内組織3分の1に、新中計で事業体制改革 ・ライオン<4912>日用品の物流改革加速、事前出荷情報にパレット受払連動 ・三菱ケミHD<4188>三菱ケミなど、生ゴミを袋のまま堆肥化、無理なく資源循環 ・積水化成<4228>東欧で生産拠点統合、車メーカーから受注減少 ・レンゴー<3941>埼玉に八潮第二流通センター、4月稼働 ☆前場のイベントスケジュール <国内> ・08:30 12月有効求人倍率(予想:1.16倍、11月:1.15倍) ・08:30 12月失業率(予想:2.8%、11月:2.8%) <海外> ・09:30 豪・12月小売売上高(前月比予想:-2.0%、11月:+7.3%) 《ST》
関連銘柄 15件
3941 東証プライム
893.6
11/22 15:30
+16.3(%)
時価総額 242,216百万円
段ボール原紙や白板紙、紙管原紙等を生産・販売する板紙メーカー。1909年創業。段ボールの生産量で国内トップ。国内取引企業数は7000社超。25.3期は増収増益計画。段ボール、紙器製品の価格改定等が寄与へ。 記:2024/07/08
4188 東証プライム
830.8
11/22 15:30
+0.5(%)
時価総額 1,251,424百万円
総合化学国内最大手の三菱ケミカル、田辺三菱製薬、日本酸素ホールディングスを傘下に収める持株会社。MMAモノマーで世界トップシェア。25.3期はスペシャリティマテリアルズ、石化製品等の需要回復を見込む。 記:2024/06/24
4228 東証プライム
366
11/22 15:30
+3(%)
時価総額 17,198百万円
梱包材や食品トレーなどに使用する発泡樹脂製品が主力。高分子発泡技術が強み。発泡ポリスチレンシートで国内トップシェア。モビリティ領域はピオセランが販売順調。ヒューマンライフ分野は環境貢献製品の販売拡大図る。 記:2024/06/11
4912 東証プライム
1,784
11/22 15:30
-15(%)
時価総額 507,428百万円
日用品メーカー大手。1891年創業。オーラルケア分野、ファブリックケア分野が柱。解熱鎮痛剤「バファリン」、ペット用品等も。歯ブラシ、ハンドソープなどで国内トップシェア。海外事業では事業拡大施策を推進。 記:2024/10/13
6201 東証プライム
11,515
11/22 15:30
+20(%)
時価総額 3,752,059百万円
トヨタ系自動車部品メーカー。1926年設立のトヨタグループの母体。フォークリフト、カーエアコン用コンプレッサーで世界トップシェア。貴金属やコバルトを使用しないアルカリ水電解式水素製造装置向けの電極を開発。 記:2024/06/04
6315 東証プライム
1,600
11/22 15:30
-15(%)
時価総額 120,226百万円
半導体製造装置メーカー。京都府京都市に本社。半導体モールディング装置で世界トップシェア。超精密金型の製造・販売等も行う。海外売上比率は8割超。開発リソースへ積極的に資源投入。半導体事業の収益力強化図る。 記:2024/08/09
6326 東証プライム
1,909.5
11/22 15:30
+10.5(%)
時価総額 2,246,846百万円
世界シェアトップクラスの農業機械メーカー。1890年創業。建設機械「ミニバックホー」などで世界トップシェア。ダクタイル鉄管、水処理システム等も手掛ける。海外売上高比率は7割超。強固な販売網などが強み。 記:2024/08/27
6701 東証プライム
12,265
11/22 15:30
-5(%)
時価総額 3,346,505百万円
大手ITサービス会社。1899年設立。システム構築等のITサービス事業、ネットワークインフラ等の社会インフラ事業が柱。顔・虹彩などの生体認証に強み。クラウド、モダナイゼーション、生成AIなどの強化図る。 記:2024/08/10
1,551
11/22 15:30
+31(%)
時価総額 3,806,846百万円
電機大手のパナソニックを中核とする持株会社。1918年創業。家電や住宅設備、AV機器、デジカメ、電子部品、産業電池・車載用電池等を手掛ける。配当性向30%目安。車載電池、空質空調等を投資領域に位置付け。 記:2024/09/02
6841 東証プライム
3,553
11/22 15:30
+148(%)
時価総額 954,425百万円
生産制御システム、流量計、差圧・圧力伝送器等の制御事業が主力。1915年創立。波形測定器、光通信関連測定器等の測定器事業も。分散形制御システムに強み。マテリアル部門は化学、マイニングの顧客基盤拡大図る。 記:2024/10/10
7205 東証プライム
408.5
11/22 15:30
+1.1(%)
時価総額 234,716百万円
トラック・バスメーカー。大型や中型、小型のトラック、観光バスや路面バスを製造、販売する。ディーゼルエンジンや自動車部品も提供する。トヨタの連結子会社。国内販売台数が増加。海外低調も価格改定進める。 記:2024/07/25
7269 東証プライム
1,638
11/22 15:30
-38(%)
時価総額 3,217,992百万円
四輪車、二輪車メーカー。1909年創業。静岡県浜松市に本社。軽自動車に強み。四輪車はインドでトップシェア。船外機なども手掛ける。日本、インド、欧州が主要事業地域。インドは四輪車の累計生産が3000万台超。 記:2024/10/10
7981 東証プライム
1,629
11/22 15:30
+9(%)
時価総額 111,337百万円
総合住宅機器メーカー大手。1912年創業。システムキッチンで国内トップシェア。洗面化粧台、ユニットバス、トイレ等も手掛ける。ショールームに強み。都市部の営業強化図る。27.3期売上高2500億円目標。 記:2024/08/30
9020 東証プライム
2,780
11/22 15:30
+1(%)
時価総額 3,153,665百万円
国内最大、世界でも最大級の鉄道会社。関東、甲信越、東北までの1都16県が営業エリア。流通・サービス事業、不動産・ホテル事業等も。ホテル、ショッピングセンターは売上順調。28.3期営業利益4100億円目標。 記:2024/06/04
9532 東証プライム
3,183
11/22 15:30
+26(%)
時価総額 1,304,750百万円
関西地盤の大手都市ガス会社。ガスの生産・供給やガス供給線の建設・保全、ガス器具の販売を手掛ける。電力小売事業も。ガス販売量は家庭用減少も業務用増加で補う。電力販売量は小売が増加。脱炭素へ投資拡大。 記:2024/07/13