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前場に注目すべき3つのポイント~自律反発の域は脱せず、決算を手掛かりとした個別対応に~

2022/1/28 8:25 FISCO
*08:25JST 前場に注目すべき3つのポイント~自律反発の域は脱せず、決算を手掛かりとした個別対応に~ 28日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ■株式見通し:自律反発の域は脱せず、決算を手掛かりとした個別対応に ■アドバンテ、22/3上方修正 営業利益1150←1050億円、コンセンサス上回る ■前場の注目材料:京セラ、25年めど車載電池参入、高安全性のクレイ型 ■自律反発の域は脱せず、決算を手掛かりとした個別対応に 28日の日本株市場は、前日の大幅な下落に対する自律反発が見込まれるものの、買い一巡後は引き続き不安定な相場展開になりそうだ。27日の米国市場はNYダウが7ドル安だった。10−12月期国内総生産(GDP)の予想以上の高成長を好感する格好から買い先行で始まったものの、米連邦準備制度理事会(FRB)の大幅な利上げを警戒した状況のなか、終盤にかけて下落に転じた。半導体株はテラダインが20%を超える下落となったことが重荷となり、全般軟調。テスラが10%超の下落となったことでセンチメントを冷ます格好。シカゴ日経225先物清算値は大阪比330円高の26550円。円相場は1ドル115円30銭台で推移している。 シカゴ先物にサヤ寄せする格好から、買い先行で始まろう。ただし、日経平均は前日に840円超の大幅下落となった反動であり、自律反発の域は脱せないと考えられる。また、明確なボトム形成も見極めづらいところであるため、買い一巡後は次第にこう着が強まる相場展開が見込まれそうだ。なお、決算発表が本格化するなか、取引終了後に決算を発表したアップルは時間外で上昇していることは安心感に繋がる。国内においてもアドバンテスト<6857>の決算は評価される可能性もあることから、日経平均を下支えする格好になりそうだ。 一方で、ソフトバンクG<9984>は、クラウレ最高執行責任者(COO)が、自身の報酬や権限を巡って創業者の孫社長と衝突し、退社に向けた協議が進展した段階にあると報じられており、同社の動向が指数に影響を与える可能性はありそうだ。日経平均は昨年来安値を一気に更新したことから需給状況は悪化しているため、指数インパクトの大きい値がさ株の動向次第で荒い値動きにもなりやすい。 週末要因もあって積極的な参加者は限られており、自律反発が一巡した後は、個別の決算などを手掛かりとした物色が中心になりやすい。また、押し目買いの動きよりは戻り待ちの売りといったトレードに向かいやすいだろう。下値を売り込む流れは落ち着きそうであるが、戻りの鈍さが意識される局面においては、先物市場の動向などに注意を払いたいところだ。そのほか、中小型株については短期的なリバウンドを狙ったトレードになりやすく、本格的な買いの動きは期待しづらい。 ■アドバンテ、22/3上方修正 営業利益1150←1050億円、コンセンサス上回る アドバンテ<6857>は2022年業績予想の修正を発表。売上高は1000億円から4100億円、営業利益を1050億円から1150億円に上方修正した。コンセンサス(1120億円)を上回る。半導体検査装置の需要については、どの半導体メーカーとの商談においても、減少に向かう気配はないとの見解を示した。また、高性能化や信頼性強化に向けたテスト能力増強投資は好調が持続する見通しのようだ。 ■前場の注目材料 ・シカゴ日経先物は上昇(26550、大阪比+330) ・1ドル115.30-40円 ・VIX指数は低下(30.49、-1.47) ・米長期金利は低下 ・米国景気の拡大 ・海外のコロナ感染沈静化 ・日銀は金融緩和を長期化 ・株価急落時の日銀ETF買い ・京セラ<6971>25年めど車載電池参入、高安全性のクレイ型 ・富士フイルム<4901>米バイオVBの拠点買収 115億円、細胞治療薬製造 ・西武HD<9024>ミライトHDに西武建設を620億円で売却 ・日精樹脂<6293>中国に射出成形機の新工場、生産能力倍増 ・三井物産<8031>医用画像管理システムの新会社株20%取得、情報サービス拡大 ・スターフライヤー<9206>ペット同伴で空の旅、羽田—北九州で3月開始 ・日新電機<6641>精密部材加工を事業化、半導体装置向け ・パナソニック<6752>遠赤外非球面レンズ量産化、カルコゲナイドガラス、コスト半減 ・特種東海製紙<3708>古紙・廃プラ原料の固形燃料3割増強、脱炭素対応 ・三洋化成<4471>FLOSFIAに出資、半導体製造で協業 ・三菱マテリアル<5711>設置自由度高い太陽電池開発、NEDO事業参画 ☆前場のイベントスケジュール <国内> ・08:30 1月東京都区部消費者物価指数(生鮮品除く)(前年比予想:+0.3%、12月:+0.5%) <海外> ・特になし 《ST》
関連銘柄 13件
3708 東証プライム
3,740
4/26 15:00
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時価総額 55,726百万円
段ボール原紙や特殊印刷用紙などを製造・販売。ペーパータオル等の生活商品事業、環境関連事業等も手掛ける。水力発電による売電事業は順調。生活商品事業は収益伸長。営業外収益増。24.3期2Qは2桁経常増益。 記:2024/01/27
4471 東証プライム
4,090
4/26 15:00
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時価総額 96,258百万円
機能化学品メーカー。医療用洗剤や紙おむつ、化粧品の材料、潤滑油添加剤、自動車の内装材料など、幅広い製品を提供する。今期3Q累計は生活・健康やプラスチック・繊維、環境・住設分野の販売が足踏みとなった。 記:2024/02/07
3,328
4/26 15:00
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時価総額 4,139,623百万円
富士フイルムグループの持株会社。デジカメや写真関連、医薬品製造開発受託、高機能材料、オフィス関連等を手掛ける。イメージング部門は堅調。デジタルカメラなどの販売が伸びる。24.3期3Q累計は増収増益。 記:2024/02/25
5711 東証プライム
3,043
4/26 15:00
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時価総額 400,124百万円
非鉄大手。銅精錬から銅加工品、電材、超硬工具まで幅広い。24.3期3Q累計は半導体関連製品が販売減。精錬所の生産トラブルも痛手に。営業外の銅山配当増。セメントの持分益も改善。通期大幅最終増益・増配を計画。 記:2024/03/11
6293 東証プライム
1,108
4/26 15:00
+10(%)
時価総額 24,677百万円
射出成形機メーカー最大手。電気式成形機とハイブリッド式成形機の製造、販売が柱。最適地生産体制の強化図る。周辺機器売上や部品売上は増加だが、射出成形機売上が足踏み。24.3期3Q累計は業績伸び悩む。 記:2024/02/23
6641 東証プライム
1,696
4/26 15:00
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時価総額 182,883百万円
電力機器メーカー。半導体・液晶製造装置や太陽光発電機器も。収益4Q偏重傾向。親会社の住友電気工業が完全子会社化に向けて行ったTOBが成立。同社株は4月27日付で上場廃止に。23.3期3Q累計は営業益続伸。 記:2023/04/12
1,338
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時価総額 3,283,528百万円
総合家電大手。家電、住設設備、FA機器、電池も。くらし事業では北米コールドチェーン、国内電材が増収。北米車載電池の増販、米国IRA補助金の計上等でエナジー部門は収益伸長。24.3期3Qは大幅増益。 記:2024/04/07
6857 東証プライム
5,389
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時価総額 4,128,885百万円
半導体検査装置大手。メモリ用に強い。非メモリ用も強化中。電子ビーム露光装置も。24.3期3Q累計はメモリ向けが1Qを底に上向く。だが非メモリ向けの回復に遅れ。償却費増も利益の重石。総還元性向5割以上目安。 記:2024/04/15
6971 東証プライム
1,927.5
4/26 15:00
±0(%)
時価総額 2,911,439百万円
電子部品大手。セラミック技術に強み。セラミックパッケージや半導体製造装置向けセラミック部品等で高シェア商品多数。電子部品は情報通信市場向けコンデンサ、水晶部品等の需要が減少。24.3期2Qは業績伸び悩む。 記:2024/01/16
8031 東証プライム
7,519
4/26 15:00
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時価総額 11,973,759百万円
大手総合商社。鉄鉱石や原油・LNGなど資源分野に強み。ペルーの鉱山機械販売・サービス会社コマツ・マイニング・コープ・ペルーの株式を取得。エネルギーと金属資源セグメントが伸び悩み、3Q累計は利益足踏み。 記:2024/02/04
9024 東証プライム
2,480
4/26 15:00
+2.5(%)
時価総額 802,188百万円
東京西部・埼玉地盤の鉄道会社。傘下のプリンスホテルは運営に軸足。不動産や遊園地経営も。ホテル・レジャー事業は堅調。インバウンド需要の取り込みや値上げ効果などが寄与。24.3期3Q累計は大幅営業増益。 記:2024/02/23
9206 東証スタンダード
2,670
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-30(%)
時価総額 8,835百万円
新興航空会社。北九州空港を拠点に、北九州や羽田、福岡、大阪、宇部山口、中部を結ぶ国内線と、台湾を結ぶ国際線を運航する。今期3Q累計は運航便数の増加やチャーター便の運航が寄与した。座席利用率が回復した。 記:2024/03/04
9984 東証プライム
7,782
4/26 15:00
+179(%)
時価総額 13,408,028百万円
大手投資会社。傘下にビジョンファンドや通信会社、LINEヤフー等を持ち、AIやインターネット等の分野の企業に投資。今期3Q累計は増収、利益は改善傾向となった。デリバティブ関連や公開投資先の株価上昇が寄与。 記:2024/02/10