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前場に注目すべき3つのポイント~想定内のこう着のなか材料株物色へ~

2021/8/27 8:43 FISCO
*08:43JST 前場に注目すべき3つのポイント~想定内のこう着のなか材料株物色へ~ 27日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ■株式見通し:想定内のこう着のなか材料株物色へ ■スターマイカHD、21/11上方修正 営業利益40.07億円←29.82億円 ■前場の注目材料:デンソー、半導体合弁にデンソー参加、ソニー・TSMC計画進展 ■想定内のこう着のなか材料株物色へ 27日の日本株市場は、こう着感の強い相場展開が見込まれる。26日の米国市場はNYダウが192ドル安だった。買い先行で始まったものの、連邦準備制度理事会(FRB)の経済シンポジウムでのパウエル議長の演説を控え、数人の地区連銀総裁が新型コロナウイルスのデルタ株感染拡大にもかかわらず、年内の緩和縮小開始を支持したため、警戒感から下落に転じた。その後、アフガニスタン空港付近での同時多発テロを嫌気し引けにかけて下げ幅を拡大。シカゴ日経225先物清算値は大阪比40円安の27650円。円相場は1ドル110円00銭で推移している。 シカゴ先物にサヤ寄せする格好から、やや売り優勢の展開になりそうだ。ジャクソンホール会議を控えた模様眺めムードが高まりやすいだろうが、今週の東証1部の売買高は10億株を下回る薄商いであり、昨日は8.6億株にとどまっていたこともあり、想定内のこう着といった流れになりやすいだろう。また、アフガニスタン情勢を巡る地政学リスクの高まりから短期的には売りが出やすいものの、オーバーウィークのポジションは取りづらいと見られ、早い段階でのショートカバーに。 薄商いのなか、先物主導によるインデックス売買に振らされやすい需給状況であり、指数インパクトの大きい値がさ株などが指数の重荷となる可能性がある。リスク回避的には内需系に向かわせやすいところであるため、ややTOPIX型優位の展開か。また、日経平均はこう着となるものの、底堅さは意識されやすいなかでセンチメントは大きく悪化しないと考えられ、物色意欲は根強いだろう。 そのため、物色の流れとしては個人主体の資金が中小型の材料株などに向かいやすいところ。また、自民党総裁選挙管理委員会は26日、菅首相の総裁任期満了に伴う総裁選を「9月17日告示、29日投開票」とする日程を決めた。衆院選控え政権運営に対する市場の関心が高まるなか、コロナ対策や脱炭素など経済対策等への関連銘柄への物色が強まりやすい。そのほか、短期的には地政学リスクの高まりにより、防衛関連への物色が意識されそうだ。 ■スターマイカHD、21/11上方修正 営業利益40.07億円←29.82億円 スターマイカHD<2975>は2021年11月期業績予想の修正を発表。営業利益は29.82億円から40.07億円に上方修正した。 新型コロナウイルス感染症拡大の中でもリノベーションマンション市場が活況であり、積極的な販売戦略が奏功した。あわせて25万株(発行済み株数に対する割合(自社株除く) 1.3%)、3億円を上限とする自社株買いを発表。 ■前場の注目材料 ・日経平均は上昇(27742.29、+17.49) ・1ドル110円00-10銭 ・海外コロナワクチン接種の進展 ・日銀は金融緩和を長期化 ・株価急落時の日銀ETF買い ・エア・ウォーター<4088>災害対策ドローンシステム参入 ・パナソニック<6752>米221人解雇、来月末に雇用補助金切れ ・トヨタ<7203>米でFCモジュール組み立て、23年開始 ・資生堂<4911>ベアミネラルなど3ブランド売却、米投資ファンドに770億円 ・三菱UFJ<8306>ベトナム消費者金融大手を160億円で買収、無担保ローン展開 ・伊藤忠<8001>パラカに30億円出資、駐車場用地で不動産開発推進 ・伊藤忠<8001>タイで合弁、太陽光発電でシンガポール社と ・兼松<8020>物流4社と投資会社、貿易業務電子化の課題解決 ・三ツ知<3439>工場デジタル化に20億円、AI活用、品質向上 ・三菱重<7011>豪研究機関に参加、水素還元製鉄など推進 ・三井化学<4183>国内主要5工場にエッジコンピューティング導入、データ処理効率化 ☆前場のイベントスケジュール <国内> ・08:30 8月東京都区部消費者物価指数(生鮮品除く)(前年比予想:-0.1%) <海外> ・10:30 中・7月工業企業利益(6月:前年比+20.0%) ・10:30 豪・7月小売売上高(前月比予想:-2.5%、6月:-1.8%) 《ST》
関連銘柄 11件
674
11/22 15:30
+2(%)
時価総額 22,916百万円
リノベーションマンションの賃貸、売買等を行うリノベマンション事業が主力。インベストメント事業、不動産の売買・賃貸仲介等を行うアドバイザリー事業も。オーナーチェンジ物件中心に積極的な物件購入を実施。 記:2024/10/24
3439 東証スタンダード
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時価総額 3,373百万円
工業用ファスナーメーカー。シート用部品など自動車部品が主力。完全オーダーメイドのカスタム製品が中心。冷間鍛造技術に強み。日本は得意先からの受注が順調。インドにおける合弁事業に関する覚書を現地企業と締結。 記:2024/06/09
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大手産業ガスメーカー。産業ガスや機能材料の提供等を行うデジタル&インダストリー部門が柱。医療機器や消火設備の提供、冷凍食品や飲料の製造・販売等も。特殊ケミカル供給などエレクトロニクス関連事業の拡大に注力。 記:2024/08/29
4183 東証プライム
3,582
11/22 15:30
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時価総額 719,423百万円
総合化学大手。エラストマー、エチレン、ビジョンケア材料、半導体・電子部品工程部材等を製造・販売。メガネレンズ材料、燃料タンク材料で世界トップシェア。事業ポートフォリ変革推進。総還元性向30%以上目指す。 記:2024/10/09
4911 東証プライム
2,729
11/22 15:30
-19(%)
時価総額 1,091,600百万円
大手化粧品メーカー。1872年創業。SHISEIDO、エリクシール、マキアージュ等のブランドを展開。レストラン事業、美容室事業も。DOE2.5%以上目安。米州・欧州・アジアパシフィック事業に経営資源投下。 記:2024/07/05
1,551
11/22 15:30
+31(%)
時価総額 3,806,846百万円
電機大手のパナソニックを中核とする持株会社。1918年創業。家電や住宅設備、AV機器、デジカメ、電子部品、産業電池・車載用電池等を手掛ける。配当性向30%目安。車載電池、空質空調等を投資領域に位置付け。 記:2024/09/02
7011 東証プライム
2,309
11/22 15:30
-1(%)
時価総額 7,789,753百万円
総合重機国内最大手。1884年創立。各種発電システムや航空機用エンジン、物流機器、製鉄機械、特殊車両等を手掛ける。ガスタービンで世界トップシェア。中期経営計画では27.3期売上高5.7兆円以上目標。 記:2024/09/03
7203 東証プライム
2,664.5
11/22 15:30
-10(%)
時価総額 42,085,743百万円
自動車メーカー最大手。カローラ、クラウン、プリウスなど人気車種多数。ダイハツ工業、日野自動車等を傘下に持つ。海外販売台数比率は7割超。グローバル生産累計3億台超。ソフトウェア、AIなどへの投資を加速。 記:2024/08/01
8001 東証プライム
7,581
11/22 15:30
-4(%)
時価総額 12,015,051百万円
1858年創業の大手総合商社。繊維、金属、食料、機械、エネルギー・化学品、住生活分野などで事業展開。伊藤忠エネクス、伊藤忠食品などを傘下に持つ。総還元性向50%目途。川下ビジネスの開拓・進化等に取り組む。 記:2024/08/30
8020 東証プライム
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時価総額 229,333百万円
1889年創業の総合商社。食料、電子・デバイス、鉄鋼・素材・プラント、車両・航空、ICTソリューションなどで事業展開。強固な顧客基盤が強み。総還元性向30~35%目標。27.3期当期利益350億円目指す。 記:2024/10/08
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時価総額 24,239,641百万円
三菱UFJ銀行、三菱UFJ信託銀行、三菱UFJモルガン・スタンレー証券、三菱UFJニコスなどを傘下に収める総合金融グループ。世界最大の金融機関の一つ。アジアプラットフォームの強靭化などに取り組む。 記:2024/07/29