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前場に注目すべき3つのポイント~米CPI待ちでこう着の中、アフターコロナ物色に~

2021/6/10 8:45 FISCO
*08:45JST 前場に注目すべき3つのポイント~米CPI待ちでこう着の中、アフターコロナ物色に~ 10日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ■株式見通し:米CPI待ちでこう着の中、アフターコロナ物色に ■くら寿司、2Q営業利益 黒字転換3.04億円 ■前場の注目材料:三菱電、基幹系を刷新、システム統一に1000億円 ■米CPI待ちでこう着の中、アフターコロナ物色に 10日の日本株市場は、こう着感の強い相場展開が続こう。9日の米国市場ではNYダウが152ドル安だった。5月消費者物価指数(CPI)の発表を控え、様子見姿勢が強い一日となった。ダウは高値警戒感から売り圧力が強く、景気敏感株を中心に売られた。プラスに転じる場面もあったが、引けにかけて下げ幅を拡大した。また、長期金利が1.5%を下回って推移したことは、ハイテク株にとってはサポート材料とはなったものの、ナスダックは下げに転じている。シカゴ日経225先物清算値は大阪比15円安の28825円。円相場は1ドル109円60銭台で推移。 シカゴ先物にサヤ寄せする形から、やや利食い優勢となりそうだが、その後は狭いレンジ内でのこう着といったところであろう。米国市場ではCPI待ちの状況であり、予想を上回る伸びとなったとしても、金融政策に変更はないと見られているとはいえ、警戒感から利益確定の動きに繋がっているようである。そのため、米国同様、CPI待ちの相場展開に向かいやすく、短期筋の仕掛け的な売買も手控えられそうだ。また、週末のメジャーSQを控えていることから、先物市場では大半の売買がロール中心であり、トレンドを取りに行く動きは限られる。慎重姿勢から日経平均の25日線辺りまで仕掛けてくる局面においては、押し目を狙いたいところであろう。 また、足元では指数インパクトの大きい値がさ株への利益確定の動きが目立っており、NT倍率は低下傾向にある。CPIを控えて直近のポジションに対するリバランスの動きが見られるかが注目される。その他、指数に振らされにくい中小型株などでの個人主体による売買に向かいやすく、個別に材料の出ている銘柄のほか、テーマ性のある銘柄への物色に。その他、ワクチン接種が加速していることから、経済活動の正常化への期待は強く、アフターコロナを想定した物色に広がりが見られてくるかも注目しておきたいところであろう。 ■くら寿司、2Q営業利益 黒字転換3.04億円 くら寿司<2695>は第2四半期業績を発表。売上高は前年同期比14.1%増の745.84億円、営業利益は3.04億円(前年同期は4.91億円の損失)と黒字転換。日本は既存店売上高が新型コロナウイルス感染症拡大前の2019年3月度売上高を上回るなど回復。北米は3月以降については、経営状況は急速に改善している。アジアでは台湾子会社において新型コロナウイルス感染症の影響は見られず。 ■前場の注目材料 ・1ドル109円50-60銭 ・米長期金利は低下 ・海外コロナワクチン接種の進展 ・世界的金融緩和の長期化 ・株価急落時の日銀ETF買い ・三菱電<6503>基幹系を刷新、システム統一に1000億円 ・大阪ガス<9532>大ガス子会社、廃プラゼロ技術、極小反応器でポリマー粒子 ・関西電力<9503>仮想発電所技術活用の調整力、需給調整市場で初取引 ・東芝<6502>量子暗号通信で世界最長600km、実証に成功 ・日野自<7205>小型EVバス投入、脱炭素対応を本格化 ・武蔵精密<7220>カナダ・農業系VBに出資 ・日産<7201>佐賀・武雄市と災害連携協定、EV活用 ・TPR<6463>成長投資3年300億円超、無人レンタカーシステム参入 ・横河電機<6841>圧力・温度伝送器をサウジで生産能力倍増 ・JUKI<6440>家庭用ミシン強化、新製品で使いやすさ追求 ・セイコーエプソン<6724>米新興に出資、センサー、車・ロボ向け連携 ・阪和興業<8078>新規取引先拡大が順調、1年で目標4割達成 ・住友化学<4005>車部品で再生プラ生産、リバーHDと提携検討 ・UEX<9888>プラズマ切断機など導入、生産効率化・設備更新 ・ロート製薬<4527>天藤製薬を買収、一般用医薬品、世界展開強化 ☆前場のイベントスケジュール <国内> ・08:50 5月企業物価指数(前年比予想:+4.5%、4月:+3.6%) <海外> ・特になし 《ST》
関連銘柄 16件
2695 東証プライム
3,840
11/22 15:30
+25(%)
時価総額 158,976百万円
回転寿司チェーン「無添 くら寿司」を国内外で展開。大阪府堺市に本社。化学調味料など添加物を排除した商品を提供。出店形態は直営店のみ。店舗数は国内外で660店舗超。国内では人気アニメ等とのコラボ企画実施。 記:2024/09/01
4005 東証プライム
373.6
11/22 15:30
-3.7(%)
時価総額 619,137百万円
大手総合化学メーカー。1913年創業。合成樹脂、アルミナ製品、光学製品、農薬、医療用医薬品等を製造・販売。液浸ArF等で世界シェアトップクラス。アグロ&ライフソリューションなどを成長ドライバーに位置付け。 記:2024/10/07
4527 東証プライム
2,808.5
11/22 15:30
+63.5(%)
時価総額 663,306百万円
目薬や外皮薬などの一般用医薬品、「肌ラボ」などのスキンケア事業が柱。1899年創業。スキンケア関連の売上高比率が高い。目薬で国内トップシェア。ロングセラー商品多数。国内はインバウンド需要が追い風。 記:2024/08/26
6440 東証プライム
406
11/22 15:30
+3(%)
時価総額 12,129百万円
工業用ミシン、家庭用ミシンなどの縫製機器&システム事業が主力。工業用ミシンで世界トップシェア。チップマウンタなどの産業装置等も手掛ける。産業装置では営業体制の強化により、高速機需要の取り込みを図る。 記:2024/07/02
6463 東証プライム
2,414
11/22 15:30
+15(%)
時価総額 82,800百万円
独立系自動車部品メーカー。1939年設立。ピストンリングなどパワートレイン部品の製造・販売等を行う。シリンダライナで世界トップシェア。ゴム・樹脂事業の拡大などに注力。27.3期売上高2100億円目標。 記:2024/09/03
6502 東証プライム
4,590
12/19 15:00
-5(%)
時価総額 1,988,103百万円
総合電機大手。持分法会社にキオクシアHD。不正会計や原発巨額損失で陥った経営危機から再建中。JIP連合がTOB発表。TOB価格は1株4620円。TOB成立ならば上場廃止に。24.3期1Qは営業黒字に復帰。 記:2023/09/15
6503 東証プライム
2,584
11/22 15:30
-16(%)
時価総額 5,460,514百万円
総合電機メーカー大手。FAシステムや自動車機器のインダストリー・モビリティ部門、ビルシステムや空調・家電のライフ部門が柱。重電システム、人工衛星等も。インフラ部門では防衛・宇宙事業等にリソース投入。 記:2024/10/07
6724 東証プライム
2,709
11/22 15:30
+59(%)
時価総額 1,043,025百万円
インクジェットプリンター大手。1942年設立。POSシステム関連製品、ラベルプリンター、液晶プロジェクター、産業用ロボット等も。オフィスプリンティング、商業・産業プリンティングなどを成長領域に位置付け。 記:2024/10/14
6841 東証プライム
3,553
11/22 15:30
+148(%)
時価総額 954,425百万円
生産制御システム、流量計、差圧・圧力伝送器等の制御事業が主力。1915年創立。波形測定器、光通信関連測定器等の測定器事業も。分散形制御システムに強み。マテリアル部門は化学、マイニングの顧客基盤拡大図る。 記:2024/10/10
7201 東証プライム
406.3
11/22 15:30
-5.7(%)
時価総額 1,714,877百万円
大手自動車メーカー。1933年設立。仏ルノー、三菱自動車とアライアンス形成。プロパイロットなど自動運転化技術等に強み。日本は電動車のモデルミックス向上、中国では日産ブランド車のラインナップ刷新図る。 記:2024/10/07
7205 東証プライム
408.5
11/22 15:30
+1.1(%)
時価総額 234,716百万円
トラック・バスメーカー。大型や中型、小型のトラック、観光バスや路面バスを製造、販売する。ディーゼルエンジンや自動車部品も提供する。トヨタの連結子会社。国内販売台数が増加。海外低調も価格改定進める。 記:2024/07/25
7220 東証プライム
3,460
11/22 15:30
+15(%)
時価総額 226,827百万円
ホンダ系の自動車部品メーカー。パワートレイン、サスペンション部品に強み。e-Mobility、アミノ酸サプリメントなどの新規事業も。配当性向は30%目標。パワートレイン領域では高い仕様要件の製品に注力。 記:2024/06/29
8078 東証プライム
4,995
11/22 15:30
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時価総額 211,453百万円
鉄鋼中心に、エネルギー・生活資材、リサイクルメタル・プライマリーメタル、食品等を扱う独立系商社。棒鋼などが主力製品。パーム椰子殻、ウッドペレットは取扱量拡大。中計では26.3期経常利益700億円目標。 記:2024/06/25
9503 東証プライム
1,850
11/22 15:30
±0(%)
時価総額 1,736,656百万円
関西地盤の電力会社。国内電力業界2位。発電量に占める原発依存度が高い。情報通信事業、総合不動産事業等も手掛ける。高浜原発3、4号機は運転期間延長認可。中計では26.3期経常利益3600億円以上目標。 記:2024/06/17
9532 東証プライム
3,183
11/22 15:30
+26(%)
時価総額 1,304,750百万円
関西地盤の大手都市ガス会社。ガスの生産・供給やガス供給線の建設・保全、ガス器具の販売を手掛ける。電力小売事業も。ガス販売量は家庭用減少も業務用増加で補う。電力販売量は小売が増加。脱炭素へ投資拡大。 記:2024/07/13
9888 東証スタンダード
907
11/22 15:30
-3(%)
時価総額 10,884百万円
ステンレス鋼等を扱う専門商社。機械装置の製造・販売も。中国に加工品の製販子会社。配当性向35~40%目安。ステンレス鋼は販売価格低下。ステンレス鋼その他金属加工製品の製造・販売事業は市況低調。人件費増重し。 記:2024/08/30