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前場に注目すべき3つのポイント~日経平均は28000円固めから5日線が位置する28360円辺りを窺う展開~

2021/5/17 8:46 FISCO
*08:46JST 前場に注目すべき3つのポイント~日経平均は28000円固めから5日線が位置する28360円辺りを窺う展開~ 17日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ■株式見通し:日経平均は28000円固めから5日線が位置する28360円辺りを窺う展開 ■住友電、22/3予想 営業利益 53.6%増 1750億円、コンセンサス上回る ■前場の注目材料:大成建、遠隔巡視する四足歩行ロボ、ゼネコン初導入 ■日経平均は28000円固めから5日線が位置する28360円辺りを窺う展開 17日の日本株市場は、先週の下落に対する自律反発の動きが続きそうである。14日の米国市場はNYダウが360ドル高、ナスダックは304ポイント高だった。長期金利の低下を受けて買い先行で始まると、その後も疾病対策センター(CDC)がワクチン接種後の新指針としてマスク不要と決定したことに加えて、運輸保安局(TSA)は空港利用者数がパンデミック以降で最高に達したと発表したことを背景に、経済活動再開ペースの加速を期待した買いに拍車がかかった。シカゴ日経225先物清算値は大阪比270円高の28310円。円相場は1ドル109円30銭台で推移している。 シカゴ先物にサヤ寄せする形からギャップスタートとなり、先週の大幅な下げに対する自律反発の動きが見込まれる。米国ではハイテク株主導の強い値動きによってナスダックは2%を超える上昇を見せており、前日に一時28.93まで上昇していたVIX指数は18.81に低下していることも買い安心感に繋がりやすいと見られる。この流れから指数インパクトの大きい値がさ株の上昇が見込まれるため、日経平均は28000円固めから5日線が位置する28360円辺りを窺う展開が意識されやすいだろう。 一方で米国市場は連日で長期金利が低下したことが材料視されるなど、引き続きインフレへの警戒感によって振らされやすい状況であり、積極的な上値追いは慎重にさせそうである。そのため、買い一巡後の底堅さを見極める必要はあるため、まずは28000円処での底堅さを見せてくるかが注目されるところであろう。もっとも、決算発表が通過したことにより、様子見姿勢を続けていた機関投資家などにより改めて決算を評価した動きが期待されやすく、押し目買い意欲は強そうである。 物色の流れとしては米国市場の上昇を受けて、指数インパクトの大きい値がさ株など主力銘柄が日経平均をけん引しよう。また、先週末に1000社近い企業が決算を発表していることもあり、決算内容を手掛りとした物色も強まりそうである。先週のインデックス主導による大幅な調整によってイレギュラー的な価格形成も見られているため、好決算企業に対しては見直し買いが強まりやすい。また、ナスダック上昇の流れを受けて、足元できつい調整が続いているマザーズ銘柄などへのリバウンド狙いも意識されやすいだろう。 ■ホンダ、前期営業利益は上振れ着地、今期はコンセンサス下回る ホンダ<7267>が発表した2021年3月期業績は、営業利益が前期比4.2%増の6602.08億円だった。2月の再上方修正値(5200億円)を上回っての着地に。22年3月期は前期比変わらずの6600億円を見込んでおり、コンセンサス(7765億円程度)を下回る。四輪車や二輪車の販売増を見込む一方、原材料価格の上昇や販管費の増加が重荷となる。 ■前場の注目材料 ・日経平均は上昇(28084.47、+636.46) ・NYダウは上昇(34382.13、+360.68) ・ナスダック総合指数は上昇(13429.98、+304.99) ・シカゴ日経225先物は上昇(28310、大阪比+270) ・SOX指数は上昇(2981.42、+87.48) ・VIX指数は低下(18.81、-4.32) ・米原油先物は上昇(65.37、+1.55) ・米長期金利は低下 ・海外コロナワクチン接種の進展 ・世界的金融緩和の長期化 ・株価急落時の日銀ETF買い ・大成建<1801>遠隔巡視する四足歩行ロボ、ゼネコン初導入 ・日本郵政<6178>新中計、25年度当期益2800億円、金融2社、株保有50%以下に ・東芝<6502>1500億円追加株主還元、有言実行で信頼関係構築へ ・青森銀<8342>青森銀とみちのく銀、24年合併 ・福井銀<8362>福邦銀を子会社化、サービス・投資効率向上 ・筑波銀行<8338>SBIHDと資本提携 ・ヤクルト<2267>ポッカサッポロと業務提携検討、生産設備・販路を相互活用 ・KDDI<9433>JTOWERと資本提携 ・前田工繊<7821>松屋R&Dとメディカル関連などで資本提携 ・丸紅<8002>出版3社と新会社、書籍流通参入 ・TSテック<7313>4輪シート増産、米工場増強・東欧に新拠点 ・豊田合成<7282>芦森工業と提携、トヨタ以外の販路拡大 ・DMG森精機<6141>上海近郊に新工場、5軸加工機を現地生産 ・ACSL<6232>インドに合弁会社 ・日本ユニシス<8056>ギックスと資本業務提携 ・日本触媒<4114>電子注入材料をNHKと開発 ☆前場のイベントスケジュール <国内> ・08:50 4月国内企業物価指数(前年比予想:+3.1%、3月:+1.0%) <海外> ・11:00 中・4月小売売上高(前年比予想:+25.0%、3月:+34.2%) ・11:00 中・4月鉱工業生産(前年比予想:+10.0%、3月:+14.1%) 《ST》
関連銘柄 17件
1801 東証プライム
6,771
11/22 15:30
-104(%)
時価総額 1,240,217百万円
1873年創業の大手ゼネコン。建築事業の売上比率が高い。新国立競技場などで施工実績。クアラルンプール国際空港など海外でも実績多数。リニューアル、エンジニアリング事業関連プロジェクトなどに経営資源を配分。 記:2024/08/09
2267 東証プライム
2,973
11/22 15:30
+10(%)
時価総額 1,017,037百万円
「Newヤクルト」シリーズなどを展開する乳酸菌飲料メーカー。1935年創業。栄養ドリンクや化粧品、医薬品の製造・販売等も行う。米国など海外にも進出。ヤクルトレディの採用活動推進で宅配組織の強化図る。 記:2024/08/02
4114 東証プライム
1,879
11/22 15:30
+29(%)
時価総額 293,124百万円
アクリル酸等の基礎化学品、高吸水性樹脂等の機能性化学品を手掛ける化学メーカー。高吸水性樹脂で世界トップシェア。自動車触媒、電池材料等も。エネルギー事業、エレクトロニクス事業等の成長事業にリソース投入。 記:2024/10/09
6141 東証プライム
2,637.5
11/22 15:30
-2.5(%)
時価総額 374,409百万円
工作機械メーカー大手。5軸・複合加工機やターニングセンタ、マシニングセンタ、超音波加工機等を手掛ける。海外売上高比率が高い。機械1台当たりの受注単価は上昇。民間航空機や宇宙、メディカル向け等が需要好調。 記:2024/06/28
6178 東証プライム
1,464.5
11/22 15:30
-7(%)
時価総額 5,518,046百万円
日本郵便、ゆうちょ銀行、かんぽ生命保険を傘下に収める日本郵政グループの持株会社。約2万4千局の郵便局ネットワークを持つ。郵便・物流事業、不動産事業に資源を積極投入。アジア中心にロジスティクス事業を強化。 記:2024/10/04
6232 東証グロース
1,191
11/22 15:30
-30(%)
時価総額 18,834百万円
産業用ドローンの自社開発、ドローン活用の無人化システムの受注開発・生産・販売等を行う。独自開発の自律制御技術に強み。日本郵便と物流専用新型ドローンを共同開発。取引先は230社超。小型空撮、物流が注力領域。 記:2024/10/09
6502 東証プライム
4,590
12/19 15:00
-5(%)
時価総額 1,988,103百万円
総合電機大手。持分法会社にキオクシアHD。不正会計や原発巨額損失で陥った経営危機から再建中。JIP連合がTOB発表。TOB価格は1株4620円。TOB成立ならば上場廃止に。24.3期1Qは営業黒字に復帰。 記:2023/09/15
7267 東証プライム
1,362.5
11/22 15:30
+17(%)
時価総額 7,194,000百万円
自動車と二輪車の大手。二輪車は世界トップ。船外機や発電機、航空機などエンジン搭載の多商品を展開。四輪事業は伸長。主力の北米を中心に販売台数が増加。二輪はアジアが好調。中国の持ち分法適用会社が伸び悩み。 記:2024/07/03
7282 東証プライム
2,549.5
11/22 15:30
-3.5(%)
時価総額 325,352百万円
トヨタ系自動車部品メーカー。エアバッグ等のセーフティシステム製品、ラジエータグリル等の内外装部品が主力。樹脂ターボダクト等も。トヨタグループ向け売上比率は6割超。米国で自動車用内外装部品の生産能力を増強。 記:2024/09/03
7313 東証プライム
1,707.5
11/22 15:30
-11.5(%)
時価総額 232,220百万円
ホンダ系自動車部品メーカー。四輪車・二輪車用シートなどの自動車内装品が主力。二輪車用シートは国内トップシェア。水上バイク、医療用チェア等も手掛ける。新事業の拡大、主要客先シェアの向上などに取り組む。 記:2024/08/20
7821 東証プライム
1,895
11/22 15:30
+23(%)
時価総額 129,013百万円
盛土補強材や軟弱地盤安定材などの土木資材に強み。ジオシンセティックス技術で様々な製品を提供する。産業資材や自動車向け高級ホイールも。公共工事向け土木資材が堅調。ホイールOEM伸長。三井化学子会社を買収。 記:2024/09/19
8002 東証プライム
2,395.5
11/22 15:30
+6.5(%)
時価総額 4,015,766百万円
大手総合商社。芙蓉グループ。生活産業、食料・アグリ、素材産業、エナジー・インフラソリューション、社会産業・金融分野などで事業展開。みずほリースと資本業務提携。総還元性向は30%~35%程度が目安。 記:2024/08/30
8056 東証プライム
4,318
11/22 15:30
-4(%)
時価総額 434,667百万円
大手システムインテグレーター。旧社名は日本ユニシス。大日本印刷の持分法適用会社。金融向けに強み。配当性向40%目処。金融分野はフルバンキングシステム等の売上が拡大。27.3期売上高4200億円目標。 記:2024/06/13
8338 東証プライム
240
11/22 15:30
+2(%)
時価総額 19,813百万円
茨城県地盤の地方銀行。関東つくば銀行、茨城銀行の合併で誕生。子会社にソフトウエア開発等を行う筑波総研など。事業ポートフォリオの最適化、法人コンサルティングの深化等に取り組む。25.3期は大幅増益計画。 記:2024/07/01
8342 東証1部
1,910
3/29 15:00
-34(%)
時価総額 39,178百万円
青森県地盤の地方銀行。銀行業務やリース等の金融サービスを提供。子会社を通してカードサービスやリース、信用保証等も。株式等売却益、役務取引等収益は増加。営業経費は減少。22.3期3Q累計は増収増益。 記:2022/03/16
8362 東証プライム
1,832
11/22 15:30
-13(%)
時価総額 44,234百万円
福井県地盤の地銀。県内シェアは預金・貸出金ともに首位。石川県や富山県にも店舗を持つ。21年に福邦銀行を連結子会社化。野村証券との包括的業務提携で金融商品仲介業務を開始。貸出残高伸びる。投信信託販売も堅調。 記:2024/08/18
9433 東証プライム
5,030
11/22 15:30
+35(%)
時価総額 11,024,985百万円
国内シェア2位の大手通信キャリア。auブランドの携帯電話が主力。沖縄セルラー電話、JCOMなどを傘下に持つ。ローソンへのTOBは成立。au PAYカードの会員数が944万人を突破するなど金融事業は順調。 記:2024/06/04