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前場に注目すべき3つのポイント~29000円を支持線とした底堅い相場展開が見込まれる~

2021/4/26 8:45 FISCO
*08:45JST 前場に注目すべき3つのポイント~29000円を支持線とした底堅い相場展開が見込まれる~ 26日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ■株式見通し:29000円を支持線とした底堅い相場展開が見込まれる ■東製鉄、21/3営業利益77.0%減 39.95億円、22/3予想200.3% ■前場の注目材料:日産自、製造時CO2ゼロに、2050年目標 ■29000円を支持線とした底堅い相場展開が見込まれる 26日の日本株市場は底堅い相場展開が見込まれる。23日の米国市場ではNYダウが227ドル高だった。引き続きバイデン政権のキャピタルゲイン増税が回復を妨げるとの懸念に売り先行。しかし、4月PMIや3月新築住宅販売件数が予想を上回ったため強い回復への期待が再燃し上昇に転じた。また、潜在的な増税も対象者数が非常に少数であることや詳細が不明で実施もまだ先になるとの見方も支援し、引けにかけて上げ幅を拡大した。シカゴ日経225先物清算値は大阪比245円高の29215円。 シカゴ先物にサヤ寄せする形から買い先行の展開が見込まれる。節目の29000円を上回ってくる可能性が高く、同線を支持線に変えてくるようであれば、リバウンド機運を高めてくることも期待されそうである。もっとも、今週は主要ハイテク企業などの決算発表が本格化するほか、米国でもクオリティ株の決算を控えている。日経平均に対するインパクトの大きい企業決算を控えていることもあり、決算内容を見極めたいとする模様眺めムードも強まりやすい面はあるだろう。そのため、シカゴ先物にサヤ寄せした後は29000円を支持線とした押し目狙いのスタンスになりそうだ。 一方で、テクニカル面では25日、13週線が29350円辺りに位置している。目先的には抵抗線として意識されやすいため、この水準をクリアしてくるようであれば、ショートカバーを誘う流れに向かいやすいところ。決算本格化、ゴールデンウイークを控えて市場参加者が限られていることもあり、薄商いのなかをインデックスに絡んだ売買のインパクトを受けやすいだろう。先週前半の急落も週後半のリバウンドによってセンチメントは改善しているとみられるため、25日、13週線をクリアしてくることが出来れば、29500円辺りをターゲットとした見方にも向かわせやすい。 物色としては決算を手掛かりとした日替わり物色に向かいやすく、先週末の引け後に決算を発表している宇部興<4208>、東製鉄<5423>、中村超硬<6166>、マーベラス<7844>、高度紙<3891>などが注目される。そのほか、需給にしこりの少ない直近IPO銘柄のほか、先週末の気候変動サミットを受けた環境関連のほか、新型コロナ感染拡大による緊急事態宣言を受けた関連銘柄などへも短期筋の資金は向かいそうである。 ■東製鉄、21/3営業利益77.0%減 39.95億円、22/3予想200.3% 東製鉄<5423>が発表した2021年3月期業績は、売上高が前期比77.0%減の1414.48億円、営業利益は同77.0%減の39.95億円だった。新型コロナ感染拡大の影響を受け、鋼材の販売量が大幅に縮小。また、原料である鉄スクラップの価格も上昇した。2022年3月期は世界的な鋼材需要の拡大がけん引するとして、売上高が前期比56.2%増の2210億円、営業利益は同200.3%増の120億円を見込んでいる。 ■前場の注目材料 ・NYダウは上昇(34043.49、+227.59) ・ナスダック総合指数は上昇(14016.81、+198.40) ・シカゴ日経225先物は上昇(29215、大阪比+245) ・1ドル107円90-00銭 ・SOX指数は上昇(3196.98、+63.82) ・VIX指数は低下(17.33、-1.38) ・米原油先物は上昇(62.14、+0.71) ・海外コロナワクチン接種の進展 ・世界的金融緩和の長期化 ・株価急落時の日銀ETF買い ・日産自<7201>製造時CO2ゼロに、2050年目標 ・トヨタ<7203>5−7月の国内生産維持、調達力で半導体不足回避 ・ホンダ<7267>全車「EV・FCV」、40年目標で新車CO2ゼロ ・NTT<9432>富士通子会社に出資、「IOWN」推進 ・日本郵政<6178>脱炭素へ東電と提携、郵便局にEV充電器 ・日産自<7201>商用車生産撤退大詰め、主力車種に資源集中 ・豊田合成<7282>中国でミリ波レーダー対応エンブレムなど生産 ・トヨタ<7203>トヨタ・スバルが関係性進化、仲良くけんか、難題克服 ・三菱自<7211>国内外で1万6000台減産、来月、半導体不足響く ・日揮HD<1963>24年度にスマート工場売上高200億円、プラント制御の知見活用 ・パナソニック<6752>米SCMソフトを7600億円で完全子会社化 ・ダイキン<6367>鳥取大と乾燥地の空調研究で連携、人材育成でも協力 ・住友ベークライト<4203>精肉の消費期限延長の包装フィルム、住友ベークライトが確認 ☆前場のイベントスケジュール <国内> ・日銀金融政策決定会合(27日まで) <海外> ・特になし 《ST》
関連銘柄 16件
1963 東証プライム
1,318
11/22 15:30
+14.5(%)
時価総額 342,178百万円
日揮、日揮グローバルなどを傘下に収める持株会社。独立系。総合エンジニアリング業界で国内トップ。LNGプラント建設に強み。機能材製造事業も展開。配当性向30%目途。機能材製造事業では機能性塗料材の拡販図る。 記:2024/08/05
3891 東証スタンダード
2,188
11/22 15:30
+127(%)
時価総額 23,641百万円
アルミ電解コンデンサ用セパレータで世界トップシェア。リチウムイオン二次電池用セパレータ、電気二重層キャパシタ用セパレータ等も手掛ける。高知県高知市に本社。車載、通信など成長市場での競争力強化を推進。 記:2024/10/06
4203 東証プライム
3,794
11/22 15:30
+14(%)
時価総額 355,718百万円
1932年設立のプラスチック製品メーカー。半導体関連材料、高機能プラスチックなどの製造・販売を行う。半導体封止材で世界トップシェア。半導体関連材料では封止材のグローバル供給体制の強化、拡販に取り組む。 記:2024/10/09
4208 東証プライム
2,450
11/22 15:30
+48(%)
時価総額 260,190百万円
コンポジット、ナイロンポリマーなどの製造・販売を行う樹脂・化成品部門が主力。ポリイミド等の機能品、産業機械等も。1897年創業。旧社名は宇部興産。ポリイミドフィルムで世界トップシェア。事業構造改革推進。 記:2024/10/09
5423 東証プライム
1,470
11/22 15:30
+11(%)
時価総額 161,794百万円
国内最大手の電炉メーカー。1934年設立。主力製品のH形鋼は国内生産量トップ。電炉でコイル・厚板を生産できるのは同社のみ。無借金経営。引き続きコスト低減に取り組む。グリーン鋼材「ほぼゼロ」は好評。 記:2024/08/05
6166 東証グロース
400
11/22 15:30
-7(%)
時価総額 4,408百万円
化学繊維用紡糸ノズル事業が主力。耐摩耗部品などの特殊精密機器事業、半導体・難削材向けダイヤモンドワイヤの製造・販売等も。25.3期は増収計画。特殊精密機器事業では自動車部品メーカーからの受注拡大図る。 記:2024/06/28
6178 東証プライム
1,464.5
11/22 15:30
-7(%)
時価総額 5,518,046百万円
日本郵便、ゆうちょ銀行、かんぽ生命保険を傘下に収める日本郵政グループの持株会社。約2万4千局の郵便局ネットワークを持つ。郵便・物流事業、不動産事業に資源を積極投入。アジア中心にロジスティクス事業を強化。 記:2024/10/04
6367 東証プライム
18,295
11/22 15:30
-90(%)
時価総額 5,362,521百万円
空調・冷凍機事業が主力。エアコン世界首位。フッ素化学製品等の化学事業、酸素濃縮装置の製造・販売等も。海外売上比率が高い。差別化新商品の投入、増産投資等に取り組む。26.3期営業利益5000億円目標。 記:2024/06/07
1,551
11/22 15:30
+31(%)
時価総額 3,806,846百万円
電機大手のパナソニックを中核とする持株会社。1918年創業。家電や住宅設備、AV機器、デジカメ、電子部品、産業電池・車載用電池等を手掛ける。配当性向30%目安。車載電池、空質空調等を投資領域に位置付け。 記:2024/09/02
7201 東証プライム
406.3
11/22 15:30
-5.7(%)
時価総額 1,714,877百万円
大手自動車メーカー。1933年設立。仏ルノー、三菱自動車とアライアンス形成。プロパイロットなど自動運転化技術等に強み。日本は電動車のモデルミックス向上、中国では日産ブランド車のラインナップ刷新図る。 記:2024/10/07
7203 東証プライム
2,664.5
11/22 15:30
-10(%)
時価総額 42,085,743百万円
自動車メーカー最大手。カローラ、クラウン、プリウスなど人気車種多数。ダイハツ工業、日野自動車等を傘下に持つ。海外販売台数比率は7割超。グローバル生産累計3億台超。ソフトウェア、AIなどへの投資を加速。 記:2024/08/01
7211 東証プライム
439.3
11/22 15:30
+2(%)
時価総額 654,681百万円
SUV・4WD技術に強みを持つ自動車メーカー。仏ルノー及び日産自動車と提携。海外売上高比率は7割超。アセアンの販売台数比率が高い。26.3期営業利益2200億円目標。アセアンで新商品の連続投入計画。 記:2024/06/17
7267 東証プライム
1,362.5
11/22 15:30
+17(%)
時価総額 7,194,000百万円
自動車と二輪車の大手。二輪車は世界トップ。船外機や発電機、航空機などエンジン搭載の多商品を展開。四輪事業は伸長。主力の北米を中心に販売台数が増加。二輪はアジアが好調。中国の持ち分法適用会社が伸び悩み。 記:2024/07/03
7282 東証プライム
2,549.5
11/22 15:30
-3.5(%)
時価総額 325,352百万円
トヨタ系自動車部品メーカー。エアバッグ等のセーフティシステム製品、ラジエータグリル等の内外装部品が主力。樹脂ターボダクト等も。トヨタグループ向け売上比率は6割超。米国で自動車用内外装部品の生産能力を増強。 記:2024/09/03
7844 東証プライム
580
11/22 15:30
-3(%)
時価総額 36,085百万円
家庭用ゲームソフトやオンラインゲームの開発、販売等を行う。ポケモンアミューズメントマシン等のアミューズメント事業も。新コンセプトのクレーンゲーム機「トライキャッチ」は24年11月から順次稼働開始へ。 記:2024/06/04
9432 東証プライム
156
11/22 15:30
-0.9(%)
時価総額 14,125,849百万円
国内最大の通信会社。NTT東日本、NTT西日本、NTTドコモ、NTTデータグループなどを傘下に持つ。研究開発部門を有する点が特徴。データセンターを拡張。コンシューマ通信事業では顧客基盤の強化を推進。 記:2024/10/10