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前場に注目すべき3つのポイント~バイデン政権による経済対策の公表を受けて関連する銘柄への物色

2021/1/15 8:43 FISCO
*08:43JST 前場に注目すべき3つのポイント~バイデン政権による経済対策の公表を受けて関連する銘柄への物色 15日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ■株式見通し:バイデン政権による経済対策の公表を受けて関連する銘柄への物色 ■ファーストリテ、1Q営業利益23.3%増1130億円、コンセンサス上回る ■前場の注目材料:トヨタ、ターボ生産移管、豊田織機に生産集約 ■バイデン政権による経済対策の公表を受けて関連する銘柄への物色 15日の日本株市場は利食いが出やすいだろうが、堅調な相場展開が見込まれる。14日の米国市場はNYダウが68ドル安だった。バイデン次期米大統領が公表する2兆ドル規模の追加経済対策への期待から買いが先行。ワクチンの一段の普及に加え、連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長が金融緩和の出口戦略を協議するのはまだ先との見解を再表明したことも材料視された。ただし、引けにかけてはバイデン氏の経済対策公表を控え利益確定の売りが強まった格好。シカゴ日経225先物清算値は大阪比40円高の28850円。円相場は1ドル103円70銭台で推移している。 米国市場の流れから利食い優勢となりそうだが、バイデン次期米大統領は日本時間の9時15分をめどに、追加経済政策を明らかにすると報じられている。最大2兆ドルを想定していることは想定内であるが、この報道を受けた市場反応を見極めたいところであろう。足元での急ピッチの上昇に対する過熱感が警戒される一方で、押し目待ちの買い意欲は根強いと考えられる。ドル建て日経平均は最高値を更新するなかで海外勢による日本株比率を引き上げが見込まれることもあり、材料出尽くし感が強まるようであれば、押し目買いの好機となりそうである。 ただし、幅広い銘柄に買いが広がる流れは期待しづらい。昨日の上昇場面においても東証1部の騰落銘柄数は拮抗していた。バイデン氏の大統領就任式が通過するまでは政治リスクも警戒視されやすいほか、新型コロナ感染拡大による緊急事態宣言による影響も上値を追いづらくさせる。そのため、指数インパクトの大きい値がさ株などコア銘柄への物色に集中しやすく、これがNT倍率の上昇にもつながることになりそうだ。 そのほか、バイデン氏による経済対策の公表を受けて関連する銘柄への物色も意識されやすいところ。引き続き脱炭素を中核テーマとした水素など再生エネルギー関連への物色などが意識されやすい。その他、半導体不足が自動車生産に影響を与えるなか、ハイテク株への物色意欲は強そうである。 ■ファーストリテ、1Q営業利益23.3%増1130億円、コンセンサス上回る ファーストリテ<9983>は第1四半期決算を発表。売上高は前年同期比0.6%減の6197.97億円、営業利益は同23.3%増の1130.94億円だった。コンセンサス(970億円程度)を上回っている。ユニクロ事業は海外の一部が臨時休業などで落ち込んだ一方、国内や中国は在宅時間の増加を背景とした部屋着などが好調だった。国内ユニクロについて、電子商取引(EC)売上高比率が14.5%まで高まってきたほか、21年8月期通期予想について十分に達成できる進捗との見解を示している。 ■前場の注目材料 ・日経平均は上昇(28698.26、+241.67) ・シカゴ日経225先物は上昇(28850、大阪比+40) ・SOX指数は上昇(3055.64、+63.69) ・原油先物は上昇(53.57、+0.66) ・日銀のETF購入 ・海外コロナ向けワクチン接種の進展 ・世界的金融緩和の長期化 ・日産自<7201>3月まで減産、1万台減の可能性、半導体不足 ・トヨタ<7203>トヨタ・ホンダ、マレーシア工場を一時停止、コロナ対策で ・関西電力<9503>大飯4号機を17日運転再開 ・AGC<5201>AGC・セントラル硝子、国内建築ガラス事業の統合中止 ・伊藤忠<8001>DMP構築推進、第1弾に物流効率化 ・長瀬産業<8012>米社カプセル型内視鏡、薬事承認を取得 ・SUBARU<7270>半導体不足で日米減産、数千台規模調整 ・ダイヘン<6622>ハンドリングロボを中小に提案、実演エリア拡張 ・日本精工<6471>慣らし7割減・高信頼の軸受開発、工作機械スピンドル向け ・ミスミG<9962>鉄材を最短1日で出荷、板金部品サービス開始 ・凸版印刷<7911>長期環境ビジョン策定、50年度に温室効果ガスゼロ ・帝人<3401>社内炭素価格制を導入、世界価格上昇に備え ・日本製鉄<5401>君津地区で専用CGL立ち上げ、超ハイテン供給強化 ☆前場のイベントスケジュール <国内> ・特になし <海外> ・特になし 《ST》
関連銘柄 14件
3401 東証プライム
1,372.5
11/22 15:30
+43.5(%)
時価総額 271,692百万円
1918年創立の化学メーカー。マテリアル事業、繊維・製品事業が柱。パラ系アラミド繊維で世界トップシェア。在宅酸素療法用酸素濃縮装置などに強み。アラミド、炭素繊維などは新規用途開発の推進などに取り組む。 記:2024/10/05
5201 東証プライム
4,623
11/22 15:30
+1(%)
時価総額 1,005,202百万円
1907年創立の素材メーカー。建築ガラスや自動車用ガラス、塩化ビニル等の化学品、医薬品・農薬等を手掛ける。フロート板ガラス、自動車用ガラスなどで世界トップシェア。26.12期営業利益2300億円目標。 記:2024/10/07
5401 東証プライム
3,125
11/22 15:30
+12(%)
時価総額 2,969,753百万円
国内最大、世界有数の製鉄会社。自動車用鋼板、電磁鋼板、高級シームレス鋼管で実績。日鉄エンジニアリングなどを傘下に収める。米鉄鋼大手USスチール買収へ。中国減速で需要や市況は伸び悩み。原材料高も響く。 記:2024/06/24
6471 東証プライム
672.3
11/22 15:30
+5.7(%)
時価総額 336,150百万円
独立系ベアリングメーカー。1916年設立。ベアリングで国内トップシェア、世界シェアは3位。産業機械事業、自動車事業が柱。配当性向は30~50%目標。25.3期は産業機械事業における拡販などを見込む。 記:2024/07/26
6622 東証プライム
7,090
11/22 15:30
+160(%)
時価総額 181,525百万円
変圧器等の電力機器、産業用ロボット、自動搬送台車、高周波電源等を手掛ける。アーク溶接ロボットで世界トップシェア。配当性向30%以上目安。EV充電システム等は販売順調。27.3期売上高2500億円以上目標。 記:2024/06/15
7201 東証プライム
406.3
11/22 15:30
-5.7(%)
時価総額 1,714,877百万円
大手自動車メーカー。1933年設立。仏ルノー、三菱自動車とアライアンス形成。プロパイロットなど自動運転化技術等に強み。日本は電動車のモデルミックス向上、中国では日産ブランド車のラインナップ刷新図る。 記:2024/10/07
7203 東証プライム
2,664.5
11/22 15:30
-10(%)
時価総額 42,085,743百万円
自動車メーカー最大手。カローラ、クラウン、プリウスなど人気車種多数。ダイハツ工業、日野自動車等を傘下に持つ。海外販売台数比率は7割超。グローバル生産累計3億台超。ソフトウェア、AIなどへの投資を加速。 記:2024/08/01
7270 東証プライム
2,450.5
11/22 15:30
+8.5(%)
時価総額 1,847,437百万円
1917年創業の中堅自動車メーカー。北米の販売台数比率が高い。トヨタと資本業務提携。アイサイトなどに特徴。航空機の中央翼などの製造を行う航空宇宙事業も手掛ける。28年、米国でBEV販売40万台目標。 記:2024/10/10
7911 東証プライム
4,026
11/22 15:30
+22(%)
時価総額 1,283,110百万円
大手印刷会社。印刷で2強。マーケティングやコンテンツ等の情報関連、包装資材や建装材、ディスプレイ、半導体関連も手掛ける。DXや半導体関連が堅調。海外のパッケージや建装材も回復傾向。アフリカにも進出。 記:2024/07/28
8001 東証プライム
7,581
11/22 15:30
-4(%)
時価総額 12,015,051百万円
1858年創業の大手総合商社。繊維、金属、食料、機械、エネルギー・化学品、住生活分野などで事業展開。伊藤忠エネクス、伊藤忠食品などを傘下に持つ。総還元性向50%目途。川下ビジネスの開拓・進化等に取り組む。 記:2024/08/30
8012 東証プライム
3,187
11/22 15:30
+25(%)
時価総額 366,212百万円
老舗化学品専門商社。1832年創業。機能素材、加工材料、電子・エネルギー、モビリティ、生活関連分野で事業展開。メーカー機能も持つ。取引社数は約1.8万社。フード、半導体、ライフサイエンスが注力領域。 記:2024/08/30
9503 東証プライム
1,850
11/22 15:30
±0(%)
時価総額 1,736,656百万円
関西地盤の電力会社。国内電力業界2位。発電量に占める原発依存度が高い。情報通信事業、総合不動産事業等も手掛ける。高浜原発3、4号機は運転期間延長認可。中計では26.3期経常利益3600億円以上目標。 記:2024/06/17
9962 東証プライム
2,526
11/22 15:30
+25(%)
時価総額 719,875百万円
FA・金型部品等を扱う商社「ミスミ」を中核とする持株会社。メーカー機能も持つ。顧客数は世界で32万社超。ECサイトの取り扱いメーカーは3000社超。新商品、新サービス開発など新事業政策の加速を図る。 記:2024/06/04
9983 東証プライム
49,020
11/22 15:30
+550(%)
時価総額 15,599,193百万円
世界的なアパレル会社。「ユニクロ」を主力に、「ジーユー」、「セオリー」等のブランドを世界中で展開。海外ユニクロ事業が成長の柱。グローバル化の加速、ジーユー事業などグループブランドの拡大などに注力。 記:2024/10/25