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新興市場見通し:新興株苦戦で目先「需給重視」へ、12月IPOは24社に

2020/11/21 14:39 FISCO
*14:39JST 新興市場見通し:新興株苦戦で目先「需給重視」へ、12月IPOは24社に 今週の新興市場では、マザーズ指数が厳しい展開を強いられた。日経平均は11月17日、およそ29年ぶりに26000円台を回復する場面があったが、この間バリュエーション水準の高い中小型株に売りが出てマザーズ指数を押し下げた。週後半になると国内外での新型コロナウイルス感染拡大を受けて日経平均は下落。任天堂<7974>などの「ウィズコロナ」グロース(成長)株が買われ、マザーズ指数もひとまず75日移動平均線水準で下げ渋ったが、直近値を崩した新興株の売りが続いたことで反発は鈍かった。なお、週間の騰落率は、日経平均が+0.6%であったのに対して、マザーズ指数は-3.7%、日経ジャスダック平均は-0.4%だった。 個別では、マザーズ時価総額上位のメルカリ<4385>が週間で2.5%安、ラクス<3923>が同2.3%安と軟調。AI inside<4488>は好決算で急騰した反動がきつく、同25.2%安となった。売買代金上位でもBASE<4477>やメドレー<4480>といった従前の人気株が大きく値を崩し、Chatwork<4448>などが週間のマザーズ下落率上位に顔を出した。一方、フリー<4478>が同5.8%高、JTOWER<4485>が同13.9%高と堅調。JTOWERでは決算を受けた目標株価引き上げの動きが見られた。また、サイバーダイン<7779>などは大幅高となり、アライドアーキテクツ<6081>が上昇率トップとなった。ジャスダック主力ではハーモニック・ドライブ・システムズ<6324>が同2.3%高、日本マクドナルドHD<2702>が同1.2%高としっかり。売買代金上位では不二精機<6400>が大きく買われ、アルファクス・フード・システム<3814>が週間のジャスダック上昇率トップとなった。一方、出前館<2484>は同2.4%安と軟調で、ウェッジHD<2388>などが下落率上位に顔を出した。IPOではアララ<4015>が公開価格の2.2倍となる初値を付けたが、従前のIPOと比べると伸びは鈍化した。 来週の新興市場でも、マザーズ指数の伸び悩みは続きそうだ。新型コロナ再拡大への懸念から日経平均の上昇は一服し、短期の値幅取り狙いの物色が再び新興株に向かう可能性もある。しかし、新興ハイテク株について「割高」「7-9月期は業績鈍化」などといったイメージが強まり、個別の業況やビジネスモデルも度外視で高バリュエーション銘柄全般に売りが出ている印象だ。年末にかけてIPOラッシュなどの需給悪化要因があり、年内いっぱい苦戦を強いられることも想定しておきたい。 いきおい物色は値動きの軽い小型材料株に向かいやすくなるだろう。ただ、マザーズ主力でもフリーやJTOWERのように政策期待などから比較的値持ちの良い銘柄がある。また、GMOフィナンシャルゲート<4051>のように機関投資家の買いが観測された銘柄には物色の矛先が向かっている。目先はこうした需給重視での銘柄選別が強まりそうだ。 IPO関連では、11月25日にMITHD<4016>、26日にジオコード<7357>、27日にクリーマ<4017>が新規上場する。ジャスダック上場のMITHDとジオコードはIT系で公開規模も軽量感のある水準。対してマザーズ上場のクリーマはファンドによる売出規模がやや大きいものの、ハンドメイドマーケット運営という時流に乗るビジネスを手掛ける。なお、今週はウェルスナビ<7342>(12月22日、マザーズ)など12社の新規上場が発表され、12月IPOは現時点で既に24社に上っている。 《FA》
関連銘柄 22件
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時価総額 3,569百万円
コンテンツ制作会社。出版やゲーム、玩具の企画や編集、制作を請け負う。商品化やイベント等のサービスも提供する。マンガやアニメに強みを持つ。今期1Qはコンテンツの受注が足踏みとなった。訴訟費用の増加も重し。 記:2024/03/07
2484 東証スタンダード
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時価総額 42,820百万円
フードデリバリー専門サイトを運営。配達代行サービスに強み。アクティブユーザー数は618万人。スポーツチームなどとの連携強化を図る。売上原価の適正化は順調に進む。販管費は減少。24.8期1Qは損益改善。 記:2024/02/03
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時価総額 920,083百万円
国内最大のハンバーガーチェーン。外食でも上位。米マクドナルドのライセンス下で国内マクドナルドを展開。夜メニューや新商品開発を推進。デジタルやデリバリーの活用で利便性向上。業容好調で23.12期は増収増益。 記:2024/02/29
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時価総額 1,910百万円
情報システム会社。外食向けを専門に、ASPとクラウドによる自動発注や仕入れ、棚卸等の飲食店経営システムを提供する。セルフレジやテイクアウトシステム等も扱う。23年9月期は3割超の増収、利益は黒字転換した。 記:2023/12/28
3923 東証プライム
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時価総額 294,657百万円
経費精算クラウド「楽楽清算」や明細発行のソフトウェアを手掛けるBtoB・SaaS企業。中堅中小企業向けのバックオフィス業務効率化クラウドを展開。IT人材派遣も事業領域。業容好調で3Q累計は増収・利益急伸。 記:2024/03/28
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時価総額 5,907百万円
スーパーや飲食店、自治体などに独自電子マネーの発行・管理システムを提供。高速メール配信システムやデータセキュリティサービス、ARサービスも展開。キャッシュレスサービス事業の好調もあり、1Qは営業黒字転換。 記:2024/01/28
4016 東証スタンダード
720
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時価総額 1,516百万円
独立系システムインテグレーター。社会インフラ系基幹システム開発やネットワーク基盤構築が主力。公共と金融に強み。デジタルマーケティングは増収。23.11期通期は増収、最終増益。24.11期は大幅増益計画。 記:2024/01/28
4017 東証グロース
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時価総額 2,594百万円
ハンドメイド作品の購入・販売サイト「Creema」を運営。クリエイター向け関連サービスも。クリエイター数は約27万人、登録作品数は約1690万点。プロモーション費用を圧縮。24.2期3Qは経常黒字転換。 記:2024/02/02
7,990
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時価総額 65,997百万円
GMOグループのキャッシュレス決済サービス会社。端末販売から処理、決済代行までを手掛ける。イニシャル売上は好調。次世代決済端末「stera」が売上貢献。売上総利益率は改善。24.9期1Qは大幅増収増益。 記:2024/02/25
4385 東証プライム
1,745.5
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時価総額 280,800百万円
国内で断トツのフリマアプリ「メルカリ」を運営。スマホ決済や米国開拓に注力。連結子会社に鹿島アントラーズ。メルカードの発行枚数は250万枚を突破。定額払い、メルカードが成長。24.6期2Qは大幅増益。 記:2024/02/13
4448 東証グロース
436
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+1(%)
時価総額 17,327百万円
ビジネスチャットツールを開発・提供。中小企業向けに強み。セキュリティソフトも。24.12期は高成長と利益創出を目指す。中計では26.12期に売上高150億円が目標。今年7月に「kubell」に社名変更へ。 記:2024/03/11
4477 東証グロース
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4478 東証グロース
2,724
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時価総額 154,933百万円
中小企業向けにクラウド会計・人事労務ソフトを提供。販売管理ソフトや電子契約サービスも。オンラインマーケティング中心に広告投資実施。有料課金ユーザー企業数は45万8196件と増加。24.6期1Qは2桁増収。 記:2024/01/27
4480 東証プライム
3,805
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医療・介護領域に特化の人材紹介サービスを展開。遠隔診療システムや電子カルテも。人材プラットフォーム事業は好調。顧客事業所数は32.6万件と2桁増。営業外収益は増加。23.12期3Q累計は大幅増収増益。 記:2024/01/27
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6,380
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6081 東証グロース
269
4/18 15:00
+5(%)
時価総額 3,817百万円
自社開発のSaaS型マーケティングツールを展開。マーケティングDXで高成果に直結する「制作領域イノベーション」を仕組化して提供。アカウント数の増加等により、23.12期3Qはソリューション事業が増収。 記:2023/12/26
3,850
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時価総額 370,813百万円
小型精密制御減速装置大手。減速機の位置決め精度が最も高い波動歯車装置で世界首位。日本は工場稼働率の低下等が響く。24.3期3Qは北米が好調。手術支援ロボット関連向け、アミューズメント機器向けが需要増。 記:2024/02/26
6400 東証スタンダード
314
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時価総額 2,843百万円
金型・成形品メーカー。金型は医療用・食品容器用、成形品は自動車部品向け中心。注射器向け金型に定評。23.12期3Qは増収。精密成形品その他事業が牽引。自動車部品用成形品は東南アジア中心に中期的な受注獲得。 記:2024/01/06
7357 東証スタンダード
610
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-8(%)
時価総額 1,608百万円
Web広告サービス会社。Webマーケティング事業が柱。中堅・中小企業がメインターゲット。クラウド型営業支援ツールも手掛け、上場企業などとの業務連携・協業を推進。外注費増加もあり、3Q累計は利益足踏み。 記:2024/02/23
7779 東証グロース
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-1(%)
時価総額 27,077百万円
医療・介護用装着型ロボを開発するベンチャー。医療機関向けレンタルが柱。販売も。海外は欧米を開拓。24.3期上期は米国の個人向け販売や欧州のレンタルが好調。だが開発費増やM&Aに伴う販管費増が利益の重石に。 記:2023/12/12
7974 東証プライム
7,589
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+4(%)
時価総額 9,855,758百万円
世界的ゲームメーカー。コンソールゲーム機を展開するグローバル3強の一角。資産の多くをドル建てで保有。当期ミリオンセラータイトル数は自社17、他社7の計24本。新作タイトル好調や円安で3Q累計は増収増益。 記:2024/02/27