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[相場概況]日経平均は続落、米株急落の流れを受けて売り優勢も23000円台は保持

2020/9/24 16:12 FISCO
*16:12JST [相場概況]日経平均は続落、米株急落の流れを受けて売り優勢も23000円台は保持 日経平均は続落し、下げ幅は200円を超えた。前日の米株式市場では、パウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長が2日目となる下院特別委員会での証言においてパンデミック危機からの回復が依然不透明だと懸念を再表明したことで投資家心理が悪化、調整局面を抜けかけていたように見えていたハイテク株を含め広く売られ、ナスダック総合指数は3%安、NYダウやS&P500種株価指数も2%前後の下落となった。この流れを受けて、日経平均は寄り付き直後に一時200円超下落する場面があったが、即座に下げ渋り、前場は23200円台まで戻して取引を終えていた。機関投資家による中間期末の配当取りを狙った買いなど需給面での要素も下支え役として寄与したようだ。ただ、後場に入ってから、アジア市場が軟調に推移するなか、NYダウ先物がやや下げ幅を拡大すると、これに併せて日経平均も再度下げ幅を拡げる展開となり、結局、本日の安値圏で取引を終えた。 大引けの日経平均は前日比258.67円安の23087.82円となった。東証1部の売買高は12億4782万株、売買代金は2兆2909億円だった。セクター別では、鉄鋼を筆頭に非鉄金属、鉱業、輸送用機器、ゴム製品などが下落率上位となり、ほぼ全面安だった。東証33業種中では精密機器のみが上昇した。東証1部の値下がり銘柄は全体の77%、対して値上がり銘柄は19%であった。 個別では、佐川急便を傘下に持つSGホールディングス<9143>との資本・業務提携を解消する方針を固めたと一部で報じられた日立物流<9086>が一時14%を超える急落となった。ただ、その後、日立物流が「解消ではなく持ち分比率の変更を含めた見直しについて、本日の取締役会の議題としている」と発表したことが報じられて下げ渋り、結局、大引けでは4%安となった。また、欧州での新型コロナウイルスの感染再拡大を嫌気し、欧州地域での売上比率が高い板硝子<5202>が大幅下落したほか、第1四半期の大幅赤字決算がマイナス視されたミツバ<7280>も大きく下げた。一方、今期の大幅増益見通しが好感されたハピネット<7552>が2ケタを超える大幅高となったほか、9月既存店売上高が2カ月ぶりのプラス転換となった、しまむら<8227>、上半期業績予想の上方修正がポジティブ視された日本調剤<3341>やアドソル日進<3837>も大きく上昇した。 東証1部の売買代金上位では、ソフトバンクG<9984>、ソフトバンク<9434>、任天堂<7974>、トヨタ<7203>、ホンダ<7267>、富士フイルム<4901>、日立製作所<6501>などが下落した。一方、2020年の半導体製造装置の世界販売額が上方修正されたことが好感された東京エレクトロン<8035>のほか、行政のデジタル化を推進する「デジタル庁」の創設を巡る思惑が続いたNEC<6701>は地合いが悪い中でも大幅高となった。そのほか、武田薬品<4502>、NTT<9432>、HOYA<7741>、サイボウズ<4776>なども上昇した。 《YN》
関連銘柄 21件
3341 東証プライム
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時価総額 43,250百万円
国内大手の保険調剤薬局チェーン。ジェネリック医薬品の製造・販売、医療従事者派遣・紹介事業も。総店舗数は730店舗超。オンライン医療、在宅医療などが注力領域。スペシャリティ医薬品の取扱い増を見込む。 記:2024/06/09
3837 東証プライム
2,082
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+22(%)
時価総額 19,560百万円
独立系システムインテグレーター。エネルギー分野等の社会インフラ、スマート・モビリティ関連等のシステム開発を手掛ける。配当性向40%以上目安。宇宙関連、道路関連は拡大。26.3期売上高150億円目指す。 記:2024/06/24
4502 東証プライム
4,113
11/22 15:30
-8(%)
時価総額 6,543,528百万円
国内製薬最大手。1781年創業。潰瘍性大腸炎・クローン病治療剤など消化器系疾患領域が柱。アイルランドの製薬大手「シャイアー」等を傘下に持つ。25.3期はENTYVIO、免疫グロブリン製剤などの拡大見込む。 記:2024/06/15
4776 東証プライム
2,063
11/22 15:30
+8(%)
時価総額 108,840百万円
業務アプリ構築クラウドサービス「kintone」、中小企業向けグループウェア「サイボウズOffice」などを提供。クラウドサービスの契約社数は6.4万社超。新規顧客獲得、グローバル展開などに注力。 記:2024/10/13
3,265
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+43(%)
時価総額 4,061,258百万円
富士フイルムを中核とする持株会社。メディカルシステムや電子材料、オフィスソリューション、デジカメを手掛ける。医用画像情報システムで世界トップシェア。配当性向30%目安。27.3期営業利益3600億円目標。 記:2024/07/08
5202 東証プライム
344
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+5(%)
時価総額 31,487百万円
大手ガラスメーカー。1918年創業。住友グループ。2006年に英国ピルキントン社を買収。建築用ガラス、自動車用ガラスが柱。取引先の生産回復で自動車用ガラス事業は売上順調。27.3期営業利益640億円目標。 記:2024/06/15
6501 東証プライム
3,821
11/22 15:30
+71(%)
時価総額 17,716,330百万円
総合電機大手。金融ソリューションや社会インフラITシステム、原子力関連ビジネス、鉄道システム、ビルシステム等を手掛ける。日立エナジーは受注残が増加。デジタルシステム&サービスはLumada事業が拡大。 記:2024/06/15
6701 東証プライム
12,265
11/22 15:30
-5(%)
時価総額 3,346,505百万円
大手ITサービス会社。1899年設立。システム構築等のITサービス事業、ネットワークインフラ等の社会インフラ事業が柱。顔・虹彩などの生体認証に強み。クラウド、モダナイゼーション、生成AIなどの強化図る。 記:2024/08/10
7203 東証プライム
2,664.5
11/22 15:30
-10(%)
時価総額 42,085,743百万円
自動車メーカー最大手。カローラ、クラウン、プリウスなど人気車種多数。ダイハツ工業、日野自動車等を傘下に持つ。海外販売台数比率は7割超。グローバル生産累計3億台超。ソフトウェア、AIなどへの投資を加速。 記:2024/08/01
7267 東証プライム
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+17(%)
時価総額 7,194,000百万円
自動車と二輪車の大手。二輪車は世界トップ。船外機や発電機、航空機などエンジン搭載の多商品を展開。四輪事業は伸長。主力の北米を中心に販売台数が増加。二輪はアジアが好調。中国の持ち分法適用会社が伸び悩み。 記:2024/07/03
7280 東証プライム
869
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+31(%)
時価総額 39,611百万円
独立系自動車部品メーカー。群馬県桐生市に本社。ルーフモーター、二輪スターターモーターなどで世界トップシェア。学校向けICT機器販売なども。海外売上高比率は7割超。電動化対応の新製品の創出等に取り組む。 記:2024/08/20
7552 東証プライム
3,910
11/22 15:30
-50(%)
時価総額 94,036百万円
大手玩具卸。映像や音楽、ビデオゲーム、アミューズメント関連の商材を扱う。バンダイナムコが大株主。トレカや専門店増のカプセルトイが好調。映像音楽事業は収益伸長。ソニーと映像の包括ライセンス契約。配当性向4割。 記:2024/09/18
7741 東証プライム
19,375
11/22 15:30
-95(%)
時価総額 6,799,831百万円
メガネレンズ、医療用内視鏡などを手掛けるライフケア事業が主力。エレクトロニクス関連製品、映像関連製品等も。半導体用マスクブランクスで世界トップシェア。コンタクトレンズはPB品、オンラインサービスが順調。 記:2024/08/30
7974 東証プライム
8,166
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-37(%)
時価総額 10,605,103百万円
世界的ゲームメーカー。コンソールゲーム機を展開するグローバル3強の一角。資産の多くをドル建てで保有。海外売上高比率は7割超。新規タイトル、追加コンテンツの継続投入でプラットフォームの活性化を図る。 記:2024/07/28
8035 東証プライム
22,250
11/22 15:30
+470(%)
時価総額 10,493,834百万円
世界的な半導体製造装置メーカー。TBSの出資で1963年に設立。塗布現像、ガスケミカルエッチング、拡散炉などで世界トップシェア。配当性向50%目処。研究開発投資を積極化。固定費の最適化などにも取り組む。 記:2024/07/07
8227 東証プライム
7,969
11/22 15:30
+308(%)
時価総額 588,327百万円
総合衣料品店「ファッションセンターしまむら」を運営。低価格の衣料に強み。若者向け業態「アベイル」、ベビー業態「バースデイ」等も展開。アベイルはアウター衣料の品揃えを拡充。27.2期営業利益660億円目標。 記:2024/10/24
9086 東証プライム
8,900
2/22 15:00
±0(%)
時価総額 748,508百万円
大手物流企業。3PL事業、重量品の輸送移設等に強み。23.3期3Qは2桁増収増益。国際物流部門は好調。新規案件の稼働等が寄与。米投資ファンドによるTOBは成立。同社株は23年2月24日付けで上場廃止予定。 記:2023/02/08
9143 東証プライム
1,446.5
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時価総額 926,330百万円
宅配便大手の佐川急便を中核とする持株会社。飛脚宅配便のデリバリー事業、倉庫や通関等のロジスティクス事業、不動産事業などを手掛ける。成長領域への進出、新規事業の拡大、省人化・自動化投資などに取り組む。 記:2024/06/03
9432 東証プライム
156
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-0.9(%)
時価総額 14,125,849百万円
国内最大の通信会社。NTT東日本、NTT西日本、NTTドコモ、NTTデータグループなどを傘下に持つ。研究開発部門を有する点が特徴。データセンターを拡張。コンシューマ通信事業では顧客基盤の強化を推進。 記:2024/10/10
9434 東証プライム
193.7
11/22 15:30
+0.8(%)
時価総額 9,235,495百万円
通信キャリア大手。個人向けモバイルサービス、ブロードバンドサービスの提供等を行うコンシューマ事業が主力。メディア・EC事業等も手掛ける。コンシューマ事業では付加価値サービスの拡充等で収益拡大を図る。 記:2024/08/05
9984 東証プライム
8,586
11/22 15:30
+36(%)
時価総額 12,621,377百万円
携帯キャリアのソフトバンク、LINEヤフー、ビジョン・ファンド、半導体設計の英ARMなどを傘下に収める持株会社。ソフトバンク事業はメディア・EC事業などが順調。中計では26.3期純利益5350億円目指す。 記:2024/06/17