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前場に注目すべき3つのポイント~買い一巡後は23000円を挟んでのこう着か

2020/8/21 8:52 FISCO
*08:52JST 前場に注目すべき3つのポイント~買い一巡後は23000円を挟んでのこう着か 21日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ■株式見通し:買い一巡後は23000円を挟んでのこう着か ■西松屋チェ、21/2上方修正 営業利益85.0億円←67.16億円 ■前場の注目材料:トヨタ、下期の支給材据え置き、系列部品向け ■買い一巡後は23000円を挟んでのこう着か 21日の日本株市場はこう着感の強い相場展開が続きそうである。20日の米国市場ではNYダウ、ナスダックともに上昇。先週分の新規失業保険申請件数が予想外に増加し再び100万件台に戻ったほか、8月フィラデルフィア連銀製造業景況指数が予想を下回ったことが嫌気されたが、ハイテク株がけん引する格好から切り返しをみせている。シカゴ日経225先物清算値は大阪比90円高の22970円。円相場は1ドル105円80銭台で推移している。 シカゴ先物にサヤ寄せする格好から買い先行となろう。アップルが引き続き堅調だった他、テスラが2000ドルに乗せてきており、ハイテク株への自律反発が期待されるところであろう。しかし、SOX指数は下落しており、大型ハイテク株以外への物色の広がりはみられていないため、ナスダック上昇のインパクトも限定的といったところになりそうである。日経平均は23000円処での強弱感が対立しやすいと考えられ、買い一巡後は次第にこう着感が強まりそうである。 また、日経平均はテクニカル面でみると、昨日の下げで8月半ばに空けていたマドを埋めており、いったんは調整一巡感も意識されやすいところではある。ただし、5日線が23085円辺りに位置しており、これが目先的には抵抗線として意識されやすい。これを突破してくるようだとセンチメント改善につながりそうであるが、反対に上値の重石として意識されてくるようだと、週末要因もあってポジション圧縮に向かわせやすいところ。足元では薄商いの中を断続的なインデックス売りに押される場面もみられているが、先物のポジションが大きく傾いている訳ではなく、仕掛け的な動きというよりはクローズの動きとみられ、ショートカバーも意識しづらいところである。 また、足元で強い動きを続けている中小型株については、マザーズ指数が6営業日ぶりに反落した。買い疲れ感もあったと考えられるが、個別においても値動きの荒さが目立ってきている。一気に値を消す流れにはなっておらず、押し目買いの動きをみても需給状況は良好であるが、週末要因が重なり、利益確定の流れが強まる可能性は意識しておきたい。 ■西松屋チェ、21/2上方修正 営業利益85.0億円←67.16億円 西松屋チェ<7545>は2021年2月期の業績予想の修正を発表。売上高は従来の1520億円から1560億円、営業利益は67.16億円から85.00億円に上方修正している。20年3-8月期の来店客数が伸び、子供衣料など取扱商品が全般に売り上げが大きく伸びており、足元の業績推移を反映した。営業利益はコンセンサス(61億円程度)を上回る。 ■前場の注目材料 ・NYダウは上昇(27739.73、+46.85) ・ナスダック総合指数は上昇(11264.95、+118.49) ・シカゴ日経225先物は上昇(22970、大阪比+90) ・米長期金利は低下 ・日銀のETF購入 ・米経済対策効果への期待 ・コロナ向けワクチン開発の進展 ・トヨタ<7203>下期の支給材据え置き、系列部品向け ・住友商事<8053>自動車開発を支援、新会社設立しグローバル展開 ・パナソニック<6752>テスラ向けEV電池で増産投資、100億円規模、来年6月稼働 ・三菱ケミHD<4188>リファインバースと資本提携 ・ソフトバンク<9434>米5G提供クリーン企業に認定 ・住友理工<5191>事業再編、アルゼンチン撤退・仏子会社譲渡 ・ブリヂストン<5108>鉱山向けタイヤで高耐久性能を実現、顧客ごとに最適化 ・NTT<9432>案内業務に分身ロボ活用、本格導入 ・三浦工業<6005>中国の新工場稼働、ボイラ生産2.5倍 ・千代建<6366>米キャメロンLNGプロ、全系列商業運転 ・KDDI<9433>来店前に機種・料金選択、横浜に新世代店 ・日立<6501>PTCと協業、製造業のバリューチェーン最適化 ・宇部興産<4208>8月のCPL価格120ドル安 ・大王製紙<3880>紙おむつ用パルプ量産 ☆前場のイベントスケジュール <国内> ・08:30 7月全国消費者物価指数(生鮮品除く)(前年比予想:+0.1%、6月:0.0%) <海外> ・特になし 《ST》
関連銘柄 15件
3880 東証プライム
812
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時価総額 137,239百万円
製紙メーカー大手。1943年設立。新聞用紙などの紙・板紙部門、衛生用紙や紙おむつなどのホーム&パーソナルケア部門が柱。「エリエール」ブランドで知名度。海外事業における商品戦略及び販売戦略の再構築図る。 記:2024/10/13
4188 東証プライム
830.8
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時価総額 1,251,424百万円
総合化学国内最大手の三菱ケミカル、田辺三菱製薬、日本酸素ホールディングスを傘下に収める持株会社。MMAモノマーで世界トップシェア。25.3期はスペシャリティマテリアルズ、石化製品等の需要回復を見込む。 記:2024/06/24
4208 東証プライム
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時価総額 260,190百万円
コンポジット、ナイロンポリマーなどの製造・販売を行う樹脂・化成品部門が主力。ポリイミド等の機能品、産業機械等も。1897年創業。旧社名は宇部興産。ポリイミドフィルムで世界トップシェア。事業構造改革推進。 記:2024/10/09
5108 東証プライム
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時価総額 3,850,401百万円
世界的なタイヤメーカー。1931年創業。生産拠点数は国内外で100超。化工品事業、スポーツ・サイクル事業等も手掛ける。海外売上比率は7割超。乗用車用プレミアムタイヤの拡販などで販売ミックスの改善図る。 記:2024/08/10
5191 東証プライム
1,628
11/22 15:30
+3(%)
時価総額 169,382百万円
防振ゴムやホース等の自動車用部品が主力。住友電工傘下。自動車用防振ゴムは世界トップシェア。自動車用ホースは国内トップシェア。26.3期売上高6200億円目標。自動車用品は新商品開発の加速などに取り組む。 記:2024/06/03
6005 東証プライム
3,828
11/22 15:30
+57(%)
時価総額 479,614百万円
ボイラメーカー。蒸気ボイラや温水ボイラ、水処理機器、食品機器、メディカル機器、ダイオキシン類分析等を手掛ける。小型貫流ボイラで国内トップシェア。ボイラ事業の拡大等により、海外顧客基盤の強化などを図る。 記:2024/08/09
6366 東証スタンダード
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+19(%)
時価総額 89,031百万円
プラントエンジニアリング大手。LNG受入基地建設で国内トップシェア。三菱商事が筆頭株主。世界中でプラント建設実績。水素サプライチェーンの構築等も。主要案件のインドネシア銅製錬は2024年に完工予定。 記:2024/06/29
6501 東証プライム
3,821
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+71(%)
時価総額 17,716,330百万円
総合電機大手。金融ソリューションや社会インフラITシステム、原子力関連ビジネス、鉄道システム、ビルシステム等を手掛ける。日立エナジーは受注残が増加。デジタルシステム&サービスはLumada事業が拡大。 記:2024/06/15
1,551
11/22 15:30
+31(%)
時価総額 3,806,846百万円
電機大手のパナソニックを中核とする持株会社。1918年創業。家電や住宅設備、AV機器、デジカメ、電子部品、産業電池・車載用電池等を手掛ける。配当性向30%目安。車載電池、空質空調等を投資領域に位置付け。 記:2024/09/02
7203 東証プライム
2,664.5
11/22 15:30
-10(%)
時価総額 42,085,743百万円
自動車メーカー最大手。カローラ、クラウン、プリウスなど人気車種多数。ダイハツ工業、日野自動車等を傘下に持つ。海外販売台数比率は7割超。グローバル生産累計3億台超。ソフトウェア、AIなどへの投資を加速。 記:2024/08/01
7545 東証プライム
2,262
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時価総額 157,410百万円
ベビー用品や子供衣料、マタニティグッズ、育児用品等の専門店を全国展開。出店はロードサイド中心。低価格PB商品の開発に注力。1120店舗展開。オンラインストアは売上堅調。海外向け卸売も拡大。IT化で効率化。 記:2024/10/04
8053 東証プライム
3,282
11/22 15:30
+45(%)
時価総額 3,974,827百万円
総合商社大手。1919年設立。メディアなどの非資源に強み。SCSK、食品スーパーのサミットなどを傘下に持つ。中計では27.3期純利益6500億円目標。鉄鋼事業では米国、鉄鋼GX等の新領域での事業拡大図る。 記:2024/06/09
9432 東証プライム
156
11/22 15:30
-0.9(%)
時価総額 14,125,849百万円
国内最大の通信会社。NTT東日本、NTT西日本、NTTドコモ、NTTデータグループなどを傘下に持つ。研究開発部門を有する点が特徴。データセンターを拡張。コンシューマ通信事業では顧客基盤の強化を推進。 記:2024/10/10
9433 東証プライム
5,030
11/22 15:30
+35(%)
時価総額 11,024,985百万円
国内シェア2位の大手通信キャリア。auブランドの携帯電話が主力。沖縄セルラー電話、JCOMなどを傘下に持つ。ローソンへのTOBは成立。au PAYカードの会員数が944万人を突破するなど金融事業は順調。 記:2024/06/04
9434 東証プライム
193.7
11/22 15:30
+0.8(%)
時価総額 9,235,495百万円
通信キャリア大手。個人向けモバイルサービス、ブロードバンドサービスの提供等を行うコンシューマ事業が主力。メディア・EC事業等も手掛ける。コンシューマ事業では付加価値サービスの拡充等で収益拡大を図る。 記:2024/08/05