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前場に注目すべき3つのポイント~中小型株での値幅取り狙いの流れに向かいやすいたいところ

2020/8/5 8:56 FISCO
*08:56JST 前場に注目すべき3つのポイント~中小型株での値幅取り狙いの流れに向かいやすいたいところ 5日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ■株式見通し:中小型株での値幅取り狙いの流れに向かいやすい ■ソニー、1Q営業利益はコンセンサス上回るが、通期計画は下回る ■前場の注目材料:マークラインズ、SBI系と50億円規模ファンド設立、自動車部品の変革後押し ■中小型株での値幅取り狙いの流れに向かいやすい 5日の日本株市場はこう着感の強い相場展開になりそうだ。4日の米国市場ではNYダウが164ドル高と続伸。長引く追加財政策を巡る協議を警戒し売りが先行したが、シューマ—上院議員が政府との協議がようやく正しい方向に向かっているとの楽観的な見解を示すと合意への期待から上昇に転じた。その後も弱含む場面がみられたが、エネルギー株がけん引する格好となった。シカゴ日経225先物清算値は大阪比90円安の22500円。円相場は1ドル105円70銭台で推移している。 日経平均は直近2日間の上昇で25日線レベルを回復してきており、いったんは目先的な達成感も意識されやすいところであろう。先週末の大幅な下げに伴うショートカバーも一巡していると考えられ、一方で週末の米雇用統計への思惑から下を売り込む流れにもなりづらく、25日線を挟んでのこう着感の強い展開になりそうである。決算を発表したソニー<6758>のほか、既存店売上高を発表したファーストリテ<9983>などの動きを睨みながらの展開といったところだろう。 また、昨日は新型コロナの影響を大きく受けていたセクターへの買い戻しの流れが強まっていた。この流れが継続するかを見極めつつ、グロース株からバリュー株へのシフトも意識しておく必要がありそうだ。また、マザーズ指数は5営業日ぶりに節目の1000ポイントを回復してきている。足元のもち合いレンジの上限レベルであり、強弱感が対立しやすいところではあろうが、こう着感が強まりながらも底堅さが意識される局面においては、中小型株での値幅取り狙いの流れに向かいやすいところ。 そのほか、2日間の大幅な上昇でショートカバーは一巡したとみられ、改めて日経平均の25日線レベルからのショートの動きが意識される面もあろう。ただし、今回の急落後の早いリバウンドによって売り込みづらさも意識されやすいところ。短期的な売り仕掛け的な売買においては、冷静に押し目を狙うスタンスといったところであろう。とはいえ、週末に向けては決算発表が多数控えていることもあり、短期的な売買が中心。個別では決算を手掛かりとした日替わり物色に向かわせよう。 ■ソニー、1Q営業利益はコンセンサス上回るが、通期計画は下回る ソニー<6758>が発表した第1四半期決算は、売上高が前期比2.2%増の1兆9689.19億円、営業利益は同1.1%減の2283.95億円だった。コンセンサス(1380億円程度)を上回った。新型コロナウイルスの感染拡大による外出自粛でオンラインでのゲーム利用が増えた。6月末の配当を前年比5円増の25円としたほか、1000億円を上限とする自社株買いを発表しており、株主還元を強化。21年3月期の営業利益は前期比27%減の6200億円を見込んでおり、コンセンサス(6600億円程度)を下回る。 ■前場の注目材料 ・日経平均は上昇(22573.66、+378.28) ・NYダウは上昇(26828.47、+164.07) ・ナスダック総合指数は上昇(10941.17、+38.37) ・SOX指数は上昇(2209.81、+32.54) ・VIX指数は低下(23.76、-0.52) ・米原油先物は上昇(41.70、+0.69) ・米長期金利は低下 ・日銀のETF購入 ・米景気刺激策への期待 ・コロナ向けワクチン開発の進展 ・マークラインズ<3901>SBI系と50億円規模ファンド設立、自動車部品の変革後押し ・東洋紡<3101>全フィルム製品をバイオプラ化、環境対応を加速 ・王子HD<3861>マレーシア新工場を22年1月稼働、段ボール需要増 ・タカラバイオ<4974>中国企業とのライセンス解消 ・愛知製鋼<5482>「30年ビジョン」策定、自動運転領域対応に軸 ・トピー工業<7231>米キャタピラーから最高位認証、8年連続取得 ・サイバーダイン<7779>HAL単関節タイプ拡販、リハビリ向けに医療機器認証取得 ・新東工業<6339>木質バイオマス発電機に参入、枝葉・樹皮利用、タール高率回収 ・グローリー<6457>会計・SCMにERP、22年新システム稼働 ・三菱重<7011>デンマーク社と協業、北海道で洋上風力発電開発 ・GSユアサ<6674>サンケン電気の電源事業買収 ・三菱ケミHD<4188>リチウムイオン電池材料を拡充、来年度スペーサー投入 ・帝人<3401>木下製網とフィルム製の漁網開発、収縮・破れにくく ☆前場のイベントスケジュール <国内> ・特になし <海外> ・10:45 中・7月財新サービス業PMI(予想:58.0、6月:58.4) 《ST》
関連銘柄 15件
3101 東証プライム
950
11/22 15:30
+13(%)
時価総額 84,597百万円
包装用フィルム等のフィルム部門、エンジニアリングプラスチック等の環境・機能材部門が柱。1882年創立。VOC処理装置、海水淡水化用逆浸透膜に強み。総還元性向30%目安。包装用フィルムは海外への拡販図る。 記:2024/09/03
3401 東証プライム
1,372.5
11/22 15:30
+43.5(%)
時価総額 271,692百万円
1918年創立の化学メーカー。マテリアル事業、繊維・製品事業が柱。パラ系アラミド繊維で世界トップシェア。在宅酸素療法用酸素濃縮装置などに強み。アラミド、炭素繊維などは新規用途開発の推進などに取り組む。 記:2024/10/05
3861 東証プライム
560.3
11/22 15:30
+5.8(%)
時価総額 568,358百万円
国内製紙最大手。段ボール原紙や家庭紙、紙おむつ等の生活産業資材が主力。特殊紙や感熱紙などの機能材、資源環境ビジネス等も手掛ける。配当性向30%目安。生活産業資材は東南アジア、オセアニアの事業拡大に注力。 記:2024/06/15
3901 東証プライム
2,422
11/22 15:30
-12(%)
時価総額 32,041百万円
自動車産業ポータル「MarkLines」の運営等を行う情報プラットフォーム事業が主力。コンサル事業や車両・部品調達代行事業等も。トヨタ、フォード等が主要取引先。情報プラットフォーム契約社数は5300社超。 記:2024/06/15
4188 東証プライム
830.8
11/22 15:30
+0.5(%)
時価総額 1,251,424百万円
総合化学国内最大手の三菱ケミカル、田辺三菱製薬、日本酸素ホールディングスを傘下に収める持株会社。MMAモノマーで世界トップシェア。25.3期はスペシャリティマテリアルズ、石化製品等の需要回復を見込む。 記:2024/06/24
4974 東証プライム
1,086
11/22 15:30
+33(%)
時価総額 130,772百万円
研究用試薬などの試薬事業が主力。宝HD傘下。滋賀県草津市に本社。再生医療等製品関連受託などのCDMO事業、遺伝子医療事業も手掛ける。25.3期は大幅増益計画。再生医療等製品関連受託の増収などを見込む。 記:2024/07/05
5482 東証プライム
4,520
11/22 15:30
-70(%)
時価総額 89,889百万円
トヨタグループの特殊鋼メーカー。特殊鋼鋼材、鍛造品を中心とする自動車部品の製造・販売を行う。電子機能材料、磁石応用製品等も。27.3期営業利益150億円目指す。インド国内における新規拡販などに取り組む。 記:2024/06/04
6339 東証プライム
955
11/22 15:30
+1(%)
時価総額 52,125百万円
鋳造設備機械メーカー。1934年創業。鋳造設備で世界トップシェア。表面処理事業、集塵機等の環境事業、搬送事業、特機事業も。自動車関連企業が主要顧客。付加価値追求で競争力向上図る。25.3期は2桁増収計画。 記:2024/07/26
6457 東証プライム
2,639.5
11/22 15:30
+48.5(%)
時価総額 155,567百万円
通貨処理機メーカー。1918年創業。兵庫県姫路市に本社。オープン出納システム、つり銭機でトップシェア。電子決済・ASPサービス等も。DOE3%以上目安。25.3期は金融市場、リテール市場で増収増益見込む。 記:2024/06/29
2,805
11/22 15:30
+63.5(%)
時価総額 281,751百万円
電池専業メーカー。日本電池、ユアサコーポレーションが経営統合して誕生。京都府京都市に本社。オートバイ用バッテリーで世界トップシェア。26.3期売上高6000億円以上目標。BEV用電池の開発などに注力。 記:2024/08/06
6758 東証プライム
2,948
11/22 15:30
-3.5(%)
時価総額 18,404,653百万円
世界的AV機器メーカー。ゲーム機や映画、音楽でも世界的。CMOSイメージセンサーで世界トップシェア。モバイル機器向けイメージセンサーは堅調続く。今期はイメージング&センシング・ソリューションの増収見込む。 記:2024/06/29
7011 東証プライム
2,309
11/22 15:30
-1(%)
時価総額 7,789,753百万円
総合重機国内最大手。1884年創立。各種発電システムや航空機用エンジン、物流機器、製鉄機械、特殊車両等を手掛ける。ガスタービンで世界トップシェア。中期経営計画では27.3期売上高5.7兆円以上目標。 記:2024/09/03
7231 東証プライム
1,900
11/22 15:30
+8(%)
時価総額 45,748百万円
鉄鋼事業、自動車・産業機械部品事業が柱。1921年創業。日本製鉄の持分法適用関連会社。乗用車・商用車ホイールで国内トップシェア。配当性向30~35%目安。発電事業は廃止。事業ポートフォリオの最適化図る。 記:2024/06/29
7779 東証グロース
188
11/22 15:30
-2(%)
時価総額 40,447百万円
世界初の装着型サイボーグ「HAL」が主力製品。筑波大学発のベンチャーとして2004年に設立。茨城県つくば市に本社。清掃ロボット、搬送ロボット等も。HAL腰タイプ介護・自立支援用は990台超が稼働中。 記:2024/09/02
9983 東証プライム
49,020
11/22 15:30
+550(%)
時価総額 15,599,193百万円
世界的なアパレル会社。「ユニクロ」を主力に、「ジーユー」、「セオリー」等のブランドを世界中で展開。海外ユニクロ事業が成長の柱。グローバル化の加速、ジーユー事業などグループブランドの拡大などに注力。 記:2024/10/25