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前場に注目すべき3つのポイント~ハイテク株の一角が指数をけん引する格好

2020/6/23 8:51 FISCO
*08:51JST 前場に注目すべき3つのポイント~ハイテク株の一角が指数をけん引する格好 23日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ■株式見通し:ハイテク株の一角が指数をけん引する格好 ■前場の注目材料:ツルハ、20/5営業利益7.6%増 450億円、21/5予想0.4%増 452億円 ■東芝、キオクシア株売却、手取金の過半、株主還元 ■ハイテク株の一角が指数をけん引する格好 23日の日本株市場は、買い先行で始まろう。22日の米国市場では、NYダウが153ドル高と上昇。新型コロナ感染第2波への懸念が燻ぶり下落して寄り付いたものの、全米各地で経済活動の再開が進んでいることやトランプ大統領が第2弾の直接的現金供給も支持する考えを示すと大きく上昇に転じた。シカゴ日経225先物清算値は大阪比230円高の22550円。円相場は1ドル106円80銭台で推移している。 シカゴ先物にサヤ寄せする格好から買いが先行する格好となり、直近のもち合いレンジの上限レベルでの攻防になろう。米国ではハイテク株主導での上昇となっており、ナスダックの強さが目立っている。そのため指数インパクトの大きい値がさハイテク株の一角が指数をけん引する格好になりそうだ。 また、米アップルは、初のオンライン開催となった今年の世界開発者会議(WWDC)で、ソフトウエア全般で多岐にわたる新たな試みを披露したと伝えられている。腕時計型端末「ウオッチ」や「アップルTV」、MacのOSについても、更新する計画をしているようであり、ハイテクセクターへの手掛かり材料になりそうである。 もっとも、昨日の東証1部の出来高は10億株を下回り、売買代金は2兆円を下回る薄商いが気掛かりである。短期的なトレードが中心になりやすく、買い一巡後の利益確定の動きも早まる可能性がある。売り方についても短期的な売り仕掛けにとどまり、早めのショートカバーに向かわざるを得ないだろう。経済活動再開による景気回復期待が高まるものの、新型コロナウイルス感染症の治療薬開発等、根本的な封じ込めに至るまでは、ポジションを大きく傾けづらいところでもある。 そのため、個人主体の資金は短期的な値幅取り妙味のある新興市場の中小型株にシフトしやすい需給状況であろう。ただし、明日からIPOが再開することもあり、これに備えた換金売りの流れには注視しておきたいところ。メイン銘柄が利食いに押される局面となると、他の銘柄へも利食いの流れが一気に広がりやすい。 ■ツルハ、20/5営業利益7.6%増 450億円、21/5予想0.4%増 452億円 ツルハHD<3391>は2020年5月期決算を発表、売上高は前期比7.5%増の8410.36億円、営業利益は同7.6%増の450.13億円だった。新型コロナウイルスの感染拡大の影響でマスクなどの衛生商品や、インスタント食品や洗剤といった「巣ごもり」関連の商品が伸びた。21年5月期予想は売上高を2.3%増の8600億円、営業利益を同0.4%増の452億円と見込む。コンセンサス(470~490億円)を下回る。 ■前場の注目材料 ・NYダウは上昇(26024.96、+153.50) ・ナスダック総合指数は上昇(10056.48、+110.35) ・シカゴ日経225先物は上昇(22550、大阪比+230) ・1ドル106円80-90銭 ・SOX指数は上昇(1983.36、+16.57) ・VIX指数は低下(31.77、-3.35) ・米原油先物は上昇(40.73、+0.90) ・日銀のETF購入 ・世界的な経済活動再開 ・日米欧の大型経済対策 ・コロナ収束後の業績回復期待 ・東芝<6502>キオクシア株売却、手取金の過半、株主還元 ・トヨタ<7203>国内大幅回復、来月生産、計画比1割減 ・小野薬<4528>「オプジーボ」和解遠く、本庶氏が提訴、特許使用料の配分争点 ・カネカ<4118>治療薬の開発加速、国立感染症研と共同 ・SBI<8473>SBI主導の「地方創生」会社、コンコルディアが参画 ・ローム<6963>中国VBと研究所、EV向けSiC技術開発 ・GSユアサ<6674>トヨタ向け車載LIB、ホンダ合弁で製造 ・日立建機<6305>自動化推進、滋賀工場、主枠搭載もロボに ・ホソカワミクロン<6277>独の物流拠点完工、粉体・プラ薄膜装置を出荷 ・NEC<6701>豪で5G参入へ、ファーウェイ代替売り込み ・みらかHD<4544>傘下の富士レビオ、感染判定試薬で製造販売承認を取得 ・みらかHD<4544>メディパルHD、ヘルスケア・医療で業務提携 ・オリンパス<7733>尿路結石破砕用レーザー装置、欧米で発売 ・AGC<5201>調光ガラスがトヨタ新型ハリアーで採用、量産車搭載は初 ・塩野義<4507>感染、25分で目視判定、3大学と技術連携 ☆前場のイベントスケジュール <国内> ・特になし <海外> ・特になし 《ST》
関連銘柄 15件
3391 東証プライム
8,100
11/22 15:30
+85(%)
時価総額 400,561百万円
ツルハ、くすりの福太郎、レデイ薬局などを傘下に収める持株会社。北海道札幌市に本社。グループ店舗数は2600店舗超。ウエルシアHDと経営統合に向けて協議。不採算店舗の積極閉店などで利益率の改善を図る。 記:2024/08/23
4118 東証プライム
3,486
11/22 15:30
+58(%)
時価総額 230,076百万円
苛性ソーダ・塩ビから発砲樹脂、電子材料、医療機器、食品素材等を手掛ける。液状樹脂は建築用シーリング材として国内トップシェア。26.3期売上高9000億円目標。コエンザイムQ10の能力増強等に取り組む。 記:2024/06/11
4507 東証プライム
2,094.5
11/22 15:30
+35.5(%)
時価総額 1,863,334百万円
製薬会社大手。1878年創業。抗HIV薬、抗インフル薬など感染症分野に強み。自社創薬比率が高い。HIVフランチャイズなどロイヤリティー収入が収益源。国内における急性呼吸器感染症薬の販売拡大などを図る。 記:2024/08/06
4528 東証プライム
1,747.5
11/22 15:30
+1(%)
時価総額 871,466百万円
1717年創業の医薬品メーカー。抗悪性腫瘍剤「オプジーボ点滴静注」、慢性腎臓病治療剤「フォシーガ錠」などが主要製品。新薬開発に特化。配当性向40%目途。がん・免疫疾患、中枢神経疾患などが重点研究領域。 記:2024/08/26
2,429
11/22 15:30
-45(%)
時価総額 139,604百万円
遺伝子関連検査等を行う検査・関連サービス事業が主力。染色体検査で国内トップシェア。特殊検査に強み。臨床検査薬事業、滅菌関連事業等も。臨床検査薬事業ではCDMO・原材料供給事業中心にベース事業が順調。 記:2024/06/15
5201 東証プライム
4,623
11/22 15:30
+1(%)
時価総額 1,005,202百万円
1907年創立の素材メーカー。建築ガラスや自動車用ガラス、塩化ビニル等の化学品、医薬品・農薬等を手掛ける。フロート板ガラス、自動車用ガラスなどで世界トップシェア。26.12期営業利益2300億円目標。 記:2024/10/07
6277 東証プライム
3,945
11/22 15:30
+50(%)
時価総額 62,059百万円
粉体処理機器メーカー最大手。高機能フィルム製造装置等のプラスチック薄膜関連事業、自社ブランドの化粧品や育毛剤等も。大阪府枚方市に本社。粉体関連事業では原薬など医薬分野が順調。グローバル販売網の拡大図る。 記:2024/10/20
6305 東証プライム
3,377
11/22 15:30
+30(%)
時価総額 726,443百万円
総合建設機械メーカー。ミニショベルや油圧ショベル等のほか、リジッドダンプトラックなど鉱山現場向け製品も。製品力、グローバルネットワークなどが強み。米州事業は拡大続く。海外レンタル事業の拡大等に注力。 記:2024/10/20
6502 東証プライム
4,590
12/19 15:00
-5(%)
時価総額 1,988,103百万円
総合電機大手。持分法会社にキオクシアHD。不正会計や原発巨額損失で陥った経営危機から再建中。JIP連合がTOB発表。TOB価格は1株4620円。TOB成立ならば上場廃止に。24.3期1Qは営業黒字に復帰。 記:2023/09/15
2,805
11/22 15:30
+63.5(%)
時価総額 281,751百万円
電池専業メーカー。日本電池、ユアサコーポレーションが経営統合して誕生。京都府京都市に本社。オートバイ用バッテリーで世界トップシェア。26.3期売上高6000億円以上目標。BEV用電池の開発などに注力。 記:2024/08/06
6701 東証プライム
12,265
11/22 15:30
-5(%)
時価総額 3,346,505百万円
大手ITサービス会社。1899年設立。システム構築等のITサービス事業、ネットワークインフラ等の社会インフラ事業が柱。顔・虹彩などの生体認証に強み。クラウド、モダナイゼーション、生成AIなどの強化図る。 記:2024/08/10
6963 東証プライム
1,414
11/22 15:30
-32.5(%)
時価総額 570,917百万円
半導体・電子部品メーカー。LSI事業、半導体素子事業が柱。パワーダイオードや小信号ダイオードは世界シェア上位。SiCなどパワーデバイスは生産能力増強進める。LSIの新商品開発で新規需要の獲得図る。 記:2024/10/20
7203 東証プライム
2,664.5
11/22 15:30
-10(%)
時価総額 42,085,743百万円
自動車メーカー最大手。カローラ、クラウン、プリウスなど人気車種多数。ダイハツ工業、日野自動車等を傘下に持つ。海外販売台数比率は7割超。グローバル生産累計3億台超。ソフトウェア、AIなどへの投資を加速。 記:2024/08/01
7733 東証プライム
2,458.5
11/22 15:30
-19.5(%)
時価総額 2,895,375百万円
医療機器メーカー。1919年創業。消化器内視鏡で世界トップシェア。外科手術用エネルギーデバイス、人工骨補填材、整形外科用器具等も。海外売上比率が高い。消化器内視鏡システム「EVIS X1」の拡販図る。 記:2024/06/24
8473 東証プライム
3,562
11/22 15:30
+48(%)
時価総額 1,078,349百万円
ネット証券で国内トップ。SBI新生銀行、住信SBIネット銀行、SBI生命保険、SBI損害保険など証券関連、銀行、保険をコアに多様な事業展開。フィンテック、バイオ等に投資も。証券は口座数増。銀行テコ入れへ。 記:2024/08/19