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前場に注目すべき3つのポイント~新型肺炎拡大によって需要が見込めると考えられる銘柄への資金集中の動き

2020/2/28 8:59 FISCO
*08:59JST 前場に注目すべき3つのポイント~新型肺炎拡大によって需要が見込めると考えられる銘柄への資金集中の動き 28日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ■株式見通し:新型肺炎拡大によって需要が見込めると考えられる銘柄への資金集中の動き ■前場の注目材料:パーク24、1Q営業利益6.8%減、インラインの進捗 ■三菱製紙、脱プラ食品包装用紙を国内で製販、5月めど高機能品投入 ■ 新型肺炎拡大によって需要が見込めると考えられる銘柄への資金集中の動き 28日の日本株市場は波乱含みの展開になりそうだ。27日の米国市場では、NYダウが1190ドル超の下落を記録した。米カリフォルニア州で新型コロナウイルスの感染者が確認されるなど、同ウイルスの蔓延による世界経済への影響懸念から売りが先行している。 また、投資家のリスク回避姿勢が強まる中、原油相場の下落や米長期金利の低下も嫌気される格好となった。この流れにより、シカゴ日経225先物清算値は大阪比625円安の21225円。円相場は1ドル109円70銭台と円高に振れて推移している。 米国市場の大幅下落の流れにより、シカゴ先物にサヤ寄せする格好からの、ギャップダウンスタートとなろう。もっとも、米疾病対策センター(CDC)幹部は、米国内での新型コロナウイルスによる肺炎の感染拡大が避けられないと警告しており、米国での感染が確認されたのは想定されていたことでもある。これまでリスク回避姿勢の流れが強まっていたこともあり、持ち高調整の動きも進んでいたと考えられる。 そのため、指値状況の薄い中を先物主導によるインデックス売買によって、大きく下押す流れとなるものの、過去の急落局面のようなハシゴを外される、といった流れとは違うと考えられる。とはいえ、全国の小中学校・高等学校の一斉休校といった異例の対応策などをみると、投資家のセンチメントは相当冷え込むと考えられる。 イレギュラー的な価格形成にはなるが、押し目を拾うタイミングは見極めづらく、足元では新型肺炎拡大によって需要が見込めると考えられる銘柄への資金集中の動きが顕著に表れることになりそうだ。衛生面での防衛関連、テレワーク関連のほか、巣ごもり関連で宅配や冷凍食品、アニメ、ゲームのほか、オンライン教育といった銘柄へも関心が集まりやすいところであろう。 ■パーク24、1Q営業利益6.8%減、インラインの進捗 パーク24<4666>は第1四半期決算を発表。営業利益は前年同期比6.8%減の51.18億円だった。コンセンサス(51億円程度)とほぼインラインでの進捗だった。海外駐車場は英国を中心に低迷。物価連動で変動する駐車場の賃借料の増加が重荷となった。 ■前場の注目材料 ・米長期金利は低下 ・新型肺炎で追加金融緩和期待 ・日銀のETF購入 ・株安局面での自社株買い ・来期の業績回復期待 ・三菱製紙<3864>脱プラ食品包装用紙を国内で製販、5月めど高機能品投入 ・前田道路<1883>NIPPOと資本提携を協議、TOB対抗 ・河西工業<7256>英マーサー工場を来年めど閉鎖 ・ANA<9202>訪日外国人、アバターで案内、三菱地所と遠隔接客ロボ実証 ・富士通<6702>ソフトウエアロボの部品を共通化、RPA導入をサポート ・NEC<6701>五輪に無線システム提供 ・京セラ<6971>シリコンMEMS参入、水晶超える特性実現 ☆前場のイベントスケジュール <国内> ・08:30 1月有効求人倍率(予想:1.57倍、12月:1.57倍) ・08:30 1月失業率(予想:2.2%、12月:2.2%) ・08:30 2月東京都区部消費者物価指数(生鮮品除く)(前年比予想:+0.6%、1月:+0.7%) ・08:50 1月鉱工業生産速報値(前月比予想:+0.2%、12月:+1.2%) <海外> ・特になし 《SF》
関連銘柄 8件
1883 東証1部
2,099
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時価総額 187,145百万円
ゼネコン準大手。今年10月に傘下の前田道路、前田製作所と経営統合し、持株会社の社名をインフロニアHDに。中計ではグループ経営の強化などで31年3月期に営業益1000億円以上を目指す。配当性向3割以上目安。 記:2021/09/13
3864 東証プライム
763
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時価総額 34,137百万円
中堅製紙会社。印刷・情報用紙を中心に、不織布・ガラス繊維ペーパー、リチウムイオン電池セパレーターなどを展開。再湿糊型ライナーレスラベル「ウォーターサーマル」を拡販。価格改定効果で、3Q累計は営業黒字転換。 記:2024/03/28
4666 東証プライム
1,731
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時価総額 296,084百万円
時間貸し駐車場「タイムズ」を運営。英国や豪州などにも進出。カーシェアが成長。レンタカーも。23.10期1Qは交通量回復により駐車場の稼働率改善。外出機会増でカーシェアも好調続く。通期最高業績・復配を計画。 記:2024/04/12
6701 東証プライム
11,055
5/20 10:44
+90(%)
時価総額 3,016,357百万円
大手ITサービス会社。システム構築やコンサル、サポート等のITサービスと、テレコムサービスや航空宇宙防衛の社会インフラが柱。通信インフラで国内トップ。今期3Q累計はITサービスと航空宇宙防衛が堅調に推移。 記:2024/03/09
6702 東証プライム
2,354
5/20 10:44
-6.5(%)
時価総額 4,875,388百万円
国内最大、世界有数のITサービス企業。通信インフラやストレージ、サーバー、電子デバイスを展開。官公庁、金融向けに強み。24.3期2Qは小幅増収。サービスソリューションが売上下支え。コンサル等の需要が拡大。 記:2024/01/16
6971 東証プライム
1,879.5
5/20 10:44
+11.5(%)
時価総額 2,838,936百万円
電子部品大手。セラミック技術に強み。セラミックパッケージや半導体製造装置向けセラミック部品等で高シェア商品多数。電子部品は情報通信市場向けコンデンサ、水晶部品等の需要が減少。24.3期2Qは業績伸び悩む。 記:2024/01/16
7256 東証スタンダード
225
5/20 10:44
+10(%)
時価総額 8,890百万円
自動車部品メーカー。キャビントリムやラゲッジトリム等の内装部品に加え、防音部品も製造、販売。得意先の堅調な生産等で日本は収益伸長。得意先の生産台数増などで北米は損益改善。24.3期3Q累計は黒字転換。 記:2024/04/14
9202 東証プライム
3,033
5/20 10:44
+28(%)
時価総額 1,468,864百万円
大手航空会社。国内線と国際線トップの全日空が中核。国内線や国際線、貨物運送を展開する。傘下にLCCのピーチやエアージャパン。今期3Q累計は国際線、国内線が好調だった。営業益は過去最高を大幅に更新した。 記:2024/03/03