マーケット
5/9 10:17
38,242.83
+40.46
39,056.39
+172.13
暗号資産
FISCO BTC Index
5/9 10:37:14
9,572,809
フィスコポイント
保有フィスコポイント数
  
今月フィスコポイント数
  

前場に注目すべき3つのポイント~東エレクなどハイテク株へ関心向かうか注目

2020/2/27 9:03 FISCO
*09:03JST 前場に注目すべき3つのポイント~東エレクなどハイテク株へ関心向かうか注目 27日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ■株式見通し:東エレクなどハイテク株へ関心向かうか注目 ■前場の注目材料:荏原、20/12期上方修正 営業利益306億円←270億円 ■TPR、印でシリンダーライナー生産増強、ライン新設 ■東エレクなどハイテク株へ関心向かうか注目 27日の日本株市場は、こう着の強い相場展開が続きそうだ。26日の米国市場では、連日の新型コロナウイルスによる懸念から株価が大きく下落するなか、買い戻しの動きが先行。NYダウは123ドル安となったが、ナスダックやSOX指数は小幅に上昇している。シカゴ日経225先物清算値は大阪比125円安の22205円。円相場は1ドル110円40銭台で推移している。 新型肺炎は南米ブラジルでも初の感染者が確認されたほか、米食品医薬品局(FDA)高官がパンデミック(世界的流行)を警告するなど、不安感から積極的な売買は手控えられよう。しかしながら、米ハイテク株はまちまちながら、底堅さが意識されている。 また、昨日の日本株市場も下落とはなったが、東エレク<8035>はこれまでのトレンドをキープしており、波乱含みの相場展開にも、いったんは落ち着きがみられる可能性がある。日経平均は足元の大幅な下落でテクニカルシグナルは悪化しているが、22000円固めから、値ごろ感からの買いも若干ながら意識されてくる可能性はありそうだ。 また、海外で上場している日本株ETFからの資金流出が話題となっているが、2月は2000億円の資金流出が観測されている。この行方も気掛かりであるが、一方で資金流出の流れが落ち着いてくるようであれば、目先的には底入れ感も意識されてくる可能性があるだろう。 ナスダックやSOX指数の上昇を背景に、東エレクなどハイテク株への関心が向かうようであれば、底打ち確認は難しいとはいえ、少なからず投資家のセンチメントにも影響を与えそうである。キャッシュポジションを高めているなか、若干でも株式へのシフトが出てきやすくなろう。 その他、様々なイベントが中止となり、感染者が出た企業などはテレワークへの移行を強めている。それ故にこれによって新たな需要も生まれており、関連する企業等を探る流れなども出やすいと考えられる。楽観視は出来ない状況ではあるものの、資金流出といった形ではあるが、ロングポジションは抑えられていることもあり、中長期的な観点からの物色も次第に積み上がってくるだろう。 ■荏原、20/12期上方修正 営業利益306億円←270億円 荏原<6361>は2020年12月期業績予想の修正を発表。営業利益は従来計画の270億円から、前期比13.3%減の306億円と、減益幅が縮小する見込みに上方修正している。長期ビジョン(E-Vision2030)の戦略の1つである「高度なESG経営の実践」に基づき、公益財団法人 荏原 畠山記念文化財団の社会貢献活動を支援する目的で、当該財団が所有する畠山記念館の増改築工事に必要な資金を寄付することを、2020年2月7日付で決定している。この計上について、一括としていたが、会計年度ごとに計上することとし、20年12月期は4億円の計上となる。 ■前場の注目材料 ・ナスダック総合指数は上昇(8980.77、+15.16) ・1ドル110円40-50銭 ・SOX指数は上昇(1749.95、+3.84) ・VIX指数は低下(27.56、-0.29) ・米長期金利は低下 ・新型肺炎で追加金融緩和期待 ・日銀のETF購入 ・株安局面での自社株買い ・来期の業績回復期待 ・日産自<7201>サプライヤー会合、日産・ホンダも中止、感染リスク考慮 ・インフォコム<4348>東京五輪で休暇取得奨励、制度導入 ・TPR<6463>印でシリンダーライナー生産増強、ライン新設 ・ソフトバンク<9434>利用少ない月は値引き、メリハリプラン来月開始 ・パナソニック<6752>テスラと協業解消、太陽電池採用少なく ・住友化学<4005>21年度に半導体材売上高1.5倍、EUVレジスト量産 ・三菱ケミHD<4188>スイス社買収、エンプラ製販から回収・再利用まで一貫モデル構築 ☆前場のイベントスケジュール <国内> ・10:30 片岡日銀審議委員あいさつ <海外> ・特になし 《SF》
関連銘柄 9件
4005 東証プライム
330.8
5/9 10:14
+1.1(%)
時価総額 547,758百万円
大手総合化学会社。エッセンシャルケミカルズやエネルギー、機能材料、情報電子化学、健康、農業、医薬品の分野で事業展開する。今期3Q累計はエッセンシャルケミカルズや機能材料、情報電子化学等が伸び悩んだ。 記:2024/04/12
4188 東証プライム
902
5/9 10:14
+5.1(%)
時価総額 1,358,672百万円
国内最大の総合化学メーカー。アクリル樹脂原料や炭素繊維、光学用フィルムに強み。24.3期3Q累計は石化製品の需要が振るわず。だが産業ガスや医薬品が好調。減損損失減少も利益に効く。通期最終増益・増配を計画。 記:2024/02/14
4348 東証プライム
2,951
5/9 10:11
+18(%)
時価総額 169,978百万円
国内最大級の電子コミック配信サービス「めちゃコミック」を運営。介護領域向けITソリューション等も。電子コミック配信サービスは従量課金コースの利用が伸びる。特別損失は減少。24.3期3Qは大幅最終増益。 記:2024/02/26
6361 東証プライム
13,630
5/9 10:14
+135(%)
時価総額 1,254,805百万円
ポンプメーカー最大手。風水力機械や浄水・排水等の環境装置を製造。半導体研磨装置やガス化溶融炉でも有力。CMP装置は世界2位。ごみ処理施設・エネルギープラントの受注500件を達成し、23.12期は増収増益。 記:2024/03/30
6463 東証プライム
2,306
5/9 9:58
+24(%)
時価総額 80,941百万円
独立系の自動車部品メーカー。ピストンリングやシリンダライナなどのエンジン部品に強み。EV関連部品の開発を強化中。24.3期3Q累計は客先の増産が追い風。値上げ進展や円安も利益に効く。総還元性向は3割目安。 記:2024/04/08
1,386
5/9 10:14
+17(%)
時価総額 3,401,323百万円
総合家電大手。家電、住設設備、FA機器、電池も。くらし事業では北米コールドチェーン、国内電材が増収。北米車載電池の増販、米国IRA補助金の計上等でエナジー部門は収益伸長。24.3期3Qは大幅増益。 記:2024/04/07
7201 東証プライム
566.7
5/9 10:09
-4.5(%)
時価総額 2,391,879百万円
自動車大手。仏ルノー、三菱自と3社連合を形成。EV展開で先行。24.3期3Q累計は中国の競争激化。だが半導体不足解消を受けて中国以外で販売を伸ばす。値上げ効果も出て増収増益に。ホンダとEV分野で提携検討。 記:2024/04/12
8035 東証プライム
36,090
5/9 10:09
-190(%)
時価総額 17,021,235百万円
世界的半導体製造装置メーカー。半導体の成膜や洗浄の前工程からテストまでの製造装置を展開。リソグラフィーでトップシェア。24.3期3Q累計はウェーハボンディング/デボンディング装置の量産受注が拡大。 記:2024/02/24
9434 東証プライム
1,881.5
5/9 10:09
+6.5(%)
時価総額 9,007,013百万円
大手キャリア。個人向けのモバイル通信やブロードバンド、法人向け通信ソリューション、プロダクト等の販売、ファイナンスを行う。今期3Q累計は増収も、ペイペイの子会社化に伴う差益の剥落等が利益に影響した。 記:2024/03/04