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前場に注目すべき3つのポイント~中小型株シフトが強まる

2019/12/20 8:47 FISCO
*08:47JST 前場に注目すべき3つのポイント~中小型株シフトが強まる 20日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ■株式見通し:中小型株シフトが強まる ■前場の注目材料:アクリート、19/12期下方修正 営業利益2.4億円←2.7億円 ■エア・ウォーター、LPガスでベトナム進出、5年後シェアトップ狙う ■中小型株シフトが強まる 20日の日本株市場は、こう着感の強い相場展開が続きそうである。19日の米国市場ではNYダウが137ドル高だった。週間新規失業保険申請件数が前週から大きく減少したことや、マイクロン・テクノロジーの決算評価の流れなどが材料視されている。しかし、シカゴ日経225先物清算値は大阪比45円安の23785円と反応はみられず、円相場は1ドル109円30銭台とやや円高に振れて推移していることもあり、方向感を掴みづらくさせそうだ。 米国市場の上昇は安心感につながるが、市場参加者は限られており、昨日の225先物の日中出来高は25000枚程度まで減少している。インデックスに絡んだ商いは限られており、年末を控えたポジション調整の動きにとどまりそうである。日経平均の24000円突破を意識した材料はなく、一方で下を売り込む流れもなさそうである。また、米国ではマイクロン・テクノロジーの上昇がハイテク株の支援材料にはなっているが、個別では高安まちまちであるため、指数インパクトの大きい値がさハイテク株への波及も限られそうである。 薄商いの中をファーストリテ<9983>やソフトバンクG<9984>などのリバランス中心の商いに振らされる格好であろう。そのため、物色は個人主体のIPO銘柄を中心とした中小型株によりシフトしやすいところである。また、来週はクリスマスの祝日を迎えることもあり、より参加者が限られてくるため、中小型株シフトが強まる。もっとも、年末高を意識した流れや来年を意識した中長期スタンスでの物色もそれ程出ていないとみられ、しばらくはIPO銘柄での循環物色といったところであろう。 なお、日経平均は高値圏でのもち合いが続いており、先週末の大きくマドを空けて上昇した反動といった面もあるため、買い戻しというよりは、利益確定売りといった需給が上回っているようである。テクニカル面ではマドを空けての上昇以降のもち合いから、アイランドリバーサル形状を形成。突発的なネガティブ材料からのギャップダウンによって、アイランドリバーサル形状が完成する可能性はゼロではないが、米中関係の一時休戦的な合意もあり、トレンド悪化への可能性は低いだろう。一方で、マド上限である23775円処を割り込まずに底堅い展開が続くようだと、参加者が戻るクリスマス明け以降の強いトレンド形成が期待されてくるとみておきたい。 ■アクリート、19/12期下方修正 営業利益2.4億円←2.7億円 アクリート<4395>は2019年12月期業績予想の修正を発表。売上高は従来の16億円から14億円、営業利益は2.7億円から2.4億円に下方修正した。国内企業向けは順調だが、海外企業向けは、若干の未達となっている。また、一部携帯電話事業者の値上げによる売上原価の増加が影響した。 ■前場の注目材料 ・日銀のETF購入 ・株安局面での自社株買い ・NYダウは上昇(28376.96、+137.68) ・ナスダック総合指数は上昇(8887.22、+59.48) ・1ドル109円30-40銭 ・SOX指数は上昇(1834.97、+14.68) ・VIX指数は低下(12.50、-0.08) ・米原油先物は上昇(61.18、+0.33) ・米長期金利は低下 ・エア・ウォーター<4088>LPガスでベトナム進出、5年後シェアトップ狙う ・パナソニック<6752>マレーシア向けの整水器・浄水器でハラール認証取得 ・今仙電機<7266>広島に新拠点、電子ユニット研究開発 ・クラボウ<3106>ビジョンセンサーを50億円事業に、高速でケーブル認識 ・富士通<6702>ローカル5Gラボ開設、導入企業の課題解決 ・積水化<4204>次期中計で戦略投資倍増、売上高2兆円へM&A積極化 ・住友化<4005>プラ再生技術者結集、ケミカルリサイクル推進 ☆前場のイベントスケジュール <国内> ・08:30 11月全国消費者物価指数(生鮮品除く)(前年比予想:+0.5%、10月:+0.4%) <海外> ・特になし 《SF》
関連銘柄 10件
3106 東証プライム
5,350
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+20(%)
時価総額 101,650百万円
1888年創業の大手繊維メーカー。衣料素材等の繊維事業、自動車内装材や断熱材等の化成品事業が柱。環境メカトロニクス事業、食品・サービス事業等も展開。半導体製造関連、機能フィルムなどの業容拡大に注力。 記:2024/10/11
4005 東証プライム
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時価総額 619,137百万円
大手総合化学メーカー。1913年創業。合成樹脂、アルミナ製品、光学製品、農薬、医療用医薬品等を製造・販売。液浸ArF等で世界シェアトップクラス。アグロ&ライフソリューションなどを成長ドライバーに位置付け。 記:2024/10/07
4088 東証プライム
1,877.5
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時価総額 431,365百万円
大手産業ガスメーカー。産業ガスや機能材料の提供等を行うデジタル&インダストリー部門が柱。医療機器や消火設備の提供、冷凍食品や飲料の製造・販売等も。特殊ケミカル供給などエレクトロニクス関連事業の拡大に注力。 記:2024/08/29
4204 東証プライム
2,323
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+2.5(%)
時価総額 1,032,590百万円
新築住宅事業やリフォーム事業等の住宅部門、液晶用微粒子や半導体材料等の高機能プラスチックス部門が柱。塩化ビニル管、メディカル事業等も。リフォーム事業は断熱リフォームなど改装の拡販、営業人員の拡充図る。 記:2024/08/02
4395 東証グロース
763
11/22 15:30
+4(%)
時価総額 4,561百万円
SMS(ショートメール)配信サービスを展開。学校安心メール、防犯・防災危機管理緊急連絡システム「自治体安心メール」等も手掛ける。国内SMS配信通数は順調。SMS配信サービスの営業体制強化などに注力。 記:2024/10/24
6702 東証プライム
2,757
11/22 15:30
+16(%)
時価総額 5,710,045百万円
国内最大のITサービス企業。1935年設立。通信インフラやストレージ、サーバー、電子デバイスを展開。官公庁、金融向けに強み。成長領域のサービスソリューションに注力。欧州の構造改革は25年度に完了予定。 記:2024/10/20
1,551
11/22 15:30
+31(%)
時価総額 3,806,846百万円
電機大手のパナソニックを中核とする持株会社。1918年創業。家電や住宅設備、AV機器、デジカメ、電子部品、産業電池・車載用電池等を手掛ける。配当性向30%目安。車載電池、空質空調等を投資領域に位置付け。 記:2024/09/02
7266 東証スタンダード
501
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-2(%)
時価総額 11,761百万円
自動車部品メーカー。自動車用シートアジャスタで国内シェアトップクラス。TSテックの持分法適用関連会社。ホンダ向けが主力。無動力歩行アシスト機器等の製造・販売も。シート・電装事業はインドで生産能力拡充図る。 記:2024/06/13
9983 東証プライム
49,020
11/22 15:30
+550(%)
時価総額 15,599,193百万円
世界的なアパレル会社。「ユニクロ」を主力に、「ジーユー」、「セオリー」等のブランドを世界中で展開。海外ユニクロ事業が成長の柱。グローバル化の加速、ジーユー事業などグループブランドの拡大などに注力。 記:2024/10/25
9984 東証プライム
8,586
11/22 15:30
+36(%)
時価総額 12,621,377百万円
携帯キャリアのソフトバンク、LINEヤフー、ビジョン・ファンド、半導体設計の英ARMなどを傘下に収める持株会社。ソフトバンク事業はメディア・EC事業などが順調。中計では26.3期純利益5350億円目指す。 記:2024/06/17